〔女子漂流 ーうさぎとしをんのないしょのはなし〕
             中村 うさぎ (著), 三浦 しをん (著)
   * 女子は漂流し続ける
 中村うさぎの著書は、図書館にある限り読んでいる。4人の姉の中で、
揉まれたこともあって、うさぎのリアルな話も、免疫があればこそ、
面白く読むことが出来る。それにしても、『ズリネタ』とか、
『女性器の構造の生々しい話』などは、夢も希望もなくなる。
 以下は、女目線の世間のありようを、シリアスに語りあっている。
≪ うさぎ: あたしは女子校時代から、女子力まっただ中みたいな環境に
 生きてきて、40歳を過ぎて、整形をはじめ、エロス権力をいかに長引かせる
 かに 力を入れてる。同じ女子校出身なのに、真逆の人生を歩んできたよね。
 だけど『根底の女子力に対する考え方は、似ているところがあるような』 
しをん: 2人とも、岸からだいぶ離れちゃったところは似てますね。
うさぎ: あたしは派手なグループの島にいて、いかに男にモテるか考えて、
 女子力まっただ中を歩んできたつもりだったのに、いつのまにか岸から離れ
 ちゃって(笑)。
しをん: 私は地味なグループの島で、漫画に没頭していたら、いつのまにか
 岸から雛れちゃって(笑)。
うさぎ: まさに漂流だよ。女子がいかに王道を生きょうとも離れ小島で
 生きようとしても、どっちみち漂流してしまう。じゃあ、漂流しなかった
 女子って誰なの?
しをん: 私も今、考えてたんですけど、沖から大陸に向かって「おーい!」
 って手を振ってみるものの、実はそこには誰もいないんじゃないかと。
うさぎ: 無人の大陸なのか。
しをん: そうなんですよ。つまり、海の上に、大小さまざまな無数の島が
 ぷかぷか浮いてて、そこだけで女子は生息しているのかもしれないですよね。
 それで、たまに別々の島の住人が、ガラスの瓶に近況報告をしたためた手紙
 を入れて送り合っている。だけど、大陸には女子はいないんです。
うさぎ: 大陸には、男がいるんですか?
しをん: 男たちは……、海中でモゴモゴしてるのかな、海藻みたいに(笑)。
うさぎ: 男たちも、それぞれの小島で生息してるかもしれないよね。そう
 考えたら、大陸に人がたくさんいるかもしれないって思うのは、幻想かも。
 大陸という世間体があると思うから、生きづらい。
しをん: そうですよ。上陸許可を得たいと思って、必死で大陸の岸に向かう
 んだけど、いざ着いたら無人なわけですからね。
うさぎ: その岸にマジョリティーがいるって信じているから、生きづらさが
 生まれるけど、そこに誰もいないと分かれば、急に楽になるね。
しをん: そうですね。岸についたものの、生息しているのは見たことのない
 新種の動物だけ(笑)。そう思えば、女子力があろうが、なかろうが、別に
 どっちだっていいんだって割り切れそう。
うさぎ: 本当ですよ。っていうか、女子力って言うあたしって、
 その時点でどうかと思うよ(笑〉。≫
▼ 世間教徒が大半を占める島国日本。舟を自分に例えれば、その舟ベタに
カキの貝殻をつけたままでは、動けなくなるか、沈んでしまう。世間も、妄想・
幻想とみれば、目くじらを立てることもない。あるのは、その後、どんどん
生まれてきている見たこともない新種だけ。アレラは世間とかいう幻覚に取込
まれた群れと見ると、事実そうである。女流無頼漢作家の視線からみれば、
アウトサイダーと自認している私など、世間の垢に塗れた凡人だろうが・・
そりゃそうだ。特殊だから面白おかしいのだから。特殊で無くなったら亡国?

