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5244,他諺の空似 ~ことわざ人類学 ~②
2015年07月24日(金)
             『他諺の空似 ~ことわざ人類学』米原万理著
   * 寄らば大樹の陰 
 下ネタや、以下のようなグローバルのネタは、悲しいかな、地方では書籍
でしか知る機会がない。ロシア、それも極東は、アメリカ開拓時に酷似して
いるのだろう。 何事も現場に行くと、思いとは違った世界が見えてくるもの。
≪ 六年ほど前、大学の先輩で長年某老舗商社の名物社員だったMさんの送別会
がもたれたことがある。「何を今更、商社員に海外出張や海外赴任は日常茶飯で
しょうが。どうせ飲み会の口実でしょう」 声をかけてくれた幹事のS君に言い
かけて、口をつぐんだ。手渡された案内状の文面から「ヴラジヴォストーク市」
という文字が飛び込んできたからだ。
「まさか……冗談でしょう。モスクワ支店長もつとめたことがあるMさんを」
体のいい肩たたきだと思うんだ。まあ、オレもそろそろかなあ」S君は力無く
微笑んだ。送別会でも、友人たちの誰もがMさんに同情した。
「あいつも今まで気味悪いほど順調だったのに、ついに運に見放されたか」
豪放轟落な快男児として慕われてきたMさんも、この時ばかりはびびっていた。
 ・・「でもね、ほらオレ再婚だから、子供はまだ小さいし、家のローンは
いっぱい残ってるし・・」 声を詰まらせてグイッと杯をあおった。
Mさんは死地に赴く、その場にいた誰もがその時そう思った。
 帝政時代に太平洋に開かれた不凍港として建設されたヴラジヴォストーク市は、
ソ連時代は太平洋艦隊の基地となり、外国人の出入りを禁止したいわゆる閉鎖
都市だった。ゴルバチョフペレストロイカが始まってしばらくして閉鎖を
解かれた時は、画期的な出来事として騒がれたものだ。
 ところが、たちまちソ連中のマフィヤが集結し、ソ連邦崩壊以降は、激動の
かの地でももっとも物騒な街となった。日本や東南アジア諸国から持ち込まれる
中古車をはじめとする大量の物品が、原価の数百倍、いや数千、数万倍の価格で
取引されるのだから、当然。利益の匂いを敏感に嗅ぎ付けて群がってきた。
経済が破綻し、貧富の差が急激に開いたことによって社会不安が広がる中、
ただでさえ犯罪率がものすごい勢いで上昇するところへ、マフィヤ同士の縄張り
争いが日常化するのだから、たまったものではない。そこへ明らかに金を持つ
無防備な日本人が乗り込んでいくのだ。狼の群れに飛び込む兎、狐の群れに投げ
入れられる鶏、猫の群れに放たれる鼠、蝿たたきの下に飛び込む蝿。標的に
ならない方が不思議である。ホテルや住宅地は、マフィアの合戦の対象になって
いるから、いつ流れ弾に遭うかもしれない。彼を送り出す商社が防弾チョッキを
配給したと聞いた時には、私も膝が震えた。
 そのMさんから赴任後半年ほどして電話がかかってきた。声が拍子抜けする
ほど陽気である。「いやあ、米原さん、寄らば大樹の陰ですよ」何だか心配して
あげて損したなあと思ったほど嬉々としている。そんな私の胸中など察するはず
もなくMさんは得意げに話を続ける。「てゆうか、灯台もと暗しってのかなあ。
クックックックッ。要するにだねえ、この街最大最強のマフィヤが直接経営する
マンションに入居したんですよ。これ以上安全なところはないんだな。
警察なんかよりはるかに頼りになるんだよ、これが」 ・・・≫
▼ ここで、戦後日本が選択した生き方が、まさにこれであったと指摘する。
 世界最強の暴力団アメリカの傘下に入ることで、自国の安全を確保する
道を歩みざるを得なかったが、これが幸いした。利権を守るため、警察官と
称して殺戮を続けてきたが、アメリカの最大の邸宅内の飼犬として被害は最小?
