映画評論 ~『ドクターディス遺産』
* <安楽死の御値段は150~200万円>
「安楽死は悪と決めつけた筋書で…評価が「2・8」とアラタメて知っていたら、
観なかった筋立て! …安楽死に対する問題意識は一般的には、こんなもの!
ドクター・デスは猟奇殺人犯か?救いの神か? 主役の刑事2人こそが喜劇の主。
‘下は下’でしかない。筋書きを面白くするため、取って付けた驚かされる事実が、
何ともコミック的! <安楽死が選択の一つとして、何故に認められないのか?>
古代ギリシャ、ローマで、奴隷は商品と見做され、使えなくなるまで、「それ」は、
有効活用すべきモノとされた。生き死の判断さえ、ままならないのが現実!
刑事の判断を待つしかない司法に問題あり! 死ぬのは死ぬ!助かるのは助かる!
生きたい人は生きれば良い! 死ぬのは、死にたいのは、それぞれの事情あり!
そう思えた方が、気持ちが安心である。
【 人気作家・中山七里の小説「ドクター・デスの遺産」を映画化したクライム
サスペンス。安楽死を手口にする連続殺人犯に挑む刑事役で綾野剛と北川景子が
共演し、「神様のカルテ」「サグラダリセット」などを手がけてきた深川栄洋監督
がメガホンをとった。終末期の患者ばかりが次々と不審な死を遂げる事件が相次ぎ、
捜査に乗り出した刑事の犬養と高千穂は、依頼を受けて患者を安楽死させる
「ドクター・デス」と呼ばれる医者の存在にたどり着く。
しかし、そんな矢先、重度の腎臓病に苦しんでいる犬養の一人娘の沙耶香が、
ドクター・デスに安楽死を依頼してしまい……。】
―
【 他の‘あらすじ・ストーリー’
「苦しむことなく殺してさしあげます。」ある闇サイトで依頼を受け、人を安楽死
させる連続殺人犯ドクター・デス。 警視庁のNo.1コンビ犬養と高千穂は捜査に
乗り出すが、遺族は犯人に感謝し嘘の証言で守る。ドクター・デスは猟奇殺人犯
なのか?救いの神なのか? あなたはこの正義に驚愕する――。】
―
▼ ~末期患者のニーズは「苦しむことなく消えていくこと。」
新聞記者も、医師もまた、定期的に生死に対する無知蒙昧が発生する!
<死=否定すべきこと> と、一概に決めつけないこと。襖一枚の隣部屋が死。
――――――
「お金持ちでなければ、安楽死はできないのでしょうか?」
世界6カ国を巡ったルポルタージュ『安楽死を遂げるまで』(小学館)を刊行して
から、私のSNSアカウントに、こんな言葉が投げかけられるようになった。
日本では安楽死は法的に認められていない。だが海外では安楽死を法的に認めて
いる国がある。安楽死は、現在、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、スイス、
カナダ、アメリカの一部の州で実施されている。たとえば、国内の死因の約4%が
安楽死に当たるオランダでは、在住者は保険が適用され無料となる。
…外国人が安楽死できる国はスイスだけ
しかし、海外からの希望者への安楽死は行っていない。安楽死を法的に認めて
いる国のうち、外国人が安楽死できる国は、世界でスイスしかない。
スイスでは年間約80人の自殺幇助が行われている。
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6819、閑話小題 ~つれづれに人生 …よる年なみに
2019年11月15日(金)
* あと14ヶ月で後期高齢者
あと14ヶ月で後期高齢の75歳に相成る。還暦の時は老齢の実感がなかったが、
さすがに65歳からは、年々、老いを実感する。でも、あと一年、いや5年もある
から、まだまだ楽しめる!
