つれづれに

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  今日のYoutube

 昨日のシネマ、<パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊>が
思いの外、面白かった。 評価は90点。
https://www.youtube.com/watch?v=rS10KM21CH0
 ~あらすじ
 かつてジャックと冒険を共にしたウィル・ターナーは、今や幽霊船フライング・ダッチマン
の船長として呪われた運命を生きている。その息子ヘンリーは、父を救おうと海の伝説を調べつくし、
呪いを解く力が伝説の秘宝<ポセイドンの槍>にあることを突き止める。 勇気ある青年に成長した
ヘンリーは、英国軍の水兵となるが、いまだ<ポセイドンの槍>にはたどり着けずにいた。

 帰ってきてから、数ヶ月前にTVに録画をしていた映画も、これに劣らず面白い内容。
生きて経験していること自体が、夢幻と割切って以来、映画は、異次元の世界へのスリップと
思えば、これほど面白いことはない。幻覚を積極的に楽しめば、それだけ遊べることになる。





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2012年07月15日(日)
1129, マネー大動乱  ー2
     「日本と世界を直撃するー マネー大動乱」増田悦佐
 アメリカの金融業界と他の産業の格差は二倍。そして製造業が商業より三割高。
日本もアメリカほどでないとして同じ傾向にある。最近では公務員が民官に比べて
2~3割以上も高いことが問題になっている。強い立場を利用して御手盛りをして
いるのである。情報化もあり、一強多弱の傾向が全ての産業で強くなってきた。
日本の自動車業界も日本資本はトヨタとホンダぐらいしか残っていない。
家電にいたっては総崩れの様相になってきている。グローバル化は世界各国の
垣根を超えた戦いになり、一強しか生き残れない事態になる。
 ー第二章 アメリカの金権社会は、荒治療でしか直せないー
  * 産業間格差と、一業界一社の時代
≪ 日本の金融業界の給与水準は、その他産業の20~30パー増しくらいである。
これがアメリカだと、その他全産業の倍。20~30パー増しではなく二倍なのだから
驚いてしまう。製造業と商業の給料ベースを比べると、日本では製造業が商業の
15~16パーセント多いだけだ。これがアメリカになると、製造業は商業よりも
30パーセントは高くなっている。あらゆる職種について給与水準の差が大きい
のがアメリカの特徴なのだ。当然、給与がいい産業には誰れもが殺到するから、
どうしてもその産業は慢性的に人員過剰になる。いくらでもスペアは利くから
リストラもしやすい。逆に、低賃金のところは慢性的な人手不足になりがちだ。
人手不足だから時給を上げて人を手当をしようとすると採算割れになるので、
他ではどこにでも採用されそうもない低賃金労働者で久場を凌ぐしかない。
移民には絶好の勤め口だが何時までも経っても生産性が低いままだ。
結局、会社ごと産業ごと衰退してしまう。アメリカに比べると、日本はどの
産業を見渡しても収入に大きな格差がない。人手不足も人員過剰も極端ではない。
それでいながら採用する会社側は「人員過剰の人手不足時代だ」と愚痴をこぽし、
雇われる側は「天職に転職したい」と夢ばかり追いつづけている。どちらの陣営
も自分たちがいかに恵まれた環境にあるかご存じないが、一般庶民が夢を追い、
高い要求水準を主張しつづけられるのは文句なくよいことだ。
 参考までに、お隣の韓国は教育水準がますます高くなっている。
だが、1997~1998年の大不況でIMFが乗りこんできて、大企業は一産業一社
というアメリカンスタイルにつくり変えてしまった。おかげで、それまでの
7~8つの財閥が競争して採用活動を展開していた時代は遠い昔、企業の求人
活動はすっかり衰退している。電機.電子ならサムスン、自動車なら現代に
採用してもらえるかどうかで、その後の人生が天と地ほどもちがってしまう。 
同業で生き延びているのはクズ同然のその他大勢企業だけだから、敗者復活戦
もありえない。同じ電機業界でも、パナソニックもあればソニーも日立も東芝
もあるという構造はいま、世界中でも日本だけになりつつある。
ドイツもかっては大きな産業ごとに代表的な企業が3~4社ずつあって
しのぎを削っていた。これがドイツという国家の活力になっていた。いまは
そんな状況ではないぜいぜいフォルクスマゲンとダイムラーペンツ、BMW
抱える自動車くらいしか、複数の企業が切磋琢磨して高い技術水準を維持できる
産業は残っていない。こうして改めて見渡すと、いまや基幹産業ならどれを
取っても少なくとも三~四社の大企業同士の激しい競争が続いている国は、
日本だけなのだ。あとはどこでも、基幹産業それぞれで国際競争に打って出て
通用する企業は一社だけという「競争」環境になっている。≫
▼ 情報化によるグローバル化が産業間格差と、一業界一社の時代を作り上げた
 といってよい。但し、その周辺で、それにとって変わる群れがいることが前提
になる。問題は個人レベルの格差に直接影響すること。日本の産業も大きな
亀裂が出来たようだ。

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3763, ユング ー6
 2011年07月15日(金)
* この東北大震災を、ユングの「布置」とし日本国家に置き換えてみると!
 10年前の9・11テロと、3年前の9・15のリーマンショックで大打撃を
受け瀕死の事態に、今度の3・11の東北大震災と福島原発事故が重なり襲った。 
これを「二つの歴史的経済震災」に対する、この東北大震災は「めぐり合せ」
(布置)と考えると、この大地震の意味が見えてくる。 世界的経済震災が二つ
日本に直撃した。それで経済基盤が弱い東北・北海・北陸など地方経済は、
これ以上ないほど疲弊をしていた上に、このめぐり合わせである。ただ偶然が
重なっただけでなく、そこに意味を見出すべきである。 
 また世界全体からみれば、地球温暖化の中で原子力の是認が流れになっていた
矢先のこれ。「西洋的合理主義に対しする根底からの見直しのサイン」と、この
「布置」=めぐり合わせを見るべきではないか。日本もグローバル化の時代の中、
西洋的合理主義の考え方を、根底から変える機会と見るべきである。また同時に
開放も図るサイン?ではなかろうか。外国人を入れるだけでなく、外国に日本人
も出ていくべき時期。現在の政治体制では日本は成り立たなくなっているが、
現在の日本は自己修正能力が失われている。 この「布置」は、この震災が
最後のダメ出しとして、否応なく壊滅的状態まで個人から国家までの既存の
システムの破壊が進むことになる。世界は日本を先駆けとして、その崩壊と
先行きを冷静に学習することになる。これは取ってつけた民主主義と、隷属
国家の末路として捉える。波乱の中で現状を変えるのは、信長か、秀吉のような
下克上で、成り上がってきた者である。 日本も世界も、思い切ったダウン
サイズの時期に来ている。 この10年間の、幾つかの自然災害の頻発は、
地球規模の大転換へのサインである。まさに、その時に、9・11、9・15
の経済大震災である。やはり、来年後半にかけて、世界は政治的、経済的に
津波が荒れ狂うことになる。 その中で、全体が、より合理的な、身丈に
あった生活になっていくのでは? 現に、日本は、その一歩を踏み出している。 ・・・