救いは、そのことを大部分の国民に自覚が無いこと。ポチよ、沖縄は・・
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4879,閑話小題 ー最近、またカラスが・・
2014年07月24日(木)
   * 最近、またカラスが・・
 このところ、若いカラス数羽が自宅の庭周辺のテリトリー争いで、威嚇の鳴声
が鳴響いている。一年ほど前に以下の文章を書いていたが、現在も、その延長戦
が続いている。ポタリングを毎日2時間していて見かける動物は、ほとんどが鳥。
その中でカラスが目立って多い。その上、庭に雀の群れ、小さな地鳥、渡り鳥が
次々とやってくる。 ー去年に書いた内容といえばー
≪ 4440, 閑話小題 ーカラスの糞かけ <2013年05月13日(月)>
 数年前になるが、自宅近くを自転車で走っていると、カラスが低空できて、
二m先に糞を落としていった。「これは果たして私を狙ったか、偶然か? 毎朝
近くを通る度に考えていた。ところが一昨日の朝日新聞のコラムで、四コマ漫画
「ののチャン」が、専門家に質問する形式で、「カラスの糞かけは、意図したか
どうか」を取り扱っていた。よくあるので、取り上げたのだろう。 
答え手は「あくまで偶然で、カラスにとって何ら利益にならない」と、ゲーム説、
カラカイ説には否定的。専門家とはいえ、私のように30年以上、毎朝、散歩や
ミニサイクリングでカラス観察をしていた訳でない。で、私はゲーム説。(中略)
 ・・そういえば、散歩中の小型犬を、カラスが至近距離で威嚇し遊んでいる
のを見たことがある。犬の飼主も、そのやり取りを面白がって見ていたが、
明らかにカラスが小犬をバカにし遊んでいた。 
 ところで昨日の午後、帰宅をすると、隣の空地で4羽のカラスが入り乱れての
空中戦。よく見かけることだが昨日は違っていた。二組の激しい乱闘。初めは
車内で見ていたが、決着がつかないので、一度、車庫に車を入れて門の陰から
みたが、その間7~8分。 鳴声を聞きつけた他のカラス数羽が駆けつけ、騒然と
した乱闘は、見もの。上下に体勢を入替わり互いの身体をワシヅカミの突つきあい。
4羽が無事に飛びたったのが不思議なほど。 最近、来ているのが、その一羽? ≫
▼ 今回は、他の小さな渡り鳥や、モズも入乱れて、カラスと牽制しあっていたが、
 どうも、我家のインコが野鳥の興味を惹くようだ。で、「カラス除けグッズ」を
ネット?と思ったが、他の野鳥も来なくなる上、無粋。 そういえば近所の土手も、
信濃川河川敷も、野鳥の絶対数が年々減っているのが気がかり。至近距離の田畑
20反も住宅地に変わってしまったがこれも小さな緑地の我家の庭のテリトリー
争いの激化の理由?仕事から離れ、自然と向合う機会が多くなると、今まで見て
見えなかった自然に触れあうことが多くなる。地方の良さは、軽井沢、那須など
に行かなくとも触れ合える! ますます御隠居生活に慣れてきている。

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3772, 閑話小題
2011年07月24日(日)
  * タレントは日本特有の職業人
 NHKのBS番組「クール・ジャパン」で、各国の外国人が日本のテレビ番組に特殊性を語っていた。
日本のTV番組は、それぞれの国からみると過剰なぐらいサービスが徹底していて、特にバラエティー番組に、
その傾向が見られるという。そこにはタレントと称する職業があり、何でもこなすマルチ的才能の職業がある。
  ーそこで、タレントをウェブ辞書で調べてみるとー
【 俳優や歌手以外で、その才能・個性をセールスポイントにTVやラジオに出演して活躍する人を一般に
「タレント」といいます。バラエティーやクイズ番組に出演している司会者、リポーター、コメディアン
 などをさすことが多い。プロダクションに所属してチャンスをつかむほか、街を歩いていてスカウトされる
 ことなどもある。 いずれにしても、きっかけをつかむ運と、魅力あるキャラクターを持っているという、
 生まれついての素養が重要となります。 】とあった。
このような職業は外国では存在しておらず、日本固有のものという。また、日本のようなバラエティーも特殊
であり、そのテーマに教養を取り上げることなど外国では考えられないという。その意味では、日本は遥かに
外国を凌いでいるとか。もし、それぞれの専門家が、それ以外の番組に多く出演しただけで、仲間内で馬鹿に
される土壌がある。教養番組に出演する時は、背広を着て、厳しい雰囲気が常識。 ゴールデンタイムに、
教養的知識を面白おかしく番組が構成されるなど有得ないといか。お笑いなら徹底的にお笑いに徹するのが習い。 
タレントという存在、そう言われてみれば不思議である。タレント教授、お笑いタレント、元プロ野球タレント、
タレント代議士、マスコミ出身タレント、など不思議といえば不思議な存在である。
専門職で名をなした人が、そのキャラでバラエティーに出て、その場を盛り上げる一員である。そういえば、
公道で通行人がインタビューをされた時に、多くの人が、堂々と受け応えする。一億総タレント化の様相でも
ある。 しかも今度は携帯電話がパソコン化されてきた昨今、ミニブログなどのツイッターで、誰もが情報
を発信できるようになってきた。その中で、色々な方面の多種のタレントも出現始めてきた。面白いといえば
面白い時代、総白痴化と否定だけはしてはいられない。それにしても、TVの露出度が高い低いで、その人気度
がはかられる時代、変といえば変である。    バカタレ!