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2015年04月01日(水)
失業率9割の国、ナウル共和国 〜2
   * ナウル共和国の現状
≪ ・最盛期には年間200万トンの鉱石を輸出していたナウルも資源枯渇が進み、
 2002年時点で数万トン、2004年時点で数千トン規模にまで採掘量は減少した。
リン鉱石は島の真ん中に集まっていたが、リン鉱石が掘り尽くされた今、ナウル
の8割の地表はめちゃくちゃだ。かっては森で覆われていた地表は、石灰石
転がる灰色の大地になってしまった。海外からの資金流入と国際金融業の参入を
狙って、ほぼすべての規制を廃したが、マネーロンダリングの抜け穴になること
を理由としてアメリカ合衆国から批判を浴び、頓挫!
・そこで、アフガニスタン難民を受け入れる事と引換えにオーストラリアから
援助を受け取る事にした。が、難民は国民の2割程度まで増加。政局は混乱し、
難民の管理どころでは無くなり、難民たちから「オーストラリアの方がいい!」
と言われる始末。当然これも失敗した
リン鉱石枯渇を見越して、その利益を他の事業に振り分ける開発グループが
存在したが、ハワイやメルボルンにホテル建設などを行なうものの、こちらも
外国人任せの経営で利益は出ず、失敗に終わっている。
・2003/01/19-下旬: ナウル大統領官邸がナウル国民の暴動により焼失。
海外と繋がっていた唯一の電話回線が不通に。電力供給も滞り,国民の生活
も麻痺状態に。大統領が各国に緊急支援を求める声明を発表するも,電話回線
不通のためか外部に届いたのは3週間後。地表を覆っていたリン鉱石ナウル
の富の源で、1960年代、1970年代には世界でもっとも豊かな国の一つだった
ナウルはこのリンの生産に国の全事業を投資し、リンが取れなくなった現在、
経済が破綻した。 ≫
▼ 童話のような物語だが、残酷といえば残酷。 現大統領も超肥満体だが、
 歴代の大統領は、糖尿で次々と亡くなっていたというから、笑うに笑えない。
この話、何故か現在の日本に重なるところがないだろうか。国家収入の二倍
の予算を削る意欲もなく、世界恐慌が迫る中、オリンピックの開催に向かって
お祭り騒ぎ。反対の論は国賊扱い。そのツケの全ては、10〜20年後の若者へ
引継がれるが、誰も、目を背けている。このナウル国の現状が、未来に・・
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4765,閑話小題 ー感動の書換え
2014年04月01日(火)
   * 感動の追体験
 以前、少し書いたが再び。 現在、ヤフーのブログ‘バードウォッチ’
に、以前に行った先をネットでひろった写真を載せている。これが面白い! 
現地で思いもよらない光景に出あった感動は心の大きな財産だが、その瞬間は
決して写真や映像では残せはしない。対象と同化し振動しているからで 夏の
花火と同じである。ところが、デジカメの進化もあって、ネット上には違う
視覚の感動の瞬間(写真)が溢れているのを最近、知った。実際の感動の方が
遥かによいのは当然だが、ネット上の写真を見ていて、<ああ、これだ!>
と感じた瞬間に、その時の感動が再度、浮び上がるから不思議。 エーゲ海
クルージングで、寝椅子に寝転がってエーゲ海の美しさの中、リラックスする
心地よさは、何ものにもかえがたい。一期一会の自分だけの至福の時である! 
今では、誰でも、そのTPOSの光景をカメラやビデオで撮って、ネット上に
公開するようになった。その御陰で、その瞬間と似た体験をした者にとって、
手軽に感動の追体験?が可能になっている。カメラ目線が違っても、その瞬間
の感動は同じ。それは記憶の復習効果、書換えにもなる。 所詮は、全ては
幻想である。カメラ性能が格段にアップし、誰もが気楽に撮れるため、ネット
上には素晴らしいのが多い。豊かな気持ちは感動の質量の掛け合わせに比例する。
  * 猪瀬の贈収賄、不逮捕されないの? 
 何ゆえに、猪瀬が逮捕されない? 次の東京オリンピックの汚点にしたく
ないため? とすると、支離滅裂。ここまで真実(汚職)が露呈しているのに、
この結末はない!上記の御二人の、御意向か? 何が東京オリンピック? 
