閑話小題 〜つれづれに正月

*1546464365*[哲学 心]


   * 年末年始にしては面白そうな特別番組が少ない。
☆ この10数年来の年末年始の真面目な政治、科学、宇宙などの
 TV特番が少なくなった。普段から特番を組んでいるため、今さら?。
何かしら国全体が、いや世界全体が弱体化しているような… 中長期的
経済の低落傾向に、トランプの露骨なアメリカ第一主義がボディブローで、
で効いてきた。 現役から身をひき8年になるが、情報化による競争激化は
大変だ。中国の急激な台頭と、アメリカの動揺、そして情報化が背景にある。
 ―
☆ 年末年始は、時間制限がある人たちが見落とし向けにターゲットを
絞ったシリーズモノを一挙に放送する。 TV御宅でも見逃している分野が
多くある。 その中でNHK 『街録(ガイロク)』が、面白い。 
  今回放映されたのが 【あなたの人生のどん底を教えてください!】 
何百人かに取材拒否をされた中から、応じた数人が語った内容は、衝撃的! 
数回テーマにする予定だが…  そこで自問自答をしてみたが、さすがに
脛の傷のため露悪的でリアルには書けない。
・コメンテーターの‘森三中’の女漫才トリオのメインの幼児体験が衝撃的。
「子供の頃、素っ裸にされて首から下を地中に埋められて、「何で、こんな
ことをするの?」と訴えたら、笑いながら「面白いから」と言われた。そんな
ことを誰にも相談できないため独り悩んだ末に、「笑われていると想うから
悔しいんだ、笑わせていると思えば良いんだ!」と自分を納得させた。
これが「お笑い」に進む原点。」の告白に、受けに立ったもう一人が、
「私にはどん底なんてない!全てがどん底よ!」「私など、毎日が裸で吊り
下げらているようなものよ!」と…。「笑われる」と「笑わせる」は紙一重
・8年前の会社清算で、それまでフンゾリ返っていた立場から一転、今度は
罵声をかけられる立場に一変した。 資本主義社会では、会社清算、倒産は
犯罪に等しい。創業設計図に万一の備えをしていたため、打撲程度?で事なき
をえたが、心の葛藤は生易しいものではない。清算後、一年ほどしてから、
引継いだ老舗会社を清算した男と飲み会で同席した時、私にシミジミと、、
『この結果と、現状に本当に満足している』と話しかけてきた。
 同病、相憐れむ感もあったが、
『全く同感。現に直面しない第三者には、この感覚は理解できない。
以前の受難も加えて、一人前になったのでは?』と、偉そうに…
プラスも、マイナスの事態もエネルギー量は同じ。マイナス同士を掛け合わ
せるとプラスに転換。受け止め方で、先の女芸人のように如何様にもなる。
メジャーリーガーの大谷選手の精神的支柱が『中村天風』の言葉と、最近、
知った。『積極一貫』で、何ごともプラスに転換の精神論だが、一理も、
二理もある。群れず、明るく、上を向いて生きるしかないのが人生の基本。
最後は、この辺りになっていく。しかし、10歳まで既に決まってしまってる?
 明日は武田鉄矢の「どん底」を、テーマにする。
どん底って、原石が隠れているんだよ… 問題は気づくか、如何かだがね!
「にっこり笑ってハンカチーフ!」 だって自分を笑うしかないでしょう!
それも腹の底から。笑ってくれる人に感謝しなくては。だって、そうでしょ!
それ以上に自分を笑わないと意味(価値)が無くなるから。ねえ、世間様。
 99里は、道半ば。胸突き八丁ですか。成るほど、73歳から見えてくる世界は、
こういう目線になるのですか。 虚空の一端が錯覚としても実感できるからね。  
                            ⌒ ⌒)バカ!
・・・・・・
4310, 雑談ネタ、酒の肴ネタ ー14
2013年01月03日(木)
  * 正露丸はロシア征伐の征露から由来している  
≪ 出征兵たちが水を飲んで赤痢や下痢を起こすのを防ぐために、陸軍省
 が 開発した薬が正露丸だったのである。戦争中は、陸海軍の御用薬として、
欠かせない薬となった。薬の名前も日露戦争当時らしく、ロシアを征伐する
という意味で「征露丸」と名づけられた。ラッパのマークも進軍ラッパを
イメージしたもので、まさに戦争色を前面に押し出した薬だった。
その効き目がよかったのか、征露丸は庶民のあいだにも広まった。
ただし第二次大戦後、ロシア征伐をもとにした名前は都合が悪いということ
になり、「征」の字を「正」に改めた「正露丸」となって、現在に至っている。
開発から約一世紀たった現在、正露丸の勢いはとどまるところを知らず、
モンゴル、中国などのアジア地域を中心に11の国と地域に進出している。
それでも今のところ、ロシアには進出の予定はないようだ。 ≫ 
△ 日露戦争の余韻が下痢止薬の名前で残っているのが面白い。仁丹の名前の
由来も面白い。これは孔子論語の中で最高の徳=仁の心を忘れないという
ところから「仁」に想到し、丸薬を 意味する「丹」とを組み合わせた造語の
「仁丹」を合わせ商品名と社名にした。これも正露丸と同じ頃のもの。
* サラリーマンのサラリーは、塩のこと
≪ サラリーマンは、和製英語だが、そのサラリーの意味は、塩から由来。
 古代ローマ時代の兵隊の支払いに塩が使われており、それが貨幣代わりに
流通していた。ラテン語で「サラリウム」がサラリーになり、交換手段として、
和製英語として、サラリーをもらう人という意味でサラリーマンになった。≫  
△ オーストリアに、モーツァルトの生まれた町ザウスブルグがある。
 これも、塩(サウス)の取引が行われた場所として、その名がつけられたと、
当地で聞いたことがある。日本では江戸時代に、米が貨幣として配られていた・・

