つれづれに
他のブログ
http://www.enpitu.ne.jp/usr5/54909/
http://horii888888.toypark.in/cgi-bin/s_diarys.cgi
http://d.hatena.ne.jp/horii888888/archive
今日のYoutube
昨日のシネマは『ジャングルブック』 ディズニー制作だが、
少し、子供向きだった。 観客は老若男女と、さまざま。 評価85点。
今朝は雨のため、ポタリングは中止。
このところ、幾つかの録りだめの、欧州の刑事ものシリーズを見ている。
内容は暗く、幼児猥褻とか、少女誘拐とか殺人のストーリーが多い。
何か、その閉鎖性が、地元と重なるところがあり、何処も同じ
秋の空である。
・・・・・・
・・・・・・
3066,ウワサを考えてみる -2
2009年08月27日(木)
「うわさ」をもう一歩掘り下げて考えるために「オレルアンのうわさ」と
「和服美人局のうわさ」を対比してみる。似ているところは、バックにある
犯罪組織の臭いと、性的な危うさ、そして「ユダヤ人経営者」=「女好き経営者」
への虐め。違うところはオレルアンが若い女性の間の噂だったのが、長岡は街の
酔い客である。前者は根も葉もないデマだったと後で判明したが、後者は
ファジーのままで終焉したこと。「うわさは愚者に始って、賢者で終わる」
というが、冷静になれば風評ということが分かるはず。 人は「事実より、
信じたいことを信じる」傾向があり、心の闇に符号することには更に強くなる。
「悟りとは、平気で死ぬことでなく平気で生きること」というが、うわさなど
一々気にしていたら自分の世界を小さくするだけである。特に地方では小さい
世界を更に小さくしてしまうことになり、生き辛くなる。 女性週刊誌は芸能人
の「うわさ」(とくに下ネタ)を商売のネタにしている。芸能人も売名のため、
自分の方からネタを売り込む場合もある。「火のないところに煙がたたない」
というが、うわさをたてられた当人が火ではなくて、うわさを好んでする
「劣化した連中の口が火元」になるから、複雑になる。 中世の頃にあった
「魔女狩り」や、第二次大戦の東京大空襲直後の「朝鮮人狩り」とか、デマが
真実と信じられ殺害にまで至る。今では「2チャンネル」のサイトが、その機能
を果たしている。人間の心の弱点には「自分の心の不安を言葉に言い換えた物語
を信じてしまう傾向」がある。それをついたのが新興宗教、占い師である。
週刊誌の記事は売らんがために、不安のネタを見出しにし、あらゆる手法を使う。
それを額面どおりに受け止めるのも問題だが。この選挙のキャンペーンにも、
不安を煽って物語をつくり、自分を解決の主役にしている輩を多くみかける。
それを選挙民が求めているいるのだから、虚像でもよいから演じるのは当然、
といえば、その通りだが。
・・・・・・
・・・・・・
2701, 地球史における革命的事件
2008年08月27日(水)
6500万年前に巨大な隕石が衝突し、恐竜が絶滅したというドキュメント
をTVでみた記憶はある。この本で知ったことだ、米ソの核の爆発のエネルギー
の1万倍の規模とは驚いた。当時、「もし核戦争で起こって核が全て使われたら
人類を数万回は殺戮できる」と聞いていた。その一万倍の破壊が6500万年前に
実際あったのである。それが現代に来たとした物語の映画が幾つかみたが...
