閑話小題 ~悲しみって、時間と共に深くなる

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   * 悲しみは時間と共に薄れるって嘘よ
 再び「ガイロク(街録)という番組の話。 下町で一人歩く御婆さんの話題。
《 若くして夫を失い、その後、手塩にかけた一人息子を交通事故を亡くしたと
いう、『毎月、祥月命日に、墓地にお参りに行くのが、務め。これは私が元気
だから。 高尾山のお墓に行くため山を登るときに、自分の名前を呼びながら
励まして登るの。>と、述べていた。 
ところが、それを聞いていたゲスト榊原郁恵の母親の言葉が何とも! 
『郁恵ちゃん、悲しみって時間と共に薄くなるって、嘘よ。逆よ!』
 いや、驚いた。悲しみ、苦しみは、私の経験則からして大よそ、二年半で
治まってきた。一般的にも、慰めで『二年も経てば、乗越えられますよ!』と…
時間薬の効果である。しかし、それは、その程度の悲しみに過ぎないと…直感した。 
 直に思いついたのが、二人の息子を20歳過ぎた頃に亡くした両親の悲しみ。
特に母親の心の傷。乗越えたとしても、年々、悲しみは深まっていた? 
そうこう考えると‘絶叫したくなる’ほど 両親に対する思いが一変することに。
長男、次男の不幸な死を招いた罪の意識と、反省。 私が、20歳になった頃に、
『二人の分も、自由に、明るく羽ばたいてみろ!』と、応援していてくれたことは
薄々知っていた。昭和40年代は、右上がり経済の真只中。坂の上の雲は青く輝いて
いた。私の過ごして学生寮の名が『青雲寮』。あの時代の抑揚感は当時の歌謡曲に、
そのまま現われていた。しかし、太平洋戦争の深い犠牲の上で、それがあった。
『悲しみは、時間と共に深まっていく』の言葉に、『エッ!』と、この年齢で
驚くのは、私自身が晩期の両親の年代に入ったため。そして私の悲しみが浅いか!

  この街頭録音略して「街録」。ネットによると、
<街ゆく人々の“リアル”な声から、人生を学ぶ! 人生のピンチやハプニング
とどう向き合い、乗り越えてきたのか? その経験から得たものとは…。
山あり谷ありの内容> とある。 これに似ているのが、『地球タクシー』
『家についていっていいですか』『空港ピアノ』などがある。何気ない通りすがり
の人生を、僅かな因縁の機会に垣間見る味わい。
 この『ガイロク』でも、『家についていっていいですか』でも、
『あなたの人生を自ら何点付けますか?』と、急に、声をかけられたとしたら… 
さて如何こたえられるか? それも、全国津々浦々に晒された中で? 

顔ぼかしなら、何とか!理路整然と… 『日々是口実』をしてきたこともあり…  

何をしに、何をして、生きてきた?
 親鸞ですか? 
歎異抄 ... 弥陀の誓願不思議に助けられまいらせて往生をば遂ぐるなり」と
 信じて「念仏申さん」と思いたつ心のおこるとき … > 。

・・・・・・
2019/06/21
閑話小題 ~何とまあリアル!

   * 援交、寸前の生現場
 またまた『家についていっていいですか』の話題。 
主に都内の駅前とか、繁華街で、通行人に『家についていっていいですか?』
と声をかけて、部屋の中で、その人の人生を丸裸にする内容。これが、キャバ嬢
だったり、援助交際を職業とする若い女性だったり。その結果、後あと、それが
もたらす影響の甚大さに全く気づいていない無知の涙! 以前のインタビュアー
は二人連れだったが、最近は、一人のようだ。それも、フリー? 
・数日前に見たのが、援交で月120万を稼いでいる若い女性。キャバクラ嬢と、
援交の掛持ちをしている?… 案内された部屋で、何と生々しく誘ってきた? 
のである。インタビュアーのカメラ視線は、その巨乳に引き付けられ、最後は、
ほうほうの態で、何事もなく?撮影終了をしたが… 彼女、月に120万の稼ぎ。
15歳で家出をして、転々とした結果、この職業に落ち着いたと…。
・二年前の放映で、援交で、すっぽかされたらしき女性の部屋に行くと、寝た
きりの父さん?がいて… すっぽかされた相手が、どうも援交相手?と、隠れた
実情が露わになる。その後、再び、その女性を訪ねると、社会福祉関係者?の
計らいで、父親が施設に入っていると。これまたあっ気らかん。
・そのインタビュアーが数十人、居酒屋に集まり、放送できなく没になった
裏話を公開する企画があった。それはそれは… 例えば、家族が居ないので
聞くと…「何人かをぶっ殺して、刑期を終えて出てきた。仏前の写真が…」。
 ところで以前にも<家についていっていいですか>を書いていた。
土曜日の一週間分のTV欄で、まず見るのが、翌日の、この放送が有りか無しか。
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【 2016/11/02
  閑話小題 ~2016/11/02 5:15
   * 思いのままに
☆ 暫く見ることがなかったTV番組、<家についていっていいですか>を、
 先日見たが、これが面白い。
・元バレリーナで、今はファッション店で働いている20歳代後半の女性と、
・京大出身の、塾を経営している初老の男と、
・一子の連れの奥さんの間に、一子がいる40歳過ぎの中年男。 東銀座の
 マンションに住んでいるが、奥さんがステージ3cの進行癌。それでも三年、
 生存をしている。当人が浪費癖が酷くて大変。状況からして、奥さんの病気は
 自然の成り行き? 
突然、訪ねる家庭内には、その人の生活が、そのまま凝縮して現れる。
大都会の中の孤独と、人生を、盗み目視線で、づかづかと入って垣間見れるのが、
何とも痛快である。一時はYoutubでも見ていたが、今では、そこまでは?
 ―
▼ マイナーだけではない。女医の高級マンションだったり、田舎の祭りの後の
 飲み会の集まりだったり、その興奮そのままがリアルに伝わってきたりする。
私の知らない情の濃い社会を垣間見れる。これも現実。 NHKで最近、
<ガイロク> を放映している。【街行く人々のリアルな声から人生を学ぶ
“街録(ガイロク)”。立ち止まって話してくれる内容には、小説やドラマを
超える仰天エピソードがいっぱい。今回のテーマは「人生最大の失敗!
そのとき、あなたは?」カジノで大損!?転倒して大けが!結婚式直前の …】
 これも面白い。 このブログも、似たようなもの? それも毎日。透かすか
目線の話題を、真面目くさって。 解っちゃいるけど、止められない!
いや、解ってないから、続けられる。「他者目線の想像力のない、弱犬の遠吠え」
でしかないが。 以下の文章ではないが、善意、悪意が入り乱れた内容。何とも
まあ… 受け取る方も入乱れているから、それはそれで。
 
