つれづれに

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 昨日のシネマは、『ジョニー・イングリッシュ アナログ』
英国の喜劇だが、アメリカのシリアスな映画を見慣れているためか、
いま一つピンとこない。 評価は80点。

 明日から大相撲が始まるが、白鵬鶴竜の二人の横綱が休場。
残った一人の稀勢の里は、まだ病上り。一人横綱の緊張が、本人を
さらに委縮する。まあ、興業の方も大変だ。

 






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5353,島地勝彦の~柴錬、今東光、開高、乗り移り人生相談~ ー④
2015年11月10日(火)
  ●質問: 大企業で出世する男の見分け方を教えてください
≪ 今、私がつき合っている男性は慶応卒の二十八歳、某大手電機メーカー勤務です。
有名企業ですが、このご時世、サラリーマンの一寸先は闇。彼が出世競争を勝ち抜ける
人かどうかを知りたいのです。私も大手といわれる保険会社勤務ですが、ずっと仕事を
続けるつもりはありません。というか、専業主婦になりたいです。ただし、貧乏臭い
節約生活は送りたくありません。銀座で気軽にショッピングをしたり、一流のレストラン
でランチができるくらいの余裕のある生活が希望です。そのためには、旦那さまにかなり
の稼ぎがないことには…。かといって、ベンチャー経営者なんていうのは、倒産の危険
と背中合わせで不安定だからイヤ。大企業で出世する人がいいのです。
そういう人の共通点って何でしょう。どんなところで見分けられるでしょうか。
こんな質問をしたら、コメント欄は非難難々かもしれませんが、本音でお聞きします。
(二十七歳女性) ≫
  ●質問: 出世をする男には眼力が必要だ
≪・シマジ:その慶応卒の彼氏とやらに会って、食事をしながら二時間も話せば、出世するか、
どうかをぴったりいい当ててあげるよ。だが、一般論として出世する男はこうだとはいい
きれないな。それこそ千差万別だ。だから、会わずに語るのは無責任だな。無責任だが、
これだけはいえる。この男が大企業の中での競争を勝ち抜き出世するだけの知力と感性の
持ち主なら、相談者の一生の伴侶として選びはしない。すなわち、相談者を妻にするような
男なら出世の見込みは薄く、出世する男なら、いずれ相談者と別れるだろう。
・アソシエ: 辛口ですね。
・シマジ:相談者の本音の質問に、本音で答えたまでだよ。出世をする人間の大事な条件
の一つが人を見る眼力だ。大きな組織の中でこれぞという先輩や上司を探り当て、その人に
教えを請い、その人を尊敬して命がけでついていく。あるいは営業マンなら、取引先の
キーパーソンを見極め、そこにしっかり食い込み、人脈を広げていく。いずれにせよ、
そうした人を見る眼力があれば、女のたくらみも見通してしまうだろう。それにしても、
相談者の考えは浅いな。だってそうだろう。日本の大企業の中で課長になり部長になり、
ついには役員になったとして、どれほどの生活ができるというんだ。第一、子供はどうする。
子供が二人もできたら、優雅にお買い物にラソチになんていっていられなくなる。
しかも、教育に金がかかる。こういう相談者だから、子供に有名幼稚園や小学校をお受験
させるつもりだろう。そのうえで、有閑マダムよろしくブランド品のショッピングに精を
出し、高級レストランでランチ三昧なんてことをしようとしたら、数千万円の可処分所得
が必要になる。ということは旦那は税込みで一億円近く稼がなくてはならず、サラリーマン
には到底無理な話だ。
・アソシエ:以前、本物の江戸前寿司を体験しようというイベントで週末の昼に読者に
集まってもらい、銀座の超有名店に行きました。我々はテーブル席で四千円弱の『お決まり』
をいただいたんですが、そのときに、カウンター席でたぶん母と娘だと思いますが、五十代
と思しき女性と女子大生っぽい二人連れが「おまかせ」で食べていたんですよ。おまかせだと
お酒抜きでも一人三万円はする店で、明らかに常連客の様子から、そのあとは芝居見物でしょうか。
こういう人たちって本当にいるんだなと感心したのを思い出しました。たしかに旦那が一憶
稼がないと、あんな生活は無理でしょうね。
・シマジ: 俺が「週刊プレイボーイ」の編集長をしていたころだから、二十五年以上前
の話になるが、俺の秘書兼事務を務める二十代の可愛い女の子が「今、若い女性の憧れの
