閑話小題 ~久々に「運」について ―2

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          「運」を味方につける48の習慣 /藤木相元 (著)
 
 悪意は無いのだろうが、その人が席に入ると、何時の間に空気が他者の批判、
非難が話題の中心になる。蛇蝎のごとく嫌われるが、誰も顔に出さない。出世
ラインを外れたウダツが上がらない人に多い。その鬱憤に、傷付いた人を、
直接、間接的に石ブツケするから始末が悪い。 それが、マイナス「因縁」の
「縁」の間接原因をつくっていることを、自覚できない。 顔は暗く淀みが
色濃く出来ている。 …彼等の世界は目先の{比較科学」が支配している。
地元の親戚縁者に、その特徴を備えていたのが複数、存在していた。
腐った女のように、揉み手をして、「何か面白い情報がないかね!』が枕詞。 
 …その真逆が、著者があげる「運」の強い人! 運こそ、
<的を見据えた努力の結果!> 私にように何時の間にか、的を見失い、
この様! 自分が知ってること以外、何も知らない! 人生は残酷でもある。
 ―
   ♦ Amazonの説明より…
≪ 人はみな、生まれながらに幸せになるようにできています。
 「運」の仕組みがわかれば「好運」は確実に手に入るのです!
 好運の基本は「明」。「暗」を遠ざけ「明」を呼ぶために知っておきたい
  
  ――91のルールとは――。
・明るい美人は運がいい。
・「休息禅」をすれば、顔相が良くなる。
・無表情は運気を逃す。
・微笑は、縁を結ぶ。
・学ぶことは「明」をつくる。
・自分を好きになること。
・隠さずに額を出して、気を発する。
・考え込みすぎるのをやめる。
・不幸は、幸福を手に入れるための準備。
・過ぎたことは悔やまない。
・反省をするなら、その場でする。
・笑いは、健康と運によい。
・失恋は本当の恋の始まり。
・自分を褒めなさい。
・恋を心の糧にしなさい。
・無理しないでゆっくりやる。
・冷静にして、腹を立てない。
・すべての物事を善意に解釈する。
・まだ来ぬ明日のことを案じない。
・よく眠る。
・迷信は、いいことだけを信じる。
・お経を唱える。そこに価値がある。  ≫

 ――
▼ 良く遊び、良く学び、良く働くことを念頭に置き、
 日々を過ごすこと。これさえ守れば、運がついてくる。
何処の世界にも2割の比率で、上記の条件を兼ね備えた人がいる。
世の中の幸せの8割は、2割に集中するという「パレートの法則」がある。
幸運のための仕込みに常日頃から入っている。よくみると、言葉に敏感!
下位2割の人たちを直に選別し、警戒する。 須らく、世の中の本流から
外れると元に戻すに、膨大のエネルギーを要することを知っている?…
年齢を重ねる度に、経験を重ねる度に、それに適した人物と出会う。
全身から発するオーラに、それが出る。何とも、世の中は、良く出来ている。
行蔵そのままが顔に出る。他人のそれは分っても、自分のそれは見えない。
 