・・・・・・
2019/01/03
閑話小題 ~つれづれに正月
  * 年末年始にしては面白そうな特別番組が少ない。
☆ この10数年来の年末年始の真面目な政治、科学、宇宙などの
 TV特番が少なくなった。普段から特番を組んでいるため、今さら?。
何かしら国全体が、いや世界全体が弱体化しているような… 中長期的
経済の低落傾向に、トランプの露骨なアメリカ第一主義がボディブローで、
で効いてきた。 現役から身をひき8年になるが、情報化による競争激化は
大変だ。中国の急激な台頭と、アメリカの動揺、そして情報化が背景にある。
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☆ 年末年始は、時間制限がある人たちのターゲットを絞ってシリーズモノを
 一挙に放送するが、TV御宅でも、思い込みで見逃している分野が多くある。
その中でNHK 『街録(ガイロク)』が、面白い。 今回放映されたのが、
 【あなたの人生のどん底を教えてください!】 
何百人かに取材拒否をされた中から、応じた数人が、語った内容は、衝撃的! 
数回にテーマにする予定だが…  そこで自問自答をしてみたが、さすがに
脛の傷のため露悪的でリアルには書けない。
・コメンテーターの‘森三中’の女漫才トリオのメインの幼児体験が衝撃的。
「子供の頃、素っ裸にされて首から下を地中に埋められて、「何で、こんな
ことをするの?」と訴えたら、笑いながら「面白いから」と言われた。そんな
ことを誰にも相談できないため独り悩んだ末に、「笑われていると想うから
悔しいんだ、笑わせていると思えば良いんだ!」と自分を納得させた。
これが「お笑い」に進む原点。」の告白に、受けに立ったもう一人が、
「私にはどん底なんてない!全てがどん底よ!」「私など、毎日が裸で吊り
下げらているようなものよ!」と…。「笑われる」と「笑わせる」は紙一重
・8年前の会社清算で、それまでフンゾリ返っていた立場から一転、今度は
罵声をかけられる立場に一変した。 資本主義社会では、会社清算、倒産は
犯罪に等しい。創業設計図に万一の備えをしていたため、打撲程度?で事なき
をえたが、心の葛藤な生易しいものではない。清算後、一年ほどしてから、
引継いだ老舗会社を清算した男と飲み会で同席した時、私にシミジミと、、
『この結果と、現状に本当に満足している』と話しかけてきた。
 同病、相憐れむ感もあったが、
『全く同感。現に直面しない第三者には、この感覚は理解できない。
以前の受難も含めて、一人前になったのでは?』と、偉そうに…
プラスも、マイナスの事態もエネルギー量は同じ。マイナス同士を掛け合わ
せるとプラスに転換。受け止め方で、先の女芸人のように如何様にもなる。
メジャーリーガーの大谷選手の精神的支柱が『中村天風』の言葉と、最近、
知った。『積極一貫』で、何ごともプラスに転換の精神論だが、一理も、
二理もある。群れず、明るく、上を向いて生きるしかないのが人生の基本。
最後は、この辺りになっていく。しかし、10歳まで既に決まってしまってる?
 明日は武田鉄矢の「どん底」を、テーマにする。
どん底って、原石が隠れているんだよ… 問題は気づくか、如何かだがね!
「にっこり笑ってハンカチーフ!」 だって自分を笑うしかないでしょう!
それも腹の底から。笑ってくれる人に感謝しなくては。だって、そうでしょ!
それ以上に自分を笑わないと意味(価値)が無くなるから。ねえ、世間様。
 99里は、道半ば。胸突き八丁ですか。成るほど、73歳から見えてくる世界は、
こういう目線になるのですか。 虚空の一端が錯覚としても実感できるからね。