結婚生活は、広尾のマンションに住み、乳母車を押して有栖川公園を散歩し、明治屋
買い物する`ことです」といっていた。要する相談者のメンタリティは四半世紀前のOLと
変わりないということだな。≫
▼ 以前書いた、蛙に取りき栄養分を吸取る昆虫の「タガメ」の典型。
 この女性、銀座でランチなど千円前後で可能で、ウインドウ・ショッピングならタダと
いうのを知ってか知らずか。しかし、多からずの女性が持っている本音である。この御時勢、
一千万もあれば上クラス。「おまかせ」だろうが、「お決まり」だろうが、大して変わりは
しない。要するに、それはそれ。確かに、旦那の稼ぎで妻の生活は変わってくる。収入が多け
れば、子供を有名私立に入学可能である。それもこれも、持って生まれた器量で決まってくる。
妄想を凝視し、己を振返えれば、「つりあい」からして、その男が適当では。


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4256, しまった!  ー5
2012年11月10日(土)
              ー しまった! 「失敗の心理」を科学する ージョゼフ・T・ハリナン(著)
    * 後悔の歪み
 人生、振り返ると後悔することがあまりに多い。人は、後悔が次の行為の壁になり消極的人生を
過ごしてしまう。 反省はよいが、後悔は程々に、である。トラブルも失敗も生きていればこそ。 
  ―その辺りを抜粋して考えてみるー
≪ 失敗を裏づける証拠が増える一方なのは、意思決定における「感情」、とりわ後悔の念が果たす微妙な
 大きな役割について。人は誰でも、引き出した結果を悔やむ状況に立たされ続けている。結婚の失敗。
故障しがちな車。処分できなかった不動産。しかし同じ後悔のなかでも「後悔する優先順位」というのがある。
そして後悔の深さの差から、なぜ人は最初の直感にしつこくこだわるのか、その理由が見えてくる。一般に
人は「不作為」よりも「行為」に対して大きな責任を感じるものである。誤りを犯しそうなときは、むしろ、
「行動を起こさない」という誤りを犯すほうを選ぶ。 というのも、不作為は受け身のできごとと見られ
がちだからだ。 自分は何もしなかった、だからその結果に感じる責任も小さい、というわけだ。
 1600人以上の大学生による模擬試験の観察から、観察者は、先行研究で発見されたのと同じ誤りとを発見。
答えを変えた受験者は、たいがい点数を上げていた。変更された全解答をカウントして分析したところ、誤答
から正答への変更は、正答から誤答への変更を二対一の比で上まわった。 だが、もっと重要なことは、
実験後の学生との面談から明らかになった。「正答を誤解答と変える予感は、誤答を正答に変え損ねる予感
よりも大きな後悔をもたらしていた」のだ。つまり、何もしないほうが、何かをするより後悔しないで済む、
ということだ。どのみち誤答してしまうとしても。 ≫
▼ 人は、しなかった後悔より、実際にしてしまい失敗した後悔により捉われる傾向にある。実際に、この
 実験のとおり、私の具体的経験を振り返っても同じことがいえる。やらなかった後悔は、実際に失敗した
後悔の数倍の損失のことが多い。しかし実際ところ、止めて致命傷にならないで済んだことも多くあった。
事業結果が、こうだとしても、後悔をしていない。原因がハッキリしているためだが、全身全霊を注ぎ
込んだこともある。思った通り、生きてなかったら数倍、いや数百倍も後悔していたはず。 海外旅行は、
起こりえるトラブルが全て起こると覚悟をしておかなければならない。「良いこと2に、後悔すること1」の
比率で、通常生活10倍が圧縮して生じてくる。 そう割り切ってしまえばよい。「正答を誤答へ変える予感
に従うと、正解する確率が二倍になる」のと同じ比だが・・・ 少し意味が違うか。人生も同じことがいえる。 
刷り込まれた思い込みを間違っていると直感しても、その修正による失敗を恐れ、大事な人生を棒に振る。 
修正した方が正しいと分かっていても、である。だから計画をたて、準備を充分するのである。結果は、
それまでの経験の色分けを変色し、その歪を大きくする。それにシタリガオ批判の歪が加わり自滅してしまう。
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3881, 閑話小題 ースロータイムの勧め
2011年11月10日(木)
   * のんびり、ぼんやりといこか~   ー スロータイムも悪くない!