   6139,閑話小題 〜今年の正月は
2018年01月03日(水)
☆ 元旦は新潟から長男が、首都圏から次男が帰省した恒例の飲み会。 
この数年は長岡駅前のチェーン店『庄屋』…。長岡駅至近に三店舗あったが、
11月11日と、12月31日をもって二店が閉店していた。駅裏の店には、けっこう、
通った店だったが、二年前に行った時の料理の味が落ちていたのをキッカケに
一切行かなくなった。居酒屋の競争激化の中で、駅周辺だけは繁盛していたが… 
☆ 大晦日の紅白で、踊っている一人が前のめりになった後に、仰向けになった
のを、後ろの娘が抱えたところが映しだしていた。寝入っていた家内が、翌日、
そのことをネットで見つけ、「見ていたかどうか」尋ねられた。二人の息子に
宴席で聞くとネットで知ったという。 歌詞の間違いとか、歌いだしの間違い
などのハプニングは何回かあったが… 生中継での気絶は初めて。
何気なく仲間が取り繕っている場面はミスをカバーするに充分。むしろ好印象
が残った。 こういう話題をむしろ喜ぶの情報社会の特徴。
 〜ネットニュースによると、
【欅坂46と総合司会のウッチャンナンチャン内村光良(53)の共演パフォー
マンスの最後に、欅坂センターの平手友梨奈(16) 志田愛佳(19)鈴本美愉
(20)が軽い過呼吸のような状態になるハプニングが…】とあった。
  番外篇;
熊さん:年末年始のTV特集で、政治経済向きモノがいやに少なかったね。
寅さん:不安を掻立てないよう国からの御達しがあったのでは? 社会情勢、
  世界経済を取上げれば、第二次朝鮮戦争の可能性云々に行きつくからね。 
八つぁん:それだけ、状況は追い詰められているんだよ。としても、黙って
  過ごせない問題である。今日明日にも再び、ミサイルか、核実験をする
  可能性が大。とにかく、日中韓米と、ロシア首脳の顔ぶれが悪すぎるよ。
  私など、元旦に帰省した次男に、『危ないと思ったら、三人で着の身着の
  ままに、ここに帰ってきなさい』と、真剣に勧めたよ。
大家:「そんなことあるわけない」という空気が、まだまだある。
  北朝鮮の漂流漁船の数が異常に増えている。異常太りの金様の脳卒中待ち
  のところもあるようだが。一とき、痛風を思わせぶりの脚をひいていたが。
  あれじゃ怖くて減量などの進言を誰も言えないよ。
熊さん:でも、数が月内に攻撃をしないと、もう手遅れになるから、日米韓は、
  迷うよ。中国も、他山の石・騒ぎじゃなくなってきたよ。
大家:開戦ともなれば最も被害を受けるのは韓国と日本。手始めの脅しで、
  東京湾沖に一発、ミサイルを打ち込めば、日本中が震えあがるよ。勿論、
  アメリカと密約の上で… 動転させて不良在庫?の処分品の押しこみさ。
寅さん:何か物騒な話だが、有得ない話じゃないから… でも開戦ともなれば数百万
  の死者が出るというじゃないか。首都圏に核ミサイルが… など、考え
  られないよ。でも、現実は現実、直視しておかないと。
大家:何せトランプは「アメリカファースト」言い換えれば「白人ファースト」
  を標榜して大統領になっただよ。黄色の百万、二百万が如何なっても、
  いいんだよ。アメリカ、オーストラリアで、現地民を数百万?を虐殺した
  白人を先祖に持つ国。あそこまで、悪し様に口撃をされれば、虐殺も
  したくなるよ。既存武器の入替え時でもあるし。
八つぁん:あのボロ漁船で日本海の航海も限界がある、せいぜい数万人。
  計画案は出来ているのだろうが。日本には離島が数知れずある。
熊さん:故・青島都知事勝新が言ったというジョーク、「嫌な都政に
  なりやしたね〜」を、今度は、女パンダの口上にならなければね!
 「‘どせい’ばいい」じゃなくて…」 <オチが悪い? 失礼しました>

