閑話小題 ~オリンピック、強行開催の結果は…? -2

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    * 最近、何となく落込み気味!
 人生… 残り僅かな年頃になってきたが、気持ちが全く追いついてない。
スポーツジムなどの外出時に、全身が映る鏡をみるにつけ、見知らぬ前屈みの
老人の姿に出会い、‘誰だろう?この人’と想いこんでしまう。
リタイア後に10年は生きて、5年辺り前から…老化した全身像を見るにつけ、
気分が滅入ること屡々。
 
 知人の3分の1は鬼籍に入ったが、気持ちは半数に思えてくる。それ故に、
益々、弱気になっていく。 …気持ちだけは誰も奮い立たせてくれない。
奮い立たせるのは自らだけ。人生を誘導してくれたのは強気だけ。
マイナス思考は、あくまでフォロー役。 人生は、落とし穴が、彼方此方に
点在していたが、落込み、停滞は、その割に少なかった。生活習慣の御蔭も
あるが… 連れ?が、陽気なプラス思考なことがプラスに働いている。
それに言葉つかいに敏感で、陰口、悪口が無いのも助かっている。
その分、それが相方の私に向ってはいるが、他者の批判より、ましかと!
兎に角、外出好きで、このコロナ禍で、外出が極力、出来ないので、気分は最悪。
家に居れば、タブレットPCか、録りだめのドラマかバラエティを見る日々。

   * オリンピックも、あと数日で半分経過!
 念願の‘8月跨ぎ’が近づいた。兎に角、政権維持が安倍傀儡の菅政権の目標。
このコロナ禍の中で日本勢が有利に働いている。
 ~ネット記事によると…
≪ フェンシング男子エペ団体が金メダルを獲得。この日は柔道女子の素根輝と
合わせて2個を獲得し、日本の金メダル獲得が今大会17個で、1964年東京
五輪と2004年アテネ五輪の16個を抜いて最多となった。
日本オリンピック委員会は今回の東京五輪で金メダル30個を目標にしている。
絶好調の柔道の日本勢は、これで過去最多9個の金メダル。
女子は3日連続の獲得で、今大会4つめの金メダルとなった‼ ≫
 ~
▼ 何とかオリンピック完遂するには、前半に主催国の日本にメダル奪取が
 必要と金メダルの取れそうな種目を並びたてて、今のところ思惑どおりに… 
始れば、あとは金メダルラッシュが、オカシナ空気を払拭させてくれる。
そうはいかないのが、コロナ禍の壁。そうそう、思惑どおりにさせないのが…?

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2020年07月31日(金
7078,閑話小題 ~ホームレスにコロナ禍が少ない訳
   * 3密の真逆の生活故に
 一番に危なさそうなのが「ホームレス」だが、感染した話を聞くことはない。
3密の真逆の生活故に人との接触が少ない上に、路上生活は排気ガスから健康を
守るため、マスクをする習慣がある。逆に、健康的生活と真逆のため、ばい菌に
対する抗体が出来ていることも… 
 危なさそうなのが、代議士先生。 これも、不特定多数と接しているためか、
雑菌まみれ。しかし、看護師は少ない筈が、そうでもない… これ如何に!
東京などの大都会は、異常なほどの3密の筈だが… 
 
 東京などの首長が、「群れるな、家に閉じ籠っていろ」というのも分からない
でもないが、それにも限度がある。経済的にも、このままだと経済恐慌が生じ
かねないが、これだけは世界的事象。そう簡単に終わるシロモノではない。
<コロナ禍の以前に戻ることは絶対にない!。そう割切ると、根本的生き方を
変える必要が出てくる。

 毎日、毎日、飽きずにコロナ禍の話題ばかり。家籠りで、TV、ネットを見れば、
何もかもコロナ禍。紆余曲折あれど、100年に一度の30年スパンの暴風圏に潮目
に入ったことのが現実の偽りない現実。バブル崩壊以来30年間のマイナス状況も、
この一連の黒鳥の到来で、プラスになる。特に、日本には最もプラスに転ずる。
体質が、デフレの御蔭で、この時代に適応しやすく変わってしまった。
このコロナ禍は、オゾン層の破壊による天変地異の一環。太平洋の海水を天に
含み、日本、台湾、沖縄、東南アジアに台風となって大雨をもたらす。
これが、最大の恵みと当事者は知らない。