 第二か、第三の人生のキーワードは何だろと考えると、「ぼんやり、のんびり、のびのび、ほのぼの」
という言葉が浮かんでくる。あまり、のんびりすると、ボケてしまう?。 数十年も緊張の連続の後、
これからの人生は、せめて一日のうち数時間でも、のんびりし、ぼんやりすることも必要だろう。
この随想日記を毎日書き続けるのも結構、緊張をする。スケジュールに沿って生活しているので、一日中、
ぼんやりしていられない。 一応、午前中はスケジュールを満つにして、午後はフリーにしている。
最近、「アングリー・バード」という子供向けのパソコンゲームで、午後の一時間は遊んでいるが、これも、
のんびりの範疇。無意味=無価値の時間を遊ぶことも必要? 「定年になったら女房と、のんびりと世界一周
をしたい」というのを聞いたことがある。地方で装置産業を事業としてきたので比較的に時間があった。
しかし、のんびりしてきたか?と言えば、そうでもなかった。しかし節目が変わって、価値観がコペルニクス
に変わり、のんびりする時間が多い人生こそ最大の収穫と思えるようになってきた。ところで、栗田昌裕の
指回し体操で「 さわやか、まろやか、のびやか、晴れやか、ほのぼの 」とブツブツ言いながらする健康法が
あるが、これを「ぼんやり」とすると良い。 積極的幸せの追求は、さておき、消極的幸せの追求に重心を移動
する時節でもある。積極的幸せとは、自分の趣味を追及するとか、人に認められるような事、人のためになる
事を、追求すること。 消極的幸せとは、病気や事故にならないように、人の迷惑にならないようにとか、
まずは普通の生活を確保して、それに満足する生き方、無事平穏こそ幸せ、と信じる生き方である。 
第二の人生は現状を、これで良しと諦念する生き方?。 年寄りっぽくなってきたが・・ 「歳には勝てない」
として生きるか、原野に留まり自分の価値を高め続けるのか、その人次第。それも生活が安定した上の話になる。
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3516, インターネットは20万年来の革命か?
2010年11月10日(水)
 10年ほど前に、「ネットは人類の歴史で20万年以来の大革命である」と聞いた時、20万年前は、
言葉か絵画の出現では?と勝手に思っていたが、先日になって、それが「道具」と知った。
 ■一万年前に狩猟・採取から農業・牧畜が始り、■5千年前に5大文明が世界各地で起こり、
 ■250年前に蒸気機関が発明され、産業革命が起きた。
 ■そして人間が道具を使うようになったのが20万年前。
 ■脳学者の茂木健一郎は、ネットは言語以来の発明というから、200万年以来の発明ということになる。
* 200万年の言語というと、掴みどころないので20万年の道具説以来の発明の方がよい。
 そして、この十年でネットが世界中に結ばれ、検索にキーワードを入れると世界中からの情報が入ってくる。
さらにブログやツイッターが普及し、各自が情報を無条件に公開を始めたため、情報が爆発的に増えている。
ネット世界の出現で、もう一つの世界が出来たといわれるが、それが現実世界の上位に立ち始めたことから
みて、20万年来の革命的ツールという説も、言葉使用からの200万年説も、決してオーバーとはいえなく
なってきた。そのネットと最先端電子機器が世界を根底から覆していることを、あまり取り上げない。
今さらなのか? しかし現実を見ていると、機器とソフトが独走をして一部の人間を除くと、コントロール
不能になり、政治、経済のあり方を根底から変化させている。政治ひとつとっても、直接に政治に関りない
国民の方が、渦中の政治家より、正しい判断が可能になっているとか、思いもよらない情報が表ざたになる
とかで社会を大きく変えてしまった。現在問題になっている尖閣列島の中国漁船ビデオの流出も、それを阻止
すること自体がどだい無理の話。一人の海保職員が政治を大きく左右することが容易になっているのも、
ネットのため。これらによる社会変動は、まだ始ったばかりで、時間の経過が経つほど大きな影響を出して
くることになる。 再度いうが、TV、携帯電話、パソコンなどの進化には驚かされる。 
問題は、それをどう使いきるかである。  まさか、これを現実に目の当たりにできるとは!
