閑話小題 ~YouTubeネタ -3

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   * 信じられない程リアルな映像
 ドローンが、一つの空軍基地を襲って、完全破壊する動画。それも、米軍が
中東の国を攻撃かと思いきや、最後に、オスプレーが数機も破壊された映像が
有り、攻撃されたのが米軍と知る。ならば、表立ったないのは理解できる。
もしかして、ロシアか、中国の捏造動画の可能性もある。ジェット機が数機も
破壊され… ヘリコプターが次々と撃墜され… ミサイルが幾つか破壊されて、
戦車が次々と破壊されていく。
 これは戦争映像だが、北朝鮮か、中東の敵対国の映像なら理解できる。
軍人が機関銃で次々と殺されていく様は、ゲームのようである。
ドローンでロックされたら助からない。 この戦闘場面が、YouTubeで流される
のだから… 数年前には「IS」が、斬首した首を幾つも曝した画面が投稿して
あった。それと油をつけて焼き殺した画面も、あった。 近くにドローンの臨時
基地を設け、衛星基地の中継からの情報で攻撃するため、証拠が残らない為に
成す術が無いため、こういう現象が起こるのだろう。何よりも、こういう実態が
ネット上に公然と流される恐ろしさである。
  
  ――
   * ワクチン投与が始まり…
 世界は絶望の果てにあったが、ワクチンの投与が始まり、何となく、楽観的に
なっている。さてどうなるのか? これだけは、その時節になってみないと判断
できない。岐路に立たされた個人、会社の当事者の判断は難しい! 数年経過し
なければ、分らない! まだまだ、序盤である。昨晩に、東北大震災の余震が
宮城県で発生したが、被害は最小のようだ。それだけ、その震災は大規模だった
と専門家は宣っている。まだまだ、突然、不確定要素の問題が、発生するのが、
この一連のシリーズ。

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6545,読書日記 ~人生における読書の効能 ~4
2019年02月14日(木)
             『本を読む人だけが手にするもの』藤原和博(著)
   * 読書は私の人生にこんなに役立った(第三章)
 若者向きに書いているので、このような言い方になるなるのだろうが、
『人生における読書の役割とは?』が適切な問いかけだろう。それを軸に、
青少年期を振返ると、成るほど、人生の「どん底」時に縋るように読んだ本が
自分を支えてくれ、精神の滋養になっていた。それらが、精神的支柱になり現在
に至っている。そして、それらを抱いて死んでいく。 
 …次々と襲いくる挫折感。そこで自分の弱さと直面する。その時、書店や
図書館で見つけた本で魂が救われたことしばしば。何の手がかりも見出せない中、
フッと灯を、先人の言葉、行蔵の中で見出し、独り言を呟きながら嚙みしみた
言葉。それが重要な分岐点になる。学生時代、新たな門出に向って気持ちが
大揺れの頃、ロマンローランの『ベートーヴェンの生涯』の
「悩みを突き抜けて歓喜に到れ!」
「 良くかつ高貴に行動する人間は、その事実によってだけでも不幸に耐える
 ことができる」。
聴覚を喪失しながらも音楽家として最高の成果をあげた人物。
狂人と天才は紙一重そのままの人生を過ごした大作曲家。
  ロマンローランで想いだすのが、
<もっとも偉大な人々は、人に知られることなく死んでいった。
   人々が知るブッダやキリストは、第二流の英雄なのだ。>
金沢時代の25~6歳の頃、大本教を知った。その生々しい重厚な教義をモデルに
した高橋和巳の『邪宗門』も、気持ちがどん底が故に人生の何たるかを垣間
見ることが出来た。学生時代の前半に、新約聖書、日本純文学書を読み込んで
いたことが、長い人生で非常にプラスに働いていた。最後は独りだけ…
「経験と知識と情報」の質・量の総計と、両親からの血筋が、その人そのもの。
それと、触媒の質も… 更に挫折という節目も。その限界の眼鏡で、私たちは
世界を感じ、考えているに過ぎない。殆ど知らないで、何も味わうこともなく、
