閑話小題 ~まさか?

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   * 夜半に熱さで
 昨日の夜半に、暑さのため目がさめた。まさか私が新型コロナ菌に… 
冬には例年のごとく鼻炎になるが、気になる程でもない。怠さもないし、
今のところ、その症状はないが、これで高温になれば話は違ってくる。
としても暑いので温度計をみると、22・5度である。早朝は、まだまだ
寒く、7~10度まで下がるため、それに合わせた寝具。これじゃ暑いわけ…。
これで一日でコロッと逝ければ一応、ピンコロ!の理想的死に様と考えつつ… 
まだ死にたくないが、このドサクサに流行に乗じて逝くのも悪くはない。
 ―
   * あの世にも死がある? ~夢で天国へ
 何気なく、ブルーレイに入れたドキュメントの録画をみていると、
ある部族の中に… < 死後の世界でも死があって、5回目に死んだ後に
蒸気のようなモヤが出て、それが水玉になって土に落ちたのが浸透して、
次の世に現われ出て、新たな生命として再生する!…>と聞きつつ…
寝入ってしまった。その夢の世界が、夜半になって、鮮明なイメージとして
残るのは不思議! そのイメージが南海のファンタジーような天国の世界で、
提示していた。そこは、白と水色の半透明の世界で、アニメのような神秘的。 
 私が、そこに居て良いものやらと、躊躇するような神聖な天界… 
…‘これが天国というものか’と、暫く考えていた。
 ―
   * 5月末まで、延長だと!
 群れに馴染めない日本人… これから一ヶ月は企業にしろ、働き手にしろ、
厳しい。潤沢な資金と、自由にできる立場があれば別だが、相互監視の社会
でジッとするのもストレスが蓄積をする。読書やネットサーフィンを趣味を
持てるか否か。群れ好きの日本人に、今さら「3密」はダメよと言われても。
それは酷。ネット居酒屋とかいう「ネット上の相手とチャットをしながら
酒を飲む―」。こんな「ネット飲み会」がブームと一部で報じられている。
 …吉田類の『酒場放浪記』の録画を見ながら晩酌もなかなか味がある。
『女・酒場放浪記』なる番組も出来たが、これも臨場感があって馴染める。

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6624,読書日記 ~『怒りを活かす人…』 ~2 
2019年05月05日(日)
          <「怒り」を活かす人、「怒り」に振り回される人
                          ―和田秀樹(著) >
    * 精神科医からみた「怒り」について
 感情の中でも「怒り」、とりわけ二人称のそれは日常生活を左右する難題。
一神教の色濃い欧米世界の建前、<自由、平等、博愛>を理想とすれと、真逆
の現実には腹が立つことばかり。それも情報社会んも隠されていた矛盾部分が
クローズアップされ現前に突きつけられる。情報化の進化は、知識の質量を際限
なく進化させるが、二輪の片方の感情面が、取残される。
とりわけ「怒り」の蓄積が病を引き起こす。時代の大きな変化は、適応でき
ない人たちには過酷である。社会構造は「3,30,67%」で成立している。
それが隠されている分には問題がないが、それが表立つと、怒りが湧き出てくる。
それぞれの立場で、それぞれの方法で感情管理が求められる。TVの笑い番組で
怒りを笑い飛ばしたり、ハリウッド映画で、ヒーローが観客の代行として対象
を徹底的に破壊することで怒りを吹っ飛ばす。怒りが蓄積すると恨みになる。
ここでは、怒りの対処を主に語られている。 まず時間薬と、次に対自した時の
「自己洞察」である。リタイアが事業清算なればこそ、3月に1度の割で、何処
からともなく怒り心頭の言葉や、嫌がらせに近いことがある。 慣れたもの…
数日内に、イメージで、そっ首を全身全霊で殺ぎ落とす。100回ともなれば、
怒りの大部分が消え去っている。むしろ、老化の不快感を同時に解消するため、
有難くさえ思えるようになる。時間薬の効くまでの速攻剤の役割になる。
そしてダメ押し、3年後に必ず、一身上の問題が当人に持ちあがると確信を持つ。
起こるべき(怒るべき)なればこそ。検事様きどりで、八つ当たりをしている
だけのこと… 3年経っても1割程度は何もない。ならば、加算すれば、それだけ、
重くなると思えばよい。最期は誰も死が待っている。チャクラごと、叩き落とす
のだから…それはスッキリする。それと毎日、大手大橋をヒキチャリをしながら、
毒素が深呼吸と同時に吐き出すイメージを持つ。とにかく、楽しみきった
行蔵の在庫が充分、持っている。 人を怨ばま、穴二つ。喧嘩の作法の基本は、
相討ち。別に我慢などすることもなし。西原理恵子の「まんこ縫うぞ」の漫画絵。
怒り心頭でなればこその発語。品はこの上なくないが、怒りが直に伝わってくる。 
 としても、激しい言葉! 私なら… < 一度、書いたが消却をした… >
最近のイギリス・北欧系の刑事ドラマのサイコパスは、生々しいのを放送してる。
『目には目を』の聖書の諫めは、「復讐も、目までに止めておけ」。
 人間の、怒りと恨み、妬みは、際限なく広がる。特に弱者には。

