つれづれに

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  外は大風がふいている。 桜は大丈夫?

 



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5144,知の逆転 ~⑦
2015年04月15日(水)

   * 個人物語   ー知の逆転ー
               対談相手 オリバー・サックス
 14年近く、休むことなく毎日、この随想日記を書いている。これは私が、
「直近に読んだ書籍や、経験を個人の物語としてパッケージ化して保存」
する習慣で、それを毎年、同月同日に読み返す。何故に14年も続いたか
といえば、「私つくり」に有効と実感するため。「個人物語化」化である。
 ー以下は、まさに、それ! 私のフィルターを通した経験を、書き連ねる
ことで、経験を自分の中に、埋め込む重要な習慣である。
≪ 「個人の物語」化というのが、それぞれのアイデンティティを確立のため
にいかに重要か。生物学的あるいは生理学的に見て、われわれにはほとんど
違いはないが、各個人の物語は異なっている。それは、脳や免疫システムは、
ある程度以上のレベルになると、みなそれぞれ異なっているからです。
病気に向き合う際にも、落ち着いて対処する人もいれば、すっかり怖気づいて
しまう人もあるし、全く無関心な人もあるといったふうに、人によって物語も
違います。細胞組織レベルでは私たちはほとんど違いはありませんが、脳は、
たとえ一卵性双生児であっても、生まれたときから既に違っている。さらに、
生まれてから脳は、経験によって大きく左右されます。数学者の脳は音楽家
脳と異なるし、視覚芸術家や言語芸術家の脳も異なります。18世紀の科学者
ヘンリー・キャベンディッシュは、ほとんど他の人間との接触というものを
避けて生きていたそうです。裕福そうな人でしたが、使用人は家の別棟に
住んでいて、キャベンディッシュに話しかけることを禁じられていた。
想像も及ばない静寂と孤独の中で暮らしていたそうです。彼はたいへんな
知性とオリジナリティを備えており、地球の重量計測から始まって、
新元素の発見などを成し遂げているのですが、科学者によく見られる野心や
競争心とは全くかけ離れていたそうです。バートランド・ラッセル
「最も高い教育を受けた者たちのなかで、一番幸福なのは科学者である。
なぜなら、彼らの脳は仕事の内容でいっぱいで、感情面では非常にシンプル
でいられる。あまりにシンプルなので、食べることや結婚することなどに
楽しみを見出だせるほどだ(笑)」と言っていました。 ≫
▼ 個人物語は、自分が主役で、舞台と、配役が在って、観客がその物語を
 観ている。それを把握するのが主人公の「私」であり、総監督も兼ねる。
それを自覚する方法に「瞑想」や「散歩」がある。あるいは、映画や書籍に
没頭することで、自分を見つめなおし自分の物語を鳥瞰する。
「事業人生を決心して45年」の語り直しー50(2014/08/25)
 総括の総括 ー小さな物語のまとめー のシリーズを去年の夏、書いたが、
自分を物語を、冷静にみると、小さなエゴの塊の物語が見えてくる。
問題は、認識できるかどうか? ほぼ、出来てない。 程度の差?ですか。

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4779,閑話小題 ー勘違い
2014年04月15日(火)
   * 勘違い
「今回、Windows・XPのサービスの停止で、私のWindowsVistaも、その範囲」
と勝手に勘違いをしてしまい、新たに、Windows8のパソコンを買ってしまった。
実際のところVistaは、あと3年後であった。6年以上も使って買え時期だった
ので後悔はしてないが、その迂闊さには我ながら呆れ果てる。 検索で
Vistaのサービス停止」と入力すれば良かったが、思い込みは恐ろしい!