小さなミクロの粟粒が、膨大の宇宙の中で彷徨い、浮いているだけ。読書は、
それを教えてくれる媒体。司馬遼太郎シリーズ、海音寺長五郎の『天と地』
孫子』。などなど、独り自分の世界に閉じ籠って孤高になる時間の快楽。
それこそが人生の滋養である。 
 <達磨さん、ちょいとこっち向け、世の中は、月雪花に酒に女だ>
                        の 禅言葉もある… 
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3977, 人生を振り返る時節に
2012年02月14日(火)
 還暦を過ぎ60代半ばを越えて、そろそろ人生の整理に入る時節に入った。
一年近く前に会社も倒産し、事業人生を終えてしまった。後悔も、未練も全く
ないのが自分でも不思議である。しかし時間に余裕が出来、気持ちも落ち
着いた現在、人間は時代の波に漂う存在でしかないことに思いやられる。
 出身の長岡市が生まれる直前の戦災で、両親も含めた我家全て焼け出された。 
子供の頃の記憶は3歳位から始まるというが、私は生後三ヶ月から始まっている。 
大人数の中で育ったこともあるのだろう。 長岡の商店街の真っ只中で何時も
独りで遊んでいた。その習性が、そのまま現在に至っている。 幼児の頃から
住み込み従業員と10人の家族の中で、常に周辺の人の顔色を窺っていたが、
それが刺激的であった。そして年齢を重ねるのと同時に、経済が成長していく
右上がり社会で、その豊かさを享受してきた人生だった。それも20年前の
バブル崩壊で、一挙に右下がり経済になり、それと正比例した引き潮に私の事業
も浚われてしまった。それでも66年を振り返れば、ベストの時代に生きることが
出来たと両親に国家に天(運命)に感謝している。人生の満足度では90点以上。
しかし振り返るとフラッシュのように恥ずかしい場面が次々に思い出される。
それでも嫌なことより、良いことが数倍あった実感が気休めになる。 
時代と家庭に恵まれて、社会に出てからも独学を続けてきたこともある。 
で、これだが問題はこれから。 老齢は、おのずから病気、老い、死の問題が
背後から追い越し目前に突きつけられる。 自然と気持ちが暗くなり、慢性
老人性鬱症が付きまとう。初老の心象風景とはこんなものかと思っているうちに、
中老になっていく。人生それぞれの年齢の心象風景は、それなりに微妙な味がし
面白い。やはり、読書と芸術と自然に深く触れることが晩年の味。人生万歳!
 
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5814,緩和小題 ~しまった! ー概要とは?  ー 2
2017年02月14日(火)
          < しまった! 「失敗の心理」を科学する
       ジョゼフ・T・ハリナン (著) >
   * 概要とは?
「しまった!」で一番多いのが結婚相手の選定。ベルギー、ポルトガルなどは
7割が、アメリカでは5割以上、日本は3割半ばが離婚に至っている。家庭内離婚
を含めると9割が破綻している? とはいえ、家庭だけは持ってみないと…
 失敗を最小にとどめるに、知識と情報が必要。 ここで、
<医師の84%は、同業者がメーカーからの贈与に影響されていると考える。
だが、自分が影響されていると考える医師はわずか16%しかいない。> 
成る程、日本は贈答社会(ミニ収賄社会)であるわけだ。
   ~Amazonの内容紹介~
≪ 「人間はなぜ、まちがうのか」というテーマについて、
 面白くてネタになるトピックを「これでもか」というぐらい集めて
 分析した本です。たとえば・・・・・・
★レントゲン技師は、画像に写っていた悪性腫瘍の9割を見落とす?
★トップレスダンサーの収入は、彼女の月経サイクルに左右されている?
★黒いユニフォームのチームは、ペナルティーをとられる可能性が高くなる?
★人間は、誤りを犯しそうなときは、むしろ「行動を起こさない」という
 誤りを犯すほうを選ぶ?
★「セックスした相手の数」を、男は女の四倍も多めに答えたがる?