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3141,自分の年齢から時間の長さを考えてみる
 2009年11月10日(火)
産まれて、あと二ヶ月で64年経つが、遥か彼方のようでもあり、それほどでもない感覚でもある。
20歳の人からみたら、大昔に感じるだろうし、90歳の人からみたら、それほどでもないだろう。そこで
自分が産まれた時点から、逆に64年前を考えてみると、128年前、1881年、明治14年である。
私の祖父が、この頃は10歳位になる。  それを考えると、やはり遥か彼方である。
 この年を調べると、
・外国の動きでは、ロシア皇帝アレクサンドル二世暗殺
明治天皇、東北、北海道巡幸御発輦
黒田清隆大隈重信の国会開設早急論に反対し、三条実美に趣意書提出
 大隈重信、参議を罷免(明治14年の政変)   国家の形が出来始めたころだ。
この64年間に第二次世界大戦朝鮮戦争、米ソの冷戦、中国の文化革命、ソ連の崩壊、9・11テロ、
そして、去年の9・15から始った金融恐慌である。そして眠れる獅子の中国の時代がやってきた。
また、時代とともに家電機器やパソコン、そしてインターネットの飛躍的な進歩で情報社会が劇的に
我われの生活を変えようとしている。もちろん、変わらないものがあるが、潮流は飛躍的に変っている。
三倍の200年の時代を経験してきたようだ。 特に、この20年の変化は劇的であった。とはいえ、
私の産まれる前の64年間には日清・日露戦争、5・15、2・26事件、昭和の大恐慌、東京大地震があった。
世界でも第一次、第二次世界大戦世界恐慌があった。 世界は激動していたのである。
 80歳を一つの目安とすると、あと16年。10年間は恐慌の嵐が吹き荒れる環境で、日本がダウンサイズし、
中国が勃興するプロセスを目撃することになる。また、ITなどのネット社会への激変も目撃することになる。
64年間、十分に世界を見てきた満足感はある。長生きしなければ、世界の変化を充分に見ることは出来ない。
 少し、酒でも控えるか。 もう、遅い? 戦争で兵隊を経験し、戦中を乗り越えてきた80歳後半の人は、
本当に長く生きてきた実感はあるだろう。彼らは変化を受け入れ、冷静に見ているから、なお、
時間の長さ・短さを実感しているだろう。これだけ激しい変化を目撃するとは、実際思ってもいなかった!
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2776, 仮説思考 -3
 2008年11月10日(月)
「仮説思考」で、この金融危機を掘り下げて考えみる。
「この一連の金融危機世界恐慌の序曲である。」と、仮説を立ててみる。
(「もうこれは仮説ではない! 現実である」という私の内なる声は無視する)
  --その仮説から考えると--
「1929年の世界恐慌と比べて、今回の方が遥かに規模が大きく、タチが悪い」と世界恐慌・研究の米国人
経済学者がインタビューに答えていた。 経済危機としては歴史的にみて最悪の事態であり、5年や10年
のスパンで収束しない事態。 その最大の被害者は一番の友好国である、イギリス、イギリス連邦、日本、
サウジアラビア。次は体質のまだ弱いUCの国々、ロシア、中国である。アメリカの毒入債権を金融機関
や個人が多く保有しているからである。アフリカ系のオバマが、いくらチェンジといっても、それは口先
だけのこと、実際はあまりにも大きな壁があり、早期回復など有得ない。 そうこう考えると、この10年
は想像を絶する事態が待ちうけ、世界戦争につながる可能性が大。「地球システム」の立場からみれば、
この狂った猿の自滅が始っただけで、むしろ有益である。今年の暮から来年にかけて世界中が一挙に不況風
が吹き荒れ、倒産ラッシュは避けられない。5~6年先には、食品が二倍に値上がり(もっとか?)、消費税
が25%、株は5千円以下、土地の値段は現在の半分か三分の一。生活レベルが現在の半分以下とみればよい。 
それでも40年~50年前の生活に戻るだけである。 それがどうしたといえば、どうもしない。 
この予測が悲観的ではなく、現実的な予測。そうなりざるを得ないだけ。企業には成長対策、競争対策、
生存対策、将来(長期)対策があるが、生存対策が最優先の時代の到来になった。今回の問題は、
これまでのドル体制が根こそぎ崩壊していくサインである。更に悪いことに、ユーロも崩壊に近い状態で
あり、今後の新しい金融システムの未来像が見えてない。そうこう考えると、世界は欧州、アメリカ、
アジア、アラブ圏などの、ブロック化の傾向が強くなる。その中で日本は、どのブロックに入っていくかが
戦略的大問題になる。 
 今週末のサミットは異常事態の中での緊急に開催されるが、「驚くべき声明」になる可能性もある。
各国が同時に非常事態を宣言する可能性とか、一時的な銀行閉鎖もありえる。 
世界はキセズシテ激動期にはいったのである。 日本でも、世界でも、大地震津波やサイクロンが発生するし、
異常気象が発生している。 この世界的危機を含め地球システムそのものの変調が原因とみるべきである。
 ▼ 以上が、この異常事態を「世界恐慌」と仮説?して書いたものである。成るほど、書いていて基点が