≪ 内容紹介
 昨今、TVのワイドショーなどで、著名人の怒り方が話題になりました。
大人げない怒り方をする人・余計なことを言って反感を買う人等々、
怒りの出し方が下手な人が急増中なのです。
 「なぜ人は怒るのか……」
 「そもそも怒りとは何なのか……」
 「怒りの賢い活かし方とは……」
 「怒りはどのように出せば健康的なのか……」
 「湧き上がった怒りをそのままぶつけずに、うまく逃がすには
  どうしたらいいのか……」
自分が怒りに振り回される人にならないために、また、怒り下手な人が身の回り
にきたときに、うまく回避するために、 精神科医の著者が「怒り」を解剖します。
 仕事・家族・社会に対して「カチン」とくる前に「怒りの正体」を知れば、
「いい怒り方」がわかる!   ≫

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6261,閑話小題 ~「これ以上はいけない」と宣告する境界線 -1
2018年05月05日(土)

地域とは、何かとの「堺」
 ある会で、私の旅行経験に興味をもって、しっかりと情報収集する女性がいる。
40~50回、海外旅行経験のある同級生が言うに、「旅行話」はTPOを考えて上で
話さないので難しいと宣っていたが… 要するに旅行自慢になってしまう。
ところが、興味のある人にとって、行ったことがない先の話は旅先でしか、話せ
ないため、ツアー仲間の情報交換は面白い上に、次の行先の選定の重要な場になる。
 彼女の質問の一つずつが鋭い。
・独りで参加するとしたら、何処がよいですか?
・息子と参加するとしたら…
・主人と参加するとしたら…
・息子を独りで参加させるなら… などなど。

息子と二人旅は、「ベネゼイラのテーブル・マウンテンとイグアスの滝
次男と私たち夫婦と現に行ったので、間違いない。数億年の手つかずの
テーブルマウンティンの間を数人ノリボートで遡っていく醍醐味は…

夫婦二人ならば「北スペインの巡礼道路の旅」
これはパンプローナ牛追い祭りが組みこまれたのがよい。

息子の独り参加の返答に自然と出た行先は「イスラエル」と「インド」。
 だったと記憶している。 さすがに母親の目線で…
何で、「イスラエル」と「インド」ですかと食下がった質問。
「医師ともなれば、生涯のうちに人知れず?死なせることになる職業。
まだ学生のうちに、行っておかないと、一歩踏み出せと、10日、2週間の
時間がつくれない。まだ余裕のある学生時代に生きべきところです」と。

中国に10年近く赴任した経験を持つ隣席の「会の主催者」の突っ込みの質問。
「あと、一度だけの旅行先は、何処したらよいでしょうか?」に… 
即座に出た答えは「ケニアタンザニア」。