▼ 冗談のような、冗談にしては際どいところが問題。

 今朝方、奇妙な初夢? をみた。ところは10歳まで住んでいた大手通り
四つ角にあった小さなビル3階の自宅の部屋。母親が置いたと思われる
2m四方の敷物の周りを小さな人形の置物が幾つか置いてある。そこで、
何時の間にか、長女の姉が、何やら本を読みあげている。家訓のような、
人生訓のような、訓戒を…  亡くなって20年近くなるが、残した無念をを
取り返ししたいような!「世間を全世界と信じて、生きるしかなかった無念
を夢で伝えたかった?」 私も、そろそろ御向かいが。煉獄の世界ですか…
 もう一本、みたが、さほど面白くはないが、何か深い意味があるのかも…

・・・・・・
5772,閑話小題 〜今年の初夢は
2017年01月03日(火)
   * 初夢は何と下ネタ
 今朝がたの3時半に目が醒めたが、あと30分とそのまま眠った後に初夢をみた。
 (二日の朝、みるのが初夢というから、これは当てなまらないか)
起きたのが結局5時である。内容が白昼夢のようなリアルな物語。言葉にするのを
躊躇ったが、いざ書いてみると面白いため、思いきって、公開(後悔?)する。
≪ ところは新潟の郊外の温泉旅館内。そこに知人の数人とミニ宴会をしている。
 知人Aは何か用があって帰ったが、そこにうら若き女性がいる。 それが、
Aの愛人らしい。 知人Bが手当を聞くと、素直にスラスラ応えた条件は、
「トランプなどの賭け事をして、Aがワザと負けてくれるの。それらを含めると
月に20万は下らない。会うのは月に数度だけれど私も楽しい」と宣う。 私は何故
か他の人が分からないよう、親指で女性の太腿を撫ぜていた。快感は…夢が故に?≫
▼ フロイト流に夢分析をすれば、「これまで抑圧された性欲が昇華した歪んだ、
 自分を正当化し、快楽を得ようとする心根を自分に見せようという夢」?
人間的、あまりも人間的な、しかし歪んだ物語(性格)。正月早々、下品もいい
ところ! 夢の中のA、賭けに負けた上に手当を払うとは、なかなかの遊び人。
それに対し私は 変態か? いや人間は大同小異?。それにしても、これが
初夢とは、呆けの始まりですか。リアルに感じられるのは、直後に脚色なしで
書いたため。 それにしても、満たされていませんね、ったく。
どこから聞こえてくる誰かの声、「どういう人?」… 「こういう人」です。

