閑話小題 ~ 安倍首相の辞め時のタイミングの良さ!

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horii888888.hatenablog.com

 

   * 少し時間を置いて鑑みれば… 
 2週間前の8月29日に<閑話小題 ~タイミングが良すぎ、安倍退陣>を
テーマに書いていた。改めて考えても…<安倍首相の辞め時のタイミングが
良すぎないか!と見るのは私だけない筈。
 アメリカ大統領選まで、あと2ヶ月。政権交代の可能性が大とくれば、それに
対応できる新たな日本の首相の首の据替も必要。 安倍首相が、居座り続けて、
アッサリと掌を反すには無理があり… で、猶予期間のタイミングなどを
考え合わせると、この時節の前もっての予定行動と思える政治的結果!である。 
 数ヶ月間の猶予をもった後で、違った首の掛け替えも… 敗戦国の哀しき
気遣いも必要。安倍もオリンピックを花道に引退の筋書も、コロナ禍で儚く
消えてしまった。 官房長官が、そのまま、首相に格上げならば、阿部と、
麻生副首相の院政になるのか? コロナ禍によるパンデミックも、衰える
感じがなく拡大している。これでは財政が逼迫して、国際関係も不安定になる
こと必定! 本格的主流派が政権を把握し、パンデミック禍の混乱を乗越え
なくては! 国家を国たらしめて運営する難しさを、このパンデミック
問うている。 目先を無難に乗越えるには…『菅首相』で慣らし運転が必要。
  
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6750,閑話小題 ~今度は、エピクロスですか!
2019年09月08日(日)
  * 『老い』と「死」は一対、やはり
         ネット上にあったエピクロスに対する評論から
【  ~まずは、「死」に対する言葉から~
 古代ギリシャの哲学者・エピクロス
<私が存在する時には死は存在せず、死が存在する時には、私はもはや存在しない>
という言葉を知った時、長年悩まされてきた死の恐怖から解放されたのである。
<先ず、私たちは自分の抱いている死の恐怖を正直に認めなくてはならない。
次に、死を恐れることは理屈に合わないと認めなくてはならない。
死んだ人間には感覚が一切なく、母胎に宿る前の状態と同じだ。従って、死んで
いることは存在していないことと変わりない。自分が生れる以前のことを怖がる
人はいないのに、なぜ死を思い悩むのか。私たちの生涯が始まる前の何十億年に
亘って支配していたのと全く同じ無感覚状態なのだ。
一度このことに気づけば、死の不安はなくなる。死に対する恐れは、想像力が
生み出す妄想に過ぎない。死の恐怖にどう対処するかは、人によってそれぞれで
あろうが、私自身は、このエピクロスの考え方に沿って生きよう、そして死を
迎えようと、自分なりの覚悟ができた。エピクロスのおかげである。>
 ―
  ~次に「老い」に対する言葉も~
< 若者がではなくて、美しく生を送ってきた老人こそが、祝福されている
 と考うべきである。というのは、男盛りの若者は、考えが定まらず、運に
よって、激しくもてはやされるが、老人は、かっては期待することすら
むつかしかった善いことどもを、損なわれることなく安全に感謝の念によって
包み、老齢を、あたかも泊まり場として、そこに憩うているからである。>
 ―
▼ この感情と、後悔と自虐が混同し、時には激しく、時には静かに、過去の
行蔵を撫でまわす日々。あとは、諦念が底なしに覆いくる。それが、老年の
風景となる。 15年前にエピクロスをテーマにしていた。その後の人生で
様々な思いが加わり、味わいが違っている。「老い」と「死」は一対である。
 読み返すと、次の一文が目に飛び込んできた。
<官能の快楽は、その数十倍も煩わしさをもたらす。
真の快楽とは、自由をもたらすものでなくてはならない。
すなわち、官能の享楽「自足」であり、みずから足れりとすることだ。>
――――
2004/08/16
1231, エピクロスー哲学についてー29

エピクロスといえば、快楽主義の「エピクロスの園」の酒池肉林が思い浮かぶ。
次に印象に残るのは、「人間にとって死は存在しない、死んだと同時に存在が
無くなるのだから,本人にとっての死は存在しない」という言葉である。

ー父が死期を悟り、その恐怖に恐れおののいている時に、この言葉を教えた。
父は、「死の意味が初めて解った!」と言ったことを思い出す。
言葉の力を思い知った出来事であった。

