つれづれに

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 今日のYoutube
http://www.youtube.com/watch?v=qZwFkwWs440&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=m5jwRBQHPes&feature=related


 一月ほど、スナックは御無沙汰、今夜あたりは丁度よいか、飲むに!   
     http://www.youtube.com/watch?v=WtkjFcqunvg
  
   ー 元始、ママは太陽であった ー1   2012年 7月24日ー
 ーある雑誌の「元始、ママは太陽であった」都築響一、のスナック・ママのレポートが面白い。 
ーまず、その一部を抜粋するー
≪ 「スナックの良い店の見分け方がありますか?」と聞かれるが、そんなのがあったら苦労してないです。
スナックのドアがああなっているのは、そこが家庭だからだ。「家庭的」じゃなくて「家庭」。あのドアは店の
ドアというより、ママなりマスターなりと、常連さんたちがつくる「家」のドアなのだ。ドアがガラス張りで、
中の暮らしが丸見え、なんて家はあんまりないでしょう。
 ママやマスターという「家長」がいて、常連さんという「家族」がいる。僕みたいな一見の客は、
知らない家にお邪魔する人間としてドアを開け、奥のほうで和んでる一家に「僕も混ぜてもらっても
いいですか」とお願いして、「まあ上がって飲んできなよ」とか言われて上がりこむ。
ちゃぶ台やコタツのかわりのカウンターで肩を並べて飲んで歌って、そういうのを2、3回も繰りかえせば、
知らないうちに家族の一員になっている、スナックとはそういう場所なのだ。だから長いこと営業している
スナックでは、ママやマスターと常連たちが、やたらとバーベキューだのボウリング大会だの栗拾いだの
一泊温泉旅行だのに行ったりする。どんなに歴史があるところだって、レストランやショットバー
そんなことをするだろうか。 飲食業にもいろいろあるが、スナックという業種は、開業するのがいちばん
簡単な飲食業でもある。飲み物と乾きもの出すぐらいだから、調理師免許もいらないので、一日講習を
受けて食品衛生責任者の資格を取って(よくカウンターの隅とかに青い板が貼ってある、あれです)、
保健所に食品営業許可、警察に酒類販売のための風俗営業の申請をすればいいだけ。あとは毎月の
家賃と、お酒とつまみと氷代と、カラオケのりース代を払えればやっていける。
バーやキャバクラみたいに女の子を何人も雇うのでなければ、人件費もかからない。
料理店とちがって食材の心配をする必要もないから、商売としてリスクは、他の飲食業と較べて
ずいぶん少ない。そのかわり、儲らない。 スナックでお客さんが払う金額というのはふつう、
キープポトルを飲んで3000円から5000円ほどだ。最近では、それくらいで飲み代、歌い放題という
店もたくさんある。ドリンク代を考えれば、カラオケボックスより安上がり、なんてこともある。
それで一晩に5人か10人、常連さんが来れば上等という店がほとんどだから、お金儲けのために
スナックをやってるママやマスターなんて、日本全国にひとりもいないのではなかろうか。≫
▼ 20歳頃から現在まで46年間、スナック、居酒屋で酒を飲んできた。20代後半から30代半ばまでは、
仕事に没頭していた為、スナック通いは少なめだったが、それ以外は、月に二回は通っていた。
だから、上記に書かれているのは全国津々浦々、殆ど同じということがよく分かる。男は傷ついて誰かに
慰めて欲しいが、連れ添いは「ツレナイ」ため、外のママ様にお上手を言って欲しいのである。
 女の子を置いている店は、クラブの要素を入れて、疑似恋愛空間をつくってお客を呼び寄せる。
アルバイトや、酒好き、男好きの女性を客に如何に集めるのもママさんの腕になる。それもこれも、
采配一つで店の盛衰が決まってくる。ただ一つ、絶対的基本がある。
 店は綺麗に磨きあげておくこと。愚痴を言わないこと。客の悪口を言わないこと。
プロ筋の店が少なくなってきた。客もだが!ーつづく