新年明けましておめでとうございます  今年もよろしく!
      :『21世紀を方向づけた反逆者たち 』クリスチャン・カリル(著)
   * アラブ人の欧州への民族大移動
 「21世紀は、重苦しい世紀になるだろう」という予測どうりに、テロと
恐慌前夜の黒闇が世界を覆ってきた。ここで、「現在おかれている問題の全て
が1979年を基点としている」と説いていう。グローバル化と、オゾン層破壊に
よる天候不順などによる不安定な状況下で、狂信的イスラム教のISなどの
テロと内戦から逃れてきたシリア難民問題。100万規模の欧州への流入問題は、
イスラム教徒のキリスト教徒圏への民族大移動の様相になっている。
この起因のすべては、1979年から始ったという説。一考に値する内容である。
 第一次・第二次大戦、冷戦下で、数百万、数千万人が虐殺されたが、
情報化社会では、それが白日に曝されるため、不可能。 〜その辺りから〜
  ★ すべては1979年から始まった
≪ 21世紀に入って、世界は年をおうごとに混乱をしてきた。第一次・第二次
 大戦と、東西冷戦の後の20世紀から、新たな世界の移行期の混乱である。
現在の世界の混乱は、『すべては1979年から始まった』という切り口が良い。
 イスラムキリスト教の対立は7Cから始っていたし、自由主義社会主義
の対立は20世紀早々に始っていた。しかし二つの大戦後からみれば、1979年を
基点とするのもよい。 〜まずは、アマゾンの内容紹介〜
【 なぜ、イスラム主義者や中国、市場原理主義は、ここまで台頭したのか?
「市場」と「宗教」が支配する21 世紀を運命づけた時代の転換点と主役たち
を丹念にたどったリアルで刺激的な実録・現代史!
1979 年は、サッチャーが首相に就任、鄧小平が経済改革を開始、
ホメイニーがイラン・イスラム共和国を樹立、ヨハネ・パウロ二世が
祖国ポーランドを訪問、ソ連の軍事侵攻によってアフガン紛争が始まった年。
 本書ではこれらの出来事とその背景が詳細に描かれ、市場と宗教が社会主義
に替わって社会を再び動かし始めた1979年が歴史の転換点であり21 世紀の命運
を決めたと論じる。一見、無関係に見えるそれぞれが、実は「社会主義」が
大きな影響力を持った60年代にピリオドを打つ点で共通していたことが浮き
彫りになり、現代史に深く切り込んだドキュメンタリー映画のような作品。】
 ーネットビューアー の評論よりー
《 21世紀の世界に大きな影響を与えた人物たちが登場したのは1979年である
 という著者の考えを、数多くの証拠ともいえる事例を通して明らかにして
いく著作。こうして本書を通読してみると、この時代の出来事がお互いに
絡み合いながら、現代に繋がっていることがよくわかる。
・ホメイニによるイスラム革命が隣国アフガニスタン共産主義勢力への反乱
 を引き起こし、これがソ連を弱体化につながるアフガニスタン侵攻になる。
・また、共産主義体制のポーランド出身のヨハネパウロ2世という教皇
 誕生も、東欧の共産主義体制崩壊への道筋を開くものとなった。
・中国では、鄧小平が実権を掌握し、79年に中国の急激な経済発展の
 きっかけとなる改革が始まった。
・イギリスではサッチャーが登場。新自由主義を標榜し停滞していた
 イギリス経済を見事に復活させる。
  ―――
  ☆ 印象に残った文章は次の通り。
:「ホメイニはマルクス主義のレトリックを盗用し植民地支配主義や
 不平等を非難するイスラム過激派のブランドを作り出した。」
:「ヨハネパウロ2世がいなければ、連帯運動はなかっただろう。
 連帯がなければゴルバチョフもいなかっただろう。ゴルバチョフ
 いなければ1989年はなかった。」
:「サッチャーと鄧小平の二人とも業績を上げるための適切なインセン
 ティブの重要性を強調し、一定の不平等は許容されるべきと考えた。」
イスラム過激派によるテロの脅威。市場経済を導入した一党独裁国家
◎中国の経済的台頭。新自由主義による格差の拡大。などなど現代の
  世界の多くがこの時期に形作られて行ったというのは実に興味深い。
それにしても、これらの反逆者たちが登場しなかったら世界はどのような
姿となっていたのだろうか。少なくとも、本書で描かれているアフガンの
賑わいは続いていたのかもしれない。
 ―――
▼ 第一次、第二次大戦、冷戦は、国対国、あるいは世界を二分にした
 戦いだった。しかし、現在のテロを戦法にした戦いは、数人で、いや
一人でも実行できるため、防ぎようがない。ネットで、情報網が隅々まで
張リめぐらされている。そこには当然、狂信的思想も自由にいきかう。
その上に、ドローンというミニヘリで爆弾の宅配便が可能ときている。
人類は21世紀で終わってしまう可能性があるという。これが徐々に現実味
をおびてきた。「世界は既に恐慌とテロ戦争に入っている!」は、大袈裟?