その中で、老化現象を実感する一つが、駐車場に車をバックで入れる時に
真っ直ぐに収まらないのである。 これは、自宅の駐車場が二台分あるため、
適当に止めておく習性のためとしても、外で停める時には必ず捩じれている。
SJの2Fにあるランニング・マシーンで歩きながら、駐車場の収納をみて
いると、一発で整然と納めている。 捻じれの傾向は数年前から続いている。
腰痛は、ジム通いの効果で当初よりかなり良くなったが、歩行は、休みを
入れないと30分以上は歩けない。 早朝のミニチャリと、週4回のジム通いで、
運動量は確保してある筈だが。
数ヶ月前に、大学の10年に一度の同窓会に参加したが、10年前とは空気が
変わっていた。この10年で、思いの外に全体の空気感が老けこんでいた。
30、40歳代の頃、70過ぎの老人をみたとき、それは大年寄りにみえていた。
そして還暦時に辿り着いて気づいたことは、精神年齢は40代のまま。還暦の
同期会では、無事何とか到達した喜びが全体を覆っていた。 …が10年後は、
明るさが半減したような。何とか辿り着いたが、持病や、連合いや家庭内の
重荷が背中に覆って、ただ明るくしていられない状況のようだ。
その分岐点は65歳辺り。その時、私は会社清算をした。背おった重い荷物
から解放された実感は思いの上に大きかった。会社員などの組織生活の人は、
ゴルフなどで会社の延長上で愉しみ遊んでいる。事業系の人は、独自の愉しみ
で我が道を歩いている。 生きてきたように老いている。 それもこれも
「75歳が大きい節目」。さて、如何のように節目を打ちましょうか。
ほゞ、コトに変えてあるので、気持ちの上では楽の筈だが。 何とも愉しみ
過ぎたきらいが! 静かに、大人しく、明るく、面白く、一日一生で、
日々を過ごすしかない。
この情報機器の進化による社会の変化が面白い。それを見て、体験する
だけでも生きている甲斐がある。後期でも何でもよい、この時代の濁流?
何とも激しく豪快。 やはり21世紀は違う景色になったということ。
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6455,閑話小題 ~大相撲、つれづれに
2018年11月15日(木)
* 引退しかないでしょうよ!
大相撲も、貴乃花へのいびり出しをしたことと、2人の横綱が休場したためか、
2日目には満員札止め御礼の垂れ幕がなくなり、空きスペースが目立っていた。
その上に、初日から4日連続敗戦の稀勢の里の引退問題が出てきた。
~ネットニュース記事より~
【・稀勢の里が、初日から4連敗を喫した。結びの一番で初日から3連勝と好調の
前頭2枚目の栃煌山にすくい投げで敗れた。 土俵際に押し込み、軍配は1度、
稀勢の里に上がった。だが、物言いの末、稀勢の里の体が先に落ちたとして軍配
差し違えで、初日から4連敗となった。横綱の初日から4連敗は31年1月場所の
宮城山以来、87年ぶり、1場所15日制になってからは初。】
場所前は「絶好調の仕上り」のコメントで言訳が立たない。 一人横綱は、
当然、プレッシャーが大きい。気の弱さを必死に隠している姿が痛々しい。
白鵬、鶴竜は、稀勢の里の4連敗で引退の危機で、結果的には非常に有利の立場
になった。邪魔者の貴乃花親方を協会から締め出し、残った日本人横綱を引退の
淵まで追いやり… 次は、憎い元貴乃花一門の力士を、陰に陽に潰しに… 。
―
▼・その貴乃花も、嘘か真か、「手元資金が財布の5万円だけの「金欠病で身動
きがとれない」と女性週刊誌の見出しにあった。素っ裸で放り出され、まず直面
するのが懐具合。相撲馬鹿で、実社会が如何なっているか何にも知らない。
「自由が如何に不自由なものかを実感する日々」が実情だろう。
サルトルがたしか、「人間は自由の刑に処せられている」と宣っていた…
怖ろしいのですよ、これ。で、まず自由の代用品として人はお金を発明した。
ここは日本社会、スポンサーは直につくはず。空即是色で、彼なら「空」に
なれば、色としての資金は、入ってくる?… 問題は、あの気取りの壁。
それが重大な判断ミスをおかす元になる。いや、既に侵してしまった!
こういうことでしょう!
《理事長なんぞは名誉職でしょう。君臨すれども統治せず。祭上げておけばよい。
ならば大鵬、千代の富士、貴乃花を何故にさせなかった? それが貴乃花の本音。
貴乃花が怒るのは当然! 横綱審査会より、理事審査会をつくり、それを明文化
して、決定権を持てばよい。利権が蠢く小さな世界では、そこから変えないと…
<国技などチャンチャラ可笑しい>が、ピッタリに戻りつつある!
せっかく、面白くなりかけたのに… 》
「はっけよい、はっけよい」より、「はってよい、はってよい」、
いや「ほっとけ、ほってけ」ですか。 …面白ろ!
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4626、閑話小題 ー今度は絶食系男子!
