閑話小題 ~つれづれに哲学~ 考えましょうよ -2

 

 テーマを何にかと、この数年前のテーマをみると二年前に、これがあった。
数十年来、特に、この10年間、周辺をみて感じたそのままが書いてあった。
考えることを重労働とは言い得て妙だが、色いろ想念を働かせて突詰めることを
重労働と捉えることは新鮮である。 その記述は、著者の文章かと思いきや、
自らが書いた文章だったことに気づいて自ら驚いている。
 ツアーの行先選定に際して、幾つかの候補の情報を集めて、数年の行先を重ね
考える。これが、実に面白い。家内同伴のため、まずは反対される。 それでは、
そちらは何処か…と、俎板に上げる。そこで、相方が反対して、潰す。…かって
行った先の周辺、そして、近年、TVや知人の行先の情報を俎板に載せる。…など
など1~2ヶ月かけて、あれ、これと考え… 2~3つに絞りあげる。
これをシッカリしたか否かで後あとが違ってくる。旅先のツアー仲間からの
情報収集力が、決定事前調査で、その差が出てくる。 以前にも書いたが、
・地球を碁盤のように見たて埋めていくか、
・文化、文明、大自然の分類をして、空白部分を埋めていくか、
大自然を… 滝、山脈、草原、氷河、クルーズ等々、過って行った先の隣接
 した個所を探しだす。

 このコロナ禍で、誰かが…、『こうなると解っていたら、‘もっと行っておけば’
の地域がある。まあ当面、5~10年は無理。』 …30数年かけて、ゲーム的に想定し、
埋めてきたこともあり、これは長期計画が必要と知ればこそ! 
 「考えましょうよ!」二度とない人生だもの。 …また旅自慢が始まったですか。
で、人生終盤にいたった現在、何を考えた方が良いのか… 真剣に考えましょうよ、
置き忘れてきたことを! あの心の奥の純粋性の球体から、何もかもを見直す時節
になった現状を!

・・・・・・
6595,閑話小題 ~つれづれに哲学 ~考えましょうよ
2019年04月06日(土)
   * 一番の重労働は、「考える」ということ!
 ブルームバーグの言葉… 
<考えるということは、あらゆる作業の中で一番の重労働なのですが、そこを
 省いてしまう人が多い。そこを楽にしようとしても、何も手に入らない。>
何ごとも、利益の源泉となるのは、肉体的な労働で汗をかくことでなく、物事を
効率化できる仕組みや方法を考えること。 その為には、まずは絶対量の読書
の確保から、その質を高める生活習慣が必要となる。それを確保するために、
早朝の多くが寝入っている時間帯と、移動時間などの豆(隙間)時間の活用から
始めることが第一歩。人は経験と、触媒の範囲からしか、考えることはできない。
烏合の衆的集まりとの触媒は、「独りに徹して考える重労働」を放棄した人の
群れのため、表面的付き合いに陥ってしまう傾向が強い。「哲学とは、考える
ことを考える学問分野。 早々に、ベースに組込んでおく必要がある。
世間話だけで生きている9割方の一員として、些細な世事の判事、検事、弁護士、
時には被告、訴追者になり、それしか知らない世界で、現実の世界に溺れた
土左衛門として生涯を過ごす。昨日録画をしてあったギャング映画で、
殺し屋の呟きが強烈であった。 大雑把だが… 
<黙っている奴に気をつけろ、奴らが何を観察しているか、何処に注意を向けて
いるか、何を考えているかに全神経をはる訓練をすること。そして黙ること!
沈黙、孤独、目立たないこと。いざ、行動の前に、考えて考えて考えること。
そして一度、決定したら怒涛の如く実行することさ。それ以上に、断念の決断も。>
考えることを、「働き」「遊び」「学び」の何処に重心を置くか、その三位一体
とみるか。まあ、考え過ぎて、捩じれた己が脳も問題もあるが、考えないのは?
 たしかに「考えるのは重労働」。 でも、面白くして軽減することは可能。
「バカな考え、休むに似たり」があるが… 「バカな考え」を考えている内に
己がバカに気づくだろうから、考えないより、まだマシ? いや、その分、
他を楽しめるはずだから、ボーッとした方が周囲の迷惑にならない? 
 
 後記: これまた偶然だが、以下の内容が、丁度、脈絡として続く。
    ふと見ると、昨日、図書館で借りてきた本が
   『人生の9割は逃げていい。』井口晃著 があった。次回のテーマ?