つれづれに

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昨日の昼前にシネマ『ディズニーの約束』をみてきた。
評価は85点というところ。
映画が終わるまで、ウォルト・ディズニーがトムハンクスとは気づかなかった。

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2005年04月05日(火)
1463, 「虚構の王国」-NHKスペシャル

一月前ほど前、このHPで堤義明のことを書いた。
ところが、その内容についてTBSの記者から電話が入った。
自民党の歴代の派閥の長が首相になると3億の祝儀を彼が云々・・」と書いたが、
そのニュースソースを知りたいとの問い合わせで、
「翌日の、報道番組に取り上げたい」との内容であった。
キーワードで検索をして、知ったようだ。
「ヤバイことを書いてしまった!」と、少しパニック状態になってしまった。
しかし、10年程前には誰も知っていた話である。
年代が変わったのだろうと、知人に何人か聞いてみたところ、
「現在はどうかわからないが、当時は流布していた」と聞いてホッとした。
ところで先日、NHKスペシャルで「虚構の王国」
西武鉄道土地神話の五輪計画とサミット・闇の株式取引ー
というテーマのドキュメントを放送していた。
 その最後のナレーターの言葉が印象的であった。
「虚構の王国の向こうに見えたのは、戦後日本の実像である」
この言葉は、現在の日本のバブルの崩壊の姿そのものである。
インフレ時代の勝ち組が、現在負け組に変わっている。
最後のバブル崩壊の象徴として西武が浮かび上がってきた。
担保に入れていた西武鉄道の株が上場廃止になってしまい、
実質債務超過になってしまった。
それをキッカケに、隠れていた事業のボロが露出してしまった。
その具体的な内容のドキュメントであったから、見ごたえがあった。
多かれ少なかれ、時代の流れの中で誰もが出会った現象である。
不景気の直撃がレジャー産業に直撃。更に、海外にレジャーの鉾先が
向かってしまった。レジャーもグローバル化が生じたのである。
そのため西武ー国土の思惑が全く崩れ去ってしまった。
日本中の観光産業は、その直撃で生死の境を彷徨っているのが現状である。
ここにきて、あらゆる分野で根底から変化の現象が現われてきている。
全ての国民にとって、他人事の話でないのが深刻である。
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以下は、先月書いた西武鉄道の内容である。あぶないところは、かなり書き換えてあるが。
彼の経営手法では成り立たなくなったのか、大きな判断ミスをしてまいったのか。
一時代を築いた、義明の兄・堤清二ダイエー中内功、ミサワハウスの三沢千代治、
と次々と消えていく。西武鉄道グループは、日本では最も安定している会社と思っていた。
いや安定していたのだろう。崩壊する時はこんなものだ。
ーーー
ー先日書いた、関連の内容であるー
西武鉄道前社長の自殺と、カリスマ失墜」
何回か堤義明について批判的な文章を書いてきた。
・突然ヘリコプターでホテルに乗り付けて、査察をした
・頭の良い奴は要らない、実直な人材の方が使える
西武ライオンズの森元監督の講演会で話で
「試合が終わると、その日の指揮の内容に細かい注意があった」
 等々、傲慢な噂を何回聞いたことがある。
昨日の毎日新聞の三面記事の特集に、数ヶ月前まで栄華を誇った
「堤王国」の崩れたシナリオを生々しくレポートしていた。
この記事によると、
・今回の事態収拾後に院政を敷くシナリオであったとか。
・その事実を、証券取引等監視委員会の側近が証言をしている。
・昨年の役員辞任後も、電話などで頻繁に指示を出していた。
有価証券報告書のほころびが、巨大グループの足をここまですくうとは
 誰も想像もしてなかったという。
・監視委員の幹部は「砂山に小さな針が落ちたら、山が崩れてしまった」
 と証言。
・そして、その堤は
 「気持ちの整理もまだつけかねている」
 「逮捕に脅える日々をおくっている」という。
晩節を汚してしまったことを、彼自身いまだに信じられないのだ。
週刊誌に昨年の暮れ「3月に堤義明の逮捕!」とリーク?されたが、
そのスケジュールに入ってきたようだ?
総務部次長の自殺に続いて、前社長の自殺だ。
これで彼が逮捕をされないほうが不自然な状況である。
大いなる中小企業の崩壊から、地方の崩壊の序曲がはじまるのだろうか?
せっかく逮捕されるなら、政治業界の??を何匹か道連れにしていくべだ。
この事態は一年前までは、考えられないことであった。
確固たる地盤がある珍しい存在に見えていた。
有価証券報告書への虚偽記載などが発覚した昨秋以来、
株価が3分の1以下になってしまった上に、上場廃止となった。
そのため株価が暴落、株式を担保に借金をしていた資金が担保割れの事態になった。
そのため銀行の態度が一変せざるを得なかった。
一皮剥けば張子の虎でしかなかったのだが、崩れる時はこんなものである。
この問題は、考えてみれば中小企業問題でもある。
これから始る解体は?、中小企業の行方に重なるところが多い。
ペイオフの時期と重なるから、尚のことである。
これからは地方銀行の合併と、解体が今後進む。
西武の問題は、形を変え中小企業、特に地方に押し寄せてくる。
他人事の話しではない。
この数年の情報化で、何かが変わったのだ。

