閑話小題 ~この10年は、週一のシネマ通いと…

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   * リタイアをした後に、ドッと疲れが…
 リタイア後に、シネマ館通いを10年近くしてきた。…カタチの上でも倒産は恥。
まして北陸の地のため重大なイベントで、厳しい立場に成ってしまった。金銭的
に追い詰められ窮したわけでなし、平然としているしかない。それが現実に直面
してこない人たちにとって、攻撃の材料に欠ける。 平然としているのが不思議
のようで… 最後は資金問題だが、イザともなれば腹が坐って見える世界がある。
考えようで、面白いといえば、それまでのこと。一足先に、会社をたたんだ人の
先例がある。常に、資金を「こと」に変えていたが良かった。これは剥ぐことが
出来ない。このコロナ禍で、「その都度、計画的に遊んでおけば良かった」と
いう声が聞こえてくる。一期一会の人生で、遊びだけは… 

 20数年前に、バブル崩壊から、デフレの時代を過ぎ、国内が債権の整理を止む
無く迎えた時節があった。アメリカによる陰謀である! 『資産防衛セミナー』
とかいうのを教えるセミナーに3回も通っていた。
<社内のマイナス部門を集約して、別会社をして、その一括処理をしなさい!>
それが違法でなく、そのまま認められた特別立法があった。 このセミナーは、
その勧めである。そのセミナーで考えたのが、一つだけ個人名義のビルを会社に
売却して、含み資産の赤だしで、5年間の個人所得が返済された。
(その半年後に、禁止事項になってしまった)。

 20世紀末の頃、バブル崩壊は脆弱な中小企業の財務を直撃。経営していた500室
新潟駅前ホテルも、その直撃をうけて、動きが取れなくなっていた。…そこで
第一ベンクーガーホテルが個人名義、土地値段が暴落。その赤だしで個人所得税
返還して貰えば良いと。 担当税理士と、ナンバー2が何故か、絶対反対。
目先の資金流出が無駄と。それでも不安定な時代、迷わず決断したが、これが正解。
 
・・・・・・
6969,読書日記 ~ネガティブ・バイアス -3
2020年04月13日(月)
                 <『しあわせ仮説』/藤澤隆史著>
   * 数あるバイアスとは…
 バイアスそのことについてネットで調べると、多くのバイアスが出てきた。
何度も先入観をテーマにしてきたが、ほとんど深堀をしてなかった。
私たちは、家族から、学校から、会社から、洗脳されてきた。バイアスの塊り、
そのもの。他人をみれば解ることだが、自分となると、それに全く気づかない。
「後知恵バイアス」は、巧妙な解説者がよく使う。…「バンドワゴン効果」や、
「アンカリング効果」は、若い女性の特徴の一つ。しっかりと、理解して、
周辺を見直すと、世間様の実態が浮き上がって見える心理学そのもの。   

≪ ◉ ネガティブ・バイアス
 人はポジティブ情報よりネガティブ情報に注目し、優先的に信じたり、強く
記憶に残したりする傾向がある。これらの傾向をネガティブ・バイアスと呼ぶ。
ネガティブ・バイアスは、生物が進化の過程で身に着けたと言われている。
狩猟時代の命の危険をもたらすネガティブ体験や感情を強く記憶しておくことで、
その後に起こりうる危険を察知し迅速に回避することで身を守ってきた。
ネガティブ・バイアスは、命の危険から生き残るため存在する。
狩猟時代とは一変し、比較的安全な生活環境を手に入れた現在でも、
ネガティブな感情はDNAに刻まれ、優先するメカニズムは働き続けている。
  ◉ ポジティブ・バイアス
 ポジティブバイアスとは「何をやっても前向きに思われる先入観」ということ。
ネガティブバイアスとは「何をやっても否定的に思われる先入観」ということ。
この2つの先入観を上手に利用する人が、頭がよく思われる人です。
  ◉ 正常性バイアスとは
 人間には些事に翻弄されないよう、自然と心の平穏を保つ働きが備わっている
ので、日常生活で問題に直面したときにも、それなりに対応できるチカラを有し
ています。ところが、大災害など未経験の事態に遭遇した場合、この働きが過剰
反応し、脳が処理できなくなることがあります。これを「正常性バイアス」と
言いますが、最近、話題に上ることの多い“この心理”が危ないのです!
   ◉ 後知恵バイアス
失敗して落ち込んでいるときに「そうなると思った」などと言われたら、なんと
冷たい人だろうと思いますよね。この時の冷たいセリフが後知恵バイアスによるもの。
つまり、結果を見てあたかも前から知っていたかのように発言をすることです。
これは悪い結果ばかりに限らず、例えば事業で成功した人を見て、
「あいつはどこか人と違うと思っていた」などと言う場合にもあてはまります。
   ◉ バンドワゴン効果
 行列ができているラーメン屋に並んだことはないですか?ラーメン屋だけ
でなく、パンケーキのお店、タピオカ専門店など、長い行列ができていると
美味しいお店かもしれないと思ってしまいますよね。
これがバンドワゴン効果です。本当の価値は知らなくても、多くの人が良いと
言っているのだから間違いないと思ってしまう人間の心理によるものです。
古くは、サクラなどという言い方もありましたが、人が集まっているところは
何か面白いことがあるのではないかと思ってしまうものです。
   ◉ アンカリング効果
 「定価5,000円のメロンが今だけ2,500円!」安かったので、つい買ってしまった。
これがアンカリング効果をねらった商法です。冷静に考えれば、2,500円のメロンは
安いとは言えません。しかし、定価の5,000円という価格を基準にしてしまっている
ので、半額の2,500円を安く感じてしまうのです。最初に提示された金額がアンカーと
なって、それより安ければたとえ予算オーバーの価格でも買ってしまう現象です。
家電の購入時などで経験したことがある人も少なくないのではないでしょうか。
   ◉ フレーミング効果
 物は言いよう、という言葉がありますが、同じことを言う場合も、
視点を変えて言うとまったく違った印象になることがあります。
例えば、「はずれる確率が8割のクジ」より「10人に2人に10万円が当たるクジ」の方
が買いたくなりますよね。「生存率90%」と言われる方が、「100人に10人が死ぬ」と
言われるより希望が湧きます。

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▼ 「しあわせバイアス」があるなら何処の世界にも存在する女王様的存在。
 明るく、清潔感があり、遊びになると、一段と存在感が強くなる。よく見ると、
そこには目には見えない「○○クラブ」的な構築があり、A・B・Cと
ランクをつけ使い分けている。日曜の午後に、『家についていっていいですか!」
という面白い番組がある。その一例の『キャバクラ嬢』の一言が印象的である。
『私には、○○クラブがあって、ランク付けをしているの…』と、想わせぶりな!