 ▼ NHK[クールジャパン」HPより
【「外国人に聞くと日本のテレビはおもしろい。でも母国とは違うことも多いという。どんな違いがある
のだろう?その一つがバラエティ番組が多いこと。またそこで活躍する「タレント」は日本独特の存在という。
その華やかな世界の裏側にはマルチになるための努力が隠されていた。もう一つの特徴は難しいことも分かり
やすくするためにとことん工夫を凝らしていること。外国人が番組制作の舞台裏に密着した。】
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3407, 人みな骨になるならば ー15
2010年07月24日(土)
 * 心理学が自虐 
(-P199) もしフロイトの「発見」のうち、後世によって葬られず引き継がれるべきものがあるとすれば、
それは人間が認識において都合の悪い現実よりも快い虚偽を愛し、しかもそのことに自分自身で気がついて
いないという、つまりわれわれは自らの「無意識」を信用できないのである。 われわれの無意識はわれわれ
に信じたいように信じさせる傾向があり、しかも、その操作をわれわれに気づかせない。ということは、
われわれが信じていることが、信じざるを得ないことか、単に信じたいことか、わわわれには判別できないので
ある。 いったんこの思想に感染してしまうと以後、人間は自分の判断を無邪気に信じ込むことが出来なくなる。 
それまで気づかれなかった自分の暗黒面を知り、受け入れ、引き受けることで初めて精神的な健全さが回復
されるとするフロイト以後の治療論仮説は十分実証されているわけではない。なぜなら、そうした「無意識」
の洞察なしでも治療効果が得られる心理療法薬物療法がいくつも知られてしまったからである。
とはいえ、われわれの「無意識」が、まるで別の生き物のように、意識的な感情や記憶や判断を本人の
知らないうちに歪ませるのを勘定にいれておくことは、いくばくか愚行を防止するのに有用なはずである。
目常生活において、おいしい儲け話に飛びつくことが危険であるのと同様に、世界や人生に関する認識に
おいても、自分たちに好都合すぎる筋書きには眉に唾しなければならない。
願望充足をたくらむわれわれの無意識が、そのように誘導しているのかもしれないからだ。
 フロイト以後、いやしくも十分知的な教養人は、何らかのムシのよさを備えた世界観や欺瞞の
 人生観を受け入れがたくなった。
・話がうますぎるような信念は自己欺隔であり、
・自民族や人類だけを特別視する思想は単なる願望思考の産物でしかない。
・輪廻転生は「死んでも命のあるように」という見苦しい未練の現れで、
極楽往生は現世の不如意を慰める童話である。
・文明をもった宇宙人の存在を信じたがるのは人類の孤独をごまかしたいためであろうし、
・超能力への期待も味気ない現実から目をそらし繍時の夢を見たいがためなのだ。
▼ 上記の中にも、多くの示唆がある。フロイトの「人間が認識において都合の悪い現実よりも快い虚偽を
 愛し、しかもそのことに自分自身で気がついていないという、つまりわれわれは自らの「無意識」を信用
できないのである。われわれの無意識はわれわれに信じたいように信じさせる傾向があり、しかも、その
操作をわれわれに気づかせない。ということは、われわれが信じていることが、信じざるを得ないことか、
単に信じたいことか、わわわれには判別できないのである。」とは、恐ろしい自己洞察にも思われる。
その視点からみれば、ムシのよさを備えた世界観や欺瞞として、輪廻転生や、極楽浄土、宇宙人の存在、
超能力等々を斬って捨てるところが虚無だからこそ可能である。
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3032,青年と成年の境目
 2009年07月24日(金)
 青年と成年の境目とは何だろうか、何度か考えたことがあった。
「就職をし、結婚をして家庭を持って落ち着き先を見出した時」とは思っていた。
 開高健は以下の文章は、そのあたりを明快に書いている。
  ーまずは、その部分より
【「青春」という言葉があります。私なりに定義をすると、「自分の気に入った、自分の適した職業を
