今さらだが、世界経済を主導してきたアメリカが変である。その苛立ちが、
泡沫候補のトランプを、大統領選の共和党候補に祭上げる結果となった。
そこで、世界の、それもアメリカ社会、とりわけ貧困と格差の現状はどうか?
と検索すると、<『アメリカの貧困と格差の凄まじさがわかる30のデータ』
(2014/3/データ)が出てきた。TPPで、太平洋沿岸各国の経済的障壁が取り
除かれると、自動的に日本社会もアメリカと同じようになる。とりわけ地方
経済は、経済的に大きく破壊され、中南米並みの生活水準になっていく。
 その中で、勝組は脱出していくため、国家として、ますます劣化する。
 以下は近未来の日本の姿である。(まずは15を取り上げる)
〜『アメリカの貧困と格差の凄まじさがわかる30のデータ』〜
1. 上位1%が持つ資産は、下位90%が持つ資産の総量よりも多い。
2. 上位1%の資産で全米の33.8%を占有、2〜10%は37.7%、
  上位11〜50%は26.0%、下位50%は2.5%
3.上位10パーセントで所得は5割、資産は7割を占める
  (日本ではそれぞれ41%と34%)
4. 上位1%の富裕層がアメリカの40%以上の金融資産を持ち、
  上位20%で90%以上を占める
5. 下位50%のアメリカ人の総資産が全米の総資産に占める割合は、2.5% 
6. 上位1%の所得シェアは1980年では10.0%だったが、2008年には21%に増加。
  これは1920年代と同レベル 
7. 1979年から2007年で、アメリカの上位1%の平均所得は34.7万ドルから
  130万ドルに上昇したが、中間層はわずかしか上がっていない 
8. アメリカの2002年から2007年のインカム・ゲインの内およそ7割は、
  上位1%層に入った。これは1920年代と同レベル
9. 世界人口の半分近い30億以上の人は、1日150円以下で生活している
10. 米国一流企業CEOの平均所得は、労働者の平均所得の343倍
11. 低所得職の比率はこの30年でじわじわ上昇、現在では41%が低賃金職
(1982年、中産階級職は職全体の52%を占めていたが、2010年には42%に低下。
 一方で、82年には30%ほどだった貧困階級職は2010年には41%まで上昇。)
12. 1979年と比べ、高校中退者の週給は20%下がり、大卒者の週給は20%上がった 
13. リーマンショックで、GDP比での労働者収入はこの50年間で最低のレベルに
14. アメリカ人の半分は年収300万円以下 
15. 1993年と比べて、アメリカのGDP国内総生産)は37%伸びたが、
 一般世帯所得は5%しか伸びていない
【 各項目同士、矛盾する数値が含まれているが、深く詮索はしない 】
――――
▼ これからして、終戦直後に生まれ、右上がりだった私達世代は、稀な時代
に生きた幸運に感謝したい思いである。深刻なことは、右上り経済を維持しよう
とする保守政権が、代々、赤字国債を出し続けて未来に膨大な借金を重ねている
こと。最後は、国家財政破綻で、しわ寄せが若い人たちにくる。
 上位1%対99%の格差の問題が、中流階級の消滅として日本にも現れ出る。
イスラム対欧米の対立の象徴がISのテロ。これも1%対99%の世界的戦いである。
少なくとも、ギリシャの社会構造の特権階級3%、市民階級30%、奴隷(貧困)
階級67%の比率は維持しないと。1%と99%じゃ、いくらなんでも!
 しかし、これが現実。それも、情報社会、そのまま露出する!