しかし、知人の言う「パソコンは進化を考えたら4年が買替え時」も事実。
   * 今年の桜は
 毎年恒例の桜のシーズンで、数日来、満開だが、それぞれの地域ごとに
素晴らしい桜並木があるもの。その中で、特に自分の気に入った桜の木を
決めて、毎年、再開するのも良いものである。個々も良し、並木も良しが桜。
シーズン中の、天候の良し悪しも大きく左右する。その点、今年は当り年。
明日あたりから、散り始めるが、これもまた良い。川辺などの桜が散る頃、
山辺の桜が満開になり、それも散ると、今度は八重桜が満開になる。
八重桜は八重咲きになるサクラの総称で、山桜のヤマのマがエの変化したもの。
何か歳とるごとに、桜の花が愛おしくなっていく。
 ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな (村上鬼城
 したたかに水をうちたる夕ざくら (久保田万太郎
 ゆふ空の暗澹(あんたん)たるにさくら咲き (山口誓子
 やどりして春の山辺に寝たる夜は夢の内にも花ぞ散りける (紀 貫之)
 すさまじくひと木の桜ふぶくゆゑ身はひえびえとなりて立ちをり(岡野弘彦
 夜半さめて見れば夜半さえしらじらと桜散りおりとどまらざらん(馬場あき子)
 世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし (在原業平
 ひさかたの光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ (紀 友則)
今日は、この数日来のコースを周り、明日からは悠久山のコースの予定。
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4412, 大丈夫、なんとかなるさ -2
2013年04月15日(月)                
 * 今を生きる女の強と、昔を生きる男の弱さ 
             ー「大丈夫、なんとかなるさ」近藤勝重著 
 国が衰えてくると、俄然、女性の強さが浮かび上がってくる。その一つの
傾向として男は台所に女が外に働きに出る。定年をむかえ、男は仕事で消耗
してしまい家の中では粗大ゴミ扱い。そこで争いが。しかし強いのは女性。
ここで、その理由を明確に述べている。働きづめだった男こそ、「今を生きる」
ために与えられた時間なのに、過去の想いに囚れ今に生きることが出来ない。
≪ ある時期、男たちの間で女性の活躍がよく話題になった。おのずと話は
男女の一般的な比較諭になって、いざという時には女は強く、男は弱いという
意見や感想が目立った。彼らの話を聞きつつ、ずいぶん前に新聞で読んだ男女
の産み分けがなぜ可能かの記事をい出していた。ある大学医学部が明らかに
したもので、人聞の精子を分離すると、女の子つくるX精子は重く下にたまる
のに比べ、男の子をつくるY精子は軽くて浮くという。 
 そんな内容であったと記憶する。以来ぼくは男女比較論になると、その話
を引用しながら「つまり女はもともとどっしりと安定しているのに比べ、
男はふわふわと不安定なんだ」としたり顔で言ったものだ。 さらに近年は、
脳科学のこんな説にも注目してきた。芸術・感情脳の右脳と、言語機能を持つ
思考.論理脳の左脳を結ぷ脳梁などは、女性のほうが男性より太く、そのぶん
情報交換量や、情感も女性が豊かだという訳だ。これには異論、反論があるが、
男性よりよくしゃべり、よく泣き、よく笑う女性のリセット的特性を説明
しやすく、これまでも重宝してきた。 男より女佐が長生きするなども、
それらの特性でかなり説明がつくようにも思える。ところで人間のありよう
が遺伝学や脳科学とは別に日常の習慣性からとらえられるとすれば、前に紹介
加藤登紀子さんの話のとおり、炊事・洗濯・掃除といった短いサイクルで
毎日を生きている女性のしぶとさは男など問題外だろう。その場その場の
対応力や性を生きる強さ、男よりよく泣くにしても、泣いてすっきり、
ああご飯がおいしいとすぐに涙など吹っ切っている女性を見ると、事態への
能力において男の勝ち目は縛い。・・・ ≫
▼ 現在の状況を冷静にみると、身につまされる。比較的、今の時間を生きて
 いるつもりだが、家内の日常からすれば、全く劣っているのが現実。毎日、
毎週の習慣から抜け出せないのである。歳もあってか、既に世の中を見切って
しまい、映画か読書とか、過去の記述など頭の中の世界に生きようとしている。
それに比して、家内といえば、羽がはえたように「横世界の今・ここ」を
生きている。で、私は、早朝起きて独り部屋で、これを書いたり、ポタリング
をしている。猫(女)と犬(男)の生活を続けた差が、鮮明に出て当然である。
 ニャ~ンとワンが喧嘩して、毛をソバたてたフーとワンワンでは、
猫が勝つに決まっている。夫源病と妻源病か!