江戸末期打ち壊しの「ええじゃないか、ええじゃなかい」の騒ぎに酷似。 
同じアフォ(アフォのミクス)なら踊らな損!と笑ってられない。最も地政的
に危険な立ち位置にいるのが日本なのに!20世紀前半に酷似している。
  * アベノミクスで生温かい風が吹いているが  
        ー偶然、去年の今日に似たタイトルがあったー
 何かが変なのは分かってはいるが、それでも?首を傾げることが多い。
それと6年後の東京オリンピックも。「デフレ脱却のため、無制限まで通貨を
増やしましょう、後は野となれ山となれ!そのため注意をオリンピックに
向けましょう」」ということ。それも、日本の財政破綻の責任者だった二人の
元首相が、現首相と副首相に居座り、更に悪化に向けた舵きりをするのだから! 
電気光熱費と、消費税の値上げは、一般の消費者と、中小企業に大きな負担
になる。それと、欧米も、新興国の経済も波乱要素が大きい。
恐ろしいのは、突然の世界同時株安である。
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4398, 閑話小題 ー 円滑法が4月から期限切れになるが
2013年04月01日(月)
   * 要は、アベノミクスとは!
 アベノミクスと浮かれているが、少し考えれば、こういうこと。
「小泉の中期政権後、毎年、首相が変わってきた。その二人が偶発的に首相と
副首相になって、似たような失敗の拡大版を始めようとしている。再び失敗した
ところで、政敵に殺されたり、刑務所に入れられたりしない。大盤振る舞いの
付けは、国民の負担になるだけ。幾ら金を発行しても、銀行を通して国債
買わせることで周りまわって戻ってくる。一度、ハイパーインフレにし、銀行
閉鎖するなどの荒治療した方が、デフレスパイラルが続く現状より良策。世界は
通貨安比べ、その中で紙幣の供給を増やし銀行閉鎖も含め、一より出直しすべし」
ということ。その中で大部分の国民に物価高という負担が架ってくる。そして、
責任を取って辞任。そのパターンが繰り返される。
   * 同級会の幹事
 毎年行われている高校の次回の幹事になった。この10年近くの会の半分近くは、
私とコンビのM君二人がしている。二人とも飲み会の幹事は手馴れたためである。
名簿を振り分けメンバーに連絡をすると、それぞれの様子が直に伝わってくる。
ここで多くがリタイア、年金生活に入ったか、事業整理か倒産とか、その一歩
手前など色いろあるようだ。それと、名簿に横棒で消された亡くなった名前が
目に入る。あと10年もすれば、横棒が半分になる。
   * 円滑法が4月から期限切れになるが
 円滑法案が延長されていたが、4月から期限切れになる。一昨年、整理をした
事業の実情からして、この打ち切りは厳しい。今から4年前に施行され、その
御蔭で運転資金のマイナス分を、これと、雇用調整助成金・中小企業緊急雇用
安定助成金をプラスした分で二年間を持ちこたえた。そして限度にきた時に、
3・11の東北震災が起き、迷わず事業整理に入った。その円滑法が切れるという
から弱体化した中小・零細は破綻が増えと見るべき。それもありマスコミが
騒ぎ出した。特に首都圏から離れた地方ほど、不景気の影響が大きい。
それでも参院選挙までは何とか持たせるが、問題は、その後。
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4024, 事業生活39年の、独り語り ー7
2012年04月01日(日)
 11年前に、千城台ビル内で創めたベーカリーについて書いていた。  
   ―まず、そのコピーからー
≪ [103] センチュリーベーカリー 〜昭和50年3月ー8月31日(2001/08/09)
 他人に話した事が殆んどないが、焼きたてベーカリを立ち上げた事がある。
千葉千城台のビルと養老の滝1122号店を立上げ一年、空きビルを埋めるべく
何がいいか考えた時、当時団地では全くなっかった‘焼きたてのベーカリー’
に目をつけた。冷凍生地を主体とした焼き立てパン屋である。商社の東レ
子会社の蝶理という商社が、このフランチャイズをやるという新聞記事をみて、
ホテル・レストランショーで実際にみて、早速やることにした。
東十条にある関連のベーカリーに朝4時に起き通う。そして二カ月後にオープン!