わが家は、家内は1%、私は99%の住人? (´_`;)トホ (;へ:)

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5191,閑話小題 〜チャーチルの名言 
2015年06月01日(月)
 チャーチルといえば、議会でのジョークだが、多くの明言を残している。
   * チャーチルの名言 
・ 凧が一番高く上がるのは、風に向かっている時で、風に流されている時でない。
・ 金を失うのは小さく、名誉を失うのは大きい。しかし勇気を失うとすべて失う。
・ 好転する前には、悪化するという段階もあり得る。
・ 悲観主義者はあらゆる機会の中に問題を見いだす。
  楽観主義者はあらゆる問題の中に機会を見いだす。
・ 私は楽観主義者だ。それ以外のものであることは、あまり役に立たない。
・ 愉快なことを理解できない人間に、世の中の深刻な事柄がわかるはずがない。
・ 人生最大の教訓は、愚かな者たちでさえ時には正しいと知ることだ。
・ 重要なポイントを突くときは、如才なくやろうとか巧妙にやろうとか
  思ってはいけない。ポイントを一突きせよ。
・ 事前にあわてふためいて、あとは悠然と構えているほうが、事前に悠然と
  構えていて、事が起こった時にあわてふためくよりも、利口な場合がある。
・ 先を見すぎてはいけない。運命の糸は一度に一本しかつかめないのだ。
・ 不利は一方の側にだけあるものではない。
・ 私が義務感と信念に基づいて行動している限り、いくら悪口を
  言われようと何ともない。害になるよりはむしろ益になるくらいだ。
・ 復讐ほど高価で不毛なものはない。
▼ 「運命の糸は一度に一本しかつかめない」は、合点がいく。運命的な機会は、
 一ときしか現れない。つかむには、準備が必要である。危機も、突然、怒涛の
ごとくやってくるため、十年、数十年かけた準備が必要になる。 迷ったら、
逃げ口を用意をして挑むことが人生の要諦だが、それが読めないのが人間である。
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4826,「事業人生を決心して45年」の語り直しー5
2014年06月01日(日)
   * 金沢百万石での経験
� 千葉の新興住宅地のド真ん中の交差点で何か事業を立ち上げるに、
実社会の経験不足はまだまだ。 それと建設期限まで二年間半の期間があった。
そこで、何処かで厳しい修行の場に探し出したのが、当時、厳しい社員教育
知られていた「いとはん」という衣料チェーン店で、北陸三県に10数軒を出店。
入社して知ったのが、西友との資本提携。会社は大きく動揺していた真只中。
資本提携は、強者が弱者を生きたまま飲み込む残酷な実情であることを、
当時の社長を含めた役員はあまり理解してなかったようだった。その上に、
入社半年後にドルショックが起き、既存店の売上高が、大きく右下がりに
落ちていき、会社内は暗い空気に満ちていた。ジャスコ在職の時は、合併先
への新兵で乗り込む立場から、今度は逆の立場の占領される側の一兵卒。
2〜3年後は辞めると分かっていても、プライドがボロボロ。その惨めさを、
世のサラリーマンが、多く経験しているはず。貧すれば鈍するとは、
よく言ったもの。何がどうであれ、弱者の立場には立たないこと。
 三年前の決断は、こういう経験があればこそ出来たこと。前向きで自ら
崖っ淵に立つのは構わないが、後ろ向きの踏んばりは、避けるべき!という
体験を、早そうに知ることになった。社内は役員の対立などあり、疑心暗鬼の
ルツボ。当時の「いとはん」にとってのブラックスワン(思いもよらいない
震災クラスの事件)が、入社半年後に起きた、ドルショックと、大手スーパー
の進出。私が去った一年後に西友との提携解除、その一年後に、ジャスコ
提携し、北陸ジャスコに会社名が変わり、その後、本体に吸収合併をされた。
� 金沢は加賀百万石の城下町。その歴史の深い文化は、何ともいえない
ミニ京都風の味わいがある。特に、目を見張るような加賀美人が多く、表向き
は男社会。いっけん厳しそうな男女間は、大らか。私の出身地の長岡藩では、
幕末の「お妾禁止令」があって、二号を持つのは、長岡では後ろ指を指される。