その御陰で、恐竜が絶滅して人類の祖先が生まれる環境が出来たのである。
1000万年遅れれば、我々人類の祖先さえ、まだ地球上に存在してないのである。
以下は「レンタルの思想」を読んで、さっそく取り寄せた本にあった
地球にとっての革命的事件の内容を抜粋した。
---
「地球システムの崩壊」松井孝典著 -読書日記
*地球史における革命的事件
~~~
K/T境界層と略称される地層がある。絶対年代では、6500万年前の地質の
ことである。この年代を境に、生物の絶滅が起こっている。それぞれの地層に
ふくまれる化石に基づいてその年代が決められる地質年代では、その前後の
年代を、白亜紀、第三紀と命名して区分している。それぞれの年代の、
外国語表記の頭文字がKとTなので、その境界の地層は、K/T境界層と呼ばれる。
この地層は世界中至る所に分布する。もちろんわが国にもある。・・・
カリフォルニア大学の、アルパレスという地質学者を中心とするチームが、
そのK/丁境界層で、イリジウムといら元素が濃集している事を発見し、
それが巨大な隕石の衡突によってもたらされた、とする学説を、サイエンス誌
に発表したのである。 それが地球史観においてなぜ革命的なのかといえぱ、
従来、地質学の根本原理といわれていた「斉一説」を否定するものだったから。
斉一説とは、前にも紹介したように、現在生起する自然現象が過去においても
同様に起こったと考え、従ってそれを前提にして、地層に残された記録を解読
しようとする考え方のことである。 天体衝突のようなアドホックな現象を
排除して、地質詑録の解釈をするのがより科学的、ということで導入され、
悟奉されてきた。 その後一〇年くらい、この論文の妥当性に関し、論争が読く。
論争に終止符がうたれたのは、1991年のことだ。メキシコのユカタン半島
において、その地下に6500万年前に形成された。
直径180キロメートルに達する巨大なクレーターが発見されたのだ。
一九九四年、筆者は米国、メキシコの研究者らと共同で、このチチュルブ・
クレーターと呼ばれるクレーターの地琢物理学的調査を始めた。
多くのダイナマイトを使うことなどで、許可まで時間がかかったが、1996年に
ようやく、地質調査の許可を得るところまでこぎつげた。 予備調査を開始した
ところ、欧米やメキシコのK/T境界では、これれまで報告されないような異常な
K/T境界層が存在することを発見した。・・・
例えば、ぺニャ一ルベル層、ババナ周辺の100キロmくらい渡って、
東西に分布する。それぞれが場所ごとに、様々な厚さをもつ。それらは、
当時のユカタン半島の東に分布した地塊の、大陸棚斜面ドに、東.西に分布
したひと連なりの地層と考えられる。ユカタン半島に、直径10キロメートル
を超える巨大な阻石が衝突し、直幡180キロメートルに連なる巨大な
クレーターが形成されたその時、衝突の衝撃波は大地を揺るがし、海には
波長が1千キロメートルにも達するような、また海岸ではその波高が数百M
に連するような、巨大な津波が発生した。地震により大陸棚の斜面は崩壊し、
すざましい土石流となって海底に滑り落ち、更に津波によって運び込まれた
土砂で、海は汚され、泥海と化す。それらが堆積し、形成されたのが、
キューバ各地に堆積されたK/T境界層である。
これらの地層を調ぺた結果、それまで知られていなかった、いくつかの
新事実が明らかにされた。ひとつは、いずれもが、津波によって形成された
ことである。天体働突と津波とがどう結びつくか?
直後10kmの巨大隕石が秒速二〇?メートルを超える速度で衝突すると、
その瞬間、膨大なエネルギーが解放される。その衝突のエネルギーは、かって
米ソが冷戦時代に保有していた核弾頭のすべてを同時に爆発させエネルギーに
ひってきする。今は亡きカール・セーガンらが指摘したように、全面的な
核戦争が起これば、いわゆる"核の冬゜呼ばれる地球環境の変動が起こるが、
この衝突によぞ引き起こされる環境変動は、そのエネルギーの比較からも
わかるように、それとは桁違いの大きさである。
~~
その衝撃のため生き延びたのが海中の動物と、小動物だったというのも
注目に値する。地球システムからの人間圏への報復は、この延長なら
もっと大きな事態になるのだろうか?
・・・・・・・・・
2007年08月27日(月)
2337, 郵便配達夫シュバルの理想宮 -1
「郵便配達夫シュバルの理想宮 」-河出書房ー岡谷公二著
図書館の返却コーナーで見つけ一昨夜読んだが、とにかく面白い!
以下は、シュバルの理想宮の概要であるが、私好みである。最近は、普通の
成功話など何とも感動などしないが、こういう馬鹿と気違いの紙一重の話
には興味をそそられる。 それもユング的な世界を、そのまま理想宮という
形で33年間もかけて、コツコツと創りつづけるなど、何と感動ものである。
ーまずは、その概要というとー
(字数の関係でカット08年8月27日1)
ーーーーーーー
2006年08月27日(日)
1972、事業百訓ー1996年(10)
(字数の関係でカット08年8月27日)
ーH0805 エジプト、トルコ感激の旅 ーエジプト編ー
まさにタイム・スリップして数千年前の古代を旅している日々であった。
まず最初に訪ねたのがカルナック神殿。“まさしく驚愕!”直径が二mの
石の大列柱が百数十本並ぶ神殿。これが三千数百年に本当に!周辺の王侯貴族を
驚かす為に造られたというが、今まさに自分が、目を丸くして驚いているのだ。
歴史が私という小さな存在を見下ろしているのだ。
日本ではまだ縄文の時代、これを造りあげた高度の技術があったのだ。
そして壁に刻みこまれたレリーフ、古代文字、現地のまだ若い日本人女性ガイド
の熱心な説明も手伝って古代文明の世界にタイムスリップした気分になってしまった。
空に天を指すオペリスクとラムセス?世などの王や神の像の数々、今まで何度か
海外旅行をしていながら、何故ここにもっと早く来なかったのだろうか?
