閑話小題 〜火あぶりの処刑


   * 火あぶりの処刑
 イスラム国のヨルダン人パイロット兵の処刑の映像には驚いた。
ブログに掲載するかどうか迷ったが・・ 少し考えてみれば、ガンで死ぬ時は、
少しカタチが変わるだけ?いや、違うか? これ、殺伐とした時代の象徴である。
彼らはイスラム原理主義の名を借りた殺戮集団。世相が20世紀前半の第一次、
第二次世界大戦辺りの、ニヒリズム的様相になってきた。 ウネリの元は、
情報端末とネットの普及による情報革命。それはグローバル化と、一強多弱を
推し進め、弱者に格差と差別が曝け出され妬めと怒りが充満していく。
島国日本にとって、テロの不安は少ないが、今後は、そうはいかなくなる。
 初めてイスラム圏に入ったのがエジプト。深夜に入国し、数時間後に飛行機で
ルクソールに向かったが、早朝、街から聞こえてきた、アッラーの祈りの音声。
丁度、ラマダン(断食)の最終日で、ホテルの従業員が殺気だっていた。
 現地の日本人ガイドに、飛行場からホテルに向かうバスの注意。
『ここは、イスラム教の国。私たちは欧米文化の国。まず全ての常識を
横に置いて下さい。違うのです、全く違うことを忘れないで下さい!』と・・
「これだから、秘境・異郷は面白い!」と、思うようになるに、何度かの
経験を要した。世界は、それぞれ違うのである、全てが! 旅行は、日常生活
との差異を求めて外に出て、日常を外の目で見て、考える機会でもある。
原理主義者としても、誘拐、殺戮を容認する思想が現に存在している。そして、
それを脅しとして公開する。彼らにとって、テロも戦争の一つでしかない。
欧米が勝手につくったアラブの、いや世界の国家を否定し、イスラム原理
主義国家という共同幻想を優先し、地域を州と見なすとは、考えたもの。
共同幻想イスラム原理主義に感化され、『そこでテロで、戦闘に参加せよ!』
と煽られれば、誰にもチャンスがある。まさか、半年前まで、こんな現象が
出るとは誰も思ってもみなかった。 恐ろしい時代である。
 良い時代を、数限りない良い思いで過ごせたと、感謝する日々である! 
東京オリンピックに大きな不安要素が加わった!幻に終わらなければよいが。
・・・・・・
4711,閑話小題 ー最近、記憶術を少しずつ身につけている
2014年02月06日(木)
   * 夢に気づいた私は
 一昨夜になるが、夢の中で、これは夢?と気づいた。数年に一度はあるが、
何時も直ぐ夢から醒めてしまうが今回は違った。その物語こうだ。新潟駅前の
何処かの店に入って何か頼むが、忙しいのか取り合ってくれない。何か変だと、
店外に出ると、そこは目的先ではなく別の店。仕方がないと、他の店に入るが、
そこには誰もいない。そこで駅に向かうが、ポケットに長岡の帰りの切符がない。
もしかしたら車で来たのかと引き返し見渡すが自動車がない。また再び駅前の
広場に戻りながら、これは夢では?と気づくが現実感が強い。そこで、駅前の
広場を改めて見るが、嫌にリアルの光景。よく見ると、最近できた再開発ビルが、
見あたらない。これは、20〜30年前の駅前の光景! そう改めて見直すと、
鮮明な光景が急に曖昧になる。よくあるケース。せっかく夢なら、駅内の
店で美味しいものを食べてやれと階段を上がりかけたところで、目が醒めた。
  * 最近、記憶術を少しずつ身につけている
 このところ遊び気分で、長年、苦手にしていた記憶法を試している。
図書館から何回も『一年で全米記憶力チャンピオンに』を借りてきて、読み返し
ながら記憶訓練をしているが、これが段々、面白くなっている。基本は位置法で、
まず10ヶ所の家の中や、街中のイメージを焼き付け、そこに記憶すべきものを
置いていく。もう一つが、数字を4桁に区切り、身近なモノの値段にしてしまう。
9桁や13桁の最後の端数は、一円を+として、それに付け加える。
7桁の場合は、マイナス一円。39885269なら、3980円+8円の、
いま着ているジャケットに。ズボンが5260円+9円にする。問題は、