そこで私自身といえは、旅行に参加するにギリギリの腰痛持ち。
それより、気力が、衰えて。

先日、借りた『街場の読書論』内容が、この対話を補足する内容である。
秘境、異郷先の光景は、まさに「聖域」に一線を踏越え立入る世界である。
                          ~つづく
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4432,「死ぬのが怖い」とはどういうことか -4
2013年05月05日(日)
       ー「死ぬのが怖い」とはどういうことかー 前野 隆司著
 * ルート3:自分の小ささを客観視する道ー「1億7125分の1と、70億分の1」
今度は、時間――宇宙と生命の歴史1についてである。世界の人口からみれば、
私は70億分に1。宇宙年齢からすると、人の一生は1億7125分の1の存在。そう
考えれば、深刻に自分の生き様など考えることはない。その自分の枠組も
勝手な定義でしかない。自分など何ということはない。 やっと、それが
理解できるのが最期の最期とくる。そのことが分からないから、
「死ぬのが怖い」のである。 ー まずは、その辺りを抜粋してみるー
≪ すざまじく荒れ狂うひずんだ宇宙の中の、オァシスのような地球。
 光速で拡大することこそが普通である宇宙の中で、あたかも静かに見える
特殊で局所的な世界。そこに偶然生まれた人の命。なんとはかなく小さく特殊
な現象であることか。生命の誕生は、今から40億年前といわれている。 
地球誕生から6億年経った頃。霊長類が誕生したのは、6千5百年前。
現生人類であるホモ・サピエンスが出現七たのは25万年前。中国その他で
文明が誕生たのが今から6千年前(から9千年前)。そういわれても、どれも
大きな数字すぎて実感がわかない。そこで試しに、137億年前のビヅグバン
を、1月1日の午前零時、現在を一年後の12月31日の24時にたとえると。
つまり、宇宙の歴史を137億分の1に短縮してみると―― 
・ビッグバンは、1月1日午前零時 ・地球誕生は、8月30日 
・生命の誕生は、9月15日 ・霊長類が誕生したのは12月30日午前
 6時26六分(新年まであと1日と約18時簡) 
・原生人類のホモ.サピエンスが出現したのは12月31日午後11時50分 
・中国などで文明が生じたのが新年まで14秒前 
・人間の命は、80歳まで生きるとして、0・18秒。宇宙の年齢の、1億
 7125分の1。ちなみに、宇宙の直径が274億光年、人間の身長が
 170センチだとすると、人間の大きさは、宇宙の大きさの1・44×10
 の25乗分の一というとてつもない小ささだ。それに比べ人間の一生は、
 宇宙が経た時の1億7125分の1。時間の差は、空間の差よりもはるかに
 小さい。これは意外な気もする。1億7125分の1とは途方もなく小さい
 とお思いかもしれないが、地球の人口は70億人。あなたの心は、地球上に
 ある人間の心の70億分の1に過ぎない。一億7125分の1はそれよりも
 約四十倍も大きい。意外と宇宙の中での人間の一生も長いという気がしないでも
 ない。とはいえ、宇宙の年齢を一年にたどえると、人間の一生は0・18秒。≫
▼ 前にも書いたが、この宇宙の他に、10の500乗の宇宙が存在している
 可能性があると知って世界観が変わった。上記のことすら、問題にならない。
ケセラセラだが、当面、死ぬまでの生活もある。一日一回、このような壮大な
宇宙と、その中の自分を考えればよい。象を世界に、その皮膚の間に住む寄生虫
70億分の1の自分。その象も、この宇宙からみれば、10の500乗の宇宙
からみれば、チリですらない微細の存在。だからこそ、生きているうち!