と考えてしまったほどだ。 次に行った“王家の谷”。ここは何代の王様の墓が、
かくれるように数々掘られている集団墓地だ。この中で英国の考古学者カーター
の執念でつきとめられたツタンカーメンの墓室にも入ってみた。
また、夕日の長い影を落としていたハトシェプスト女王の壮麗な葬祭殿と、
そこにやはり刻まれていたレリーフの数々。その帰りにたちよったネクロポリス
の麗に立つメムノンの二体の巨像の神秘的な光景も印象的であった。
その翌日行ったアブジンベルの大神殿、小神殿、のラムセス?等の巨大な立像も
実際そこに立ってみて古代歴史の深さを実感する事ができた。またアスワンの
ナイル川で乗ったのんびりした“ファルーカ”という小さな帆かけ舟の夕日の中
での“ひととき”も、一瞬の中に永遠を感じる事ができるようだった。
旅の後半になってカイロに入ったが、ナポレオンが言ったという“四千年が
諸君を見下ろしている!”という、まさに異様なイスラム社会が大きなカルチャー
ショックになった。丁度、ラマダン(一ケ月間の日の出から日の入りの断食の行)
という事もあり、異様さがさらに目立ち、我々日本人は西欧社会に感化されて
いるのが対比する事ができた。
早朝、街中とどろくアラーラの祈りのスピーカーの音も異様そのものだった。
我々の目からみると、接するエジプト人全員が金に特に汚い詐欺師そのもの、
“騙すより騙されるのが悪い!”“車は轢かれるほうが悪い!”とか、それが
イスラム教という。 カイロ郊外にある二百五十万個の巨石を積みあげた
ピラミッドも本当にすばらしいの一言。考古博物館のツタンカーメンの黄金の
マスクと財宝をみた瞬間、ゾクゾク身ぶるいをしてしまった。
まだ今にも起きあがりそうなラムネス?をはじめとする数々のミイラも
数千年をこえて、不死への激しい希求を魂に語りかけてくるようであった。
ーH0805 エジプト、トルコ感激の旅 -トルコ編 ー
トルコといえばキノコ岩等の奇岩の群れのあるカッパドキアが有名である。
トルコ中央に位置しているアンカラの南東に広がる高原地帯にある。
中世にイスラム教徒の圧迫により逃れ逃れたキリスト教がたどりつき、奇岩を
くり抜き洞窟教会や住居をつくりあげた聖地。まさにSF映画やアニメ漫画に
出てくるような現実ばなれした奇景そのもの。“本当にここは地球上?”と
息をのんでしまうほど。
その近くにあった地下都市・カイマルクも異教徒からの目から逃れる為の秘密
地下都市群。あちこちに蟻の巣穴のように縦横に掘られており、地下のマンション
と形容できた。一万人以上が何世紀にわたり隠れ住んでいたという、信仰の深淵
さをみた思いであった。そして、その帰りのバスの中より夕景の“大きな
丸い真赤の月光”も生まれて始めてみる生涯忘れられない光景であった。
イスタンブールの地下宮殿と呼ばれている地下水道の貯水池“イエレバタン・
サライ”も非常に印象的なものであった。十二列×八mの列柱が三百三十六本
整然と並んでおり、その一本の柱の下に神話に出てくる女神、メンドーサの石首が
土台になっているのが神秘的だ。BGMにベートーヴェンの第九が厳かに流されて
いたが、その場の雰囲気にぴったりであった。
トプカプ宮殿では、かのオスマントルコ帝国が、何世紀にわたって世界中より
集めた秘宝がところ狭しく展示してあった。 リンゴ大の四十数カラットのダイヤ
や純金の椅子には驚いた。宮殿もその絢爛たる宮廷生活をしのばせ、四〇〇年間の
スルタン(皇帝)の日々が目に浮かぶようだ。
また、イスラム寺院のブルーモスクやアヤソフィアも、その荘厳な内部も圧倒。
私自身、気功をやっている為か、右手がいたくなるほど、しびれがきた。これだけ
の深い歴史の国に四日間だけで、ほんの一部しか触れる事はできなかったが、
この国の“光”の一部はしっかり見たつもりである。 最後に行った巨大市場、
スークも面白かった。五千の貴金属、みやげ物を売っているが、ほとんど偽物の
金銀の貴金属商品という。そういう目でみると逆に面白いものばかりであった。
殺人的なスケジュールの十日間の旅であったが、中味の濃い感動・感動そして
感激の日々であった。 (H 8年.1月30日~2月8日)
ーH0807 インカ帝国<夢の旅> ーマチュピチュの遺跡編 ー
ペルーはインカ帝国がスペインに滅ぼされるまで文字が一切ないという不思議
な文明の国であった。その為かプレインカ(インカ帝国以前の文明)と、インカ