値札にその値段をすり込んでイメージする。意味付けをしていることになる。
もう一つは、よく通販のコマーシャルで数字をメロデーですること。
「三九八八♯の、五二六九♭〜〜」これを何度か繰り返すと良い。
遊びとしては手軽で面白い!次に思いついた7893の4251、確か憶えた
と思ったが・・ で、二回目に間違いなく憶えてしまった。
で、上記の二つは当然、脳に焼きついてしまった。
・・・・・・
4344, 感動すると疲れない
2013年02月06日(水)
「感動すると疲れない」何気なくネットで見つけた写真にあった言葉。
疲れないというより、疲れがとれる、という方が本当だろう? 事業の立ち
上げと清算を幾つか経験してきたが、創業を達成した感動は疲れの全てを
取りのぞいてくれた。希望を目的に即し目標をたて、具体的計画にし実行する。
自分の持っている全てを叩きつけたからこそ得ることが出来る心の奥の達成感。
成功すればこそだが何事にも変えがたい感動がある。それは創業だけでない。
今回の清算?も、淡々と終えることが出来たこともあり、厳しいが感動もの。
準備15年、創業以来30年の会社を潰すのも、事業の一環。愛した会社の
最期の看取りも、雲の上から見ている自分がいた。謹慎期間二年が近づいたが、
一連の疲れが取れたかというと、実感として半分。まだ45年分の疲れが
残っているようだ。ただ緊張感の蓄積からくる軽い神経失調症的な症状は、
ほぼ無くなった。これをとるには感動体験を更に積み上げること。
秘境旅行で大きな感動に出会うと、旅路の疲れが逆に、心地よいものに転換する。 
事業も同じ。立ち上げが上首尾に終わりホッとした時に起こる心の奥の感動で、
既に元を取っている。そのため事業清算をしても、後悔の念は全く生じようが
なかった。それは経験してみないと分からないこと。その辺の人が想像する
挫折感とは違う創業者の強みがある。感動と、その蓄積は、魂の財産になる。 
私の人生で、「感動」の場面には恵まれていた。感動は、求めれば与えられる。
絶望も感動も、多く味わった者が豊かな収穫を得ることが出来る。
 ーところで、感激と感動の違いを検索してみると、
【「感動」は、心が物事を受けとめて深く動かされること。多数の人が一度に
 感じるときに、「感動の名演技」のようにも使う。「感激」は、物事に触れて
激しく心が動かされ、なんらかの形で外に表われ出るような場合に多くいう。
かなり感情的で個人的な場面が多い。】とあった。私は、心が動かされることを
感激、魂が動かされることを感動と解釈していた。「感謝、感激、感動」 
体験には、人生の大きな秘儀がある。 同じ人生なら、可能な限り、これを
味わなければ生きている意味(価値)がない。味わった価値は、あの世に持って
いける唯一のもの。それも三日も経てば、全て同じこと。生きているうち感動を
積み味わうことしかない。手っ取り早いのが「シネマ」。そしてTVの映画などだが、
実際の経験には当然、劣る。が、それでも・・
・・・・・・
3969, 首都圏崩壊の可能性、7割 ー3
2012年02月06日(月)
    * 情報(言葉)の恐ろしさ
「7割の確率で首都圏直下型地震が4年以内に起こる」とうニュースが衝撃的
だったが、土曜日の朝、BS朝日で例の東大地震研究所の教授が、その首都直下
地震について話をしていた。「首都直下に7割起こるとはいっていない。
 南関東全域で7割の確率で、震源が首都直下の場合、死者1万1千人、
建物消失が85万棟になると算出したのであって、マスコミがそれを編集する
上で、南関東と都心直下の言葉が入れ替わった情報が一人歩きをした」。 
それも研究員個人の見解で、東大地震研究所が発表したのではない、という。 
記事の内容をよく読めば決して嘘ではない。見出しが誤解を生む内容で、
記事の内容も「都心が震源の場合」と書いてある。 情報とは、こんなもの。 
言葉の組み合わせで、受け止め方で、意味合いが違ってくる典型的事例である。
 見出しをそのまま、信じてしまう甘さに自分でも呆れている。 