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2004年04月05日(月)
1098, 拾い物

拾い物は殆ど無いが、それでも幾つか記憶が残っている。10年ほど前になるが、
池袋のサンシャイン・ビルで何かの研修で行った時のこと。腹の具合が悪くなり
トイレに駆け込んだところ、カードと現金が数万も入った財布が忘れてあった。
現金だけを抜くという手もあるのかなと頭によぎったが、過去に一回も、そういう
経験をしたこともないし、良心に対してマイナスになる。早速、案内嬢のところに
持っていくと、係わり合いになりたくないというのがアリアリであった。
警備の受付のところに直接持っていけという。
電話をして呼べばよいのに、本人はタダタダ面倒でイヤだという態度。
(西武系は流通・鉄道系両方ともお客に対して不遜のところがある)
言われたところに行っても、その事務所がない。
むかむかしながら、乗りかかった舟、聞き歩いてやっとのことで警備事務所に届けた。
本人からは礼の葉書が一枚届いただけだが、なるほどと思った。
30分以上も歩き回り、その上書類にこと細かく内容を書かされた相手の好意がわかる由はない。
数年前の、通勤の新幹線で高崎と小田原の回数券を10枚近く拾った。
これも新潟の駅前の交番に届け出たが、彼等は直ぐに権利放棄書にサインしろと
いわれ、何か釈然としない嫌な感じを持った。そう考えると拾い物は殆どないということだ。
そういえば新幹線で皆が降りるのを待っている人がいる。
そしてキョロキョロ見て回っている。週刊誌の面白そうなものを漁っているのだろうが。
もし悪意があるなら、忘れ物を2両でも探したら一年に一度は何かに行き当たるだろう。
考えること自体が卑しいことだ。

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2003年04月05日(土)
731, 前提を疑ってかかるという事
 「縦社会の人間関係」

「縦社会の人間関係」という中根千枝の本を学生時代のゼミで読まされ、
それに対する議論をした事を思い出した。
ー要旨は
「日本社会は蛸壺のように縦社会になっている。
これは島国特有の社会であると同時に、江戸時代の藩体制がそれぞれの縦社会を
つくった。西欧社会はそれに対して資格社会であり、横社会である」であった。
日本社会の人間関係は、個人主義・契約精神の根づいた欧米とは、大きな相違をみせている。
「場」を強調し「ウチ」「ソト」を強く意識する日本的社会構造にはどのような条件が考えられるか。
「単一社会の理論」によりその本質をとらえている。日本社会の人間関係は、
個人主義・契約精神の根づいた欧米とは、大きな相違をみせている  ー等々である。
 なるほどそのとおりであると納得したが、そこで問題にしていたのが
その縦社会という視点そのものが、はたして正しいのだろうかという提示であった。
「何々それってどういうことなんだ??」
私が考えていたのは、それぞれの部分の成否でしかなかったのだ。
根底ー前提から、それがはたして正しいかどうかを疑う姿勢こそ科学の第一歩である。
日本社会こそ「横社会ではないだろうか?」という仮説である。
 逆に資格社会ー横社会であるという仮説をたてると、縦社会と同じように説得力があるのだ。
士農工商」という身分社会が大きく社会に残っている日本こそ、縦社会でなく
横社会ともいえるのではないだろうか。その中でも殿様,家老、老中など
それぞれの階級があった。そしてその資格は日本のどこでも通用するものであった。
インドのカースト制度は5百数十種類の身分が細かく決められている。
横社会そのものだが、個々の立場に立てば縦社会といえる。
この時に、なるほど前提を盲信してしまう自分の無知の限界を初めて知った。
常に前提を疑ってみる必要性をこの時より身につけた時だった。

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2002年04月05日(金)
367,「携帯TV電話」は究極の情報機器。

5年前、マスコミで聞いた内容である。それが今年から始まったのである。
「携帯電話」が我々の生活を劇的に変えた。いや社会を変えてしまった。
空間の溝を取り払ってしまった。
それ以上に「携帯TV電話」が社会のありようを変えてしまうだろう。
これにそれぞれの場所にカメラが設置して、それにリンクすれば、
一瞬にして世界中の何処でも見ることが可能になる。
現在でもそのサイトが多くある。
これにデジタルTVをリンクさせれば、想像を超えた使い方が可能になる。
インターネットを使っていて、こんな時代が来るとは思ってもいなかった。
それが更に劇的な「携帯TV電話」が普及する時代とは驚きだ。
昨日もソニーの出井会長がNHKノインタビュウで、
情報機器の進歩により、この10年後は世界が劇的に変わっていると言っていた。
これに期待しすぎて、先行投資で電気メーカが苦境に陥っていることも事実だが。