 見つけるまで、どんどん職業を変えていける条件と心のある時期」を「青春」というんじゃないか。 
 職業を選んでしまうと、それはもう青春ではなくて「青」が「成」という字になる。職業を選んだとき
 からアダルトになるじゃないですか。  (佐治敬三氏との対談より)】
 成るほど、その通りである。そうすると、私は34歳までは青年だったということだ。考えてみると、
そうかもしれない。青春は、理想を求め彷徨い漂っている時期をいうのである。それでは、中学校を卒業
して就職し、一途に仕事をしてきた人には青年期は無かったというのか? その辺の判断は非常に難しいが、
如何だろうか? そのファジーな部分からみると、人生に希望を持って具体的に行動をしている人が青年期
というのだろう。 一生、足元を踏み固めずに、夢見るオノコがいるが、彼を万年青年とはいわない。
万年青年という言葉には、深い教養の上で理想を追い求める人をいう。人にとって、その職業の占める位置
は大きい。連れ添いと同じぐらいといって良い。力=仕事、愛=家庭、知=教養とすると、青年期は、
それぞれのカタチを模索し吸収している時期をいう。見っともなく、ボロボロで、大きく変化をしている時、
だから光輝いているのである。成年期は、その光を失った時というと、そうでもない。仕事や、家庭つくり
に全身をぶつけている違う輝きが出る時である。そうこう考えると、就職と、結婚が大きな境目といってよい。 
自立した時が成年にアップスケールした時である。 心は何時も青年だが、身体は老年になっていく。
諦念するしかないか! ところで、青年期も、成年期もない人がいる。ドッキ!
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2667, 結論で読む人生論 ー3
 2008年07月24日(木)
 今東光の毒舌が、この本に次から次へと出てくる。今度、図書館に行って今の本を借りてくるつもりだが、
これを読んでおけば充分?か。とにかく、面白い。何で面白いか? 悩みなど言っていられるのは可愛いい
だけ。自分を、くそ坊主と割り切れば、「所詮は悩みなど欲と嘘の織り成す妄想」と割り切って、好き放題
いえる。自分を、くそ坊主と自覚できるかどうかが分かれ目になるが。
  -ー
「眠れないんだったら、眠らなけりゃあいいじゃねえか」「別のブスを探しな、おめえの顔に合ったよ」
「手のつけられねえほど愚鈍であるよ、てめえという男は!」「てめえがみじめそのものなんだよ」
「生意気なこと言いやがって。親のスネ齧りのくせして、チンポだけ発達してやがる」
「バーカ。そんなこと、医者に聞けばいいじゃねえか。オレがわかるわけねえだろうが」
「ぶっ殺してやりたいよ」「何とぼけてんだよ、こん畜生は!? 何のために兄貴に生まれたんだ!?」
「けったくそ悪いガキだぜ、てめえも」「バカか、てめえは」「張り倒すぞ、この野郎!」
「人生で一番大事なものは、あくまでも正直であり、誠実であり愛情であるんだ」
「愛のないような人間は人間のクズでな」「ひとりの女を不幸にするよりは、てめえが不幸になる方がいい」。
 極めつけは、これ。
・「おめえは一人のいい女を見つけたら、それにひれ伏すような謙虚な気持ちになれ!そこから出発するんだ。
恋だの愛だの言う前に、まず己を空しゅうして、謙虚になってひれ伏す。愛する人の前にひれ伏すという
気持ちにならなければ、女を愛することもできないし、女にも愛されない」。 「自分(人間)はどうして
生きなければならないのだろうか?」という二十一歳の学生の質問。利いた風なことをいう者には東光は
容赦ない。「バカとちがうか、こん畜生は? 生きているのに“生きる義務”もねえもんだ。 いやなら
とっとと死にゃあいいだろう。 そんなこっていっぱし物を考えていると思ってるのはバカだよ。生きるのは
何も義務でもないし、運命でもない。オレたちは命のあるだけ生きるだけのことだ。努力によって生きてる
わけでもありゃあしねえ。それでどうせ死ぬんだとか、あとには何も残らねえとか、そんなくだらねえことを
若い身空で考えてよう。たしかに残らねえよ、おめえみたいなバカ者は! 