エピクロスは、
人生は良く生きることである、その為には良く考えるべきだと説いた。
快楽を幸福な生の始め(アルファ)にして、終わり(テロス)であると断言。
しかし、一般的に誤解されている、官能の享楽ではない。
 いや逆に、
肉体的な欲望を否定した魂の平安こそが、エピクロスのいう「快楽」なのだ。
官能の快楽は、その数十倍も煩わしさをもたらす。
真の快楽とは、自由をもたらすものでなくてはならない。
すなわち、官能の享楽「自足」であり、みずから足れりとすることだ。
つまり際限ない欲望から開放されることである。豪華な食事や家に住んで、
心がかき乱されているより、貧しい生活でも魂が安らかにあるほうがはるかに
好ましい。その為に、思慮を深めることと説いた。
ソクラテスプラトンは「よく考えることが、よく生きること」と、
説いたが、逆に「よく生きるために、よく考える」という人生哲学を主張した。

驚かされるのは、20世紀に登場した人文主義者と非常に似ていることである。
そして現代に広く受け止められている人生観が、紀元前4~5世紀のエピクロス
の哲学において説かれていたのだ。また、仏教の教えにも相通じるところがある。

エピクロスの面白いところは、デモクリトスの原子論を受けついで,
この物質界には原子と空虚以外に何も存在しないと考えているところだ。
何も無いところから原子が現われたり、それが無に帰することなどありえない
ので、原子は永遠不滅といえる。しかし、原子の運動は予測がつかず、原子的
組み合わさったのも永遠に存在することはない。
つまり物質的なものは,つかの間の存在なのだ。

短い人生を、目の前の雑事におわれることなく、充実した人生を送ること。
その為に、静かな魂の満ち足りた時間をつくるべきという人生哲学が
2400年前の哲学者がすでに考えていたのである。
ーその為には以下の、ミッション・ステートメントを実行すべしということか。

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6387,閑話小題 ~話題の店「ドンキホーテ」に行ってみた
2018年09月08日(土)
   * ディスカウントストアで時計購入
 外出時に時計が見つからないこと屡々、老いを実感する時である。
葬式の引出物のカタログで5000円程度の選定したのがあるが、ほぼ使わず動か
なくなっていた… が修理を出す程でもなし。そこで近くのディスカウント
の「ドン・キホーテ」に行ってみた。10年程前に新潟駅裏の店の開店に行って
みたが、何かピンとこない感がした。
 しかし今回、買うと決めこんでいたためもあってか商品揃いに驚いた。
時計売場には980円から数十万のブランド品まで種類が多く、見ていて飽きない。
客を察知をしたコーナーの客向けに?安さを強調した購買を促すマイク放送が
店員かわりに囃したて、購入したくなる雰囲気を醸し出す。チョイ忘れ補助用
のため、カジュアルなデジタル時計にした。
 その後、普段、飲んでいる酒とツマミの値段を調べに酒コーナーに行くと、
酒飲みにとって一応、満足できる品ぞろえと価格。 成るほど、これでは客を
引き付ける訳と合点した。地方の自宅から車で7~8分のところで、カジュアル
な雰囲気を味わえるのだから… 評価は90点。 老年の私でもワクワクさせら
れたのだから、若者にとって魅力のあるディスカウントショップ。酒の在庫が
切れたこともあり、今日の午後にでも再び行ってみようか? 
 年金暮らしに馴染んできたようだ!

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6021,閑話小題 ~何時の間にか準戦争事態に…
2017年09月08日(金)
   * 北朝鮮の迷走で…
尖閣列島の所属問題や、北朝鮮の迷走で、何時の間にか準戦争状態の状況に。
戦争といえば太平洋戦争を思い浮かぶ。 この大戦で日本は300万人を超える320
~350万人とも)戦没者をだした。(海外で亡くなったのは240万人(兵士212万人)。
国内、海外を合わせ100万人前後が民間人犠牲者。日本の歴史上、最大の事件。
・中国が尖閣列島を占拠をしても、アメリカは中国との直接対決を避ける?
その上に、追詰められつつ北朝鮮が過敏にアメリカを挑発し、非常に危険な
状況になっている。 ロシアか中国の謀略で、韓国か北朝鮮からミサイルを
撃ち込み火の手をあげれば、ソウル周辺の2千万人の1割、200万の死者が出る
可能性がある。当然、中東のイラク、シリア難民が欧州に数百万も、なだれ込ん
だように、日本と中国にも大挙、流入する。北にとって、人畜無害の日本は、
恐喝には最も効果がある。その前に、潜り込んだスパイのテロも想定できる。
・このまま、北朝鮮の挑発が縮小するイメージが出てこない。「何処かで必ず!」
と考えるのが妥当。実戦を積重ねてきたアメリカとの長期戦は考えられないが、
泥沼に陥る可能性も充分にある。とにもかくも、両国のトップが軽すぎ。
朝鮮戦争は停戦のまま。 
朝鮮戦争をネット検索すると~
朝鮮民主主義人民共和国 (北朝鮮) と大韓民国 (韓国) の間で 1950年6月
に始った紛争で,およそ 300万人が命を落した。米軍主体の国連軍が韓国側に
立って戦争に参加し,また中国が最終的に北朝鮮支援に動いた。戦況は目ま
ぐるしく変化した末,戦争は 1953年7月,決定打のないまま終結した。】
 再び開戦となれば、300万では済まないが、そこが北朝鮮の狙い目。
北の原子炉が破壊されると、放射能が日本上空に降り注ぐことになる。
まずは、今月、いや、この一週間が… 心配しても、これだけは!
 日本は、東京オリンピックで御祭り騒ぎ。如何なっていくのでしょうか!