・・・・・・
5040,2015年の新年にあたり ー1
2015年01月01日(木)
  新年明けましておめでとうございます  今年もよろしく!○┓
 まずは身近な話題から。 北陸新幹線が3月にオープン予定だが、この開業
が新潟にどのように影響するか。 金沢の衣料チェーンに20歳代半ばに、
一年半ほど修行を兼ねて勤めていたこともあり、その辺りの土地感が少しある。 
観光資源が非常に恵まれており、名古屋など中部圏、京都、大阪などの関西圏
からも近いことや、加賀百万石の歴史があり、能登半島、白山連邦、若狭湾など、
観光資源の雲泥の差がある。そのため、新潟県には、マイナス効果が甚大になる
心配がある。オープンすれば、日本海側の拠点基地としての本幹が北陸新幹線
なってしまい、上越新幹線は袋小路の枝になる。現在の日本と中国との関係に
似てる。10年スパンで一度の割りで、車で遊びに行くが、数年前に行って驚い
たのが、着々と進んでいるオープンに合わせた道路網などの整備。 北陸三県に
とって、この開通は、大きなインパクトを持つことになるが、新潟にとって?
 8年ほど前に、新潟県の活性化対策案を学生時代の友人に頼まれて、
知人の経営者を集めて知恵を借り、共同で半年がかりで作成したが、その対策を
ほぼ実行してないのが実状。次回に、当時の活性化案について、取り上げるが、
要は、新幹線を新潟駅の先にある整備線路を延長した新潟新空港駅をつくって、
日本で始めての飛行場・新幹線乗り入れをし、新駅までの沿線に、アジア大陸に
向けた拠点にすべきという案である。としても、時すでに遅しだったかも?
 この時点から、新潟県中越地区の地震が立て続けに起き、リーマンショック
至り、トドメが、東北大震災となり、あっ気なく事業がダウン。活性化案の作成で、
私たちの役割は終了したが、今から考えてみて、もう新潟県には、それを推進する
力が無くなっていた。実感したことは、角栄が残した高速道路、新幹線などの
インフラの遺産に対し、その価値が全く見えてなかったことである。
新潟市は、江戸時代の天領で、幕府直轄の飛地の意味が庶民には分からなかった
ということ。新潟にとって、いやアジア大陸からみたら、世界地図は、ひっくり
返してみれば、この飛地の価値が分かるはず。しかし、その価値は石川が遥かに
あることも事実である。 としても、飛行場、港湾基地、新幹線終着駅、高速道
などが、重なっている日本海に向けた天領という要素を含め、政治家があまりに
小物しか出てこなかったということになる。私の学生時代の交通アクセスの
専門家の友人が曰く、「何をしてきたのでしょうかね!」という言葉が残った。
 達磨つくって、目玉入れず! ということ。この数年、ここで書いたことが
大問題となる?いや「見て見ぬふり、見ても見えず」。あの首長のア??二人!
 実は、これ少なくとも30,40年スパンの政治課題、あの二人様に関係ない?