マグネチュード7の地震は、3・11直後、何度も起こっている。それが南関東
起こって当然で、実際その地域で小さな地震が多く続いていることから、4年で
7割の可能性が出てきたようだ。東北の沖合で500年に一度の大地震が起こった
ため、周辺で大地震が起こる可能性が10倍になっていることからして、数年間は
特に厳重な注意が必要。 ニュースで早速、スーパーなどで、避難・災害用
グッズ売り場を二倍にしたと報じていた。多くの家庭で準備が始まったようだ。
世界的金融不安の上に、足元の地震の心配。ますます殺伐としてきた。
 とはいえ、首都圏崩壊の可能性?の備えは、充分にしておくべきである。 
・・・・・・
3604, 旅ばなし 小題 
2011年02月06日(日)
   * カナダ・ロッキー山脈の感動
 カナダのロッキーの懐に初めて入った時の感動で世界観が一変した。 
これが地球上に存在しているのか?と。バスの中で眠り込んでフッと
眼を覚ましたときに、「これは夢で現実とは違う」と思ってしまったほど。 
しかし現実と気づいてからは、見る一景色ごとに息を飲んでしまった。
「ロッキーの、この景色を見た前と後の間に一本の線がひかれたようだ!」
という言葉が、次々と展開していく景色を見るたびに浮かんできた。
タイミングとして初めて広大な大自然を見たのが良かった。グランド
キャニオンやスイスアルプスを先に見れば、同じように感じただろう。 
私にとってロッキーが秘境・異郷にのめり込むキッカケになった。
大自然の壮大なパノラマに対する感動が、自分の心に深い何かを与えられた
初めての経験であった。  
  * 秘境ほどトラブルが大きくなる
 あまり人が行かない秘境ほど、問題が次から次へと生じてくる。それも
慣れてくると、こういうものと腹が据わってくる。それを逆に楽しむのが通
というもの。トラブルと思わなければ、それはトラブルではない。人生も同じ、
受け止め方の問題になる。波乱万丈の人生とは、トラブルが多くて浮き沈みが
激しい人生をいう。しかし一つ間違えば破滅を何とか乗り切ってきたに過ぎない。
トラブルを旅行でこなしながら、秘境の自然から何かを頂くのが、その妙味。
良い旅行には、必ず同行者に恵まれる。(例外もあるが?)そして、遠く
離れた大自然の神秘の懐の中で、感動の響きを頂く。神とは宇宙の織り成して
いる力の総称というが、ロッキーを見ていると次々に現れてくるパノラマが
神の姿に思えてくる。
  * 323,ある時間の断片-1  2002年02月06日(水)
 モロッコマラケシュで、夜半ホテルより馬車に乗り中心街の
「ジャマ・エル・フナ広場」に行った時の話。4人のりの馬車に一緒に
のったのが、同じグループの母娘であった。母親は少し初老性のボケ?が入って
いたか、もしくは「元お姫様」ではという感じの品のよい人で、一人興奮してか
話しまくっていた。その話しが面白い!といって今回の観光のピークの場面。
その街の景色が素晴らしさと、どっちに気持ちを集中してよいのか迷っていた。
世界的に知られている「マラケシュの街並み」も素晴らしいが、その人の話しも
面白いのだ!私はマラケシュの街並みの方をとる。それは座る場所で決まる。
家内はその話の聞き役をとった為、街並みは殆ど見れなかったという。
 その内容とは
ー自分の亭主は日航の機長であった。以前羽田で精神症で大事故をおこした?
機長と同期。実を言うと自分の亭主が高所恐怖症。誰も知らない秘密を私だけが
しっていた。「屋根の修理で震えていた」のを見てしまった。本人に聞いたら
「実をいうとそうだ!」と答えた。こういう話がそのベストタイムに続くのだ、
よりにもよってその時間に!そのTPOSで聞くから、その話が更に面白い!
家内は笑いっぱなし!それに劣らず、その夜景が素晴らしい。
まさしく小説の世界、いや映画の世界といってよかった。同行の娘が傍でハラ
ハラしているのが手に取るようにわかる。母の世話に全神経を帰国するまで
使っていた。  ネタはツキマセン! このての話しなら!
