閑話小題 ~新型コロナの現状と、行方は?

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   * 甘くはない『ブラックスワンの飛来』の行方は?
 中国にとって、世界にとっても、思いもよらぬ『ブラックスワンの飛来』。
何が起こるか分らないのが現実世界。日本にも、オリンピック開催問題がある。
中止ともなれば、選挙で大敗の可能性もある。舞上がった自民党も冷や冷や?
  ~まずはネットニュースによると~
【  [広州(中国): 11日 ロイター]
 感染症研究の第一人者で中国政府の専門家チームを率いる鐘南山氏がロイター
のインタビューに応じ、中国国内における新型コロナウイルスの流行が2月に
ピークを迎え、4月ごろに終息する可能性があると予想した。
 同氏は、発生源である湖北省武漢市における封じ込め策が必要だと指摘。
中国は恒久的に野生生物の売買を禁止すべきだとも述べた。
また、中国政府が過去のSARS危機で情報の共有に消極的だったことが危機
の長期化につながったと指摘した上で、新型ウイルスの対応では世界保健機関
(WHO)と連携するなど、より良い措置が講じられたと評価した。 同時に、
中国は疾病対策を改善し、国際的な感染症の早期警報システムの立ち上げで
役割を果たす必要があるとしている。】
 ―
▼ これは、一学者の意見。これで終われば目出度しだが、仮に終焉しても、
 後は、春節で世界に里帰りをした中国人の潜在的保菌者の発症問題が出る。
国家の枠組みを超えているため、コントロール不能ではないか。これも3月、
4月になってから現象として出てくる。パンデミックである。その可能性は
如何だろう? いま現在、特効薬が存在してないのが大問題。死亡率は、少な目
だが、感染力は強い特性が問題。現在、中国では1日、100人が死亡している。
これでは、4月に予定している中国の習国家主席国賓来日が延期さて当然。
新型コロナウイルスの感染封じ込めが中国の最優先課題となり、日中間の
事前の準備会合の日程が決まらないため…>
マスコミもタブーだが、東京オリンピック開催有無が問題として出てくる。
理想的に終息したとしても、盛上りに水をさされた上に、心配が残る。

・・・・・・
6544,閑話小題 ~北越第四銀行の統合 -4
2019年02月13日(水)
   * 時代の変化は全てを飲みこんでいく
 駅で北越銀行出身の知人とすれ違った時に、『如何なんだ?』と聞くと、
誰からも同じ質問をされ?でウンザリした顔で『新聞発表以外は何も知らないが、
吸収合併さ!私には、もう関係ないが…』と…。 聞く方も聞く方だが。現役
だけでなくOBまで肩身が狭くなる典型? 目立たない生活をすれば、それなりに
良い思いをしていた団塊の世代。 娑婆という言葉がピッタリの社会で、吸収
されるサイド、特にリストラ対象の管理職は厳しい。 元もと、行員は実家が
豊かな人を優先して採用するから、さほど深刻ではない? のが実情…。
 <サラリーマンには二種類ある。実家が裕福か、貧乏か>という。
そこに自ずから資金力の格差がある。 学生時代の友人によると~
< 都会のリタイア組にも二種類の階層があって、連れに拘束されない資金が
 1000万あるか無しかが階層ライン! > まあ、面白いもの。
切れた首輪の紐を付けたまま彷徨う一群。社会は変われど地銀だけは守られて
きたが、一度、堰が切れれば世界が一変。 営業悪化の資金難など地域社会の
粗探しが職業故に、心底、嫌悪される職業なればこそ‘返り矢’が集中する!
看板が地に落ちれば、如何に自分の能力が看板との融合で生かされてきたかが
実感させられることになる。‘同じ雪には変わらねど、融けてしまえば皆同じ!’ 
元武士の家系程度しか誇るものがない、ここは窒息しそうな城下町の閉鎖社会! 
高みの見物の、それが無くなれば…。 問題はライフワークが有り無し?