・・・・・/
4038, 閑話小題 
2012年04月15日(日)
     * つれづれに
◎ 昨日、一昨日と二日続けてシネマを見てきた。全米の観客動員数が一位と、
 二位というから間違いないと判断。私の評価は、全米一位の「バトルシップ」、
 85点。 二位の「ジョン・カーター」、90点。一応、合格。
 昨日は土曜日のためかロビーは客で溢れていた。 シルバー割引千円で
 現実からトリップできるから価値は充分ある。ストレスを解消してくれそうな
 ものを、話題になった中から選んでいる。大不況の鬱憤を映画で晴らそうと
 いうのか、破壊と再生の物語が多い。 バーチャルの世界で鬱屈した?
 気持ちをスカッとさせ、ストレス発散をするようにできている。
◎ 現在、世界的にも、国内的にも大きな節目。 現実に私のケースのように
 過去10年間の売り上げの激減と、その結果の事態は、数年先の現実の前倒
 現象になる。 それで、悲観過ぎるのか?決して悲観過ぎるということはない。
 毎日毎日、同じようなことを飽きもせず書いているが、書くことで、気が付く
 ことが多い。ところで、このところ、この随想日記のスランプ期間に入った。
 テーマが出てこないのである。数ヶ月に一度くるが、これも慣れている。
◎ 「年齢に気持ちがついていけない!」 これが、人生を生きてきて常に
 感じてきたこと。歳をとればとるほど、その傾向が強くなる。未来より、
 過去を見つめる時間が長くなるためだろう。そこで、過去を否定しないこと。
◎ 米国の天然ガス価格が2ドル代の大台を割って、日本の輸入価格は18ドル。 
 日米格差は9倍である。米国は世界最大の資源国であり、世界一安い天然ガス
 を使える。これに対して日本企業は電力不足と、世界一高い法人税、そして
 社会保障費と人件費も高い。米国産原油価格優遇策となれば米国優位は
 ゆるぎない。これが宗主国と属国の力の差。ジワジワと、その影響が日本経済
 と社会に出てくる。日本は海洋国家と、水資源が豊富にある。それと島国の
 特性の中に、これからのヒントがあるはず。それにしても、東北大震災と、
 原発事故と、54の原発が使えないのが大きい。
・・・・・・・
3672, 節目どきに ー7
2011年04月15日(金)
  * つれづれに
△ 事務所にあった身の回りのものと書棚が二回に分けて届いた。 
 倉庫の中に三坪ほどのスペースをとり、収めたが丁度良く収まった。
 事務所の移転ごとに多くを捨ててきたので比較的最小限度のものしかないが、
 それでも捨てがたいものが多くある。会社に置いてた本の半分ほどは処分して
 きたが、振り返ってみると、もっと早く、哲学書を読み込んでおけばと反省
 しきりである。逆に言えば、この10数年で読む本が変わってしまった。
△ 昨日、小学校5~6年担任の恩師の西沢先生から、丁寧な破綻の?見舞いの
 葉書が届いた。現在、80歳前半になられたが、葉書に筆で書かれた書体の
美しさに驚いてしまった。私の5歳上の姉も担任をされたが、姉は、あまり
先生のことを語ってくれなかった。 先生が定年退職をされた時に、確か
小学校の同期会に先生が出席され、その時に先生にお願いをして、新潟の私の
ホテルに宿泊をしてもらい、一晩、酒席を共にさせて貰ったことがあった。
もう20数年も前になる。 先生は多くの小中の校長を歴任し、長岡の教育長
までされた人で、定年時には、そのお祝いに300人が集まってくれたと
嬉しそうに語ってくれた。 その時に先生がつくられた御猪口を貰いたが、
先日まで、会社の事務所の飾りだなに大事に飾っておいた。卒業まじかに、
半年間、虐め?で級長にされたことがあった。これはきつかったが、その時に
不貞腐れていて運動場で掃除をしていた私の頭を引っぱたかれた心の傷は、
今でも鮮明の残っている。しかし人を導く不思議な力を持っていた。
先生の両親とも先生で、息子も先生をしている教員一家。色々の人生を垣間
見たのだろう。そういえば小学校の同級生、地方としては男15人の中で、
慶応、早稲田、立教三人、新大二人と、出来は悪くない。喧嘩も、勉強も
ライバルが多くいた。 変なのもいたが、変ななりに、まっとうに?