しかし、金沢では、勲章を意味していた。 また居酒屋やスナックも、
何ともいえない味わいのある店が多く、料理の味付けは京都風。鬱屈した
会社内の空気から開放されるに丁度良い環境でもあり、青春?真っ只中。
しかし、一日、二時間の読書習慣は何とか維持をしていた。
� 入社後4ヶ月間の配送センターを経験後、武蔵ヶ辻店の靴下売場のあと、
子供服売場へと配置された。 ジャスコも含めて、多くの売場配転から
学んだことは、業種は、メーカー、問屋の販売経路別の店先でしかないこと。
それを業態別の再編成するのが、時の「流通革命」。靴も、洋服も、卵の
販売も、商品の一つでしかなく、とらわれる必要がないこと。ここで、
親しくさせて貰った取締役部長の何気ない一言「自己能力の限界の設定」が、
その後の事業立ち上げの教訓になっていた。しかし、丁度なれてきた金沢の
生活も、入社の一年4ヶ月後に、突然、家からの一本の電話が入った。
                           ーつづく
・・・・・・
4459, 99・9%は仮説、ですか〜 ー1
2013年06月01日(土)
  「99・9%は仮説 ー思いこみで判断しないための考え方」竹内 薫著
 今さらだが、全て夢幻、思いこみでしかない。現に、事業を色いろ立ち上げ、
40年近く経営。そして三羽の黒鳥の到来で、この結末。思い込みを実行し、
初めは上手くいったが、途中から、「思いの判断」が、「思い込みの判断」
に変化、当然ながら幕切れがあっ気なかった。しかも、その幕切れも、思って
いたのと実際は違っていた。万一の備えを整えてあったこともあり、何とか
乗り越えた?が。創業と準備の苦しみからみれば、数分の一としか思えなかった。
一つ間違えれば自殺に追い込まれるイベントだが、腹を括り手順さえ踏めば全て
は奪わないし、傍で見ていたほどではない。考えてみれば‘99・9%が仮説’も
仮説である。世の中、すべて仮説の上に成り立っていると割り切った方が面白い。
  ーアマゾンの内容紹介ー
「最近どうも頭が固くなってきたなぁ」そんなあなたにつける薬は“科学”。
文系理系を問わず、科学のホントの基本を知るだけで、たったそれだけで、
あなたの頭はグニャグニャに柔らかくなるかもしれないのです。科学の基本…
それは、「世の中ぜんぶ仮説にすぎない」ということです。思いこみ、常識、
前例、先入観、固定観念…… そういったものにしばられ身動きがとれなく
なっている人っていますよね? 「なんでこんな簡単な話が通じないんだ!」
ってイライラしますよね?そんなときは、この本を読んでみてください。
きっと、ものの考え方から世界の見え方まで、すべてがガラリと音を立てて
変わるはずですから。 
 プロローグ 飛行機はなぜ飛ぶのか? 実はよくわかっていない
第1章 世界は仮説でできている    第2章 自分のなかの仮説に気づく
第3章 仮説は180度くつがえる    第4章 仮説と真理は切ない関係
第5章 「大仮説」はありえる世界  第6章 仮説をはずして考える
第7章 相対的にものごとをみる 第8章 すべては仮説にはじまり,仮説に終る
▼ 科学ですべてが解明されていると思われていることも、突き詰めていくと、
 実は何もわかっていないことが多い。試行錯誤と経験によって
「うまくいくこと」と、その科学的根拠が完璧にわかっていることとは別だ、
と指摘している。アベノミクスも、安部首相が方針を示したのが、今現在、
市場が思惑通りの反応を一時的にしただけ。そうこう考えると、全てのシステム
も「取り敢えずの認識」に基づいての存在であり、決して安定的・決定的・
絶対的な存在ではない。仮説が証明されのが定理。しかし、それさえも殆ど
怪しい。まして、常識とかいうやつのいい加減さ。ここで書いていること自体、
ほぼ仮説か、仮説の紹介。ただ、面白いから、暇つぶしと割り切っているから
続いている。考える大部分は仮説を立て、その証明を探している過程。
これで世人が動いていると思えば、深刻になることはない。
・・・・・・
4085, 閑話小題
2012年6月1日(金)
  * つれづれに ー地方都市の街中の空気
 今日から6月に入った。 何とか世界恐慌になってないが、再び火種が
チラホラしてきた。何時もの話題になるがギリシャ再選挙が、どうなるか? 