・・・・・・
4673,2050年の世界 ー24
2014年01月01日(水)
 * 人口の配当を受ける成長地区 「2050年の世界 ー英『エコノミスト』」 
   第一章のまとめ 人口の配当を受ける成長地区はここだー の要点から
・人口動態はある程度確実に未来が予測ができる指標であり、すべての予測の基礎。
 世界的趨勢として高齢化が進み、世界の平均年齢は、二〇一〇年から二〇五〇年
 までに九歳上がって三八歳となる。富裕国では、百歳まで生きることが普通になる。
・その中でアフリカは人口が増大化し、労働年齢人口も増え続けるという入口の配当
 を受ける可能性が高い。二〇五〇年までに予想される人口増加分二三億人の半分は
 アフリカで増える分だ。
・中国の人口は、二〇二五年に一四億人でピークを迎え、その後減少に転じる。
・人口の都市化も大きく進む。二〇一〇年には、世界人ロの半数が都市部に
 居住していたが、二〇五〇年には七〇パーセントに近づくと予想される。
・人ロ増大にともなう、地域紛争の激化はない。
・今後四十年間、世界人口の増加のほとんどは、温室効果ガスの排出が最小水準
 の国々で生じると予想されるため、二酸化炭素や化学物質が激増する結果には
 必ずしもつながらない。しかし、増えた人々がどう生活するかで結果は変わる。
出生率は世界的に低下し、二〇五〇年には二・一になると予測される。
 その結果・世界の人口増のスピードは減速し、やがて人口増加はとまる。
出生率の低下は、ある世代のみが突出して多いという現象を生み出し、
 その世代が年齢層のどこにいるかで、その国の経済が変わってくる。
 この出っ張り世代が子供から労働年齢に達したとき、その国は急成長する。
 これを「人口の配当」という。さらにその世代がリタイヤし、
 被扶養世代になると、その配当は負に変わる。
・これから人口の配当を受ける地域は、インドとアフリカと中東である。
 しかし、若年層の膨らみは政治的な不安定要因になる。
・これから人口の負の配当を受けるのは、日本と欧州、中国である。
 ほかとは比較にならないほど人口動態の負の配当を受けるのは中国だ。
 安い労働力による世界の製造工場の役割を中国は終える。
 日本は世界史上未踏の高齢社会になる。
▼ 日本と欧州は大きく衰退、中国は、当分の間「人口の配当」を受けた後、
 衰退する。その間に、日、米、韓国と、中国との戦争も充分に有り得る。
「地球上の繁栄の重心地域は地球を左手回りに移動する」という説がある。
 中国からモンゴル、欧州、そして現在はアメリカである。これから中国・
 インドに当分の間(30年)、重心が移動。その後、インド、アフリカに移動
 していく。消費人口の増大が、年月をかけて質に転化していく、ということ。
 情報化による知識の均質化が、その後押しになる。「37年先の2050年の逆、
 1977年に遡り、現在を予測できたか?」というと、遥かに想像を絶した世界
 になっている。情報機器や、科学技術の進化の加速からみて、予測不能
 その証明の目安として、この予測が使われるとしたら、少し物足りない内容。
・・・・・
4308, 新年明けましておめでとうございます!
2013年01月01日(火)
    * 新年、つれづれに
  新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします!
新年の文章を書くにあたって、これまで書いた元旦の文章を読み返してみた。
それぞれの時代背景にした紛れのない自分と出会っているようで懐かしいが、
この感覚こそ書き残す秘儀(意味)がある。読み返してみると年々、時代背景
が厳しくなっているのが分かる。一昨年から一線を退いたため、どうであれ、
直接的リスクは無いが、その厳しさは尋常でない。 悪い悪いと騒いでも、
一線に立っていればこその問題。恐慌という名の大津波が来ようが来まいが、
今のところ今日明日の生活に変わりはしない。不安も期待も妄想でしかないが、
現実の大津波(恐慌)は現に足元に浸水してきているようだ。 
去年は数年来の中で比較的安定?した年だった分、今年に持ち越された。 
 恐慌で直接的に影響を受けるのは、年金生活者と零細・個人事業者の弱者。
その辺りの悲鳴が聞こえ始めているが、実際のところ、本格的恐慌は起こって
みないと、具体的事態か分からない。 やたら狼少年みたいに「大変だ大変だ」
と、ことさら騒ぐこともない。 騒いでいるのは、最初に直撃を受けた私ぐらい? 