2013年11月15日(金)
* 今度は絶食系男子だと!
草食系男子、肉食系女子が話題になっているが、今度は「絶食系男子」
を、NHK番組で紹介していた。彼らは女子に興味がなく、将来も結婚する
イメージが出てこないという。別にホモ系でもない。女性と付き合ったこと
がない若者が45%いて、男の2割と女1割が生涯独身。2030年には男の3人
に1人、女4人に1人が生涯独身になるという。
アラフォーや、アラフィーの独身男性が「現在の収入や、独り身の気楽さを
考えると、結婚に躊躇」とインタビューに答えていた。それにしても絶食系
男子のネーミングにビックリ。本来、男は「絶倫系男子」だが!
ある小話に「月は雲間に隠れたし、貧乏人の俺等には何の楽しみも無いし、
(女房)おや、お前さん今夜もかい!」がある。 情報化の時代、面白いこと
が山のようにある。お金もないし、敢えて束縛されることもないし、面倒!
というのも分かる。しかし、妻子のない老後の独り暮らしは非常に厳しい
という。べき時に、べくことを、べくすべし、でないと・・
絶倫系も、絶食系も、割り切ってしまえば、これほど面白いことはない。
漫画に、夫婦が互いの首輪の紐を持って、ソッポを向いているのがあった。
何人かの紐を持って困っているのもいる。人生、ままならぬ、ということか。
* ソリスト
自転車入門書によると、ソロでツーリングをしている人をソリストという。
ソリストの本来の意味は、「(1)独唱者。独奏者。(2)バレエのソロを踊る
踊り手。第一舞踏手」 冬期を除いて4年以上、毎朝、1日時間、自宅から
15分かけて信濃川の土手周辺をポタリングをしている。私の一日の
スケジュールをみると、殆どがソロ。スポーツセンターでも誰と話すわけ
でなし、一人で行って、幾つかのエアロに参加して、帰ってくる。ヨガとか
青竹エアロで、誰かと仲間になり楽しそうにしている人と、私のように
誰にも挨拶するでなし、数人に軽く会釈するだけのソロ組に分かれる。
ヨガでは、50人中、男は10人前後。スタジオの右前方に5~6人が
陣取り、左最後方に4~5名のソロと、夫婦連れが横一列に並ぶ。あとは
中高年の女性たち。SJには同級生やスナックのママなど顔見知りがいるが、
挨拶程度で、会話はない。早朝のポタリングや、ウォーキングも、ソロと
二人連れに分かれる。それと犬連れ。で、独身主義が、人生のソリスト?
それが自分から求めたかどうかもある。ポタリングは当然、ソロである。
単独か、群れるかは、人であることを優先するか、人間であることを
優先するか、である。
・・・・・・
5358,島地勝彦の ~柴錬、今東光、開高、乗り移り人生相談~ ー?
2015年11月15日(日)
* 女の結婚詐欺師がブーちゃんは、昔からの通り相場
渡り歩いた、どの世界にもブーちゃんだが魅力的女性が存在していた。
『やり手ブーちゃん』である。彼女らの対象は、下位八割の男衆のため、
思いの外、声がかかる。 そのやり手ブーちゃんも、1~2割いるかどうか・・
ブーちゃんだから営業努力をしている? ということは、誰もが営業サービス
を望んでいるのである。それが、日本の貧困な恋愛社会では、満足度が低い。
だから、まずは、以下のようなシステムが必要になる。
≪・シマジ:これは俺の持論だが、男は十代の後半に十歳くらい年上の女性と
ねんごろになって、童貞を失えば、みんなきちんと大人になれる。
その意味で、このダーリンは理想形だよ。女はどういうふうに考える生き物
なのか、女のどこを押せばどうなるか。性道を含めて若いころに年上の女から
しっかり学んでおけば、三十四歳の婚活詐欺女や三十五歳の鳥取ホステス
みたいなのに騙される心配はない。
・ミツハシ:両方とも男が夢中になるようには見えないスタイルと容貌ですね。
・シマジ:女の結婚詐欺師はブーちゃんと昔から相場が決まっているんだ。
びっくりするような美人だと、モテない男は「これはおかしい」と警戒する。
俺にこんないい女が「結婚して」なんていってくるはずがないというわけ。