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5655,『エゴの力』 ① ~浪費こそが最大の預金
2016年09月08日(木)
             『エゴの力』石原慎太郎
   * 浪費こそが最大の預金
石原慎太郎の著書に、「浪費こそが最大の預金」と、あった。二人の息子に、
スペイン、インド、エジプト・トルコ、ベネゼイラなどに連れていった。
一見、浪費だが、青少年期の、これらの経験は大きな預金になっているはず。 
何事も、若いうちの経験が大きい。
 倒産というカタチで会社整理をしたが、今では未練も後悔もない。実際に、
父親の影響もあり、創業(狂気)を目指し、自分を狂気の道具(凶器化)をし、
捨身で生きてきた。最後に(家族の手持資産)が数分の一になったが、元金の
数十倍を楽しみ、行蔵として最大の預金が残った実感がある。 そのため、
「浪費こそが最大の預金」という言葉が実感できる。
 半世紀前の学生時代の「欧州30日の旅」が、今の300~350万の費用だった。
幼児期からの大晦日に父などから貰った「お年玉」の積立金を、高校入学と
同時に金銭教育のためか、父親に何かを自分で選らべと勧められて買った株式
の20数万の元金があった。欧州に行きたいと決心した時、これをベースに10万
を貸して欲しいと、母親を通して父親に頼んだ。頭の硬い父親がスンナリと
承諾したのは、20年近くかけた資金をベースにした計画のため。
 その30年後、母親の財産分与の話合いで、4人の姉たちに、
『あなただけ、父親が甘かった。学生時代に欧州旅行など私たちには考えも
つかないこと。それに、大学を2つも行かせてもらって。不公平過ぎる!』と
詰られた。私にすれば、情報を得て、求めたからである。で、浪費の話に戻る。
 創業から、幾つかのホテル物件に30数億以上を投資をし、最後は、数羽の
ブラック・スワンの到来で、あえなく事業清算に至った。結果からして浪費に
なるが、その経験は、その数倍の心の預金が残っている。 その辺りは第三者
に全く理解できない。浪費は、あの世に持っていける。 
そのことを学生時代に、「欧州旅行」の浪費?から、学んでいた。
 30億の投資経験の楽しみと、生きている内に失った経験は、あの世に持って
いける。これは実体験をしてこそ分かる感覚。『100億残すより、100億失う方
が、その人にとって真の財産になる』という道理。同時に、敗者の泣き言でも。
 ~これも、偶然だが、以下の同月同日のテーマに脈絡が繋がる~
これからすると、私には、起業には向いてないことが実感できる。 ったく!
 
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5290,起業こそ、自分を超えていく道 ~『自分を超える法』ー②
2015年09月08日(火)
            ー『自分を超える法』ピーター・セイジ著ー
  * 起業こそ、自分を超えていく道
 ここで、「自分を超える5つの方法」を提示しているが、キーワードは
『起業』。実績あるの起業家が書いているだけに説得力がある。
   ~アマゾンの内容より~
〔考え方さえ変えればお金は必要ない。世界No.1コーチのアンソニー・ロビンズ
 の「史上最年少トレーナー」として活躍するピーター・セージ。22社の会社を
経営し、1兆円ビジネスを手がけるビジネス界の若き天才。
その「世界初の著書」で語られる、自分を超える「5つの法則」とは。〕
 【著者プロフィール】からして面白い!
イギリス若手No.1起業家。お金を使わずに、ビジネスを作り出すプロ。
世界No.1マーケッター、ジェイ・エイブラハムのビジネスパートナー。
資金なしから22社の企業を成功に導き、そのビジネス手腕は世界的に高い。
 過去に二度、ビジネスパートナーを選び間違えて無一文になったものの、
2回とも再起してすぐに億万長者に戻った。また、3カ月間で、資産ゼロから
5億円の不動産を買うなど、極めて短期間で大きな結果を出したことで知られる。
 最近では、起業家精神の分野で、世界のトップビジネススクールの1つである、
INSEAD(欧州経営大学院)の顧問委員会(パリ)に招聘されたり、学生企業家
協会の世界大使としてCEOに任命されるなど、経営のかたわら、講演家や
コンサルタントとしても活動中。 また、ピーターは年に約1カ月間、自発的
にボランティアとして世界中を旅をしており、チャリティとして世界中から
のべ数千万円もの金額を集めた。現在は「スペース・エナジー」という
事業に携わり、宇宙空間で太陽エネルギーを発電し、地球に供給する
「1兆円プロジェクト」に取り組んでいる。
▼ プロフィールだけでも面白い。起業を勧めると同時に指導者でもある。
 規模が桁違いだが、起業原理は納得する部分が多い。何かを決めるとき、
「安定感」を基準にすることより、「居心地のよい不安定」を優先せよ、
とは、成長過程では当然のこと。チャレンジ、チェンジ、コンペティション
の成長サイクルでは不安定感がつきもの。20歳代に、この本が傍らに
あったら、また違った人生になっていたはず。世界が大きく変化する中、
適応した新システムを提供することで、基盤を拡大するには起業しかない。
その点で、まったく力不足だった自分を思い知らされる内容である。
「優秀な起業家に、優秀な指導者あり」ということか。今さらだが・・