 その生きる義務とやらをさっさと放棄して死んじまえ! ──『極道辻説法』
おなじように、「人生ってちっとも面白いと感じたことがない」「つまらなかったらさっさと自殺して
いいんだと思う」十九歳の学生に。「自殺より、最初に人生についていうと、全部の人間に聞いてみな、
『おまえの人生、つまってるか?』って。 みんな「つまらねえよ」って言うよ。そのつまらない中で、
どうしたらつまるか、つまり、つまるものを見出していく発見だ、 この能力を養わなかったらどうにも
ならねえんだよ、人生は。どこへ行っててもつまるものを発見するという能力をまず養う。能力という
より、そういう努力をするということだ。(略)それでもつまらなかったら、さっさと死んじまえばいい。
 オレは別にとめやせん。生きてる意味を放棄したんだから、勝手に死にゃあいいさ。」 ──同書
最後に、「死んだらどこへ行くのか?」という十八歳の学生へ。 「そんなことわかるかい!」。
 ーーー
これを読んでいると、悩むのが馬鹿馬鹿しくなる。 そして、言葉は何時までも残るというのが解る。
本当に言葉は大切だ。 その中に感情と理性が入るからである。 最後は人間性ということだ。
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2007年07月24日(火)
2303, また地震!どうなっている?まったく! ー 7
 ー風評で観光地が壊滅状態ー
まだまだ、地震の話はつづく。2?3回のつもりだったが、いくらでもあるものである。
この地震原発の風評が、観光を直撃している。これから一ヶ月近くの稼ぎ時期の海水浴場と、温泉などの
観光旅館である。死活問題であろうが、他人事ではない。8月~10月は当方にとっても一年間の利益の殆どを
稼ぐ時期である。今年は政令都市になった勢いで、一割近くの売り上げアップを期待していたが、これでは
大幅でないとしても、マイナスも覚悟をしなくてはなるまい。この商売の宿命である。さっそく地元紙に
取上げられていたのが、寺泊港の名物の海と魚の「アメ横」通り。10軒以上の魚市場風の店が立ち並び、
1千台?以上の駐車場は、平日でも車で溢れる。休日は観光バスが大挙して押し寄せてくる。近くには
小洒落たレストランや、海洋深海水をつかった風呂が売りの入浴施設「きんぱち」などが立ち並んで、
若いカップルなどで賑っている。去年も知人の元部下が経営をしているレストランに行って食事をしてきたが、
なかなか主人には強気な雰囲気が漂っていた。ところが、その日を境に寺泊はゴーストタウン化。
駐車場には殆ど車が見当たらず、目も当てられない惨状という。
   (字数制限のためカット 2011年7月24日)
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2006年07月24日(月)
1938, 急増“働く貧困層      Good☆':.*^ヾ('c_'ヽ,,)*.:'☆Morning
 昨夜のNHKスペシャルがシビアな内容であった。(急増“働く貧困層"07/23(日) >> 後10:15 )
 ▽400万世帯が生活保護水準以下
 ▽リストラで年収200万・父親の涙
 ▽仕事に就けない若者都会を漂流 等が、骨組みとして構成されていた
 NHKも日曜日のゴールデンタイムの21時に思い切った番組を組むものだが、これが現実であるからだ。
  ーまずはNHKのHPから紹介文をコピーしてみるー
いくら働いても豊かになれない「ワーキングプア」と呼ばれる低所得者層の実態をリポートする。
働いているのに生活保護水準以下の暮らししかできないワーキングプア世帯は全世帯の約10分の1に当たる
400万世帯とも、それ以上ともいわれる。景気が回復に転じたとされる都会でも正社員は狭き門で3人に1人
が非正規雇用で働いている。子どもを抱える低所得世帯では食べるのに精いっぱいで、子どもの将来にも
暗い影を落としている。一方、地方では低収入が原因で税金を払えない人が急増している。基幹産業の農業
は厳しい価格競争にさらされ、離農する人が後を絶たず、集落の存続すら危ぶまれている。高齢者世帯には
医療費や介護保険料の負担増が追い打ちをかけている。憲法が保障する「人間らしく生きる最低限の権利」
さえ脅かされかねないワーキングプアの深刻な実態に迫り、これから目指すべき社会の在り方を模索する。
ーー
現実の地方経済は信じられないような落ち込みなので、この番組は身近の現状の断面を鋭く切り取った内容
として受け止めることができた。この番組の中での印象的なケースといえば
・30歳過ぎのホームレスが職を求めて彷徨う姿が生々しく深刻。このままいって最後に食えなくなったとき、
 犯罪しか生きる道はなくなる?