これまでの人生の中で女にモテた経験があまりなく、結婚をできずにいた男
にとって、あれくらいの女のほうが自分の結婚相手としてリアリティーがある。
逆に男の結婚詐欺師は饒舌な二枚目なんだ。つまりクヒオ大佐だよ。
・ミツハシ:エリザベス女王の親戚でアメリカ海軍特殊部隊パイロットの
クヒオ大佐ですね。しかし、「私と結婚すれば、英王室から数億円の
祝い金が出る」という話に至ってはギャグにしか聞こしえませんけどね。
男はロマンチスト、女はリアリストというが、結婚詐欺に関しては、逆。≫
▼ 結婚に対する憧れも、「共同幻想」の一つ。その幻想=夢を与え、お金を
引出すのが、詐欺師の仕事。「割れ鍋に綴じ蓋」の割れた部分を隠し、高く
売りつけるのが、恋愛の妙味。その仮想(仮装)世界を、キャバクラや、クラブ
が提供。 ネット検索で見つけた、二年前の、松本人志のモーニングビッグ対談
第17回 「女結婚詐欺師」の(初めての詐欺)
第18回 「女結婚詐欺師」(過去の失敗)がリアル。 詐欺のポイントは、
・金を取った後、如何に諦めさせるか
・失敗したときは、さっさと次のターゲットに切り替える
・結婚詐欺は、結婚したら結婚詐欺でなくなるため、独身を通す
映像を見ていて、寒々しい気持ちになったが・・
埼玉と、鳥取のブーちゃんの女結婚詐欺、あまり奇妙で、被害者が気の毒
だが、老いた天涯孤独の身には、結婚の可能性があれば、少々ブーでも?
という気持ちになってしまうのだろう。
・・・・・
2011年11月15日(火)
閑話小題
* 江戸時代の幸福とは
江戸時代の幸せを並べた俗うたがある。
<世の中は、年中三月、常(じょう)月夜、嬶(かかあ)十七、俺三十、
負わず借らずに子三人>
17歳の嬶に、子が三人もいるわけでない、月日も止まるわけでもない。
借金も、何時の世にもついてまわる。最後は、子供の顔でも見て幸せを
感じるしかない、ということになる。 これを現在に置き換えると?
<世の中は、年中連休、常外食、嬶働き、俺は主夫、負わず借らずに子一人>
というところ? ざれ歌を、まっとうに考えることもないが、いかに幸福感
が妄想で不平の上に成り立っているかである。
* 人生に意味(価値)があるのだろうか
40年近い事業人生を終え、毎日が日曜日の日々で、
「自分の人生は何だったのか? 意味=価値があったのか?」等を、
考えざるをえない?日々。 人生の価値とは何か?は、人生の根本問題。
その時点時点で、価値を見出し、それに従って生きているのが人間だが、
実際には考えているフリをしているだけで、漫然と生きているだけ。
ニーチェが、そのいい加減な万人の生き方を取り上げ、人生に意味などない、
世の中に価値など無いと知るべきと、指摘している。 キリスト教の教えを、
弱者の救済の思想とし、その教えの価値も全く無いと切り捨てている。
価値無きものを求めるから、人間は間違えるものと。そうこう考えると、
せっかく哲学書を読み続けていながら、今さら、自分の人生に価値=意味が
あったか?などという思いは妄想そのもの? あるのは充実していたか
どうかの一点である。その辺のオバサンかオバアサンが、したり顔で人の
悪口、陰口を言っている醜さは、結局は自分のことを言っているに過ぎない
ことを自覚してないためでる。 まして大の男が腐った女?のような価値論
を述べているなど・・ エッ私のこと?いえ、貴方のこと!いや全ての人。
・・・・・・
4993,暴走する世間 -9
2014年11月15日(土)
「暴走する「世間」―世間のオキテを解析する」佐藤直樹(著)
* ケイタイ、スマホが子供、若者を駄目にするわけ
以前、繁華街でTVレポーターが若者に何か質問をしたところ、やおら
ケイタイを取り出し、友人に連絡をして、その友人の言葉を鸚鵡返しに答えて
いたのには驚いた。考えようとせず、反射的に誰かに聞いて、その場を繕って
いる現代の若者の姿が、そのまま現れ出ていた。それが今ではスマホで検索
すれば答えが瞬時に出てくる時代、便利さが、考える能力と自立心をそぎ
落としている。 ー以下の指摘が、まさに、言当てている!
