つれづれに

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 毎日、『随想日記』を書き続けていると、多くの気づきと、
逆に己の底の浅さと薄さにドキッとすることが多い。 
読返してみて、驚くことも多い。何気なく書いた内容に濃厚な
毒が含まれていたことに自ら気づかないことが…

 今さら何をだが、一度、書いてしまった内容は、消すことができない。
恐ろしいことを18年以上も続けてきたことになる。





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5910,閑話小題 ~誰かに似ていないかい、あの御方
2017年05月21日(日)

   * シネマ、『メッセージ』評
 昨日のシネマは、【メッセージ】をみてきた。 評価90点
決して派手でない内容だが、哲学的で重厚な内容。 宇宙人とのコンタクトで、
白人女性の言語学者が、地球にきた宇宙船の生命体と意思の交換を図ろうとする。
それが何とも考えさせられる。
・「人間も多言語を使えた方がよい。」
 「道具を金鎚しか知らないと、全てが釘にみえてくる。」
・「300年後に、我々、生命体を人間から救ってもらうため、地球を生き
 延びさせたい。そのための武器?道具を与えるのが目的。」と内容は至って
 哲学的である。
異生物間の意思疎通が、いかに難しいかの問いかけだが、現在の北朝鮮のドン様
のメッセージは何なのか?を、考える上に少しは参考になるのでは。
   * 誰かに似ていないかい、あの御方
 皇室の眞子様の婚約者、誰かに似ているとジッとみたら、落語家の林家三平
さっそく家内にいうと、「そうだそうだ、似ている」と。で、翌日の家内の逸話。
「ジムの一人が『見たことのあるような顔だけど、誰だっけ』と言うから、
『誰かが三平と言っていたわよ』というと、『そうそう三平だ』と言っていた」
落語家の三平だけに、マスコミは、両者とも傷つける可能性もあってか、まだ
聞いてない。それにしても、二人の三平、気の毒に。

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5545,子どもはなぜ勉強しなくちゃいけないの? ~①
2016年05月21日(土)
            『子どもはなぜ勉強しなくちゃいけないの? 』
                       おおたとしまさ(著)
   * 子どもはなぜ勉強しなくちゃいけないの? ~①
 人生の黄昏時に思うことは、<もっと世界のことを知っておきたかった、
もっと様々な経験をしておけば良かった>である。そのベースは、子供の頃に、
つくってこそ、可能になる。 ということは家庭環境の家系も大きく左右する。
 学生時代を終えようとする時、それまでの知識不足に気づき、それから半世紀
近く、読書を続けてきたが、ベースの絶対的質量の不足をカバーできなかった?
ようだ。 「10歳までに、人生が決まってしまっている」というが、図書館で
見つけた、この本。子供向きの本かと思っていたら、熟年向きでもある。
 5年前、会社を早々、整理をした結果、「この男、あまり頭の良くない!」と、
陰口で言われたのだろうが、一番、実感しているのが当の本人。正に10歳まで
に決まっていた。 <子どもはなぜ勉強しなくちゃいけないの?>の答えが、
私の人生そのもの。その時点で、人生は既に決定済み。
「事前の一策は、事後の百策に勝る」の「策」が学び(勉強)であり、
事後の百策では、子供の時代の学び不足に追いつかない。ただ、その自覚が
あるだけ少しはまし? ~まずは、アマゾンの内容紹介の
  [子ども編]より
 ☆ 荒俣 宏
人間は動物よりも多くを勉強して生き残った/
お父さんお母さんが言うことも1つ2つは聞いてみよう/
きらいな勉強は好きなことに無理やり結び付けよう
 ☆ 内田 樹
大人も勉強する理由を本気で考えたことがない/
生き延びる力を身に付ける/
どうやって仲間と支え合うのかを学ばなければ/
勉強するのは「自分のため」じゃない
 ☆ 瀬戸内寂聴
勉強しないと心の栄養失調になる/
テストの点数は気にしなくていい/
得意なことに気付くと勉強が楽しくなる/
本からも「心の栄養」は得られる/
 ☆ 坂東眞理子
子どものころに勉強の習慣と土台をつくろう/
勉強がつまらないなら100点を取ろう/
どうしようもないことをやり過ごすことも学ぼう/
勉強するのはお金のためだけじゃない
 ☆ 福岡伸一
勉強すれば「思いこみ」から自由になれる/
人類の歩んできた道を自分の足でふみしめる/
たった十数年で3000年以上分のおさらいをする/
「大きな問い」は「好きなもの」の形で現れる/
 ☆ 藤原和博
人生とは経験値をためるゲームのようなもの/
「最強装備」は遊びから手に入れる/
「最強装備」があれば「究極の力」が手に入る/
クレジットをためればためるほど自由になれる
 ☆ 茂木健一郎
勉強することとは自分をかがやかせること/
勉強を続けるコツはマイペースを保つこと/
学校を利用する気持ちになれば勉強は楽しくなる
 ☆ 養老孟司
「そんなくだらないことを聞くんじゃない! 」/
勉強とは「山道を登る」みたいなこと/
好きなことを思い切りやれば勉強が必要になる/
「答え」を知ることよりも考えることが大事
――
▼ 一言一言が、どれも身に覚えのあること。幼児なりに、言葉から
 何かを察知する言語能力が必要である。やはり、両親、特に父親の幼児
教育がベースになる。人生の「最強装置」から得た経験値は、遊びにあった。
「もっと稼いでおけば良かった」でなく、「もっと遊んで楽しんでおけば
良かった」が、最後の最後に残る。結局、何か心の底から楽しめるシステム
を、見つけ出しおくことが必要であり、それが子供時代の学びから生じる。