 OB同士のゴルフで寂しさを紛らわす生活も、ここまで? せっかく職業の縛り
から解放されて、余白を埋める時節に、切れた紐付きの首輪のままでは、蛇の
ような目つきの老人になり下がる? 『どうしたら、なる?』と自問自答の末、
『節目に節目を打たず、そのまま生きていると、ああなる!』…
人の世は、あくまでクオリティの純度である。 

 ところで古希過ぎた辺りから独り遊びが益々、面白くなって、死にたくなく
なってきたから困ったもの。成るほど、人生プラスが3~6、マイナス1だが、
両者とも年齢を重ねていくと、濃度が飛躍的に濃くなっていく。特に老いの
実感は何とも面白い心的映像、それも人生全体の、底に沈んでいた心象風景が
突然、湧き上がってきて、自己否定と、肯定感が根こそぎ動揺をする。
伊勢丹三越を、大丸が松坂屋を、西武百貨店ヨーカ堂が傘下に置く時代。
第四が、北越を吸収合併も何ら不思議でない時代。

――――
2017/03/17
閑話小題 ~北越第四銀行経営統合
  * 北越第四銀行経営統合、の号砲一発
 昨日の夕方、TVのニュースで「地元NO・1と、NO・2の地銀の統合合併の
ニュースが報じられた。 6年前に一線を離れた身としても、驚きは大きい。
実際にあるとすれば、元・第二地銀大光銀行北越銀行と思って当然。
まさか殿様?の北越第四銀行とは鳩に鉄砲の組合せ。
「合併に対等はなし」の通例からして第四の吸収になるが、目的は人員と
関連会社の整理。機械化と、ネット化などの合理化で、人員の三分の?が
不要になるという。ニュースであまり取上げられてないが、2年前の
北陸新幹線開通のマイナス効果。それと、二つの地元の大地震の損害と
原発停止による経済の弱体化も大きな要素。 
 ~ネット記事から
≪・新潟県地方銀行で最大手の第四銀行(新潟)と二番手の北越銀行
(長岡)が経営統合する方向で最終調整に入ったことが、16日分かった。
4月にも基本合意を交わした上で、2018年春をめどに統合を目指す。
統合の形態は共同持ち株会社を設立して、2行が傘下にぶら下がる方式を検討。
将来的な2行の合併も視野に入れる。2行は統合による規模の利益の追及など
によって経営効率を高め、今後の生き残りを図る。
2016年9月末時点での2行の連結総資産額を単純合算すると、8.2兆円。
統合が実現すれば、全国の地銀約100行・グループの中で10位台に浮上
する、大規模な地銀グループが誕生することになる。
・2行を経営統合へと突き動かした要因は大きく二つ。
一つは、ここ数年で相次いでいる他の地銀再編と同じく、地元地域の人口減少と
超低金利環境だ。 国立社会保障・人口問題研究所によると、2行が地盤を持つ
新潟県における25年時点での15~64歳人口は、10年時点と比べて約2割も減少
するという推計結果(13年3月推計)が出ている。
2つめは、足元の経営環境も16年2月の日本銀行によるマイナス金利政策の導入
以降、一層厳しさを増している。超低金利の状況において、預金と貸出金の
金利差である利ざやの縮小が進んでいるためだ。
対前年同期比で見た、2行の16年4~12月期決算における業績がそれを示唆する。
一般事業会社の営業利益に当たる実質業務純益では、第四が26.7%減の117億円、
北越銀行が18.9%減の65億円。さらに、連結経常利益では2行共に3割以上の
減少という苦境に陥っている。この状況が長く続けば、将来的に地元である
新潟県の地域金融を支えられなくなるかもしれない。そんな危機感が2行を
統合交渉のテーブルに着かせた。≫
――
▼「15~64歳人口は、10年時点と比べて約2割も減少」は、この記事で知ったが、
 これは深刻な事態。常識的にみれば、中越地区は3割減?。これからして、
この合併は、当然といえば当然。第四にとって第二地銀との合併は避けて当然。
その結果が第四+北越銀行の組合せ。「地方経済の弱体化モデル地区の象徴」
として、越後長岡は取上げられる。全体エネルギーが、3分の2に落ちている
感はあったが… それでも合併で何とかなる?から、よいのか。
 今後10年で第四の3分の1、北越の2分1の人員と店舗の整理があって然るべき。
目的は時代に即した合理化。 地銀の整理淘汰の号砲一発。
今夜と明日の殿町の巷は如何なることに? 金融関係者は青い顔、中小・零細
経営者は赤い顔で。今さらだが、「毒喰えば皿まで」。県知事は建設省出身者
の選択しかなかった? 床柱だった北海道拓殖銀行の倒産は、地元道民が乾杯
をあげたという。地元は、如何なることに? 倒産でもないし… 
越後新潟も、新潟市一極化は、ますます顕著になる。ここというより、地方の
常識は非常識。負け犬の遠吠えでしかないが…  ワオ~ン。いや、キャン!
