つれづれに

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 今日のYouTube
http://www.youtube.com/watch?v=PWe696g7Izo&feature=channel

昨日は新潟で飲み会。21時半の新幹線で帰る。  二日酔いはなし。
写真は自宅近くの桜の名所の福島江の雪桜。 
雪が水分の多いということで、何時もの綺麗なものと比べると落ちる。

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 毎日新聞のコラムの水説が面白い!

   * 水説:Gゼロ時代のリスク=潮田道夫
 米国のリスク評価企業ユーラシア・グループは昨年の初め、2010年のリスク10傑の5番目に
「日本」をあげ、われわれをあぜんとさせたが、結果として大当たりだった。
 日本リスクは「一党政治」が「無党政治」になること。そう指摘したが、なるほど、言い得て妙。
民主党は政党としての心棒を欠き、右往左往で1年が暮れた。 とくに日米関係をこじらせ
中露につけこまれたのがひどい。北東アジア情勢を不安定にした罪は重かった。
 今年の10大リスクは(1)Gゼロ(2)欧州(3)サイバーセキュリティー(4)中国(5)北朝鮮
(6)資本規制(7)米国のねじれ(8)パキスタン(9)メキシコ(10)新興国市場--だそうである。
  
ー筆頭の「Gゼロ」。造語だがうまい。座布団1枚。
 世界を先進7カ国=G7が仕切った時代は終わった。それではというので、中国や
インドなどを加えて新たにG20ができた。ところが、昨年これが全然役に立たないことが
明らかになった。世界を仕切る国家集団のないGゼロの時代に突入した。
これが今年最大のリスクだというのだ。

 米国の一極支配が崩れて世界は多極化したなどという。だが、米国に代わって何ごとであれ
「音頭取り」する国があるのかというと、それはない。「市場化と民主化」を世界に押し付けた
ワシントン・コンセンサスは退場したが、「北京コンセンサス」に代わりはつとまらない。
 しかし、支配的なパワーやイデオロギーがないのも考えもので、それぞれがてんでに
好き勝手やるから、世界は不安定にならざるをえない。それはその通り。
 2番目から10番目までのリスクも、Gゼロから派生したリスクといえなくもない。
言葉として流行するかどうか分からないが、今年はGゼロの年。当たりだろう。
 頼りになる思想も国もないGゼロ状況で、国家はどうやって自己を守ろうとするか。
「勢力圏」の拡大である。つまりは地政学。経済もまた、その色を濃くする。
 標準的な経済学では、国が特定の産業に肩入れするのは資源の無駄遣いに
なるおそれが強い、ということになっている。しかし、いまや高速鉄道原発などの売り込みは、
国家が先頭に立たないと負けてしまう。国家資本主義の時代である。

 いや、ありていに言って、起きているのは経済戦争だ。競争国を市場から締めだそうと
各地でドンパチが始まっている。生産的でないのは言うまでもない。しかし、
戦わずに敗北を受け入れるわけにもいくまい。Gゼロの時代はつらい。(専門編集委員
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 Gゼロの時代は言いえてる。