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5180,私はガス室の『特殊任務』をしていた
2015年05月21日(木)
    * ガス室の中の、断末魔の地獄絵   『読書脳』立花隆
 ー私はガス室の『特殊任務』をしていたーショロモ・ベネツィア著を、
『読書脳』立花隆著で紹介をしていたが、その内容は極めて凄惨である。
ガスを吸った瞬間死ぬのではなく、15~20分の間、のたうちまわるのだ。
そこで生残った特殊任務部隊員(囚人)の証言が生々しく記されている。
≪「人体組織の抵抗力で目が眼窩から飛びだした人もいました。
 身体じゅう出血している人もいれば、自分や他人の排泄物で汚れている人も
いました。恐怖とガスの効力で、犠牲者は身体のものを全部排出することが
多いのです。(略) みんな苦しんで死んでいました。普通の人は、ガスが注入
され、はい終わりと考えるでしょう。でも、なんという死か!…。よく見ると、
お互いにしがみついて、少しでも空気をと、みんな必死だったんですね。
床に落ちたガスから酸が発散するので、みんな空気がほしくなる。
そのために、最後のひとりが死ぬまでみんな互いの上をよじ登ろうとする」 
その言葉通りまるで運動会の棒倒しのように、天井の空気穴めがけてもがき
あい手足をひっぱりあい重なりあいながら人間ピラミッドを作るようにして
死んでいた。その一体一体が苦悶の表情を浮かべている。ガスの注入から全員
の死亡まで15分~20分だった。断末魔の悲鳴が徐々に弱くなり、無音になる
のを待って、特殊任務部隊(囚人)が中に入り、からみ合った死体を一体
一体引き離し、焼却炉に運んだ。遺体の口を開き、金歯をしている者からは
金歯を抜いた。ガス室の中に入ることを許されたのは、特殊任務部隊員だけ。
彼ら自身も三ヵ月ごとにガス室で処分され、秘密が保持された。生き残り
数十人だけがガス室の中で起きたことを証言したが、あまりのおぞましさ故に、
その詳しい実情はこれまであまり表に出なかった。 本書は2007年に仏国で
出版されると大ベストセラーになり、世界15ヶ国以上で翻訳されている。
これを読まずにアウシュヴィッツに行っていたら、私も東大生と同じように、
ガス室や焼却炉の残骸を見ても、犠牲者の髪の毛の山や遺品の山を見ても、
本や映画で見たのと同じと思い、ショックを受けなかったかもしれない。≫
▼ 多くが糞尿を垂れ流し、断末魔の苦しみの中で死んでいく姿が、そのまま
 描写している。個々では、どこかの病院の一室で毎日あることだが、それが
集団となると地獄絵そのもの。20世紀は、集団殺戮の世紀で、一億近くの
人たちが抹殺された。21世紀の現在も、北朝鮮や、中近東で、こうした
殺戮が現に行われている。恐ろしいが、これが現実である。ー以下も御覧あれ!
――
2015/03/15
ホロコーストを生き延びて
  * 囚人番号A26188~ホロコーストを生き延びて~
          ~15年3月11日 水曜 午後6時~6時50分~
 先日、大相撲が終わり何気なくまわしたチャンネルが、この番組。
当時の凄惨な収容所や、殺された人たちの写真と共に淡々と語る老婆
へニアの話に、我を忘れ見入ってしまった。転々としたどの収容所でも、
奇跡的に助かり生き延びた内容は、想像を絶した生き地獄。 途中で、
この番組を数年前に見ていたことに気づいた。 ポーランドソ連
中心に500~600万人が虐殺されたホロコーストは残酷の極み!何度見ても、
その悲惨さに驚愕をする! ~NHKのHPの、その紹介記事から~
≪ 1939年のドイツによるポーランド侵攻は、ある少女の運命を狂わせた。
 靴工場を経営する父と母、3人の兄弟と幸せに暮らしていたヘニアは、
マイダネク強制収容所、「シンドラーのリスト」の舞台として知られる
プワシュフ強制収容所アウシュビッツ強制収容所終戦時のベルゲン・
ベルゼン強制収容所と、4つもの収容所を転々とし、偶然と機転、そして
時には他人に助けられて奇跡的に生き残ったのだ。
 現在南アフリカで静かに暮らす彼女は、ホロコーストを知らない若者が
増えていることに危機感を抱き、今まで夫や息子にも話さなかった悲惨な
過去を明らかにすることを決めたという。目の前で日常的に繰り返された
ナチスの残忍な行為の数々、アウシュビッツ解放前に強いられた“死の行進”、
家族の行方―ホロコーストを生き延びた“囚人A26188”ヘニア・ブライヤー