≪ アメリカでは、子どもにケータイをもたせることは、子どもの自立を
妨げるのではないかという議論がある。アメリカの社会学者タークルが、
つぎのような興味深いことをいっている。
<かつては、たとえばニューヨークの繁華街に初めて自分だけで行くとか、
地下鉄に一人で乗るとか、ボストンの街をどこまでも歩いていいという許しを
もらうとか、都会の子どもがそういう経験をするとき、その子にとっては
「自分だけが頼り」だったわけ。自分がただ一人ですべての責任を負うわけ
ですから、何か危険なことや恐ろしいことが起こっても、自分で身の振り方
を決めなければなりません。人は、どこかでそういう経験をし、そこで湧き
起こる感情と闘う術を学んでいかなければならない。どんなことが起こった
としても、状況を打開できるかどうかは自分次第だったのです。
しかし携帯電話の登場以来、子どもがこういう経験をして理屈上は一人で
あっても、親がずっとそばにいるという不思議な状況が生まれています。
また子ども自身も、自分が一人ではないと感じているのです。また、携帯
電話は、このような状況を作り出しているわけです。子ども一人では心
もとないだろうと思われる場面で親が見守っているという経験をさせる
ことは可能になりましたが、自立の時を遅らせているだけだともいえます。
(タークル「技術を本来の役割に」より)>
ケイタイによって、親が子どもとずっと一緒にいるという状況が生じ、
子どもひとりやらなければならないことが阻害されるというのだ。
「ひとりでいてもひとりじゃない」状況は、自立を妨げるということ。≫
▼ 重大な岐路に立たされると、直ぐに電話がかけてくる男がいる。
重大な岐路であるほど、担当と議論を重ねて自分独りで熟考すべき時に、
身近な人に判断をあおごうとする。関西で、子どもが誘拐され殺害された
として、何で北陸の学校が送り迎えを集団でしなくてはならないのか?
変なのは分かっていても、それを声高々に言えない。戦勝国のアメリカ
から与えられた自由民主主義の弊害である。そして、次がネットである。
これにプチ世間が結びついた弊害が、青少年だけでなく、成年まで変に
している。情報化社会になるほど、個人の教養のベースが必要になる。
その基盤がないため「IT世間」が、個人の内面を縛り付ける。
恐ろしいかなである。 私も、その犠牲者? でも、面白い時代である。
・・・・・・
6090,閑話小題 ~ 映画鑑賞 ―ザ・サークル
2017年11月15日(水)
* 映画鑑賞 ―ザ・サークル
先週みた<ザ・サークル>がGoogleを彷彿させる会社を揶揄したストーリー。
だが、意外に内容は深くない。しかし後半は、一挙にドラマ仕立ての展開に
引き付けられたのはさすが。 ストーリ―といえば、〈主人公メイはSNSで
生活を公開して、多くの人から支持を得る。そしてサークルも、多くの利用者
が増えるなどプラスになる。共有(シェア)が与える恐怖と、市場の影響力
(シェア)が持つ恐怖が、そこにあることを教える。
~ HPの解説によると、
≪エマ・ワトソン主演、トム・ハンクス共演によるSNSを題材のサスペンス。
ユーザーのあらゆるデータを蓄積し、世界ナンバーワンのシェアを誇る超巨大
SNS企業「サークル」。憧れの「サークル」に採用された新入社員のメイは、
あることがきっかけでカリスマ経営者のベイリーの目に留まり、新サービス
「シーチェンジ」のモデルケースに大抜擢される。「サークル」が開発した
超小型カメラによって、自身の24時間を公開することとなったメイは、あっと
いう間に1千万人を超えるフォロワーを集め、アイドル的な人気を博すが…≫
―
▼「最後は、創業者自身が、そのシステムで透明化されて窮地に立たされる」
のがオチで終わるが、もっとドロドロ、ネバネバした部分があっても…
これはGoogleに対する気遣いのため?
偶然だが、去年の以下の文章。 何故か?何人かに伝わったような?…
それも覚悟で書き続けているとしても、何か気味が悪い。(いや、気味が悪い
のは私か?) これだけ、『世間様』のことを書いていれば、更なる反感も。
自己を透明化していると、後あと読返すと、その時々の自分が透けて見える
ようなところが良いが… 何だろう、この私は?と、想い返すことシバシバ。
「何とも馬鹿な奴(私)!」と、ビュアーは読んでいるだけだが。