つれづれに

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 娑婆など、こんなものだが一番被害を受けたと思っていた人たちは
この金融恐慌を津波に例えると、避難のために高台の別荘に引越し済みということだ。
そういう甘言で投資を勧められて、その実は危ない話しがきたことがあったが?

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 ー金融危機情報(カリフォルニア州の財政非常事態と資産家)ー


全米最大の経済規模を誇ります【カリフォルニア州】が税収の激減で1兆4,000億円もの財政赤字に直面し、このままいけば1年半後には財政赤字が4兆円にも膨れ上がる可能性があるとして、カリフォルニア州職員の90%にあたる約23万8千人に対し一時帰休(月2日の休暇)を始め、更には、生活保護・高齢者手当・学資手当等も支給凍結するとしています。

一般市民はいまや不況に苦しみ失業の恐怖に直面していますが、カリフォルニア州の超高級地区に住んでいます知人は今回の景気悪化の影響を殆ど受けておらず、この知人曰く、この地区に住んでいる資産家達は殆ど景気悪化の影響を受けていなく、今まで通り週一回はパーティーを開いているのです。

まさに景気が<2極化>しているものですが、これには訳があります。
これら全くという程影響を受けていない資産家は2年以上の前の【ワールドレポート】等でも指摘してきましたが、今回の金融危機を事前に予測し、投資で保有していました株式・不動産ポートフォリオを既に売り払っており、リスク性資産を極力減らし、今や資産が【現物・現金】という極めて保守的なポートフォリオになっているために、市場がどう動こうと全くという程影響を受けないようになっているのです。

弊社のお客様も世界中に500人ほどおられますが、すでにリスク性資産をほとんど売られており、現下の株価暴落・不動産暴落でもほとんど影響を受けないどころか、ニュージーランド・オーストラリアにおられますお客様などは、【ニュージーランドドル、豪ドル】を売られ【米国ドル】に転換されているために、今の金融危機で≪米ドル高≫となり、資産を大幅に増やされている事例もあるのです。

危機をチャンスに変えることは一見難しいように見えますが、実はそれほど難しいことではないのです。
今まで何度もあった不況・暴落をくぐり抜け、資産を防衛してきた資産家が行ってきた資産運用手法をそのまままねるだけでよいのです。

既に世界の資産家達は殆ど恐慌の準備を終えており、あとは【世界恐慌】を待つだけになっている。

日本を例にとりますと、先週の【限定情報】でお知らせしました通りの日本政府券構想が実際に発動されれば、何の準備もしていない資産家は一気に没落します。一般国民も苦しみますが、円資産一本の資産家も同じレベルに落ち、資産を守るのは本当に一握りの資産家だけになります。
まさに<1%の勝ち組>と<99%の負け組>という究極の社会になります。

「景気の最悪期は脱した」と述べる専門家もいますが、今や米国は月間60万人にも上る失業者数となっており、オバマ政権はこのままいけば更に500万人が失業するとしています。
ただ、実際には500万人どころか今や年率換算で700万人を超える失業者数となっており、このままいけば500万人どころか、1,000万人を超える失業者数になるかも知れないのです。

オバマ政権が準備しています景気対策での雇用創設効果は最大で400万人と言われており、最悪の1,000万人の失業者数に比べ半分以下となっているのです。

最大限の効果としましても、最悪の場合の<半分>の効果しかない対策となっており、
今回の景気対策では全く不十分なのです。
全て準備を終えて「ロスタイム」を悠然とカウントしている資産家とまだプレーは終わっていないとして株・為替・商品先物にしがみつく個人とではどちらが正解でしょうか?

答えはもうすぐ出ることになります。