・・・・・・・・
3239, 閑話小題
 2010年02月06日(土)
 * 朝青龍の引退
 朝青龍が引退をした。限界を遥かに超えた所業の数々、同情は少ない。
「一人横綱を4年続けたプレッシャーは想像を遥かに超える。それを一年経験
しただけでも押しつぶされそうだった」と、元横綱の曙が新聞で述べていた。 
解らないでもないが、それでも次から次へと問題を起こしてきた。優勝パレード
モンゴル国旗をかざすのを何回か見たが、「あれは変だ」とマスコミは口を
噤んでいたのは肯けなかった。私が見てきた歴代の横綱の中では、ずば抜けて
一番強い力士。あの全身から出ている気合も、これまで見てきた力士には無い。 
来場所から、彼の姿を見ることが出来ないが、もし残留しても同じような問題
を起こし続けるはず。引退をしてしまえば、ただの??な大男でしかない。
その段差に、数年は自分でも如何したらよいか悩むだろう。
  * ツイッター、その後
 ツイッターを初めて、一月以上になる。ブログが社会に与えた影響は計り
しれないが、それ以上に、この社会に与えるインパクトは大きくなる。要は
モバイル用ブログだが、知れば知るほど奥行きの深さには驚かされる。
 (字数の関係でカット 2012年02月06日)
 ・・・・・・・・・
2864, 「要約力」を要約する
2009年02月06日(金)
  「要約力」         ー読書日記
 あらためて「要約力」という視点でみると、この随想日記は要約日記と
言い換えることも出来る。毎日の学びや読書や思いなどの痕跡を文章で「要約」
して遺すことである。8年間、欠かさず書き続けたために「要約力」がついた
ことは間違いない。この「要約」の力を一般の人は持っていないようだ。 
決断の場面が少ないのだろう。決断をする時に、何度も、対象を要約して冷静に
見つめる作業の繰り返しが必要だからだ。ここで「情報の要点をつかんで手短に
集約し、かつ全体像をしっかり理解すること」「要約」という作業を
「正しく効率的にできる能力」と「要約力」と定義した上で、「要約力とは
情報を論理的に把握する能力であり、自分の考えや意見を論理的に構成し、
表現する能力」としている。−要約には1.ストックと2.フローと分け、
 1.は情報の圧縮。 2.が目的に応じて整理・統合され強化されたものと
  分類し、要約カプセルと名づけている。−要約力強化には要約メモの習慣を
  勧めている。「要約」のポイントとして 要約すべきところを箇条書にして
  (50字以下.箇条書 10項目以下)前後の因果関係・相互関係から全体の
  文脈が見えるようにするのが良いようだ。更に印象的部分を抜粋すると
 ・要点という「点」を、論理という「線」でつないで全体像を理解すること
 ・記録力には感想力と要約力があるが、どちらもバランスのとれた人間形成の為
  に必要な感想力は、自分の思いや情緒を表現する「個性を感情面で育てる力」。
 ・真の意味で要約力の高い人とは、必要なものを瞬時に抜き出し、
  統合することができる
 ・要約情報とは、連想や関連づけなど同時並行的な思考から生み出される情報
  のエッセンスとし
 ・要約思考を呼び起こすきっかけワードとは「なぜだろう?」「そういえば…」
  「とどのつまりは…」「でも、本当にそうなの?」「なるほど」
 ・ビジネスでは「起承転結」が「起結承転」になる
 ・共感意識は、要約に欠かせない「もう1つの視点」をつくる
 ・自分自身の感情にネーミングしてみる。 5分位の要点読みをして
  概略を把握、仮説要約をした上で、各論に入るのが速読法にあるが、これは
  訓練と習慣で身につけることが出来る。要約は「20対80の法則」ということ。
・・・・・・・・・
2008年02月06日(水)
 2499, 無くてはならぬもの −7
  − 一度だけの人生  ―どこに根を張るか−  〜2
 P−197  私たちは子供に向かって、「大きくなったら何になるか」と聞くが、
  それはよくない。「何をするか」ということを問題にすべきである。
  自分の職業を選ぶかということは、つまり自分の人生で何をするかを選ぶこと。
  自分は何をするかを選んでから、どういう学問をするかを選ぶべきである。 
  一流大学でなければいいところに就職できない、など寒々しい気持ちで進学
  をしてほしくない。自分が何かをしたいと決めて、そして、あの先生を決め、
  そして大学を決めてほしい。あなたの人生で何をするかということは、
  世間や親が決めてくれることではない。どこまでも貴方が決めることである。
 解)ここで著者は、意志、志をまず持ってから学問を目指すべきと言っている。
  学問は、その意志ー目指すべき人生を学ぶことでもあるから一概に言えない!
 それでも、目指すべき人生は何か?を学びたいという意志も、学問の効果になる。
 P−206
  *人生に意味をもて 
 生きることに希望を持ってない現代人は、また人生に意味を感じられなく
なっているように思われる。意味がないから、生きることがたいくつなんだ。
これほど忙しさを売物にしながら、これほど人間が生きることに退屈している
時代はなかった。人間が人間であるゆえんは意味のない生活には耐えることが
できないことにあるのではないか。耐えることができなくなると、それから
逃げ出したいという欲求にかりたてられるのである。・・・私もまたしばしば
現実のさまざまな苦しみにうちひしがれることがある。しかし、私はもはや
人生に絶望しないであろう。「生きよ」と私をうながしてやまない声があるのだ。
祈りを通して、答えてくれる声である。祈るとき私はイエス・キリストの前に立つ。
祈るときキリストは私の前に立ちたまう。私は独りではない。人生に意味を失って
いる友のうち、キリストが私に与えてくれるひとりの友のそばによって、
「生きよ」という力強い声を伝いたいのである。解)「生きよ」という言葉! 
それは知識を持ってしまった人間に対し、神を信じろという言葉に等しい。
その人によるのだろうが、やはり神しかないのだろうか?
40年近く前の文章だが、現在の社会に対する警告が深く含まれている。