明確であるので、どんどん言葉が出てくるし、掘り下げて考えやすい。            つづく

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2007年11月10日(土)
2412, 暴対法について       ○( ̄ ̄ ̄ ̄o ̄ ̄ ̄ ̄)○ おっ W( ̄ ̄ ̄ ̄∇ ̄ ̄ ̄ ̄)W は~
また、九州で暴力団の素人を巻き込んだ殺人事件があった。こうなったら「暴力団対策庁」を「警察庁
から独立して設立すべきである。
暴対法が出来てまる15年、その社説が先日の産経新聞に出ていたが、この法律が出来てから見るからに
暴力団風の男の宿泊は激減した。またクラシックなパターンのホテルへのカツアゲも殆どなくなった。
開業以来ほぼ強請り取られた経験はないが、それでも現場は常に緊張感に包まれている。地元の暴力団
比較的に大人しいが、それでも数年に一度はニアミスを起こしそうになる。
(字数制限のためカット 10年11月10日)
・・・・・・・・
2006年11月10日(金)
2047, あたりまえなことばかり -3
      オッ(*^○^*)ハ~       ー 読書日記
難しいことを、わかりやすく書いてあってよい。 考えることは数多ある娯楽の中で一番面白いと・・
如何にわかってないかをわかること、無知の知の自覚こそ哲学の原点という。そして「きちっと考えれば
悩まなくなる」というが、そのとおり。自由への道を一歩一歩、考えながら歩むことになる。
 ーーー
「あたりまえなことばかり」 
  ー 考えるとはどういうことか ー
 ソクラテスもこう言ってます。「何も考えても何の得にはならない、しかしわからないことをわかろうと
考え始めて、如何にわからないかということをはっきりわかることができる」彼はこれを無知の知という
言い方をしました。つまりはパラドックスの自覚です。このソクラテス無知の知という自覚は、哲学の
原点です。考えてもわからないから、なお考えるのです。逆に、考えるということはそこから始まるのです。
 この「考える」ということは、世の中にある他の面白さなど大したことはない、というふうになります。
他の娯楽が多くあるが、直に飽きます。それはその面白さが大したことがないからです。
考えることがなぜ飽きないかというと、いくら考えても先があるからです。
もう少し実用的な言い方をすると、きちんと考えていると、悩まなくなります。     
考えることが自分から始まって宇宙まで広がると、その開放感とか自由感は凄いものなのです。
なぜなら、非常に大きなところから自分を見る視点を獲得するからです。
相対的な視点が獲得できると、我われは日常のべったり張り付いている場所に居ながら、
また宇宙大の視点から見ることができるから、非常に自由になれるわけです。今が日常のすべてと思い
込んでいる人が、こういう目を持つことができれば、あれこれ悩んだり喧嘩したりすることから開放され
るのです。死体が残って、死が何処にもなければ、人は当然、魂という発想を持つわけですが、
 これを上手く語る言葉がない。 また魂を語るといって、これは死後を語るということではないのです。
死後とは、これこれであると言ってしまえば、それは宗教になってしまいます。 死後は誰もわかって
ないのです。ですから、古代の人の死生観が如何に自然であったか気づくわけです。 どうやら人が自分を
自分と思っている自分は、それほど明確なものではないらしい。自分と宇宙、自分と他人というものをうまく
分けられない。 万物は流転しているようだとだんだん気づいてきます。そうすると再び、今ここに居て
何かをしている自分は何か、という問いに戻ってきます。
我われがこの地球に存在したことの意味と目的というのは、考えることによって、その不思議さを自覚する
ことによって、自由になることにあると思います。 我われは考えないことによって、要らないことにいっぱい
こだわって、不自由になっているいるわけですから、考えることによって、それから一つ一つ自由になっていく。
また本来すべての我われが自由であったということに、考えることによって人は必ず気づくはずです。
謎を自覚することは、自由である他になりません。 だからこそ人は、じっくり考える必要がある。考えて
自覚すること、自分が自分であることの謎を 自覚することこそ、この時代の人生を生きることの意味は
尽きていると考えます。
 ーー
 以上が「考がるとはどういうことか」の主旨である。「人間の最上の快楽は考えることである」という
のは少しは納得できた。秘境旅行に行って、サッパリして帰ってくるのと酷似しているから尚のことだ。
最果ての地で直感した開放感と自由感は、その離れたところからの大きい視点を得ることによって、確実な
心の基点を裏づけとして、何時までも残る。それが、哲学することー考えることと酷似ているということ。
哲学も、秘境旅行も、その蓄積により自分の中の自由を大きく切り開いてくれる。我われは、よく考え、
よく生きることによって、よき自分の物語を持つことができる。自分の中に自分の物語と、歴史の物語を
重ねることによって、互いのプリズムを照らし合わせて輝かしい人生にすることが、哲学をすることに
求められるのではなかろうか。