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   * 米4~6月期GDP、32・9%減
         …リーマン直後上回る最悪の落ち込み
 今日の随想日記を書上げて、ネットにアップしようとした時に、ネット上の
ニュースに驚いた。考えてみたら、こんなものかもしれないが… としても
異常値である。ちなみに、ドイツは10%減。4月の車の米国内生産台数がゼロ!
コロナ禍では、仕方がないが… これは失業率など社会問題として残る大問題。
 その大元が中国の武漢での初期対応の拙さ。このツケは、中国にも大きく
影響することになるため、先行きは油断ならない。

【米商務省が30日発表した2020年4~6月期の実質国内総生産(GDP)
 速報値(季節調整済み)は、年率換算で前期比32・9%減だった。
新型コロナウイルスの感染拡大で経済活動が急激に縮小した影響から、マイナス
幅はリーマン・ショック直後の08年10~12月期(8・4%減)などを大幅
に上回り、比較可能な1947年以降で最悪の落ち込みとなった。】
  これは、まだいいが、フェイクじゃないかと疑われる
【アフリカの独裁者じゃあるまいし…大統領選延期と言い始めたとか?】
 ここまでくると、エログロ。彼だからこそ言うのだろう!

・・・・・・
2018年07月31日(火)
6348,読書日記 ~50年ぶりの『道は開ける』
             『道は開ける』 D・カーネギー (著),
   * 不安は人生の天敵
 図書館で、懐かし本を見つけた。 気難しい先輩や同僚に囲まれた都会の
ど真中での寮生活に慣れるまで数年を要した。その中で、地方出身者の足りない
のが対人関係の都会センスと、内面管理。自分に魅力が無いと、誰も相手にされ
ないことに気づく。その時に見つけたのが、カーネギーの『道は開ける』と、
『人を動かす』の二大名著と、ガードナーの『自己革新』。 
人間関係、自己革新のノウハウが解りやすく書いてある。学園も、寮生活には
ビッシリと人間関係が濃厚にあり、早速、書いてある通り実験を始めた。
半年もしない内に友人が多く出来ていた。 この『道は開ける』で、
<心配事があったら、その最悪の事態を想定しろ、その対処を考えていると、
 不安が消えてしまい、それ以上の悪いことは起こらない!>が、その後の、
人生を大きく支えてくれた。秘・異郷旅行も大きな不安がまず立上る。そして、
家内の絶対拒否の壁が立上る。 まずは、この壁を乗越えるに、この教訓が、
役にたっていた。最悪を受入れると、不安は半減する。兄や、姉の一人が極端
の不安症で、それが人生を大きく妨げているのを見てきた。戦中派のためもある。
<心配している99%は起きない> <意志の力を超えることは、悩まない>
ここに書いてあることが、そのまま、寮と学園生活で、即座の実験可能になった。
その内面生活の面白さは格別だった。都会生活は、誰もが孤独で、頭でっかちで、
不安定で、誰かに自分を知って欲しい、素性を知って欲しいのである。それも、
これも20歳で、起業を思いたったことがある。 読んでいなかったら、今でも
絶対おすすめの本。無理なら、以下の内容紹介を繰返し読んで欲しいもの。
 要するに会話テクニックではなく、魂の対話方法として身に付けること!
 …『で何で、こうなるの?』 まあ、酒の飲み過ぎではないですか?