★人はなんらかの形で自分が不正をしていないことを証明すると、
 その後の作業でもっと不正をしやすくなる。
★映画を「あとで見る」人は高尚な作品を、
 「いま見たい」人は大衆的な作品を選ぶ。
★キャッシュローンを勧める通知書に女性の写真を載せるだけで、
 利率を五ポイント下げたのと同じ効果が期待できる。
★予備選名簿の一番目に載った候補者は、得票に三ポイント上乗せできる。
★投資家は、金曜日の経済記事には月曜日の記事ほど注意を向けない。
★人間は、印象の操作など特定の目的のためには平気で話をつくり変える。
★無意識につくり変えた話でも、二度三度と繰り返すうちに、いつしか
 「記憶」そのものになってしまうことがある。
★一般的に、男は自分を持ち上げるために、
 女は他人を持ち上げるために嘘をつくことが多い。
★社会的地位や学歴、収入は、全体の幸福度における三%しか占めていない。
★ 人を単純作業に従事させるためには、お金の力がものを言う。
だが、たいていの行動では、人間は総じて金銭的同期には左右されない。
(ゆえに、行動経済学はあまり役に立たない?)≫
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▼ 上記の中で、【☆人間は、印象の操作など特定の目的のためには平気で話
 をつくり変える。☆無意識につくり変えた話でも、二度三度と繰り返すうち
に、いつしか「記憶」そのものになってしまうことがある。】などは、如何に
世間話の「噂話」が奇形されて流布されるかを端的に言い当てている。
9割は好い加減な馬鹿話。それを信じ真面目に論じているのが、世間人。
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4719,「余命3カ月」のウソ  ー3
2014年02月14日(金)
  * 苦しみ抜いて死に至るがん治療 
             ー「余命3カ月」のウソー近藤誠 (著) 
 著者は、現在のがん治療は拷問するために生かしておくようなもので、角を
矯めて牛を殺す喩えそのもの。がんを治そうとして本体を痛めつけ、死に至ら
しめる危険が大きい。ー以下は、その典型。知り尽くしているのに、であるー
《 名誉総長はこう語っています。{妻は抗がん剤のつらい治療も受けてくれ
 ました。1回目はマーカーが下り、喜びました。しかし、2回目からは効果が
なく、副作用ばかりが出てきた。薬を代えたのですが、今度は口内炎、食道炎が
ひどく、食べるのもつらそうで、かわいそうでした。医師も転移したリンパ節
1個は治せると思っていたはずで、前向きに治療していました。
 しかし、最後は敗戦処理のような感じにもなりました。抗がん剤の効果を
本当は信じていなくても、前向きに闘いたいという気持ちでした}。妻が余命
3ヶ月と思われる時期を迎えても、「緩和ケアのことは考えませんでした。
迷うことなく再入院し治療を」と、玉砕しか考えていない。ふともらした
敗戦処理」「抗がん剤の効果を本当は信じていなくても」という言葉に、
がん治療の恐ろしさが集約されています。医者はこのように「がんと闘う」の
一点張りで、効果を信じてもいない残酷な治療を患者に次次へと平気で押し
つけるのです。患者がどれほど苦しみ、弱っていようと。がんセンター名誉総長
の妻は一度だけ「こんなつらい治療を受けたのは、あなたのためですよ」
とつぶやいたそうです。・・・ 》 
▼ 老人ホームの専門医の中村仁一が、「ホームでの放置患者は、ほとんど
 苦しまず亡くなっている」という事実が、上記の名誉総長の妻の悲惨さの
逆を物語る。私の父がスキルス性胃がんになって、余命半年~一年と身内に
宣告された。そこで当時名医といわれた東京女子医大の中山教授に執刀して
もらったが、一年で亡くなった。父は亡くなる直前、「あれほど苦しむなら、
死んだ方がまし、同じならしない方が良かった!」と、こっそり打ち明けた。
死ぬ間際の肉体的苦痛は、それは酷く、「結果はどうであれ、モルヒネ
うって苦痛を止めてくれ」になっていた。 がん死か、痴呆老人になって紐に
繋がれ死んでいくか、どうするか?と言われたら、私は前者の選択になる。
酒の飲みすぎの罰として、モルヒネの効きは飲んだ量に比例して悪くなる。 
神は生きていたくなるほどの苦痛を与え、天に召されるようだ。だから
生きている内、五感と肉体がしっかりしている内、楽しめる内に、積極一貫
に生きるしかない。成るほど、後ろに感じた死神が、そろそろ横並びになり、
数年後は正面から? 死ぬべき時には死ぬが良い!ということ。