それとスペインとイタリアの危機も再燃してきた。4年前には北京オリンピック
終了後に、リーマンショックが起こった。今度はロンドンオリンピックと、
米・韓の大統領選挙待ちになる?のか、早くなるのか。リーマンショック
次が欧州ということ。今度の大津波は、かなり激しくなるはず。それが中国と
アメリカに連鎖し、日本にも当然、大きなクラッシュがやってくる。 
絵空事でなく、現実問題だから恐ろしい。何処かから「危ない危ないというが、
何にも起きないじゃないか!」と聞こえてきそうだが。実際には彼方此方で
現象で出ているが表に出ないだけ。それだけ、深刻。今年度で「中小企業金融
円滑化法」の延期は終わり、来年度はないのは決定済み。そのため、銀行が
急激に融資先の選別を始めた影響が出始めてきたとか。自宅敷地内の貸家が
去年の10月から空き家になったが、殆んど引き合いがない。昨日、不動産屋
に行ったところ、去年の暮れから、まともな?借り手が消滅。たまに来るのは
アジア系外国人と、生活保護の受給者の転居希望者だけ、とか。
 週間現代の今週号で、「ギリシャ世界恐慌特集の発火一歩手前の各国の
相関図」を分かりやすく書き出していた。こういう暗い世相を話題を、斜に
構えて敢えてするのは私自身が既に前ぶれの波を直撃を受けたためである。。
この世相の中で明る話題も見つけにくいことも事実である。しかし、これだけ
心が安定し、穏やかな日々も、あまり記憶がない。新潟でホテルを立ち上げ、
5年ほどして一息ついた時以来である。 こういう時は、何か不意をつかれた
危ない出来事が忍び込むから、気をつけないと・・ この状況下、弱り目に、
祟り目で一番打撃を受けるのが日本である。しかし一般的に、のんびりしたもの。
・・・・・・
3719, ジャズについて −11
2011年06月01日(水)
 * アート・ブレーキー −何故あの時にドラム奏者に注目が?  
                ー「音楽の本」三枝成彰著 より
【ハード・バップ時代は、パワフルな演奏を支えたパートとして、
 ドラム奏者に注目が集まった時代でもある。ジャズ・メッセンジャーズ
率いたアート・ブレイキー(一九一九〜一九九〇)はその代表である。まさに
雪崩を打つような連打。徐々に音が大きくなって、最後は怒濤のようにはじける
彼のドラムは、いやが上にもバンドの演奏をホットにうねらせた。
『モーニン』(五八年)のヒットで一世を風靡したほか、バンドからは多くの
有望な新人を輩出したことでも知られる。そしてもう一人、マックス・ローチ
(一九二四〜)も忘れられない。四〇年代にはパーカーやマイルスと共演。
その後は、トランペット奏者クリフォード・ブラウンらとクインテットを結成し、
数々の名演奏を残している。もちろん、このハード・パップ時代には、
他の楽器演奏者にも多くの逸材を出した。名前だけをあげておこう。
・トランペットはリー・モーガンフレディ・ハバードウィントン・マルサリス
・サックスではキャノンボール・アダレイジャッキー・マクリーン、ウェイン・
 ショーター、ブランフォード・マルサリス
・ピアニストでは、ホレス・シルヴァーレッド・ガーランド
 レイ・ブライアント、フィニアス・ニューボーン、ソニー・クラーク
 ボビー・ティモンズウィントン・ケリー
ジャズファンならずとも、名前を耳にする面々が含まれているだろう。それだけ、
ハードパップ時代はジャズがもっともジャズらしく光り輝いた時代であった。】
▼ 知った上で聴くのと、何となく聴いているのとでは、大きな差がある。
 ジャズはアメリカが世界の中心になる、まさに右上がりの世相の中で、底辺の
黒人や、黒人と白人のハーフの人たちの間から、酒場の演奏の即興として生まれた。
それも、時代の動きに合わせて変化をしてきた歴史がある。それらを考えると、
私のような俄かファンがシタリ顔で分かったようなことは言えない。 
年内はパソコンとiPodに入っている曲を可能な限り聴いて、それぞれの
アルバムや曲が、どの時代の流れを含んでいるのか知りたい。
 ・・・・・・・
3354, 高校生でもわかる日本経済のすごさ  ー2
2010年06月01日(火)
       「高校生でもわかる 日本経済のすごさ」三橋 貴明 (著)
 ーp22 に、国民の家計を例にして、その辺を分かりやすく書いてある!ー
 話に現実感を持たせるため、現在の日本の状況を、ある一家に讐えてみましょう。