・地方都市の寂れた商店街の洋服屋のお爺ちゃんの姿も現代の姿だ。 妻は痴呆症で入院、国民年金の大部分
 は、その支払いで消えていく。生活保護を受けるには、持ち家と預金が有ってはならない規定がある。 
 それが人間としての尊厳の問題となって決断できないでいる。
・50歳のお父さん、中学生の少年二人を抱えて月に21~22万円で生活をしている。奥さんには先立たれ、
 数年前にはリストラされ、現在は3つのアルバイト先で働いている姿が映し出されていた。
  (字数制限のためカット 2010年7月24日)
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2005年07月24日(日)
1573, 日本人の苗字      ー読書日記        
 ー30万苗字の調査から見えたことー
図書館で借りてきた本だが、身近なことのためか面白い内容であった。知っていることといえば、
佐藤などの藤は、藤原氏の藤から頂いたこと位である。日本人の約30万姓をデータに日本人の苗字を探って、
その苗字の驚くべき由来などを紹介。
  (字数制限のためカット 2010年7月24日)
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2004年07月24日(土)
 1208, 自殺 3万4427人
昨日の新聞の一面トップに、昨年の自殺者が前年より7?も増加して3万4427人と報じていた。
 ー内容をまとめてみるとー
・原因として、病苦が45?、経済苦が25? 特に経済苦の増加が目立って増えている
・40歳以上が、4分の3を占め                 
・男女の比率は、男子が70?、女子が30?
鬱病が30?70?。 他の精神疾患を入れると、殆んどが精神疾患があった
・1997年まで、年間2万?2万5千人と推移していたが、1998年から3万人台になり、
 ついに3万4千人になった
・職業別に見ると、無職が半分近くだ
20万都市で一週間に一人が、日本全体では、毎日94人が自殺で亡くなっていることになる。
大都会の真ん中で失業をして、駅などの人ごみの中にいると、ふっと虚無が自分を覆いこみ電車に
飛び込みたくなる衝動に駆られるという。何か解るような気しないでもないが。
「自殺は最後に残された意思の遂行」というが、その心中は当人でなくては解るはずがない。 
   (字数制限のためカット 2011年7月24日)
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2003年07月24日(木)
 841, 初めての経験ーユースブック
 ある本を店頭で買おうとしたが、一度「アマゾンの中古本」を買ってみたかったことを思い出した。
そこで買うのを止めて、webのアマゾンで調べてみたら30?オフで出ていた。早速注文をしたら、一週間で
直接「持ち主」から本が送られてきた。大阪の女性の人からで、本は全く新品同様であった。家内にそれを
見せると「きれいに読んで、また売ったら」と考えも及ばない事をいう。恐らくアマゾンは2回目のそれは
受け付けないと思うが? そのシステムは革命的だ。
  (字数制限のためカット 2010年7月24日)
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2002年07月24日(水)
 466,内山由蔵さんからの葉書
W杯のお陰でアフリカの地図を引っ張り出すチャンスが多く、だいぶ勉強しました。ホテル業も大変の
ようで、長岡のグランドホテルも市議の中では云々されています。日本精機の永井さんが赤字のグランド
ホテル手本にして新潟の万代島の再開発のホテルをやるとか云っていますが、永井さんでは経営は
できませんね、どうするんでしょう。貴方がメルクマールで誉めておられ、私もフアンになった
ユニクロ、一揃え買ったが着こなせず若い者にやりました。ユニクロも元の元気はありませんね。大手通も
今月一杯で丸越と覚張も廃業、キッドも閉まったまま。どうするか考えはありませんか?市民センターは
一日600人の入場があるとか。お会いして貴方の話を聞きたいと思っています。私は元気でいます。
ー葉書の日付は7月20日ー2002年
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2001年07月24日(火)
先日も書いたがフィヨルド見物あとの登山列車のトンネルとトンネルの合間の空間で列車が停まった。
そこで全列車の乗客がおりて5分間の滝見物という。 100メートルいくと突然空間が開けていた。そこに
大きなショール滝が現れた。その滝に見とれ写真を撮り乗客の半分近く帰った時、突然音楽が鳴り出した。
ふと滝の中間に赤いものが見えた。赤いドレスの女が踊っている。
写真を撮ろうか、それとも見ることに集中しようか迷ったが両方にすることにした。まさしく水の精が
踊っているようであった。 一生に残る感動的場面であった。明日写真アルバムの載せます