寅:こんなセンスを身に付けた美女に会ってみたい? 
大家:高級クラブに行くと、幾らでもいます。但し、たっかいけどね。
 そして表向きで、直に飽きるけどね。
熊:俺さ、何の知識も知恵もないからさ、八つぁんに教えて貰った三度褒めを
 してるんだ。それも心の底からね。
寅:俺って、知ってても出来ないんだよ。熊は、赤い顔をしてドモッテね。
大家:そこが味噌なんだ。但し、アッサリできるのが熊の良いとこさ。
熊:俺って、実は多くの女姉妹の間に育ってね。とにかく、猫のように大人しく
 してないと、おっぱわれるの。静かにご主人様に近づいてさ。女の中で育った
 生立ちがあるんだ。それと、口が堅いんだ。一番、厳しいのが他人の告げ口。
 それと花束に弱いんだ。時々、何気なくお客が持ってくるだろう。あれ!
寅:何で客なのに持っていかなければならないの? 
熊:そこが、一番、甘いの。寅さんは。 
寅:この件になると、熊とは全く逆になるね。金も無いのに。
熊:金が無いなら知恵を出せって、何時も大家さんが言ってるじゃないか。
八:御前さんたちが、話すと、折角の真面目な話が壊れるじゃないかい。

  ~内容紹介~
《 邦訳300万部突破の世界的ベストセラー。
 悩みを克服するための方法が具体的で説得力豊かに綴られた不朽の名著。
『人を動かす』と並ぶカーネギーの二大名著。
人が生きていく上で誰もが直面する「悩み」の原因を客観的に自己分析し、
心の持ちようや習慣を改め、心身の疲れを取り除く等の方法で具体的かつ
実践的に解き明かす。
苦悩するすべての人を心の闇から救いだし、行動と自己変革への勇気を与え、
新しい人生を切り開くための座右の書。1944年の初版刊行以来、時代に合わなく
なった部分を修正するなど、折々に改訂が施されてきた現行の公式版。
〔目次〕
訳者まえがき
 ◇PART1 悩みに関する基本事項
1 今日、一日の区切りで生きよ
2 悩みを解決するための魔術的公式
3 悩みがもたらす副作用

 ◇PART2 悩みを分析する基礎技術
4 悩みの分析と解消法
5 仕事の悩みを半減させる方法

 ◇PART3 悩みの習慣を早期に断つ方法
6 心の中から悩みを追い出すには
7 カブトムシに打ち倒されるな
8 多くの悩みを閉め出すには
9 避けられない運命には調子を合わせる
10 悩みに歯止めをかける
11 おがくずを挽こうとするな

 ◇PART4 平和と幸福をもたらす精神状態を養う方法
12 生活を転換させる指針
13 仕返しは高くつく
14 恩知らずを気にしない方法
15 百万ドルか、手持ちの財産か
16 自己を知り、自己に徹する
17 レモンを手に入れたらレモネードをつくれ
18 二週間でうつを治すには

 ◇PART5 悩みを完全に克服する方法
19 私の両親はいかにして悩みを克服したか

 ◇PART6 批判を気にしない方法
20 死んだ犬を蹴飛ばす者はいない
21 非難に傷つかないためには
22 私の犯した愚かな行為

 ◇PART7 疲労と悩みを予防し心身を充実させる方法
23 活動時間を一時間増やすには
24 疲れの原因とその対策
25 疲労を忘れ、若さを保つ方法
26 疲労と悩みを予防する四つの習慣
27 疲労や悩みの原因となる倦怠を追い払うには
28 不眠症で悩まないために
ー―

  Amazonの読者レビュー
【あらゆる人間に共通する悩みの実態とその克服法について纏められた本。
 悩みの壁にぶつかった時に再度読み返したいと思える本でした。
下記の3つの言葉が特に印象深いです。
・気にする必要もなく、忘れてもよい小事で心を乱してはならない。
「小事にこだわるには人生はあまりにも短い」
・私たちが取り組むべき唯一最大の問題は、正しい考え方を選ぶことにあると、
 私は自信を持って断言する。もしこれができたら、私たちの問題にはことごとく
 解決の道が開けていくであろう。ローマ帝国に君臨した偉大な哲学者マルクス
 アウレリウスはこれを短い文句に、あなたの運命を決定する短い文句に要約している。
 <我々の人生とは、我々の思考がつくり上げるものにほかならない>
・『神々に背いた十二人』の著者、ウィリアム・ボリソーはこう書いている。
<人生で最も大切なことは利益を活用することではない。それなら馬鹿にだってできる。
 真に重要なことは損失から利益を生み出すことだ。このためには明晰な頭脳が必要。
 そして、ここが分別ある人と馬鹿者との分かれ道になる>。】