家業などを引き継いでいる。 駅前エリアもあり、玉石混合ということか。
 ・・・・・・・
3307, 日本破綻 -2
2010年04月15日(木)
ー 「日本破綻ー株・債券・円のトリプル安が襲うー」藤巻 健史 (著)
 著者は新自由主義論者で、円安論者。 グローバル化社会を推進すべきだ
としている。そして「大きい政府・規制社会・結果平等税制」の是正を主張。 
経済を拡大をしないと、グローバルの世界を生き抜くことは不可能で、その
ため円を実力どおりの円安に誘導すべきという。日本は輸出立国でしか成り立た
ないと論じている。格差が開いたとしても日本の貧困層は世界の中間層で
しかない。 ここで、アメリカの強さを何気なく書いている。
アメリカの双子の赤字は大げさ= アメリカの税収2008年で
 約2.5兆ドル=220兆円。日本の44兆円の5倍ある。アメリカの
GDPは日本の3倍に対して5倍である。一方、財政支出は、2008年で
4500億ドルの赤字。ほぼ日本と同じ。2008年末の連邦債務残高は
10兆ドル。これも日本と同じでしかない。日本は不景気が良くなって
金利が5パー増えたら43兆円の支払い増で、今の税収が吹っ飛んでしまう。
もうひとつのアメリカの赤字、経常赤字も大げさに騒ぎすぎ。ネット金額で
見ると、資本を海外から取り入れているにかかわらず、配当金や金利
「支払う額」より「入ってくる額」の方が大きい。 借金をしていれば金利
「支払うはず」なのに、「受け取っている」のです。それは、アメリカ人に
リスクをとる精神があるからである。海外投資で高い配当金や利息が
国内に入ってくる一方、支払い金利の方が少ないからだ。
・日本のバブル時の1989年末と現在2010年1月と比べると、日経平均
3万8915円から1万765円と4分の1近く。一方のNYダウは2753
ドルから1万765ドル。4倍になっている。その差は15倍になった。
NYダウが最高値の1万4千ドルをつけた時、日経は1万8千円として、
そこから1万765円。アメリカが20パーセントダウンに対して、日本は
40パーセントのダウンになっている。
 ~この背景には世界の主軸通貨がドル本位制がある。 ネズミ溝の親は、
外貨準備金は必要でない。ただ紙切れを刷っていれば済む。紙代だけなら
荒利は99パーセント以上の利益を得ることが出来るからだ。数年以内に、
アメロなどの新ドルに切り替え、実質的なデフォルトをしてくるだろうが、
日本破綻は大きな岐路にたつ。
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2009年04月15日(水)
2932,筑紫哲也の残日録
 文藝春秋の二月号の、筑紫哲也の「がん残日録」ー告知から死まで5百日
の闘いー が壮絶な死と生の記録であった。2人に1人が癌になり、3人に
1人が癌で死ぬ時代である。50歳を過ぎれば何時何が起きるかもしれない。
癌は体内に発生して、最初に発見されるまで、14~5年かかると言われる。
発見されるまでの潜在的なものを含めると、全員が癌を持っており、全ての
人が癌への道を歩いていることになる。一グラムの癌細胞は鼠算的に2倍
ずつ増えていくと、1キロに増加するに10回の2倍を重ねるだけでよい。
  =この残日録の中の印象に残った部分を抜粋してみる=
・《07年10月20日》 福田康夫
  歴代の総理を拝見していますと、この人がと思う人でも、鬱積が溜まって
 いくものです。それをあまり我慢するのもよくありません。秘訣は、本当に
 怒らないことです。口さがない批判、非難の大部分は、それを口にする者の