 例のとうりパニックそしてーーー。 素人は初めは良いがある時期がくると、
応用が利かない弱点が出る。その時期に長岡の実家で問題が発生。 
このタイミングを狙われたのである。そこで第三者に経営委託をして急遽
長岡へUターン。恐らくあのままやっていたら数年で行き詰まったと思われる
ほど、実際は難しい商売。 振り返ってみると‘開発型委託経営ビル’を
造った事になった。 考えてみれば、ジャスコ、いとはん(北陸ジャスコ)、
ビル開発(飲食フランチャイズ+ベーカリー立上げ)、実家の衣料デスカウント・
ハウスと、12年近く、全く未経験の分野への自己配転をしていたことになる 。≫
▼ このビルは、建設の7年後にテナントが埋まったこともあり総投資の二倍の
 一億で売却した。 当時、5つのテナント部分は、養老の滝のオープン以来
一年数ヶ月経っても空いたまま。養老の滝も、軌道に乗り、サブだった人に任せ、
空きテナント部分で新しい店を考えた。そこでホテル・レストランショーで
見つけた、テイクオフのベーカリー。ジャスコでも、金沢の「いとはん」でも、
数ヶ月単位で担当売り場を変え責任を持たせる。キャリアを積ませるのである。
配送サンター、寝具、靴売り場、子供服、日用品、など次々に任される。
品種変われど、商品管理の本筋は同じ。居酒屋も、ベーカリーもシステムを把握
して全力で取り組めば、何でも可能ということを知っていた。そのため実家の
仕事を引き継いでも、ビジネスホテルを立ち上げるにしても全然、抵抗感がない。 
 何事も、表面が違っても、本質は同じである。
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3658, 価値とは思い込み
2011年04月01日(金)
 価値観の価値は「思い込み」とすると、その意味がストレートに伝わる。
価値は意味に非常に近いと解釈をしていたが、「思い込み」とすると、より
分かりやすい。人間は、それぞれの思い込みの中で生きている。その思い込みは
子供の頃からの周囲の刷り込みがベースになる。その刷り込みから脱皮していく
経験と知識の蓄積が教養になる。大きな挫折をすると、思い込みが破壊される。 
創造と破壊は裏腹であるが、思い込み(価値観)の破壊も重要である。それが
節目の切欠になる。「互いの価値観が違う」というが、「互いの思い込み違う」
ことでしかないのが分かる。まずは自分が何を思い込んでいるかを知ることが、
第一歩。 それも、思い込みになるかもしれない。価値、意味、思い込みを、
絡めて一文をつくると「価値、価値観と難しいそうにいうけど、そんなことは
思い込みという意味でしかない」
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2010年04月01日(木)
3293, 人みな骨になるならば ー9
  * なぜ簡単に(エゴ)捨てられないのか
「なぜ簡単に人間はエゴを捨てられないのか」が、理路整然と書かれている。
 ー まずは、その部分を抜粋して考えてみる ー
試みに、街を歩きながらエゴの武装解除をしていき、「すべてはブラフマン
現われである。あの広告塔も、こなたの酔っ払いも、私と同根のものだと実感
する修行を続けてみるがよい。 その結果、わかることは、目の前にある山川
草木、鳥獣虫魚はもちろんのこと広告塔や塵芥とさえ、つながっている感覚を
わずかに持つことができる。一番難しいのは、むしろ他の人間と通底している
という実感である。これは予想外のことだ。人間は他の人間との差異に対して
最も敏感である。もちろん修行などしなくても、抽象的な「人類」や「同国民」
と連帯しているような感覚を持つことができる。われわれはスローガンとしての
連帯や仲間意識は大好きなのである。しかし、通底体験というのは、そうした
観念上のものではなく、目の前の太ったオバちゃん、向こうからやってくる