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6691,閑話小題 ~日々・是・驚き
2019年07月11日(木)
   * 異音・異臭する方が当たり前!
 「超常現象の原因を探る」の類のTV番組で、「ラップ音とか、サッシが揺れる
現象で、何とも面白い場面が…。 ある時間帯になるとガタガタと揺れる原因が、
近くの下水管の排水音。その音波が、サッシの隙間に反応し発するのが原因。 
 専門家が曰く、
「私たちは異音の真っ只中で生活していることが分ってない。聴こえないことが
当り前と、勝手に思い込んでいるだけ!」。そう言われれば、至極当然である。
 これは社会でも言えること。私たちは本来異質な存在であるが、日常の平凡な
生活の繰返しの中で、それを忘れてしまう。小さな世界の中で、異質が現実的で
ないと思い込んでしまう。内幕情報屋のオバサンの世界がそれ。「子狐」には、
そのテリトリーの生活情報が全世界で、それが現実にあいなる。 異音を、彼ら
なりに解釈をして、直に異常者か、超常人間?になる世間様の御話に…。 
 ところが、スマートフォンタブレットなどのパソコンで、国境、人種間の
垣根を超えて、一瞬で、世界を駆け巡るようになったため、始末が悪い。
情報社会、グローバ社会は、地頭で考える能力が要求される。何もかもが異音の
真只中で、その見極めが要求される。そこで必要なのが、安易な世間様の見極め。
長年かけた地頭の育成が必要に。それがバカの考え休むに似たりとしても…
「あれはあれ、これはこれ!」と思い込んでいる常識とやから、疑ってみる必要
がある。
 そうこう深夜半に、考えていると、カラスの互いに鳴きあう声が聞えてきた。
夕方になると群れを成して、カラスは西に向かって帰っていくのに、何んでまた、
声が聞えてくるのか? そして深夜半に鳴き声をかけあう? と。すると突然、
大きな虫が寝室内を我が物顔で飛びまわるが、「ああ、これが当り前のこと」
と、この下書きを想いだしながら考える。私たちは本来、異界に住んでいる。
それが、何時の間にか、日常に埋没して、忘れてしまう。
 さて、これをネット上に掲載した後に、ミニ・チャリ回遊に出発、午後からは、
SJのヨガがあり…、我が平々凡々の日常が始まる。庭では若いカラスの威嚇の
鳴き声がうるさい。

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6328,読書日記 ~「天使はなぜ堕落するのか」
2018年07月11日(水)
       <「天使はなぜ堕落するのか―中世哲学の興亡」八木雄二(著) >

  * 天使と悪魔、そして人間と神  ~『読書脳』立花隆著より~
《 古代教父の教えでは、
 ・人間も天使の一種である。悪魔も堕落した天使である。
 ・人間は悪魔の誘惑に負けて正義の道を踏み外した天使であり、
 ・キリストも神の子たる天使である。
 ・人間は罪を犯す。罪を犯すとは悪魔に魂を売り渡すことである。
  悪魔から魂を買い戻すためにキリストは十字架にかかった。
  これがキリスト教の根幹である。
理性は天使と人間しか持たない。しかしそれが完全な理性でなく、不十分な理性
であるが故に、自分の力は神の力と同等かそれ以上と思い込む放漫の罪を犯す。
そして神以上であろうとする。そこから堕落がはじまる。また、不十分な理性は、
より大きな有益さは確実に正義に勝ると教える。そこから堕落がはじまる。》

▼ 大辞林で【天使】を検索すると
ユダヤ教キリスト教イスラム教などで、神の使者として神と人との
 仲介をつとめるもの。ペルシャに由来する観念とされる。エンジェル。
② やさしい心で、人をいたわる人。女性についていうことが多い。白衣の天使」
③ 天子の使者。勅使。
 文字とおり「天の使い」、神の死者である。

この個所を読んで、直に思いついたのが
 中原中也の詩「山羊の歌」

ー汚れつちまつた悲しみに ー

汚れつちまつた悲しみに
今日も小雪の降りかかる

汚れつちまつた悲しみに
今日も風さへ吹きすぎる


汚れつちまつた悲しみは
たとへば狐の皮裘

汚れつちまつた悲しみは
小雪のかかつてちぢこまる


汚れつちまつた悲しみは
なにのぞむなくねがふなく

汚れつちまつた悲しみは
倦怠のうちに死を夢む


汚れつちまつた悲しみに
いたいたしくも怖気づき

汚れつちまつた悲しみに
なすところなく日は暮れる
――
青年期の日記が残っていて、ここでも書いた。それらを読返す度に、上記の詩が
脳裏にかすむ。老人期に若かりし日を思う時の心情が、この詩である。決断や、
トラブル時の対処に「後味を悪くしない」を前提にしてきた。経験を重ねると
いうことは、汚れていくことでもある。その汚れを、洗い落とすに、読書、旅、
散歩、音楽、そして芸術作品のシャワーが必要になる。