――――
2017/04/08
閑話小題 ~北越第四銀行経営統合 -2
   * 大蔵直轄統治の大光は
・数日前になるが、地銀の第四と北越銀行頭取の合併に関する 記者会見が
TVニュースで流れていた。気のせいか、第四頭取は明るく、北越の頭取は
下向き加減の暗い顔をしていたような? しかし、健全な経営体質なら、
前向きの統合策として評価されて然るべき決断。で、残る大光は、地勢上から
他県の有力な地銀との連合が筋道なるが…  考えてみれば、今まで動きが
無かったのが不思議。デフレと、首都圏一極化と、情報化による地方経済の
疲弊は、直接、金融機関の劣化に正比例する。20数行あった都市銀行は三行
まで激減した中で、地銀以下の集約は無かった方が不自然であった。
 銀行の本質は職業柄、高利貸しの悪質の特性をも持つ。力の有る者に媚り、
弱者から利益を毟り取る。世界最大規模を誇る柏崎・刈羽原発の再開が見込め
ない現在、地元経済の劣化は進む中で、締め付けは厳しくなる一方。それが
銀行憎しのガスを充満をしている。その最中のリストラの号砲一発。その弱肉
強食の現実が、世間とかいう人食いネズミ群の絶好の餌食?になっていく。
立場が一転、弱者の「こんなはずではなかった」へ、文字通りに立つ。
バブル崩壊後、大手地銀自ら格下げをした「リソナ銀行」?が、バランス
からしてよい?…云々が、連想創作の「天の声」として1人歩きをしそうな。
しかし、天領と、大波で削ぎ落とされた体質の銀行では、体質が違い過ぎる。
ちなみに次男の嫁さんと、両親がリソナ母体?の一つの旧埼玉銀行の出身。
また兄嫁が大手銀行出身。更に家内の妹が、一度退社後の子育てを終えた頃、
元上司に請われ、地銀のパートを20年続けている。
・大蔵官僚として、天領天下り先の地銀の『頭取』の座は残したいが、
問題は単独のリストラ能力の有無。直轄統治でも無理、と思うのは官僚役人
の力を知らないから? このようなコンニャク政経談議。 今後、材料は
絶えることはない… 状況は条件の意味に近い。城下町小唄の世界にドップリ
浸かってしまった私。「先手の一策は、事後の百策に勝る」という。 
この時節が、先手かどうか。以下の「一切は、君の自由だ」に、無理があるが、
文脈としてつながる。 「未来の健全のために、ご自由に、どうぞ!」 

・・・・・・
6181,閑話小題 ~相撲談義(トーナメント戦) -2
2018年02月14日(水)
   * 貴ちゃん登場
 寅ちゃんが貴ちゃんに憑依して登場する… 思わぬ展開になりそう…
――
大家さん: こうなったら貴ちゃん本人に登場願うが、本人は拒否。しかし、
  寅ちゃんが、本人に憑依して答えるというから… 実際に憑依しているか
  どうかは私は責任取らないよ。で、貴ちゃん、何か一言!