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5529,若者よ、外に出よ! ー⑨ 会話は、プチ礼賛から
2016年05月05日(木)
               『人生の教科書』なかにし礼
  * 対話ならいいが、どうも会話が苦手で
 リタイア後、、新しい出会いの場が極く稀になった。スポーツジムとか、
数少ない飲み会の場で、話したことがない人との会話が出来ない。
学生時代に、カーネギーの『人を動かす』の <人を動かす三原則>や、
<人に好かれる六原則>などを読み、実践してみたことがあったが、
効果は抜群だった(後でコピー)。年齢とともに、これらを忘れていた。
 その一つが「プチ礼賛」の勧め。これに「ありがとう」の口癖を
加えれば会話導入は効果抜群のはずだが、何時の間にか脱落していた。
 早速、兄弟の49日法要で、久々に会った親戚との会話に「プチ礼賛」を、
応用したところ、会話が捗っていた。要するにリタイア後に、何もかも
メンテをすべきだったのである。 <会話は「プチ礼賛」でうまくいく>を、
ほぼ全文、コピペし、考える。会話は真実より礼賛に重きをおくべし。
対話は真実の交換、掘り下げということ。男は対話、女は会話が似合うが。
≪ 日常会話で必要な会話術とは、自己紹介に始まる。自分のことを、嘘を
 交えてもいいから、面白く話せるかどうか。自己紹介イコール自己表現だし、
相手に自分を理解してもらうのは一番大事なことだと思う。そうすると相手も
自己表現するから、お互いが理解し合える。そしてプチ礼賛をすること。
 パッと会ったときに必ず相手を褒める。これは、日本ではなく、外国の流儀。
外国では当たり前の常識になっている。周りがゴマをすっていると思ったと
しても、そんなことはかまう必要はない。たとえば、服を褒めるとその服を
選んだその人を褒めていることになるわけだから、「素敵ね、これ、いくら?」、
「1900円」、うわ1最高」と褒める。しかし、うわべだけの礼賛だと底が割れて
しまう。真実そう思うように自ら努力することだ。そうすれば顔に嘘は出ない。
なぜかというと、相手を喜ばせなければ話は始まらないから。
中には「服を褒めないで私自身を褒めて」って言う人がいるけど、よっぽど
ヘソ曲がりなんだ、そういう人は。さて、人を褒めるときにほかに何を褒めれば
いいのか。実はなんでも褒められる。背が低ければ低いことを褒めればいいし、
背が高ければ高いことを褒めればいい。出身地を聞いたら、「あそこは大好き
なんですよ」と言えばいい。最初は嘘が混じっていてもいいが、次第にその
気持ちが本当になっていくものだ。だから人に会ったら、なんとなく褒め、
逆に褒められたら褒め返す。これはゴマすりではなくて、会話の糸口なのだ。
会話の小ネタといってもいい。そこから本題に入っていくときに、お互いに
気持ちのいいスタートを切るための潤滑剤だと思えばいい。≫
▼ 褒めるだけでは、ありきたり。そこで、「プチ礼賛」まで、心から褒め
 ないと相手の心は開かない。礼賛すると、みるみる、顔つきが変わっていく。
そうは礼賛されないため、心の奥から褒めると、それが礼賛になっていく。
好かれる前に、まずは人好きにならないと! それにしても、オバちゃんの、
あのフレンドリーは見上げたもの。 まずは褒める、その手際の良さ。
 ――――
  =人に好かれる六原則=
1.誠実な関心を寄せる
2.笑顔を忘れない
3.名前を覚える(名前は、当人にとって、最も快い、
 最も大切な響きを持つ言葉であることを忘れない。)
4.聞き手にまわる
5.関心のありかを見抜く(相手の関心を見抜いて話題にする。)
6.心からほめる(重要感を与える――誠意を込めて。)