頭が切り替わってない以前の感覚で、この事態をみているため、新年早々から、
こうして書いているだけか。暗い話は、そのぐらいとして、昨日、談志の
「芝浜」を再放送でみた。今まで5〜6回はみているが、何度みても良い。
行商をしている、魚屋の主人公に談志が乗り移った演技が鬼気迫る。 
本人が何かの座談で、「魚屋のオヤジが、自分を支配し話をさせている」と言った
のを思い出しながら聞いていた。形相は、芝浜世界の魚屋行商の勝そのもの。
TVの罪悪について、ことさら言うが、こういう名人芸を茶の間で横になって
聞くことができる良さもある。独り、部屋で、本を通し芝浜世界の落語を読む
のも良いが、魂の全てを投げ打った名人芸を居間で聞くのも悪くない。
ということで、今年も、さらに独り遊びを切り開いていきたい。 
平日二時間、図書館での長編小説世界の沈殿?
・・・・・・・
568、年始、つれづれに
2011年01月01日(土)
 新年明けましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします!
   ー 現在は、20万年、200万年に一度の変革期か?ー
 「20〜200万年に一度の変革期というのは、果たして本当か? 
もし本当なら世界に何が起き始め、更に何が起ころうとしているのか」を、
このところ何度も独り考えている。20万年前は人間が道具を使い出した時期、
200万年前は言語を使い始めた時期。以来、人間の脳と行動が他の動物と変わった。
そして気候等の大変動があった1万年前、その事態を乗り越えるため牧農を始めた。
それまで自然の恵みを採取していた生活から、人間自らの手で牧農をすることで、
その変動を乗りこえた。それが村落をつくり、都市をつくり、5千年前の5大文明
になっていった。数百、数千年先からみたら、現在がその時になる。以来の大発明
がネットとデジタル機器であり、大変革の開始になる。
 まず、これが「言語と道具以来の人類にとってのツールか?どうか」である。 
ネットが世界中に張りめぐらされて、キーワードを介して瞬時に情報がやりとりが
可能になったことは、世界が電脳化したことになる。これは、世界を根底から変化
する力を持つことになる。 人間が言語の使用を始めてから、脳の言語脳の機能が
永年かけ進化してきた。それが他の動物との絶対的な差異になっている。
その脳が、電子脳として世界中にネットで結ばれ、それが人間の意識、生活を
根本から変えている。それからみて、20万年、200万年の境目と認めてよいのでは? 
 こう考えると、世界が行き詰っている原因は、20万、200万年に一度の人間社会
を根底から変え始める境目であると見てよいのでは? このIT化社会の到来が、
この数百年、数千年かけてつくり上げてきた在り方を根底から変えている、
とみてよいだろう。 この仮説?は、20世紀末から21世紀にかけて始った
情報化社会が始り、それをキッカケにして世界が激動を始っていたのである。
それと環境問題も含めて、20万、200万年のスパンで、人間の進化と、ありかたを
考える時期に来ているのである。 現代に生きている私たちは、これを地球の
有り方を考える、ツールにし、これまでの価値観を見直すに丁度よいテーマになる。 
時代は、100、500年スパンでなく、数十万、数百万単位の変化の中に入ったようだ。
それが地球の環境問題であり、頻発する地震などの天変地異も関連している。
・・・・・・・・
3193, 新年にあたり
2010年01月01日(金)
* 「日本は、既に恐慌に入っている!」 まず、これを前提にしないと!
 これまでの、「新年にあたり」を読み返すと、一年一年、経済の悪化が
身に迫っているのが分かる。今年も経済悪化の進行の中で年が明けた。 
経済はデフレスパイラルに入ってしまい、企業も売上減が更に深刻になる。 
緊急対策で何処まで持ちこたえられるかである。 失業率は10%に向け
アップを始め、社会的にも不安定度が増す。これまでと全く違った時代に
なったと割り切るしかない。 自民党は、政治一家の三代目を立て続けに
首相につけ、更に、民主党も三代目の鳩山、乱世トップには相応しくない。
 このウネリからみて、2〜3年以内にデフレからハイパーインフレに転じて、
円と株と日本の国債が暴落は避けられない。その事態が現実になるまで日本の
トップはなす術がない。アメリカは、まだまだ政治も、経済も悪化、日本は
既に世界に先駆けて恐慌に入ってしまった。それを、まず認めることである。
その辺のことをハッキリしておかないと判断を誤る。 何で恐慌の中で株価が
1万円なのか?これは緊急対策などでカンフル剤をうっているからで、
これも目先の対策でしかない。いずれカンフル剤も続けられなくなる。 
兎にも角にも、目先を、どのように乗り切るかである。世界恐慌に入った?