が、壮絶な体験のすべてを語る。≫
▼ 20世紀といえば、スターリン毛沢東ヒトラーポル・ポトなどが、
 大量殺戮を重ねた世紀。彼らは国内や隣国の人民を1~2割も殺戮した、
というから、平和ボケした日本では想像すら出来ない事態。 現在も、
北朝鮮が同じような状況にある。社会主義も資本主義も駄目というなら、
何が良いのか? その上、情報機器が飛躍的に進化する中、政治体制が、
それを持った大衆をコントロールするのは至難の業である。その行着く先は
混沌とした世界。そして極端な原理主義が、世を覆い、同じような大量殺戮
の世が再び、生じる可能性が出てきた。人間は本当に進化したのだろうか?
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4815,尊厳死は必要か ー1
2014年05月21日(水)
 尊厳死について、多くの身近な人たちの最期をみて、これは正しい!
という答えが無いことを前提に、司法は可能な限り介入すべきではないと思う。 
回復の見込みがなくなった時に治療の中止を認める、尊厳死法案が検討されて
いるが、これは当然のこと。人生の終わりに、どうすれば尊厳は守られるのか、
当人にとって大問題である。この3月末にとり上げた、
「そんなに長生きしたいですか 1~7」の内容に通じるところがある。
◆ 深く悩み納得するのが先 ー①   <映画監督・周防正行>  
                 ー朝日新聞 オピニオン~耕論ーより
《「患者に良かれ」と思い、治療をやめたお医者さんが、告発される。
 一度つけた呼吸器は外せない。そんなことがあるのなら、何らかの法律が
要るんだろうなと漠然と思っていました。でも、2012年に公開した映画
「終(つい)の信託」をつくるため終末期医療を調べるうち、「待てよ」と
感じるようになりました。死の迎え方は、人がどう生きてきたかと同じように、
一律ではない。経済的な理由から治療をやめざるをえない場合もあり、
社会システムの問題でもあると気付いたのです。取材してわかったのは、
食べられなくなった時に栄養を直接いれる胃ろうをつけた家族も、つけな
かった家族も、どちらも「正しかったのか」と悩んでいること。そこに正解
はなく、あんなに考え、話し合って決めたのだから、という思いがせめてもの
救いになるのでは。その質と量によって納得するしかないんですよね。
 今の医療現場では、患者や家族と医師らの間で信頼関係を築きにくい。
お互い忙しく遠慮もあるのでしょう。患者や家族がいつでも、これからの
ことや不安を相談できる人が病院にいる態勢づくりが、大事だと思う。
患者と医師を結びつけてくれる窓口のような存在がいると、患者や家族は
深く考え、きちんと悩めるようになるのです。この人が望む道は何なのか。
共通認識を持ち、それを実現するのが「尊厳ある治療」なんじゃないかな。
まずはそれが大事。良い医療かどうかって、患者や家族がいかに納得できる
かにかかっている。コミュニケーションがうまくとれないとだめなんです。
・・・ つづく 》
▼ 医療現場では、各個人の尊厳死に至るまでのフォローする仕組みなど
出来ていない。あとは、医療経営に有利な延命治療か、家族の都合によって
生かされるか、殺されていく。病院を監獄と看做すと、病室は獄内、身体に
つけられたチューブは鎖、看護婦は刑務官になる。そこでは、拷問のため
生かされた人たちの苦しみの悲鳴が聞こえてくる。チューブを外し、死なす
尊厳死は犯罪として禁じられている。しかし、当人も、家族も、それを望む
なら、拷問のような苦痛の人を死なせることも、必要になる。それを法律で
禁止すること自体に問題がある。縁者の死際では、殆どが医者の手で、呼吸を
止めているが、その前段階に、本人や家族の希望で延命を認めるべきだが、
色いろなケースがあるから一概に断じることが出来ないのが末期医療。
今までは他人事だったが、今では近い将来の問題になってしまった。
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4448, 屋根裏に誰かいるんですよ -2
2013年05月21日(火)
   「屋根裏に誰かいるんですよ―都市伝説の精神病理」春日 武彦著
 「幻の同居人」をネットで検索すると、日本老年精神医学会学会での
「幻の同居人」に関する考察で、医師の深津亮(埼玉医科大学)が講演で、
以下のような発表をしていた。