帝国がより神秘的にナゾめいて来る。その圧巻がマチュピチュの遺跡である。
高度三千三百mのインカの首都であったクスコよりバス、登山列車、登山バスを
乗り継いで四時間あまりの行程。 四千~五千mの山々の谷間に、突然小さな
(といっても二千三百m)山が見えてきた。
そこに空中都市といわれるマチュピチュの遺跡が、霊界のように造られていた。
地上世界ではなく「あの世」を思わせる神秘的、霊的、宇宙的な別世界である。
エジプトのカルナック神殿をみた時の驚き!と同じか、それ以上の驚嘆に一瞬に
つつまれてしまった。あれだけTVドキュメントと写真でみていたのに、
“現実にみると全く違う!”神秘的あまりにも神秘的、いや霊的神性という
言葉が、ぴったりとする! 本当に地球は広いそして深い!とあらためて実感した。
この空中都市は、インカの人々がスペイン人より逃れる為と復習の為の作戦都市
といわれている。そして突然、この都市を焼き払い奥地へと消えていき、まだ
発見されてない地に伝説のそして幻のビルカバンバの都市を建設したという。
マチュピチュを去る決意をした人々は老人と“太陽の処女”たちを
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今日のYoutube
昨日のシネマは『ジャングルブック』 ディズニー制作だが、
少し、子供向きだった。 観客は老若男女と、さまざま。 評価85点。
今朝は雨のため、ポタリングは中止。
このところ、幾つかの録りだめの、欧州の刑事ものシリーズを見ている。
内容は暗く、幼児猥褻とか、少女誘拐とか殺人のストーリーが多い。
何か、その閉鎖性が、地元と重なるところがあり、何処も同じ
秋の空である。
・・・・・・
・・・・・・
3066,ウワサを考えてみる -2
2009年08月27日(木)
「うわさ」をもう一歩掘り下げて考えるために「オレルアンのうわさ」と
「和服美人局のうわさ」を対比してみる。似ているところは、バックにある
犯罪組織の臭いと、性的な危うさ、そして「ユダヤ人経営者」=「女好き経営者」
への虐め。違うところはオレルアンが若い女性の間の噂だったのが、長岡は街の
酔い客である。前者は根も葉もないデマだったと後で判明したが、後者は
ファジーのままで終焉したこと。「うわさは愚者に始って、賢者で終わる」
というが、冷静になれば風評ということが分かるはず。 人は「事実より、
信じたいことを信じる」傾向があり、心の闇に符号することには更に強くなる。
「悟りとは、平気で死ぬことでなく平気で生きること」というが、うわさなど
一々気にしていたら自分の世界を小さくするだけである。特に地方では小さい
世界を更に小さくしてしまうことになり、生き辛くなる。 女性週刊誌は芸能人
の「うわさ」(とくに下ネタ)を商売のネタにしている。芸能人も売名のため、
自分の方からネタを売り込む場合もある。「火のないところに煙がたたない」
というが、うわさをたてられた当人が火ではなくて、うわさを好んでする
「劣化した連中の口が火元」になるから、複雑になる。 中世の頃にあった
「魔女狩り」や、第二次大戦の東京大空襲直後の「朝鮮人狩り」とか、デマが
真実と信じられ殺害にまで至る。今では「2チャンネル」のサイトが、その機能
を果たしている。人間の心の弱点には「自分の心の不安を言葉に言い換えた物語
を信じてしまう傾向」がある。それをついたのが新興宗教、占い師である。
週刊誌の記事は売らんがために、不安のネタを見出しにし、あらゆる手法を使う。
それを額面どおりに受け止めるのも問題だが。この選挙のキャンペーンにも、
不安を煽って物語をつくり、自分を解決の主役にしている輩を多くみかける。
それを選挙民が求めているいるのだから、虚像でもよいから演じるのは当然、
といえば、その通りだが。
・・・・・・
・・・・・・
2701, 地球史における革命的事件
2008年08月27日(水)
6500万年前に巨大な隕石が衝突し、恐竜が絶滅したというドキュメント
をTVでみた記憶はある。この本で知ったことだ、米ソの核の爆発のエネルギー
の1万倍の規模とは驚いた。当時、「もし核戦争で起こって核が全て使われたら
人類を数万回は殺戮できる」と聞いていた。その一万倍の破壊が6500万年前に
実際あったのである。それが現代に来たとした物語の映画が幾つかみたが...