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4866,「事業人生を決心して45年」の語り直し ー34
2014年07月11日(金)
   * 開業前の戸惑い
 店の先頭に立った切った張ったの千葉・長岡の8年間の生活から、今度は、
小さいが社長の立場。御客との直接接点がゼロになってしまった。しかし、準備
期間の一年は、開業直前までは何もかも独りである。学校に新卒、職安には中途
採用、リクルートには東京まで管理職の募集に行かなければならないが、それら
は長岡で経験済み。前宣伝も広告代理店と打ち合わせ、ホテルの備品の購入の
全てを自ら決定していく。それらが、直前に集中するため、加熱状態になるが、
それが面白い? 既存の組織があれば、それぞれの部門の責任者を決め、一つ
ずつ対話をしながら決定していくのが、それが無い場合、独り言を口に出して
決めていく。開設準備室のベニア板一枚、隔てたゼネコンの現場事務所の主任が、
それが何とも不気味だと注意もされた。8年ぶりの今回も、独りからの出発。
 この慣れには、3~6ヶ月は、かかるが、戸惑が先にたつ。 全て、置いた
環境が自分を慣れさせる。ホテル開業の数週間前に、学生ショップの開店。
その後、ホテル開業になる。 その間に、色いろなことがあった。
ある30歳前後の女性が、開設事務所に履歴書を持って訪ねてきた。
『私は古町で、学生ショップの会社の事務をしている。ある長岡の問屋の方から、
貴方のことを聞いているが、貴方の経営戦略が面白そうなので、是非、事務に
雇って欲しい』という。私にすれば『エッ何?』の小説のような話。
『商道徳上、いくら何でも、それは出来ないでしょう』といっても、なかなか
引き下がらない。最後は引下がったが、今度は『私が立場上、駄目なら親友が
働きたいというので、駄目もとで、面接だけでも!』と、本人を連れてきた。
それが品が、この上ない上流階級?ふうの御婦人。 私を余程の凄腕と勘違い
をしているよう。なるほど、長岡と新潟だけでも、これだけ割りきりが違うと、
思い知った。 もう一つ、開業直前、地元紙に〈学生ショップを併設した面白い
ホテル〉の見出しで、記事を書いて貰った。掲載された当日の夕方、自宅に一本
の電話、『私は三条駅前で学生服を販売している者だが、貴方のアイデア
ホテル開業を羨ましく思う。間違いなく成功するでしょう・・』と、一方的な話。
何と答えてよいか分からず、「はい、そうですか、有難うございます」と、
丁重に答えるしかなかった。15年の準備期間を経た立ち上げ。 その戦略を
褒めてもらったり、押しかけが来たり! 世の中は、面白いもの。
その間には、前の会社の、ある社員が訪ねてきて『会社がピンク色?に染まり、
誰一人、真剣に仕入れをしない。あるのは男女間の噂話。このままでは会社が
潰れてしまう。クーデターを起こすので戻って欲しい!』と必死の訴え! 
私も命を張った大勝負の時節!で、断ったが、これ、誰にも言わなかった秘話。
その数ヶ月後、会社の危機を議論をした翌日、心不全で亡くなっていた、という。
彼の口癖が『とにかく、この会社が好き!』だった。何とも哀く気の毒な出来事
だった。 この頃から、姉夫婦の立ち上げた会社の不調の噂も流れてきていた。 
商売は常時戦場!決して生易しくない。
・・・・・・
2015年07月11日(土)
思いが人生をつくる ー③ 最もやっかいな‘スピリチュアルなプライド’
        『思いが人生をつくる』~ジェームズ&リリー・アレン
   * もっとやっかいな‘スピリチュアルなプライド’
 人間は程度の差があるにせよ、多かれ少なかれ、‘知的プライド’も、
‘スピリチュアルなプライド’を持っている。 問題になっている「IS」
 の原理主義をみれば、極端なプライドが浮び上がって見えてくる。
 それは、ユダヤ教キリスト教も同じこと。 ~その理由とは~
≪・「知的プライド」より、もっとやっかいなのが「スピリチュアルなプライド」。 
 なぜならこのプライドは、「知的プライド」よりもあいまいで、なおかつ人を
