つれづれに

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今朝がた、雪が少し積もった。あと数日、少し降るかもしれないが、最後の雪だろう。
平日の散歩も、この位なら可能である。少し腰が痛いが。

第一シングルインの屋上の水道の溜め桶のタンクが知らないうちに大きく破損してしまい
一月の30万程度の下水道代が150万円の請求。保険の代理店に聞いても、保険は降りないというし、
ここで差額の120万円のロスは大きい。代理店で聞いたところ、ロスの半分は見てくれたという話を
聞いたことがあるという。そこで、支配人が水道局に電話でかけあったら、地中の中の水漏れなら
分かるが、屋上のタンクの漏れは難しいという。 そこで直接行ってかけあったところ、半額でokの返事。
半分の60万の被害ですんだ。前期分なので、税金を考えると実損は30万になる。
この不景気に青くなったり赤くなったりである。  こういう商売には付きもののことだが。 



まだ、この恐慌が数年で終わるのではという論説がある。
そう書くしかないのだろうが、実際はソ連・東欧の崩壊などとの一連の変動とは比較にならないほど、
大きな出来事である。
世界恐慌を挟んだ第一次、第二次世界大戦の30数年近くにわたる大動乱よりも大きな歴史的転換期の
出来事である。。 
歴史家は今後、「ソ連・東欧の崩壊と、今回のアメリカの崩壊と世界恐慌を一括りにする可能性がある。」
その括りだと、この事件は4~500年に一度の断絶の時代に我われが立たされていることになる。
  こういう論説はまだ見てないが、恐らく一括りにするだろう。
ということは、私が、初めてこの括りかたをしたことになる?。 そんなことに拘ることもないが。
「この恐慌は400年かけて築き上げてきた近代資本主義の根こそぎの崩壊」とは、言われてはいる。
 以下の論説は、今後の日本の10年先を暗示する内容である。
      どうにも止まらない! ということである。

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千波万波
米国の失われる10年=潮田道夫

 スペインがかつて世界に覇を唱えることができたのは、南米から大量の銀が流入したからだ。
しかし、無駄遣いが過ぎてフェリペ2世の1557年「財政破綻(はたん)宣言」に追い込まれる。
無敵艦隊も英国に敗れ、「スペインの世紀」は終焉(しゅうえん)を迎えるのである。

 米国がいま、スペインと同じ道を歩み始めたというのが三菱UFJ証券の水野和夫チーフエコノミストの見立てだ。先ごろ、米国の五つの投資銀行が行き詰まり「すべてのお金が米国ウォール街に通じる」システムが崩壊した。それが財政破綻宣言に対応する。

 水野さんによれば、いま米国の家計は6・2兆ドルの過剰債務を抱えている。これを返済し終わるまでは消費は増えない。返し終わるのには、最も早くて7年はかかる計算という。うまくいっての話である。多分、もっとかかる。つまり、米国は日本同様に「失われた10年」に突入すると見るべきなのだ。

 エコノミストの多くが日本の中のどこをさがしても、自律的に回復する要素が見当たらないという。だから、結局のところ、日本の景気回復は米国頼みだそうだ。だが、米国のこれからは「失われる10年」なのだ。日本には新しい成長シナリオが必要である。

 そこで誰も彼も内需振興と言い、それはそれで正しいが、長期的には日本は人口が減る国だ。やはり、アジア。アジア経済との同調を強め、アジアの成長を「内需」とするしかない。

 さて、水野さんの歴史趣味にちょっとお付き合いしたい。

 フェリペ2世はフィリピンをも帝国の版図としていたが、わが豊臣秀吉はそこに「朝貢」を命じたのだった。フェリペ2世の耳に達したかどうか知らないが、驚いただろうね、スペインも。
 歴史書の脚注程度にしかなるまいが、とにもかくにも、
             16世紀日本は世界帝国の覇権に挑戦したのだった。(論説室)

毎日新聞 2009年3月8日 東京朝刊