 身の丈、思考の水準に見合ったものでしかない。そんなものに自分が
 とらわれてたまるかと思えば腹は立たないでしょう。総理の仕事は、
 それより遥かに次元が違うでしょう。
・《07年12月8日》 執行猶予
  この病を得ることは、いわば《執行猶予ー死ぬまでの》の時間を与えられた
 ことになる。それは自分の正体を見つめなおす機会を与えられたということ。
 私は何ほどのものか。何をしてきたか、何をしてこなかったのか。
  己を正視するのは、そんなにたやすいことではない。それに加えて、もう
 一つの困難がある。こうやって、何事かを言語を用いて表現することは、
 通常は他者に向かっての意思伝達の手段なのだ。そのための工夫や表現力は、
 訓練次第、あるいは個人的能力によって多少とも向上させることができる
 だろう。だが、本質的に社会的、公共的ツールである言語が、自分に向かって
 自分を説明するのに、どこまで有効なのか。どんな言語表現もすり抜けていく
 部分、そこに自分の正体はぼんやりと、または黒々と潜んでいるのではないか。
 「よい人生だった」「悔いの多い、くだらぬ人生だった」どちらにしても、
 言語を用いる以上、他者への説明を意識しているのだろうし、そうでなくとも、
 「自分の中の他者」に言い聞かせているのかもしれない。
・《08年1月 日付なし》 
  泣いても一日 笑っても一日 どちらでも良い 良くないのは 
 どちらでもない一日 せめて怒ってみるか
・《08年2月15日》 次女ゆうな の言葉
  この宣告以前に、父が違う病院のお医者さんに余命について質問をした
 ことがあるんです。その時に言われたことは 『自分が駄目だと思ったとき
 が余命の始まりです』という言葉。はっきりとした余命を伝えることは
 『ダメか』と思わせることになるから、と家族で結論を出して、伝えることを
 しませんでした。
・《08年11月5日》 こん睡状態、次女に『メモ、メモ』と紙と
 エンピツを用意させ、《THANKY YOU》
 ーひとりの人の死は、生きてきたプロセスを圧縮して立ち現れてくる。
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2568, ドル覇権の崩壊 ー3
2008年04月15日(火)
 著者はアメリカが実質的価値のないドルと、偽札のドルとどこが違うと
疑問を呈する。私も以前から北朝鮮が国家として作っているといわれる偽ドル
と、アメリカのドルと、どこが違うか疑問を持っていたが、その極めつけが
プライムローンである。 まずは、その部分を書き写してみる。
 ーー
第二章 世界はこうしてドルに騙された
  非兌換紙幣であるドルの刷り散らかしはアメリカによるマネーの偽造
ーP100
「紙幣を印刷するものがが法律を制定する」少なくともまだ暫くの間はこの
格言が真実として通用するだろう。今日では、ゴールド(金貨〉は通貨として
もはや使われていない。表面上は、ゴールドによる貿易決済もゴールドを準備
貨幣とする経済体制も存在しなくなっている。しかし、それでも今のアメリ
の強大(そうに見える)な軍事的優越性と、米ドル紙幣の印刷と強制通用の
みせかけの信用によって、諸外国の国民が、米ドルをゴールドと同じような
信用力を有するものと、思いこみ、深く信用しているからだ。また、そのように
信用させることが大事であるから、そのように、上手に「ドル紙幣の生産と
そのドル紙幣で各国への軍需や経済援助を実行し続けるという外見は今も不変。
(以下字数の関係でカット2011年04月15日)