【悩んでも、どうせ「過去」は変えられないのだから、冷静に問題と向き合い、
 できることをする。前進あるのみと、様々な言い回しで語っている。】

・・・・・・
2005/06/21
「人を動かす」-2    ー読書日記
         
 この本を読んで実行した感想は、少しのことで人間は変わりうるということである。
人間関係という一番初歩的な基本を身に着ければよい。
会話や対話で、まず相手の話を把握した後で自分の意見を返すという基本がある。  
(世の中には、この基本を全く知らないで一生を終える人がいる。
 数知れずみてきたが、それを自覚してないから始末が悪い!
もしかしたら、自分も?)
誠意を持って相手の話を聞くことは、
「人からして欲しいことを、まず自らなせ」の実践である。
少しまともな営業屋なら当然身につけている。接客業の飲み屋のママや
ホステスなどは初期段階で叩き込まれるものばかりだ。

まずは、ふり(演技)から実践してみると面白い。
人間なぞ他愛のないものに思えてくる。
それだけ、自分のことを認めて欲いし、話したいのだ。
しかし、小手先で身につけると、「ただ感じのよい人になってしまう」
ことにもなりかねない。

会社の入社前教育で、まず訓練するのは「対話訓練」である。
新人は会話術は身につけていても、対話術は身につけていない。
この「人を動かす」は、会話術より対話術に属する?
会話術としても使うと、誠実さに欠けたり底の浅さを露呈してしまう。
しかし、それを知っているといないとでは違いが出てくる。

人の話を真剣に聞くことは、並大抵のことではない。 
ー以下のカーネギーの原則は、対話術というより会話術に近いが。
――

ーあるHPより抜粋ー

  人を説得する12原則

1.議論に勝つ唯一の方法として、議論をさける。

・議論はほとんど例外無く、双方に自説をますます正しいと確信させて終わるもの。
議論に勝つことは不可能だ。たとえ勝ったにしてもやはり負けている。
相手は劣等感を持ち、自尊心を傷付けられ、憤慨するだろう。
・・・議論に負けてもその人の意志は変わらない。

・意見の不一致を歓迎せよ。いつも意見が一致するなら、
そのうち一人はいなくてもいい人間だ。
思い及ばなかった点を指摘してくれる人がいたら感謝しなければいけない。

・最初に頭をもたげる自己防衛本能に押し流されてはいけない。
・・・不快な状況の時、まず現れてくるのは、自分の立場を守ろうとする本能だ。
冷静に構え、最初の反応を警戒する必要がある。
あなたの最悪の人柄が突出し、最善の人柄がかくれてしまうかも知れないのだ。

・腹を立ててはいけない・・・何に腹を立てるか、それ次第で人間の大きさが
決まってくる。

・まず相手のことばに耳を傾けよ・・・相手に意見を述べさせ最後まで聞く。
逆らったり、自己弁護したり、争論したりすれば、相手との間に障壁が高まるばかりだ。
相互理解の橋を架ける努力こそ大切で、誤解の障壁をかさ上げするなど、
愚の骨頂である。

・意見が一致する点を探せ
・・・相手の主張を聞き終わったら、まず賛成できる点を取り上げる。

・率直であれ・・・自分が間違っていると思う点を探し、率直にそれを認めてあやまる。
それで相手の武装が解け、防衛の姿勢がゆるむ。

・相手が反対するのは関心があるからで、多いに感謝すべきだ。
だから、相手はあなたの手助けをしたいと願っているのだと考えよ。
そうすれば論敵を味方に変えることができる。

・早まった行動を避け、双方がじっくり考え直す時間を置け。

2.相手の意見に敬意を払い、誤りを指摘しない。

・人に物を教えることはできない。
  自ら気づく手助けができるだけだ。(ガリレオ)