・・・・・・
5407,2016年 新年に ー�
2016年01月03日(日)
  * 日本衰退のすべては1985年から始まった ーA
 昨日、とりあげた「すべては1979年から始まった」を、日本経済の20数年
にわたる長期凋落は、プラザ合意によるバブルと、崩壊の上に、BIS基準
の策定があった。それはアメリカの戦略的経済政策の結果であることは周知
の事実。『グローバリズムという病』に、その辺りを簡明に述べている。
「すべては1979年から始まった」を世界規模の視点なら、日本の視点と
すると、「日本衰退のすべては1985年から始まった」ことになる。
バブルと、バブル崩壊アメリカが仕組んだ経済戦争の結果であった。
  〜その辺りから〜
≪ 東西の争いの敵がソ連と中国なら、西の内側の脅威が日本と、
 1981年に就任したレーガンが、戦略として打ちたてた。
1985年9月22日、G5(先進五か国蔵相・中央銀行総裁会議)がニューヨーク市
のプラザホテルで行われた。日本からこの会議に出席したのは竹下登(当時)
大蔵大臣だった。この会議により、それまで1ドル235円程度であった円ドル
為替レートは、一年後にはドル150円台にまで円高に誘導される結果になった。
ロナルド・レーガンは、それまでの民主党の政策を転換し、市場原理と民間
活力の重視、社会保障費と軍事費の拡大、減税という企業寄りの政策を打ち出し、
経済拡大戦略をとった。いわゆるレーガノミクスで、小さな政府、市場原理
主義・軍事的大国主義である。この結果、アメリカ経済は拡大し、アメリカ企業
は大いに潤ったが、貿易赤字財政赤字の増大という双子の赤字アメリ
経済に重くのしかかっていった。この双子の赤字の一方である貿易赤字を解消
するためにアメリカへの最大の輸出国である日本が標的とされたのである。
そのひとつが戦略上のプラザ合意である。プラザム合意は、ドルの安定が
名目ではあったが、直接的には日本の経済力という脅威を取り除くための戦略的
な目的に沿って行われたわけである。しかし、トヨタをはじめとする日本企業は
驚異的な改善努力によって競争力を維持し続け、アメリカの貿易赤字は解消
には向かわなかった。・・ 〜つづく   ≫
▼ 改めて考えると、アメリカの植民地の締め付けになる、TPPは、上記の
 流れに沿う経済戦略の一環になる。とはいえ、軍事的に、経済的に、従うしか
ないのが日本の地政学的な運命である。東京オリンピックも、アメリカの
後押しがあればこそ、TPPの条約を推し進めるための、国民への目くらまし
に丁度よいイベントである。なに故、この状況下で、オリンピック? 
というより、その後である。韓国か、中国の生活レベルになるだけだが。
 としても、せめて心はポジティブであらねば!
・・・・・・
5042,ポジティブ・サイコロジー ー�
2015年01月03日(土)
    『 ポジティブ・サイコロジー』クリストファー・ピーターソン(著)
  * つれづれに ー危機に瀕したときこそ最高の状態が湧出る
・ 節目時(危機)の―危機を乗越えようとした時ーこそ「人生で何が本当に
 大切なのか」という新たな認識と、これに従って行動する心構えが形成される。 
 その真っ暗闇の時が一番、良いときであった。最も辛く、苦悩の底にこそ、
 ベストの何かが湧き出てくる。 母親が嫁いできた頃、重なる小姑の虐めに
 耐え切れず、実家に帰った時のこと、実母に「一番辛いとき(いま現在)
 が、実は人生の一番良いときなのよ!」と諭された、と聞いていたが、人生を
 振返ってみて、成るほどと実感する。凝視をすると、最も辛い中に、最も楽しい
 ことが、裏腹に張り付いていた。その辛さの中から、心構えのベースの変換が
 進んでいた。反対に、一番面白く脂の乗っていた時に、重い状況、苦しいこと、
 辛いことが背景にあった。勢いが、それを感じさせなかっただけ。
 幸・不幸は裏腹!だから、面白いのである。
・「必要なものはルックスとたくさんのお金だけ」という信念に、私たちは
 深く取り込まれている? たしかに文化は良い人生の条件について熟知して
 いるのだろうが。その高低だけで決まるものでない。人生でネガティブな
 出来事に出あい、それに順応する期間を経た後にこそ、人生の満足度が安定
 することが多い。何ごとも、ポジティブ3に、ネガティブ1が必要である。
 ポジティブな人が否定する唯一のものは絶望だが、一度、絶望まで陥った
 にもかかわらず、そこから立直ったポジティブこそ光輝く。ネガティブな世
 にかかわらず、ポジティブに生きる!それも、危機に瀕すれば瀕した時こそ、
 『それゆえに・・』でなく『にもかかわらず』、のベースが必要になる・・