「暴走する「世間」―世間のオキテを解析する」佐藤 直樹 (著)
   * うつ病は「世間」の共同幻想にやられる病!
 ここで、次のような精神療法家M.バリントンの指摘を紹介している。
≪・「三人関係の対人状況」(三人状況)といわれているのが、吉本さんのいう共同幻想であり、
 ・「二人関係の対人状況」(二人状況)が、対幻想であり、
 ・「一人状況」が自己幻想である。  各々、
それぞれ、「三人以上の人間がつくりだす観念」「ペアとなった二人の人間がつくりだす観念」
「一人でいて、じとーとしている時の観念」と考えればよい。
「三人状況」(共同幻想)が、躁鬱病うつ病を含む)に、
「二人状況」(対幻想)が、統合失調症になっていく。
 とすると、「世間」とは、三人以上の人間がいるところに現れる幻想・観念であるから、
うつ病はこの「世間」に関わる病だということになる。
 ところで当たり前のことだが、うつ病は全世界的に普及した病だが、
西欧のうつ病は「三人状況」(共同幻想)として「社会」に関わる病であるとすると、
日本のうつ病は「世間」に関わる病ということになる。
 ・・「世間」は個々の具体的な人間のことではないが、抽象的な人間一般でもなく、
上司や同僚や近所の人などといったような「顔のみえる」他者のことである。
うつ病の患者にとって問題となるのは、こうした他者なのである。≫
 また、木村敏阿部謹也との対談で、木村敏の次の言葉を紹介している。
≪ 日本では、西欧社会のように、「判断が神との一対一の関係」で決定されず、世間は空間的な概念だが、
 それを時間的にとらえた表現が『御先祖様』であり、『御先祖様に顔向けができない』ということになる。
世間の中には「呪術性」という原理があり、そこには森羅万象、動物や植物やモノや死者まで含んでいる。≫
▼ 日本の自殺者数は、先進国の中で、ダントツに多い。{さらに多い韓国は先進国に含まない}
 経済的理由による自殺は、日本では「借金」という金銭貸借関係が、たんなる法律上の契約関係として
だけでなく、「贈与・互報の関係」ととらえられているため、それを守っていけない人間として{世間」から
つまみはじき出されるところからおきる。日本人は世間とかいうのから、つまみはじけ出されると、
「ご迷惑かけました」という遺言を残して自殺をする。決して心が弱いだけでなく、その思い込みが原因。
要するに情緒的体質が、その背景にある。私など「世間」に袋叩き?で、気違い扱いだろうが、45年前に、
見限って生きてきたため、今さらである。むしろ叩かれることが自己存在と自認している。暴走しているのは、
世間様である。その世間様の暴走をネット社会が更に推し進めているから、ことは深刻。死んで三日も経てば、
ほぼ忘れ去られる世間など、無視をのっけから相手しないで、アウトサイダーを決め込んできた。
 特に、晩年は「老人性うつ病」がすべての人の問題になる。群れればウツが振幅するから孤独になっていく。
・・・・・・
4622, 君は1万円札を破れるか? ー7
2013年11月11日(月)
    * 空観、仮観、止観、そして中観に至る
 空観、仮観、止観、そして中観に至って真の自由の獲得する道筋がわかりやすく、良い。
一つ間違えばアウトローだが。としても、どっぷり浸かってしまった小さな世界から、一歩も二歩も、
外に出ないと「シラミ」になってしまう。同じシラミなら、外の世界を持っているかどうか、である。
ライフワークは、そのために持っていなければならない絶対条件。
  ーその辺りをまとめてみたー  {般若心教の具体的解説とみると理解しやすい!}
《 無限に広がる巨大な「網」を想像してください。無数の網目が集まって網を成していますが、その区切られた
 一つの「網目」だけを取り出しても、それは存在しているといえるでしょうか? いえ、「網目」という実体は
ありません。このように、すべての存在現象は他に依存して「仮」に現れているだけ。本来は消滅増減もなければ
色形の区別もない、つまり、「空」である。このように宇宙を観るのが、「空観」です。
 自分が作り出した欲求が「苦」を生むのですから、煩悩を捨てていき、すべてが幻想であると理解したら、
心安らかに生きていける、ということです。しかし、人が煩悩を完全に捨て去ると、人類が滅亡してしまいます。
そこで、もう一度、認識されることによって現れる世界の「仮」の姿を見るのです。これを「仮観」といいます。
 たとえば、コップを見て、「水を飲むもの」と認識したら、それはコップにそういさう「仮の役割」を持たせた
ということ。同じコップを「水を注いで花を挿すもの」と認識することもあるでしょう。このように、世の中の