・相手が間違っていると思った時の切り出しの言葉はおそらく私の間違いでしょう。
わたしはよく間違えます。ひとつ事実を良く考えてみましょう。
これで議論が収まり、相手も寛大で公正な態度をとりたいと思うようになり、
自分も間違っているかもしれないと反省する。

・われわれは、真実を思い慣れてきたものを、いつまでも信じていたいのだ。
その信念をゆるがすようなものが現れれば、憤慨する。
そして、何とか口実を見つけ出して元の信念にしがみつこうとする。
結局、われわれのいわゆる論議は、大抵の場合、自分の信念に固執するための論議
見出す努力に終始することになる。

・決定的な意見を意味する“確かに”“疑いもなく”という言葉は一切つかわず、
「自分としてはこう思うのだが・・・」「わたしにはそう思えるのだが・・・」
 と言うことにした。(ベンジャミン・フランクリン)

3.自分の誤りをただちにこころよく認める。

・自分が悪いと思ったら、相手にやっつけられる前に自分で自分を
やっつけておいた方がはるかに愉快ではないか。
相手の言うことを自分で言ってしまうのだ。
そうすれば相手は言うことが無くなり、寛容になり、
こちらの誤りを許す態度に出るだろう。

4.おだやかに話す。

・人を無理に自分の意見に従わせることはできない。
しかし、優しい打ち解けた態度で話し合えば、相手の心を変えることができる。

5.イエスと答えられる問題を選ぶ。

・意見の異なる問題を初めに取り上げてはならない。
まず意見が一致しているイエスといわせるような問題から始め、
それを絶えず強調しながら話をすすめる。
互いに同一の目標に向かって努力しているのだということを、
相手に理解させるようにし、違いはその方法だけだと強調するのである。

6.相手にしゃべらせる

・相手のことは、相手が一番良く知っている。だからしゃべらすのだ。
相手が言いたいことをまだ持っている限り、こちらが何を言っても無駄だ。
大きな気持ちで辛抱強く、しかも、誠意を持って聞いてやる。
そして心おきなくしゃべらせてやるのだ。

・敵を作りたければ、友に勝つがいい。
味方を作りたければ、友に勝たせるがいい。
(ラ・ロシュフーコー)

7.相手に思いつかせる。

・人から押し付けられる意見よりも、自分で思い付いた意見のほうを我々は、
はるかに大切にするものである。人に自分の意見を押し付けようとするのは、
そもそも間違いだともいえる。
暗示を与えて結論は相手に出させる方が、よほど利口だ。

8.人の身になる。

・自分の意見を述べるだけでなく、相手の意見を尊重するところから、
話し合いの道が開ける。
まず、話し合いの目的、方向をハッキリさせて、相手の身になって話を進め、
相手の意見を受け入れていけば、こちらの意見も相手は受け入れる。
(J・S・ニーレンバーグ)

9.相手の考えや希望に対して同情を持つ。

・口論や悪感情を消滅させ、相手に善意を持たせて、あなたのいうことを、
おとなしく聞かせる魔法の言葉――――「あなたがそう思うのはもっともです。
もしわたしがあなただったらやはり、そう思うでしょう。」

・われわれが交渉をもつ相手の4分の3は、みな同情に飢えている。
それを与えてやるのだ。

10.人の美しい心情に呼びかける。

・相手の信用状態が不明な時は、彼を立派な紳士と見なし、
そのつもりで取り引きを進めると間違いが無いとわたしは経験で知っている。
要するに、人間は誰でも正直で、義務を果たしたいと思っているのだ。
これに対する例外は、比較的少ない。人をごまかすような人間でも、
相手に心から信頼され、正直で公正な人間として扱われると、
なかなか不正なことはできないものなのだ。(トマス)

11.演出を考える。

・現代は演出の時代である。単に事実を述べるだけでは十分ではない。
事実に動きを与え、興味を添えて演出しなければならない。

12.対抗意識を刺激する。

・成功者はみなゲームが好きだ。自己表現の機会が与えられるからだ。
存分に腕をふるって相手に打ち勝つ機会、
これが、いろいろな競争や競技を成立させる。
優位を占めたい欲求、重要感を得たい願望、これを刺激するのだ。