ダラシない若者との瞑想的な一体感なのである。 これが実は難しい。
 このことは、おそらく自我の意識というものが、主として社会集団において
自己と他の具体的な成員と区別をするために発生したのではないかと疑わせる。
人間らしさの殆んどの特質が、他の人間との生存競争を通じて進化してきたと
主張する学者が多い。人の容姿はもとより言語や知略も、たぶんサーベル
タイガーやマンモス相手に開発されたものではない。異性や仲間との付合い上、
是非とも必要だったのだろう。自我もまた水辺やサバンナでの生計とか氷河期の
気候とかに適応するためでなく、狡猾な同族であるヒト相手の社会生活を
生き抜くために必要だったからだ。
▼ 映画の「2012」でも、世界の滅亡に、世界各国が協力しあう場面が、
 これを読んで浮かんできた。人の差異は、外敵に対してでなく、社会集団に
おける自己と他者との生存競争を通じて進化してきた!というのが、鋭い指摘。 
40年前の学生闘争の嵐の中で、田舎出の教条主義の「あれ等」は、同じ方向の
分派達との争いの方が、残酷な死闘になっていった。 殺人の過半数以上が
家庭・親族という事実と同じである。人間の遺伝子の性格は利己主義という。 
それを抑えるのではなく、他者の迷惑にならないようにすることと、社会の
有益な何かに向けることが、人から人間になることだろうが、それは建前と
割り切るのではなく、エゴを野獣、いや野性と看做、コントロールすることが
教養か? 酒を飲むと、それがね〜 鵺?
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2918,「無趣味のすすめ」という問題提起 ー1
2009年04月01日(水)
 新聞広告のー「無趣味のすすめ」村上龍著ーの説明文である。
ーわたしは趣味を持っていない。小説はもちろん、映画製作も、キューバ音楽の
プロデュースも、メールマガジンの編集発行も、金銭のやりとりや契約や批判が
発生する「仕事」だ。 趣味の世界には、自分を脅かすものがない代わりに、
人生を揺るがすような出会いも発見もない。心を震わせ、精神をエクスパンド
するような、失望も歓喜も興奮もない。真の達成感や充実感は、多大なコストと
危機感を伴った作業の中にあり、常に失意や絶望と隣り合わせに存在している。
それらは私たちの「仕事」の中にしかない。 ー 思い切った問題提起である。
「人生は仕事だけではない」ことは今さらだが、中途半端な仕事をしながら、
趣味の世界に生きる人間に対する一撃。しかし仕事一筋できた男が挫折した時に、
趣味の世界を持っていたために救われることがある。 仕事のできる男ほど、
それと同じぐらいの趣味の世界を持っていて それが仕事をプラスへ導く。 
しかし、仕事を達成するには多大なコストと危険を伴い、常に失意や絶望という
底知れない荒海が舟板一枚下にある。趣味だ娯楽など、余所見をしている暇など
ないのも事実。 読書を趣味としてきたものにとって、いや酒が好きで居酒屋
通いをしてきたものとし、秘境・異郷ツアーが好きで世界中を巡ったものとし、
そこには失望も歓喜も興奮が満ちていた。そこは熱帯雨林のように豊穣な世界が
存在をしていた。 しかし、言われてみれば過去の事業を振り返れば、その数倍
の豊穣な世界があったことも事実である。要は、「力、愛、知」の「力」の
部分に力点を置くべし、ということだろう。少し、趣味に力を入れすぎたか? 
そうでもないか? 新聞広告に列挙していた内容を次回に書き出してみる。
その一つが  ー効率化とゆとりー 
「農耕と国家が生まれてから、ゆとりを持って生きることができた人は
全体の一%もいない。」が、面白いが、そうでもないんじゃないかとも
思われるが、如何だろうか?  身近では、一人も存在していないが、
いや、ごく身近に一人居る? いや、そう見えているだけ?
 (字数制限のためカット 2012年4月01日)