今年も大変な年である。 恐慌も、何も、生きていればこそである。
* 今年は「閑吟集」のチロリチロリチンチロリ がピッタリか?   
 「一期は夢よ ただ狂へ」か〜!
よのなかはちろりに過ぐる ちろりちろり (49)
何ともなやのう 何ともなやのう うき世は風波の一葉よ (50)
何ともなやのう 何ともなやのう 人生七十古来稀なり (51)
ただ何事もかごとも 夢幻や水の泡 笹の葉に置く露の間に  
あじきなき世や(52) 夢幻や 南無三宝 (53)
くすむ人は見られぬ 夢の夢の夢の世を うつつ顔して (54)
何せうぞ くすんで 一期は夢よ ただ狂へ (55)
・・・・・・・・・
2828, 新年にあたり
2009年01月01日(木)
 新年が明けた。 「新年明けましておめでとうございます」と言っていい? 
「門松は冥土の旅の一里塚、目出度くもあり目出度くもなし」は、一休宗純
読んだ句だが、今年の正月にピッタリである。 大暴風が本格的に吹き荒れる、
何でもありの年になる。松井孝典の「共同幻想」「自己幻想」「他幻想」という
言葉で、現在起こっている問題を考えてみる。《宇宙から地球を見ると地表に
何やら光を発している生物がいる。彼らは知的進歩をしている。
彼等は共同体をつくって、共同幻想を抱いている人間とかいう。
何で共同幻想を抱くのか? それは自己に対する幻想と、自分以外への幻想を
抱く癖があるからだ。それは言葉という情報伝達が起因している。
これは私の解釈した要約だが・・
 そこで「幻想」「共同幻想」のキーワードで、金融恐慌を解きほどいてみる。
アメリカが社会主義に勝利、自由主義を推し進めた結果、「自由経済主義が絶対!」
という共同幻想を抱いてしまった。世界の共通言語の英語、主軸通貨のドル、
世界最強の軍隊の存在の裏づけをもって、アメリカが当分の間、世界支配が続くと
思上がった。そのうえアメリカだけでなく、世界全体が共同幻想を持った。
そして内需を掘り起こすため低所得者に危険なサブプライム・ローンを貸し出し、
それを債権化して他の債権と混合し世界中にばら撒いた。住宅が永遠に値上がり
する前提だったが、住宅バブルが破裂すると同時に債権は毒入りになってしまい、
無価値化した。2008年9月15日に、もろくも共同幻想が崩壊し、債権と、ドルへの
信頼が破壊された。自由がいき過ぎれば、不公平になる。そこで自由が制限せざる
を得なくなる分岐点が、今年である。災難に会うときは、災難に会うしかない。 
会えば会ったで、何とかなるもの。 今年はチェンジ=変化がキーワードになる。 
チェンジするためには、過去の破壊へのチャレンジが必要になる。そこには
コンペティション(闘い)が生じる。今度のチェンジは数百年に一度の経済、
社会変動である。21世紀への変身への壮絶な闘いと挑戦が要求される。 
目をそむけないで変化を凝視し、前向きに立ち向かうしかない。 そのうちに、
気づいたら、その変化に適応しているのだろうが。薄笑いでいくか、今年は!
巣篭も、また楽しいもの。そういえば、昨日、家電店で46インチの液晶
(PDPでない)、98000円で売っていた。韓国製だが、画面は綺麗であった。 
巣篭もりに、丁度良い? 少しは群れから離れるのも必要では? 