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5164,パレーシア ~真実を語ること
2015年05月05日(火)
  * ソクラテスのパレーシア 
            ~『哲学で自分を創る』瀧本往人著より
 危険を冒しながら真実をかたること。これがパレーシアだが、とはいえ、
社会において、その実行となると難しい。このブログを書き続けていると、
己の程度を曝け出し、多くの人を揶揄し傷つけてきた。気遣っていてもである。
想定の対話の相手を、数年先の自分にしているが、後で読み返し、第三者
目を想うと冷や汗が出ることしばし。しかし、飾っていたら、長続きをしない
ことを自分が一番知っている。 ~以下の箇所は、哲学の本質を述べている。
≪ ソクラテスにとって最も大事なのは、相手をやりこめることではなく、
 自分の魂を磨くことであった。そのために命懸けで対話を行った。
この営みは「パレーシア」(真実を語ること)と呼ばれている。パレーシアとは、
危険を冒しながら真理を語るという実践を意味するギリシア語。ソグラテスが
裁判の際に立ち向かったやり方が、まさしくこのパレーシアである。
 たとえ心の中で真理が発見されたとしても、「私が思う」だけでは、それは
パレーシアとは無縁なのだ。パレーシアを通じた魂の鍛錬こそ、命のあるかぎり
やめてはならず、見返りを求めることなく、純粋な熱意に発した無償の責務で
あり、かつ、個人の内面的な人生訓にとどまるものではなく、結果的には他者や
共同体にとっても有益なものである、と考えられた。それゆえ、政治家になり、
ポリスを統治し他者の魂を気遣いたい者は、まず自分の魂を気遣うべきである、
ソクラテスは強調する。自分を気遣わない者は統治者としては不適格なのである。
ここには、身の魂の鍛錬に専心することが、他者や共同体を気導つことよりも
優先されるいという揺ぎのない確信が表明されている。 ・・(略)
ソクラテスの対話術は、自らの主張を他者に受け入れてもらうための(もしくは
認めさせるための)技術ではなく、相手に「問いかけること」、相手の主張を
「聞くこと」に主眼があった。そもそもこの「無知の知」の重要性は、この
「聞くこと」のための手法という点にあったのである。何かを「知っている」
から語るのではなく、何も知らないか、もしくは何ごともよく分かっていない
からこそ相手から何かを引きだそうとする。パレーシアの原点はここにある。
それゆえパレーシアとは「実直に語ること」ではあっても、単に一方的に
「包み隠さず語る」ということではない。ソクラテスのパレーシアは、政治家の
ように多数者に向かって語るものではなく、密接な一対一の関係が必要である。
またこの対話は、自分が主役としてふるまうのではなく、相手の話を引きだす
ようなやり方で行われる。それゆえ相手はソクラテスに導かれながら自分自身に
ついて語ることになる。 ここで、注意しなければならないことがある。
率直に語ること、もしくは相手の言葉に耳を傾けることは、後にキリスト教文化
ならびに精神分析においては、「告白」という形態をとって展開され、あたかも
地続きのもののように理解されることがある。だが、この両者は異なる。
パレーシアにとつて重要なのは、自分が語ることができる「ロゴス」(つまり
論法と言葉)が、自分の生き方と確固たるつながりがあることなのである。≫
▼ 成るほど、飽きもせず、連日、書き続けているのは、いまここの私が、
 数年先の、いまここの私に向け話している実感があるため。そして、近未来
の自分の感想を想定することで、私自身を見つめることになる。これを公開
するのは、あまりに危険だが。また、公開しないと続かない弱さもある。

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5894,本物の教養 -4
2017年05月05日(金)
         <人生を面白くする 本物の教養 ~出口治明 (著) > 
    * 日本のリーダー層は勉強が足りない
 平和ボケをした日本は、リーダー層だけでなく、国民全体の教養度が大きく
低下したようだ。島国のため同質が求められ、それが、思考能力を削いでいる。
 「和して同じず」の諺があるが、現実には、それぞれの意見を持つことが、
 不協和音とされ、全会一致こそ最善とされる。島国もあるのだろうが。
  ここも、目次そのままを繋げると、要約になる。
   ――
    ―目次ー
 謙虚でなければ教養は身につかない 
 「この人は面白そうだ」と思ってもらえるか 
  面白さの源は「ボキャブラリー」 
 「広く浅く」でなく「広く、ある程度深い」素養が必要 
  決定的に重要なのは「自分の意見」を持っていること 
  欧米の若者とはすでに大学の段階で差がついている 
  学生が勉強しないのは会社がそれを求めないから 
 「考える力」をつけさせる連合王国の教育 
 「学生には自国の没落をリアルに認識してほしい」 
  自分の頭で考えないほうが都合がいい社会 
 「終身雇用、年功序列、定年」の特異な労働慣行 
  世界標準では日本の企業幹部は圧倒的に低学歴 
  これまでと同じ戦略ではもうやっていけない 
  日本にはまだかなり伸びしろがある 
  ~要点を抜粋する~
 【 ライフネット生命を創業する前、連続して合計六年間ほど、主として
 外国人相手の仕事をしたことになります。そのときの経験で痛感したの

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