貴ちゃん: 大相撲は、江戸時代から続いてきた興業の一つで、大名、大金持
  のタニマチへの集り‘ごっあん’の奢られ体質と、利権で部屋の維持を
  してきた。その調整を相撲協会がしてきたの。だから古い体質が染みついて。
大家: 相撲取りも潰しが効かないため引退後も、生活を面倒見なくてはね。
  貴ちゃんのようにタレント性がある力士はいいけど、大部分は、やめて
  しまえば只の大男。翌日から生活が困窮するんだ。だから、御前さんの
  綺麗ごとに怒りさえ感じるんだ。
八つぁん: でも、この騒動は正解よ。モンゴル人の協同組合的仕組は、露骨。
  警察への直訴の判断は、当然じゃないですか。
熊ちゃん: あの親方たち、俺と大して変わらないとは思いもしなかったけど。
大家: あれだけ厳しい縦社会で、生きているんだから、御前とは違うさ。
八つぁん: 頭に丁髷を付けて、神官の衣装をつけた行司が仕切るんだもの。
  神前の厳かさ価値があるのに。彼ら出稼ぎ気分はいけないけど、異国の地で
  捨身で生きているから、生半可の根性じゃないよ。とは言え、横暴過ぎはね。
貴ちゃん: それが言いたかったの。いくら何でも、「横綱アドバンテージ」の
  洗脳はいけません。 誰かが理解してくれると思っていたが… 
大家: 誰かに解って貰いたいなんて思わない方がいい。生温い相撲界を掻き
  混ぜるだけで充分価値があったさ。 喧嘩の本質ってさ、相討ちなの。
  「身を切らして骨を切る!」では覚悟が甘い。「骨を切らして、肉を切る」
  ぐらいの捨身でないと、勝てないの。 目先、負けでも、長い目でみて
  正しいなら、その恩いを込めた精神は永遠に残るさ。世の中、捨てたもん
  じゃないよ。
八つぁん: 話を元に戻すね。 稀勢の里と、鶴竜、このトーナメン大相撲を
  欠場したね。三人とも現役として限界なら、如何なるかだ?
熊ちゃん: あんたが心配するすることでもないよ。
貴ちゃん: うちのカミさん上智大出で、アナウンサー出身だもの。母親とは、
  ソリが少し合わないけどね。マスコミの裏表と群衆操作を知っているもの。
  協会も、横審も、利益と名誉の塊で、このザマさ。
大家: この大相撲協会の構造体質を知って、観戦するのとしないでは、面白味
  が格段と違うさ。当面、今までの白鵬日馬富士鶴竜照ノ富士玉鷲
  横綱大関、関脇のトライアングルの崩壊プロセスが、年内続く。
八つぁん: その代り、東欧の栃の心と、モンゴルの逸ノ城が繋ぎで入る可能性
  が強いが、これも甘い。
貴ちゃん: うちの部屋に若い双子の力士が育ってきた。それにしても、横審
  とかいうの、権威づけのためのお人形だろう。何じゃあれは、ですよ。
八つぁん: せめて理事長の選定だけは、横審にさせたら良い。選定基準の
  要素採点化をして、公表すればね。何が選挙ですか。変ですよ。
大家: それか、税金免除など、以ての外。特殊法人で無くなれば、部屋ごとに
  企業単位や、国家単位のスポンサーがついてさ、あれは三菱、これはトヨタ
  とかね。四股名も貸せば、多彩で面白くなる。例えば、『朝の山』ではなく、
  醸造の『朝日山』とか、『麒麟山』とかね。 面白いだろう、それ。 
熊ちゃん: 野球場、スポーツドームの名前も、売却する時代だよ。
大家さん: そういえば、八つぁんも、以前、30年間、経営していたホテル名。
  変形か、ファッション学生服のメーカー名にしたね。あれって、時代の
  先取りだったよな。
八つぁん: 『ベンクガーホテル』とかね。10年で変えたけどね。当初の10年は
  かなり儲かったけどね… 後半は、資産デフレと、価格デフレで食潰して、
  黄色の点滅で、早々に断念をし、自宅で年金生活が出来る身分で収まって
  いるけどね。自分で起こした会社は、割切りが早いの!面白かったしね。
貴ちゃん: 部屋の経営も大変。転身していった弟が羨ましいぐらいよ。
大家: 私も、弟の生き方が正しかったと思うよ。
貴ちゃん: でも、二代続いた血筋。この選択しかないでしょう。
大家: 今の状態が一番理想的だと思えるけどね。また、このままじゃ、
  不祥事が間違いなく起こるよ。あまりに深い汚点だね、この横暴は。
八つぁん: それも取返しのつかない大問題がね。この落選が生きて来るよ。
  良かったじゃないですか、この結末は。最後に残るのは、精神ですよ。
熊ちゃん: 大家さんは如何だろうと、俺は、この一連の貴ちゃんの態度、惚れ