世界が総アウトサイダーになると、それはアウトサイダーでなくなる。 
・・・・・・・・
2008年01月01日(火) 
2463, つれづれに −元旦
 新年明けましておめでとうございます  今年もよろしくお願いします。
昨日は腹痛と頭痛のために一日寝込んでしまった。大晦日に寝込んだのは
初めての経験である。風邪の一現象なのか、それとも飲みすぎと寒さのための
腹痛なのか、まだ分かってない。重症でないの確かのようだが。
時々居間に顔を出して紅白は最後の30分しかみてないし、K-1も殆どみてない。
今日は次男夫婦が里帰りで夜、外食の予定だったが私は無理だろう。
今年は、大荒れの年になるだろうし、去年の後半から、その兆候は出ていた。
世界的には、サブプライム問題、原油の暴騰、テロ、温暖化問題、インフレ
兆候など地球規模で次々と問題が噴出。その広がりがより大きくなる年である。
国内では、自民党の惨敗、安部前首相の突然の辞任と混乱、石油の高騰、
そして柏崎沖地震等、これらの影響は今年になって深刻になる年である。
今年は、国内では政権が民主党に移動、それによる政治的混迷と、アメリ
大統領の選挙と民主党への政権の移動などから、思いもよらない事態が生じる?
考えれば考えるほど、悲観的になってしまうが、事実であるから仕方がない。
割り切って一つずつ乗り切るしかない。
ーー
四四太郎の霊日記ー16 人(_ _ )
 新年になりましたか! 400年も昔の世界から来たものから見ると何とまあ、
忙しない時代である。それでも、この物理的な豊かさがある、食べれない心配
から見れば、御主の世界はあまりに恵まれすぎ。一日一日を、充分楽しめば
よいじゃないか。四百数十年のスパンの視点から見ても、面白い時代じゃ。
この境目に生きているだけでも、充分に恵まれている筈である。ワシが御主に
言いたいのは、せっかく娑婆に生を受けたからには、その時々の「いま、ここ」
に活なければならない! ということじゃ。また、説教的になってきたか。
今年は、御主も気がついているようだが、大荒れの年になる。それも御主等が
考えている範囲を超えてじゃ。といって、それが何だというのだ。大荒れ結構、
問題など目を逸らさない限り乗り切れるものじゃ。 ただ、常に長期的な
視点で先手を打つことなくして、理屈を捏ねているだけでは、最悪の事態だろう。
こうしてみると、文明など何だというのか思ってしまう。集団自殺じゃないか、
それも他の動物を巻き込んだ。全く。今年は、ともかく気を緩めないこと!
それだけは言っておく。 それにしても、羨ましいことじゃ、
生きていること、そのことがだ。
・・・・・・・
2007年01月01日(月)
 2099, 新年にあたり   
新年明けましておめでとうございます ○┓ 今年もよろしくお願いします。
 2007年から5年間は大きな転換期に入るが、時代はどの方向に向かっていく
のだろうか。情報化が人間を、社会のあり方を、根底から変えている。
その中で私たちはどのように身を処してよいのだろうか。1995年から2005年まで
はインターネットの時代、2006年から10年間はブログとグーグルの時代というが、
それがはっきり見えてきたのが昨年である。今年からはより鮮明に具体的になる
年であろう。その一つがグーグルアースで、これは驚愕といってよい。
しかしこれは、グーグルの料理でいう前菜でしかない。通常の地図の他に衛星
からの写真があり、建物の一つ一つが明瞭に識別できる。衛星写真で最大限に
すると、地球全体が見え、そこから高度を下げていくと、地上の状況が次第に
詳細に見えてきて、車までみえてくる。最近になって、飛行機の操縦桿みたい
なものがついて、ヘリに乗って飛び回っているようになっている。
グーグルの地図ソフトは、一年前まではいくら金を出しても個人では入手できない
ものだった。それが、家の机に向かったまま無料でみることが可能になった。
その他にも、図書館に存在する書籍の検索を、グーグルが始めた。
まだ始まったばかりなので初期的段階だが、これが進めば検索の対象になる
情報が飛躍的に拡大する。 (字数制限のためカット 2011年1月1日)
・・・・・・・・
2006年01月01日(日)
 (字数制限のためカット 2012年1月01日)