その御陰で、恐竜が絶滅して人類の祖先が生まれる環境が出来たのである。
1000万年遅れれば、我々人類の祖先さえ、まだ地球上に存在してないのである。
以下は「レンタルの思想」を読んで、さっそく取り寄せた本にあった
地球にとっての革命的事件の内容を抜粋した。
---
「地球システムの崩壊」松井孝典著 -読書日記
*地球史における革命的事件
~~~
K/T境界層と略称される地層がある。絶対年代では、6500万年前の地質の
ことである。この年代を境に、生物の絶滅が起こっている。それぞれの地層に
ふくまれる化石に基づいてその年代が決められる地質年代では、その前後の
年代を、白亜紀、第三紀と命名して区分している。それぞれの年代の、
外国語表記の頭文字がKとTなので、その境界の地層は、K/T境界層と呼ばれる。
この地層は世界中至る所に分布する。もちろんわが国にもある。・・・
カリフォルニア大学の、アルパレスという地質学者を中心とするチームが、
そのK/丁境界層で、イリジウムといら元素が濃集している事を発見し、
それが巨大な隕石の衡突によってもたらされた、とする学説を、サイエンス誌
に発表したのである。 それが地球史観においてなぜ革命的なのかといえぱ、
従来、地質学の根本原理といわれていた「斉一説」を否定するものだったから。
斉一説とは、前にも紹介したように、現在生起する自然現象が過去においても
同様に起こったと考え、従ってそれを前提にして、地層に残された記録を解読
しようとする考え方のことである。 天体衝突のようなアドホックな現象を
排除して、地質詑録の解釈をするのがより科学的、ということで導入され、
悟奉されてきた。 その後一〇年くらい、この論文の妥当性に関し、論争が読く。
論争に終止符がうたれたのは、1991年のことだ。メキシコのユカタン半島
において、その地下に6500万年前に形成された。
直径180キロメートルに達する巨大なクレーターが発見されたのだ。
一九九四年、筆者は米国、メキシコの研究者らと共同で、このチチュルブ・
クレーターと呼ばれるクレーターの地琢物理学的調査を始めた。
多くのダイナマイトを使うことなどで、許可まで時間がかかったが、1996年に
ようやく、地質調査の許可を得るところまでこぎつげた。 予備調査を開始した
ところ、欧米やメキシコのK/T境界では、これれまで報告されないような異常な
K/T境界層が存在することを発見した。・・・
例えば、ぺニャ一ルベル層、ババナ周辺の100キロmくらい渡って、
東西に分布する。それぞれが場所ごとに、様々な厚さをもつ。それらは、
当時のユカタン半島の東に分布した地塊の、大陸棚斜面ドに、東.西に分布
したひと連なりの地層と考えられる。ユカタン半島に、直径10キロメートル
を超える巨大な阻石が衝突し、直幡180キロメートルに連なる巨大な
クレーターが形成されたその時、衝突の衝撃波は大地を揺るがし、海には
波長が1千キロメートルにも達するような、また海岸ではその波高が数百M
に連するような、巨大な津波が発生した。地震により大陸棚の斜面は崩壊し、
すざましい土石流となって海底に滑り落ち、更に津波によって運び込まれた
土砂で、海は汚され、泥海と化す。それらが堆積し、形成されたのが、
キューバ各地に堆積されたK/T境界層である。
これらの地層を調ぺた結果、それまで知られていなかった、いくつかの
新事実が明らかにされた。ひとつは、いずれもが、津波によって形成された
ことである。天体働突と津波とがどう結びつくか?
