つれづれに

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  今日は母親の命日。 1997年。 まる21年、…満87歳だった。
 ポタリングの後に、近所のスーパーで花を買って墓参り。
21年といえば、様々なことがあった。歳月人を待たずというが。
自然災害と、情報機器の進化は、目を見張るものがある。



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2002/10/15
ー堀井シマ短歌集ー  

6年前に亡くなった母の「短歌集」から時々コピーを載せます。

ー堀井シマ短歌集ー  (1)

・窓の下逆巻く波のはげしくてわが生涯の縮図の如し    -1

・蛙鳴き夏を呼び込む水張田にビルの影寫り小波のたつ   -2

・どくだみの影ゆれ動くせせらぎの石を渡りて広き野に出づ -3

・川岸に釣竿たれ居る子供等のビク覗けば鮒一尾なり    -4

・仏壇に献げし碗の茶の中に梅花うつぎは香り放ちぬ    -5

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ー堀井シマ短歌集ー  (2)

・大椿大島よりの土産花部屋蔽ふごとく大きく開く    -6

・袋田の三段の滝夢のなかに亡き友がきて元氣に笑ふ   -7

・夕闇の中白き木蓮万と咲く東山魁夷に描き貰ひなば   -8

・雲上に仏の在す仏国殿慈悲たたへ拝む諸人救はんと   -9


・雲深き山の里にも桜咲き舞ひ散りながら下草を染む   -10

――
ー堀井シマ短歌集ー  (3)

・湯の宿に見る八海銀山駒ヶ嶽山頂の残雪繒を見る如し  -11

朝顔の蔓うら枯れて落ちし実の秋田のなかに黒く光れり -12

・いつの間にか喜寿とはなりぬ友ら多く賀詞を賜ひぬありがたきかな
                           -13
・枯葉舞ひ地上に落つる間もなくに又もや風に吹かれ飛び散る-14

・五歳の孫友の泳げる繒を画きて特別賞を貰ひかへりぬ  -15

^――
堀井しま短歌集ー4

剣道にはげむ男の孫それなりに力をつけて貫禄をもつ  -16

雪とくる音に目覚むる春の明け臥所をなほも離れがたかりー17

羽衣の謡の聞こゆ亡き友の家なき空地に茫々として   -18

南山の向うは日出づる日本なり連なる山に紅き陽の照る -19

ソウルにて博物館に展示さる砧青磁天竜七官     -20

――
堀井しま短歌集ー   (5)

白と青の雲の織りなす象徴画空のカンバスに無限に拡がる-21

残雪は牙むく如く嶺に冴えてなだりは青き夏の立山   -22

立山の頂きに佇つ若き等は頭を垂れをりおもひ思ひに  -23

雨後の庭靜まりかへる片隅に目をくりくりと足元の蛙  -24

手水鉢かけひの上の青蛙水したたるを覗きみすらし   -25

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2002/10/12

母から聞いた話である。
母が堀井に嫁いで数年たった時、多くいる小姑との折り合いが
うまくいかず、離婚を覚悟に実家に帰った時の祖母の励ましの話が良い。

「一番苦しい時は人生で一番いい時なのよ!」
私の一番苦しい時に聞いた言葉であった為か、強い印象が残っている。
小姑とイロイロあったと聞いていたが、こういう話しを聞くと納得する。

祖母もその経験があるから?その瞬間、その言葉が出たのだと思う。
人生の深淵のある言葉である。
「苦しいときは逃げては絶対に駄目、前向きに生きなさい」
という気持ちの意味が背後にある。

人生から逃げ回っている人が本当に多い。
逃げても、その自分が何処までもついて来るのさえ気づかない。
そしていつも逃げ回ろうとしている。
このような人には「人生のいい時は来ない!」来ても気がつかない。

「苦しみを通り抜けて歓喜に!」というベートーベンの言葉がある。
苦しむから歓喜があるのだ。
マゾはそれをセックスプレーで楽しむのだろう。

最後の一言は必要ない?!
硬い話を最後で落とす為です?

遇然の一致は解っているがなにか不思議な感覚にになってきた。
仕方がないので隣にならんであった、母の見合用と聞いていた写真を
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