 容易にだますからです。「スピリチュアルなプライド」が、同じ信仰をもたない
 人に対して「救われない存在」というレッテルを貼るのです。「スピリチュアルな
 プライド」をもつ人が、「世界はおかしい、すべてさかさまだ。私たちが社会を
 正さなければいけない。私たちだけが、スピリチュアルな信仰を啓発することが
 できる」という発言をするのです。
・しかし世界は、このような人が生まれる前から存在していましたし、
 彼らの信仰する宗教が現れる前に存在していたという事実はどう説明するので
 しょう? 「自分よりも他人をもっと尊重しましょう」というスローガンは、
 明らかに受け入れがたいものです。この「人を混乱させる」スピリチュアルな
 プライドを排除しましょう! すべての宗教は善であり、神の道を純粋に説いて
 いるはずなのです。私たち人間はすべて、人生の灯りを探求しており、また
 自分たちの灯りに従って生きているのです。そして一番の理想は、その灯り
 のみに従うこと。すぐ他人よりも優れている人は、すべての人に奉仕しなければ
 いけません。「知的プライド」を克服する良い方法は、「私たちは無知である」
 と知ることで膨大な量の知識、無限の世界、そして私たちが想像もつかない
 ような概念のことを考えるのです! ≫
▼ 「自分よりも他人をもっと尊重しましょう」は、一見、素晴らしい言葉。
 「自分と同じように他人を尊重しましょう」が正しい。出来ないなら、まず
フリをすればよい。人は概ね一ランク~二ランクは自分を買い被っている。
問題は、自覚できるか出来ないか。出来ないと、他人の揚げ足をとって、
鬱憤を晴らすしかない。だから、世には争いが絶えない。しかし、これなくして
人は生きられない時がある。生きる灯り、これは経験と知識を通し得るしかない。
・・・・・・
5961,人生楽しいかい? -1
2017年07月11日(火)
         <「人生楽しいかい?」ゲオルギー・システマスキー著>
   * 人生楽しいかい?
 『人生は楽しいかい?』の問いかけが題名の本。
現在の私に、そう問われれば、『た・の・し・い』である。 
両親から、「事業でも、趣味でも、遊びになるまで徹すれば楽しめる」と
常日頃から教わってきた。それが可能かどうかを見極めて、一度、始めたら、
徹することと… 。リタイア後に、この指令そのままのように、スケジュール
を立て、毎日を過ごしている。そうでもしてないとバランスを崩し、炎上する
自らの弱さを知るため。これらの指令は現実そのもの。老いの知恵でもある。
SJのヨガを5年4ヶ月、合計千回近く、参加してきたが、この指令の多くが
ヨガに重なる。 毎日が楽しくなければ、大元からグラツクほど、過去の否定
材料が山積みにある上に、老化現象である。外的炎上はあっても、内的炎上は
直接、老人性ウツに直結する。
  ~アマゾンの内容紹介より~
≪世界各国の教育、医療、軍事、セキュリティ関係者が注目するロシア武術
「システマ」。本書はストーリー形式で、その独特のメソッドを伝えるもの。
 うだつの上がらないサラリーマンの僕が出会った謎のロシア人“ゲオ”。
小太りで一見パッとしないゲオが僕に伝えてくれたのは、ロシア特殊部隊で
 生まれた「人生を変える方法」だった――。
 【システマとは?】 冷戦後のロシア発! 
アメリカ、ヨーロッパ、中東、アジアの45か国、250以上の団体で実践。
世界各国の教育、医療、軍事、セキュリティ、関係者が絶賛する人間能力
開放メソッド。
  プロローグ 出会い
 [本書の使い方]
【指令1】「よかったこと」に目を向ける
【指令2】ゆっくりやる
【指令3】知る
【指令4】距離を測る
【指令5】呼吸する
【指令6】姿勢を整える
【指令7】視点を動かす
【指令8】限界に触れる
【指令9】最悪を想定する
【指令10】動き続ける
【指令11】力む
【指令12】成功体験を忘れる
【指令13】相手を観察する
【指令14】衝突をコントロールする
【指令15】分かち合う
【指令16】任せる
【指令17】生きろ        ≫