直後10kmの巨大隕石が秒速二〇?メートルを超える速度で衝突すると、
その瞬間、膨大なエネルギーが解放される。その衝突のエネルギーは、かって
米ソが冷戦時代に保有していた核弾頭のすべてを同時に爆発させエネルギーに
ひってきする。今は亡きカール・セーガンらが指摘したように、全面的な
核戦争が起これば、いわゆる"核の冬゜呼ばれる地球環境の変動が起こるが、
この衝突によぞ引き起こされる環境変動は、そのエネルギーの比較からも
わかるように、それとは桁違いの大きさである。
~~
その衝撃のため生き延びたのが海中の動物と、小動物だったというのも
注目に値する。地球システムからの人間圏への報復は、この延長なら
もっと大きな事態になるのだろうか?
・・・・・・・・・
2007年08月27日(月)
2337, 郵便配達夫シュバルの理想宮 -1
「郵便配達夫シュバルの理想宮 」-河出書房ー岡谷公二著
図書館の返却コーナーで見つけ一昨夜読んだが、とにかく面白い!
以下は、シュバルの理想宮の概要であるが、私好みである。最近は、普通の
成功話など何とも感動などしないが、こういう馬鹿と気違いの紙一重の話
には興味をそそられる。 それもユング的な世界を、そのまま理想宮という
形で33年間もかけて、コツコツと創りつづけるなど、何と感動ものである。
ーまずは、その概要というとー
(字数の関係でカット08年8月27日1)
ーーーーーーー
2006年08月27日(日)
1972、事業百訓ー1996年(10)
(字数の関係でカット08年8月27日)
ーH0805 エジプト、トルコ感激の旅 ーエジプト編ー
まさにタイム・スリップして数千年前の古代を旅している日々であった。
まず最初に訪ねたのがカルナック神殿。“まさしく驚愕!”直径が二mの
石の大列柱が百数十本並ぶ神殿。これが三千数百年に本当に!周辺の王侯貴族を
驚かす為に造られたというが、今まさに自分が、目を丸くして驚いているのだ。
歴史が私という小さな存在を見下ろしているのだ。
日本ではまだ縄文の時代、これを造りあげた高度の技術があったのだ。
そして壁に刻みこまれたレリーフ、古代文字、現地のまだ若い日本人女性ガイド
の熱心な説明も手伝って古代文明の世界にタイムスリップした気分になってしまった。
空に天を指すオペリスクとラムセス?世などの王や神の像の数々、今まで何度か
海外旅行をしていながら、何故ここにもっと早く来なかったのだろうか?
と考えてしまったほどだ。 次に行った“王家の谷”。ここは何代の王様の墓が、
かくれるように数々掘られている集団墓地だ。この中で英国の考古学者カーター
の執念でつきとめられたツタンカーメンの墓室にも入ってみた。
また、夕日の長い影を落としていたハトシェプスト女王の壮麗な葬祭殿と、
そこにやはり刻まれていたレリーフの数々。その帰りにたちよったネクロポリス
の麗に立つメムノンの二体の巨像の神秘的な光景も印象的であった。
その翌日行ったアブジンベルの大神殿、小神殿、のラムセス?等の巨大な立像も
実際そこに立ってみて古代歴史の深さを実感する事ができた。またアスワンの
ナイル川で乗ったのんびりした“ファルーカ”という小さな帆かけ舟の夕日の中
での“ひととき”も、一瞬の中に永遠を感じる事ができるようだった。
旅の後半になってカイロに入ったが、ナポレオンが言ったという“四千年が
諸君を見下ろしている!”という、まさに異様なイスラム社会が大きなカルチャー
ショックになった。丁度、ラマダン(一ケ月間の日の出から日の入りの断食の行)
という事もあり、異様さがさらに目立ち、我々日本人は西欧社会に感化されて
いるのが対比する事ができた。
早朝、街中とどろくアラーラの祈りのスピーカーの音も異様そのものだった。
我々の目からみると、接するエジプト人全員が金に特に汚い詐欺師そのもの、
“騙すより騙されるのが悪い!”“車は轢かれるほうが悪い!”とか、それが
イスラム教という。 カイロ郊外にある二百五十万個の巨石を積みあげた