世界一のお金持ちの家庭(日本国家)では、旦那さん(日本政府)が974兆円もの大金
を借りています。しかし、別に外部の金融機関などから借りているわけではなく
奥様(家計)から借りているのです。しかも、旦那さんはちゃっかり467兆円もの
お金を、へそくりとして蓄えています。この家の奥様は、個人としては世界最大
の金持ちで、純資産額が1058兆円にも達しています。 結果、この家庭は
「家族としての純資産額が243兆円もの規模に及び、この金額は家庭の純資産と
しては世界最大となっているのです。家の中で、最大の稼ぎ手である長男
(非金融法人企業)が最近、今一お金を稼いでこないため(法人税が減少している)、
仕方なく旦那は自ら一家の支出を工面している。とは言え、実際には奥様から
お金を借りて、やりくりしているだけなのですが。しかも、その支出は基本的
には旦那さんの家族のために使っている(定額給付金や公共事業など)のです。
家族みんなが旦那さんからお金を受け取り、それを税金といった形式で再び
旦那さんに渡したり、またまた国債という形で貸し付けたり・・ と、
家庭内で、お金のキャッチボールを延々と繰り返している仕組みなのです。
家庭内で様々な形でお金の受け渡しを繰り返してはいるものの、家としては
 世界一のお金持ち。これが現実の日本の姿なのです。
▼ 何度か、この例え話は聞いたことがあるが、「スナックに金持ちが入って
 きたとして、それでスナックが豊かになることはない」とか、「大借金を
持った人がいたところで、スナックの借財が増える訳でない」というのもわかる。 
要は国民が金とか現物の投資、外国の国債や株に逃げないことが前提である。
飽きれた子供や奥さんが何時の間にか預金を下ろして、他に移動する可能性
がある。この家は、他に二百数十兆の預金が外国にあるという。
但し、この家の親父は暴力団に脅されて500兆ほど大事そうな借用書と交換に
貸し付けているという。普通の家庭の」平均総資産が3500万あるが、借金は
半分ほどある。それを、どう見るかである。ただし、預金も、ある日(二年後)
価値が半減する可能性がある。「氾濫する川辺の家の家族」かい。
・・・・・・・・
2979、不況景色 ー11
 2009年06月01日(月)
  * 今日、GMが倒産というが
・日ごと不景気が深まっている。今日、世界最大の売り上げを70年以上
 続けてきたGMが倒産する。GMといえばスローンである。GMの社長として、
 20世紀において最も大きな影響力を発揮した経営者の一人。経営者としての
 在任期間で、最大の競争相手であるフォードを打ち負かし、GMを世界最大の
 自動車会社に育て上げた。 この辺のことはスローンの「GMとともに」
 に書いてある。学生時代に読んだが、ドラッガーの著書の中でも彼は何度も
 取り上げられている。そのGMが瞬く間に倒産というから感慨無量。
   (字数制限のためカット2011年6月1日))
・・・・・・・・・・
2615, 東京湾 漂流死体は語る ー2
 2008年06月01日(日)
  「東京湾 漂流死体は語る」ー読書日記  海上保安庁 岸善朗著
 漂流死体の身元や、死因を調べていくうちに、あまりに悲しい気の毒な
理由を知る。世の中は、一度道を踏み外すと過酷な人生が待っている。
その中で最も悲惨なケースを抜粋してみた。アルコールとギャンブルで狂った
男の犠牲者の母娘のケースである。正視できないとは、こういうことか。
▼ 巡視艇が死体で揚収した女性は生前、荒川の上流にある土木工事現場の
 飯場で働いていた。粗末なプレハブの寮で、十九歳になる娘と共に住み込みの
賄い婦をしていた。亭主がどうしようもなギャンブル狂で、競輪にうつつを
抜かし、当時山谷と呼ばれたというところに寝泊まりをして、ほとんど妻や
娘のもとに寄りつかない。しかも、競輪で金をすっては、すってんてんに
なりにっちもさっちもいかなくなると決まって妻のところに舞い戻って来た。 
そして、駄々っ子のように金を無心。酒に酔っては妻と娘は、そんな男から
逃げ回るように関東近辺の飯場を転々と渡り歩いていた。そして、幾多の
流浪の果てに、辿り着いたのがこの飯場だった。二人にとってここは束の間の
安住の地であった。しかし、二人はすぐに男に居場所を突き止められ、探し
当てられてしまう。そのたびに男は妻と娘に金を無心し、それが叶えられ
ないと容赦なく暴力をふるった。 娘は十九歳で精神障害者
母親が飯場の賄いの仕事だけで稼ぐ金はたかが知れている。