  直したよ。 あのメンバーの一員にしておくには、面構えがが違い過ぎるよ。
寅ちゃん: 仮面は厳しいね。 ボケ役の方が遥かに楽だよ。でも、貴ちゃん、
  好きになれないよ。
大家: チャランポランの御前じゃ体質が違い過ぎですよ。それが逆に融合して
  いたんですよ。
大家: 丁度、お時間のようで… 寅ちゃん、ご・く・ろ・う・さ・ん。

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5448,人生で最も大切な技術 ー21 幸福の社会学
2016年02月14日(日)
        『幸福の探求―人生で最も大切な技術』マチウ リカール著
  * 幸福の社会学 ~A:幸・不幸になりやすいタイプ'
 客観的には分からないが、私は幸福の典型的タイプと自認している。
8人姉兄の末っ子で、両親の愛情を一身に享受してきたことが大きな要素。
幸せのタイプといえば、家内と、その母親が幸せな人。家内には幸せが磁石の
ように、擦寄ってくるようだ。 空っぽの頭にあるのは視界にある楽しみと、
楽しかった想い出のみ。幼稚園から小学校の頃、お人形のように、次々と習い事
を重ねたのが底に沈殿している。何事にも興味を持つが、直ぐ他に気持ちが移る。
 私も、家内も、不幸系の人の匂いを直ぐ嗅ぎわける。言葉にあらわすと、
品位というが・・ 「じゃあ、お前さんはどうだ?」というと、『品位とは、
言葉と行動に責任を持てるか』という基準からしたら、あるのかないのか。
 口先で綺麗ごとをいうのを、品位とはいわない。  ~その辺りから
≪ 幸福を引き寄せるのはどのような心の状態か。幸福を妨害するのはどの
 ような心の状態か。それを見分けるのが本書の主旨である。では、人生の質に
影響を及ぼす要因に関する社会心理学的な研究から、何か学ぶことがあるだろう。
 20世紀初期の心理学と精神病医学の関心のほとんどが、心理学的障害と精神病
の解説と治療にあった。ごく最近まで、科学は、人間が、「正常」な状態から、
精神的に最も健全で生気に満ち溢れた状態に変革する可能性についての研究には、
ほとんど関心がなかったが、このところ認知科学と「ポジティブ心理学」が
非常な関心を集めるようになり、状況は変わりつつある。
 人間には、幸福になりやすいタイプ、不幸になりやすいタイプ等の遺伝的素因
が生まれつき備わっているのだろうか。家庭のしつけや人生経験は、主観的な
幸福感に対して、どの程度、有利に働いたり不利に働いたりするのだろうか。
人格的な特性をどの程度まで修正することができ、どの程度まで永続的な満足感
を起こさせることができるだろうか。精神的要因のどれが変革に貢献するのだ
ろうか。 過去30年の間に、以上の問題は十分な時間をかけて研究されてきた。
70数力国で、何十万というテーマの研究が実施されており、膨大な量の研究結果
も出版されている。これらの研究結果から、大まかに三つの結論が導きだされる。
・その第一は、富、教育、社会的地位、趣味、性別、年齢、民族等々、外的条件
 その他の一般的要因が、満足度指数にもたらす影響は付随的でたいした重要性
 がなく、変動幅は10~15%以下にとどまっている。
・第二の結論は、幸福になるか不幸は、遺伝的素因が関係しているらしい。
 幸福になる潜在能力の25%が遺伝子によって決まる、ということである。
 だが、遺伝子は状況に応じて、適応したり無視したりできる、いわば青写真
 のような機能を持つ。
・第三の結論は、人間の生き方、人生観、人生における出来事の認識と反応の
 仕方は、幸福や不幸の体験に多大な影響を及ぼす、というものである。
 この結論は朗報である。なぜなら、幸福になる能力が不変のものなら、幸福の
 現象を研究したり、持続的に幸福になるために努力したりする意味はなくなる。
これらの結論により、幸福に関するこれまでの膨大な量の理論が誤りだったこと
になる。幸福は健康にいい、楽観主義者は人生を長く楽しむ、幸福になる技術は
磨くことができるといった考え方は・作家や哲学者によって、しばしば笑い種
にされてきた。ところが、これらが立証済みの事実として認められようとして
いるのである。≫
▼ 過去を内省すると、様々な節目の危機があったが、判断と決断を大きく
 間違わなかった?のは、早朝の読書習慣を続けていたことか?その蓄積が、
何とかポジティブとネガティブの比を3対1に維持させていた。もしかして、
自分で気づかないだけで、判断と決断を間違え、ここまで生きてきたのだろう。