ピラミッドも本当にすばらしいの一言。考古博物館のツタンカーメンの黄金の
マスクと財宝をみた瞬間、ゾクゾク身ぶるいをしてしまった。
まだ今にも起きあがりそうなラムネス?をはじめとする数々のミイラも
数千年をこえて、不死への激しい希求を魂に語りかけてくるようであった。
ーH0805 エジプト、トルコ感激の旅 -トルコ編 ー
トルコといえばキノコ岩等の奇岩の群れのあるカッパドキアが有名である。
トルコ中央に位置しているアンカラの南東に広がる高原地帯にある。
中世にイスラム教徒の圧迫により逃れ逃れたキリスト教がたどりつき、奇岩を
くり抜き洞窟教会や住居をつくりあげた聖地。まさにSF映画やアニメ漫画に
出てくるような現実ばなれした奇景そのもの。“本当にここは地球上?”と
息をのんでしまうほど。
その近くにあった地下都市・カイマルクも異教徒からの目から逃れる為の秘密
地下都市群。あちこちに蟻の巣穴のように縦横に掘られており、地下のマンション
と形容できた。一万人以上が何世紀にわたり隠れ住んでいたという、信仰の深淵
さをみた思いであった。そして、その帰りのバスの中より夕景の“大きな
丸い真赤の月光”も生まれて始めてみる生涯忘れられない光景であった。
イスタンブールの地下宮殿と呼ばれている地下水道の貯水池“イエレバタン・
サライ”も非常に印象的なものであった。十二列×八mの列柱が三百三十六本
整然と並んでおり、その一本の柱の下に神話に出てくる女神、メンドーサの石首が
土台になっているのが神秘的だ。BGMにベートーヴェンの第九が厳かに流されて
いたが、その場の雰囲気にぴったりであった。
トプカプ宮殿では、かのオスマントルコ帝国が、何世紀にわたって世界中より
集めた秘宝がところ狭しく展示してあった。 リンゴ大の四十数カラットのダイヤ
や純金の椅子には驚いた。宮殿もその絢爛たる宮廷生活をしのばせ、四〇〇年間の
スルタン(皇帝)の日々が目に浮かぶようだ。
また、イスラム寺院のブルーモスクやアヤソフィアも、その荘厳な内部も圧倒。
私自身、気功をやっている為か、右手がいたくなるほど、しびれがきた。これだけ
の深い歴史の国に四日間だけで、ほんの一部しか触れる事はできなかったが、
この国の“光”の一部はしっかり見たつもりである。 最後に行った巨大市場、
スークも面白かった。五千の貴金属、みやげ物を売っているが、ほとんど偽物の
金銀の貴金属商品という。そういう目でみると逆に面白いものばかりであった。
殺人的なスケジュールの十日間の旅であったが、中味の濃い感動・感動そして
感激の日々であった。 (H 8年.1月30日~2月8日)
ーH0807 インカ帝国<夢の旅> ーマチュピチュの遺跡編 ー
ペルーはインカ帝国がスペインに滅ぼされるまで文字が一切ないという不思議
な文明の国であった。その為かプレインカ(インカ帝国以前の文明)と、インカ
帝国がより神秘的にナゾめいて来る。その圧巻がマチュピチュの遺跡である。
高度三千三百mのインカの首都であったクスコよりバス、登山列車、登山バスを
乗り継いで四時間あまりの行程。 四千~五千mの山々の谷間に、突然小さな
(といっても二千三百m)山が見えてきた。
そこに空中都市といわれるマチュピチュの遺跡が、霊界のように造られていた。
地上世界ではなく「あの世」を思わせる神秘的、霊的、宇宙的な別世界である。
エジプトのカルナック神殿をみた時の驚き!と同じか、それ以上の驚嘆に一瞬に
つつまれてしまった。あれだけTVドキュメントと写真でみていたのに、
“現実にみると全く違う!”神秘的あまりにも神秘的、いや霊的神性という
言葉が、ぴったりとする! 本当に地球は広いそして深い!とあらためて実感した。
この空中都市は、インカの人々がスペイン人より逃れる為と復習の為の作戦都市
といわれている。そして突然、この都市を焼き払い奥地へと消えていき、まだ
発見されてない地に伝説のそして幻のビルカバンバの都市を建設したという。
マチュピチュを去る決意をした人々は老人と“太陽の処女”たちを