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4925,パワレルな知性 ー3
2014年09月08日(月)
   * カフェという集い -②    『パワレルな知性』鷲田清一
 カフェといえば、30年も経つが、『致知』という月刊雑誌を知って購読
するうちに、全国に愛読者の同好会があるのを知り、新潟支部を立ち上げた。
今では年に一回参加しているが、30年も続くとは驚き。全く知らない新潟で、
肩書きを横にした同年代の人たちとの出会いの場、一種のカフェのような集い
の場を求めたため。とはいえ、当初は営業ネタを探して参加する人が過半数
いたが、それも良しだった。 ところで、学生時代の寮がまさにカフェの
ようなものであった。今でいうシェアハウス。大きな屋敷の一角に、平屋で、
4畳半と6畳の和室が25室、「く」の字に並んでいて、角が炊事場と洗濯場
で、両端がトイレ。廊下は土間で、あたかも馬小屋のようだった。
各部屋には鍵が付いているが、私生活があってないような。それが寮という
ものだが。炊事場やトイレの行き帰りなどに、どこかの部屋の前にサンダルが
幾つか並んでいると、つい顔を出し、お茶などを飲んでいる輪に入る。
そこでは、読んだ本や、政治経済、現在進行形の恋愛の話題が中心になる。
寮生は全国各地の出身者で、早大の学生が半数を占めていた。 雰囲気は、
まるで「住込みカフェ」のようで、なにもかも参考になることばかり! 
その上に、それぞれの大学の親友が遊びにくるため、その輪は更に大きくなる。
そこで、軽井沢の山荘でのアルバイトとか、留学や、海外旅行の情報が、
ごく当り前に交されていた。それに加えて、大学では、クラブ、ゼミ、欧州
旅行の仲間と、クラスの友人の網目が出来ていて、広いコモンルームや、
中庭、学食で誰かと話をしているかであった。学生だからこそ、自由に様々の
人と邂逅しえたのである。 現実社会に入ると、組織や、地域の社会の、
それぞれの立場があって、自ずと人間関係に制約があるが、学生時代は、
思惑は最小で済む。それと、高度成長期真っ只中の恵まれた環境があった。
『カフェの集い』の視点で、人生を振返ると、やはり最終の学生時代が最も
良かったことになる。プライベートの時間が持てなかった『青雲寮』に、当時、
不満もあったが、この環境が最良だったことに、これを書いていて気づいた。 
この寮生活で、それぞれの私生活で垣間見た姿から、<人間には、教養とは別に、
想像を超えた、善良と邪悪が混在する人が存在する>ということを、知ること
になる。そして、実社会に出てから、その多くを己の中で見ることになる。 
 秘境ツアーなども、これに似たところがある。全国から集まった見も知らない
人たちと1~2週間、親密な時空を共有する。その多くは、ツアー慣れをして
いるので、直ぐ胸襟を開くが、それぞれが様々な情報の宝庫のため、そこは
ツアー・カフェそのもの。かって長屋の御隠居は、横丁カフェの主。
 私の友人に、喫茶店に入浸って?半世紀以上、その人自身が、カフェみたいな
人がいる。いや、居酒屋? 問題は、そこが教養ある知的会話?であるかどうか! 
共通した価値観と、それぞれの全く違った価値観を備えた人との出会いこそ、
カフェの集いの面白さになる。 とすると、このブログ、『居間の一人カフェ』
になる。 時々、塩昆布茶も出るが。