▼ 15年間の準備期間と、実業30年、計45年間は、上記そのままを、自らに
 指令し、実践してきたようなもの。誰も助けてはくれない現実の中、自作
自演で前に向かって歩くしかない。「そんなこと、全員が、そうしているじゃ
ないか!今さらじゃないか!」といえば、そのとおり。「楽しい」かどうかは、
解釈の問題。要は目的と目標を明確にして、計画をたて、歩んでいるかどうか。
楽しくしていれば、楽しいことが寄ってくる。
<動き続けよ、湖面のように静かに> 現実から目を逸さず、逃げないこと。
「正・中心・一点・無」の心構えで立向かうこと。泣いても笑っても同じ人生。
笑って楽しまなくては。「楽しむ」のは天性もあるが、第二の天性、
習慣化でも身につけることが可能。次回から、それぞれの指令を取上てみる。
 静かに、問題の中心を見続けて、動き続けること。悪貨に染まらないこと。
悪貨なら、染まりようがないか?… 「ところで、昨日は楽しかったか?」。
「早朝の自転車散歩に、午前中のTVドラマに、SJも、夕刻の大相撲TV観戦に…」
上げればキリがない。楽しいことを意識をして探し出したからである。

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4499, 大往生したけりゃ医療とかかわるな ー2
2013年07月11日(木)
   『大往生したけりゃ医療とかかわるな 「自然死」のすすめ』中村仁一著
  *「治療に関する思い込み度テスト」
「私たちの医療に対する信頼は思い込みでしかない」と著者は、医師の立場から
切り捨てている。私も変わっているので、このテストで○は2~3つしかない。
現在の医療を信頼してはいけないということ。
特に老人は、病院にとって金のなる木。信頼するほど真逆の結果、
搾り取られるだけ!というのも、至極当然。その結果、何とか長生きした先が
特老というのも、極論とも思えない。還暦を過ぎたなら、病院でチューブで
繋がれる道でなく、自然死を選ぶのも一つの選択。 ーその辺りから抜粋ー
≪「医療の鉄則」があります。1、死にゆく自然の過程を邪魔しない 
1、死にゆく人間に無用の苦痛を与えてはならない今の医療現場では、この真逆
 が行われている。 私が主催する「自分の死を考える集い」の参加者に、
 以下のような「治療に関する思い込み度テスト(信頼度テスト)」を行なった。
�ちょっと具合が悪くなると、すぐ医者にかかる
�薬を飲まないことには病気はよくならない  �病名がつかないと不安             
�医者にかかった以上、薬をもらわないことには気がすまない 
�医者は病気のことなら何でもわかる     �病気は注射を打つほうが早くよくなる           
�よく検査するのは熱心な医者だ       �医者にあれこれ質問するのは失礼だ           
�医者はプロだから、自分に一番いい治療法を教えてくれるはず
�大病院ほど信頼できる医者がたくさんいる 
�入院するのなら大病院・大学病院が安心できる�外科の教授は手術がうまい           
�マスコミに登場する医者は名医だ      �医学博士は腕がいい              
�リハビリはすればするほど効果が出る
 いくつ◯がつきましたか? 奇人、変人の多い「集い」では、
 ○印がゼロがかなりでした。
�の説明は学術専門誌の編集長・インゲルハイム氏の言葉の引用です。
ニューイングランド・ジャーナル・メディシン」の編集長は「病気の80%は
医者にかかる必要がない、かかった方がいいのが10%強、かかったために悪い
結果になったのが10%弱」と言いました。4世紀半以上も前の話なのに、
今も反論がないそうです。病気を治す中心をなすのは、本人の自然治癒力です≫
▼ これでも日本の医療制度は世界一のレベル。病院とはいえ、経営システム
 が必要で、一番の利益になる老人に、可能な限りの医療を施すのも自然である。
問題は、当人の死に方の選択になる。そのためには、このような視点を知って
おくべきである。少しの延命のため、無用の苦痛を与えるのが果たして治療と
いえるのだろうか? 40年前に父が大手術の一年後に亡くなったが、亡くなる
一月ほど前にポツリ言った言葉が耳に残っている。「あれ程の苦痛なら手術を
しなかった!」と。悪性のガンは、どのみち助からない。なら、人間ドックも
手術も無用ということになる。医者が自然死を勧めるほど実態は薬漬け、
チューブつき。酒を飲んできた人は麻酔の効きが悪いというし・・
死に際の厳しさは、実際は壮絶だろうが、生き返って誰も証言しようがない。
生きているうち、楽しみ、味わうしかないのか。