すべてを、役割を持たされた仮の存在と見るのが「仮観」です。
 釈迦がすごいのは、「空観」と「仮観」のどちらも欠いてはいけないとわかっていたことです。
すべてを「空」だと知ったうえで、同時にすべてのものに「仮」の役割を見いだしていくのです。すると、
結局のところ、この世の中に何一つ、役割のないものは存在しないということがわかります。この考え方を
「中観」といいます。中観こそ、私たちが最終的に目指すべき境地だといっていいでしょう。
◎「一億円持っているから幸せ」とか「1億円の負債があるから不幸」と感じるのは、本当はいずれも幻想に
 過ぎないことを知るのが、空観方式です。ただし、どうせ同じ幻想なら、自分の望むようにゴールを設定し、
 徹底的に目指すほうが途中の過程を楽しめます。
◎「じゃあ、実際にどんなものか、1億円を稼いでみましょう」と、仮のゴールとして設定するのが仮観方式です。
 注意すべきは、その達成で得られる「幸せ」は、あくまで「仮観」。幸せの仮の姿と知っておくことです。
 知っていれば、実際にお金持ちになっても、「もっとお金がないとイヤだ!」と思うような不幸は起こりません。 
 要は、煩悩に振り回されないよう、ということ。
◎そこで大事なのが、「止観」という考え方です。煩悩をいったん「止めて、観る」のです。といっても、
 難しいことではありません。 煩悩が暴走してしまうのは、その衝動を意識できていないからです。意識さえ
 していれば、コントロ!ル下に置いて、暴走を防ぐことができます。意識するには、自分の煩悩を少し脇に置いて、
 客観的に眺めてみればいいのです。「止観」によって、自らの欲求を認識することは、抽象度の上がった世界
 から眺めることにほかありません。そこから眺めれば、欲求は自然とコントロールできます。
 それを続けることにより、中観の境地に至っていく。》
▼ 「中観に至ると、ありとあらゆる価値観の束縛を超えながら、この世で真に自由に、自らの望む役割を果たす
 ことができ、他のあらゆる存在も、それぞれの役割を果たしているだけであり、そこに一切の上下関係などない
ことがわかってくる」 私たちの本来、持っていた自由と、親とか学校教育で教えられた自由と違うことが、
中観に至るとわかってくる。ところで、武澤ゼミで教わった真髄は、この中観の目線だったのではなかろうか! 
一つ間違えば、私のようになるが?
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4257, しまった!  ー6
2012年11月11日(日)
  * 人は、あまりに楽観的過ぎる!  ーしまった! 「失敗の心理」を科学するージョゼフ・T・ハリナン(著)
 人は楽観的の方が気楽で生きやすい。しかし、それが人生に失敗をもたらす大きな危険を呼び起こすとしたら、
問題は別。バブル崩壊後の失われた20年は「根本問題から目を背け、経済成長に戻る」という楽観論に惑わされた
結果である。根本問題は、東西対立が終わり米国が地政学的に日本に対する特別待遇の必要性が無くなったことと、
アメリカの衰弱、少子化、そして情報化によるグローバル化の結果である。 その前提が変化しているに関わらず
今だ成長路線への修正を目指している。あまりに楽観的である。間違いなく、10年後には国民の生活レベルは
現在の半分以下か、三分の一になる。著者はここで、大学の色々な実験結果を示し、人間は昔から自分の記憶を
いいように、自己満足するように再構成する性を指摘している。たとえば親は、実際よりも専門家の意見に近い
子育てをしてきたと信じてきたし、ギャンブラーは、負けより、勝ったことを、こと細かく記憶している。
それぞれの顔を何割か良くした修正写真と、修正前の写真を二枚並べて、どちらが自分に近いかを問うと、
確実に修正写真の方を選ぶという。人間は自分に都合よくものを見たり思ったりするもの。人間で凄いのは、
とにもかくにもモノゴトを考えようとしないこと、楽観的すぎるということである。更に悪いことに結果を知ると、
それまでの考えを無意識に修正してしまい、以前より修正後の考えを持っていたと思い込んでしまう。
大部分の人は世界は自分の為にあり、自分中心に地球が回っていると考えている。実際は、その正反対であるのに。
その甘い考えで経験を重ねるうち、直接、自分に跳ね返ってきて叩きのめされる。それが小さな事態なら、
まだ良いが・・ 「楽観は意志、悲観は感情」という言葉は、一面、真理だが、これは意志に裏づけがあり
強固であってこそ。右上がりの時流の時は「長期、楽観!短期、悲観!にして、日々楽しく!」で、右下がりの時は、
「長期悲観、短期楽観で、日々可笑しく!」を旨にして、冷静にあるべき。楽観的であるのはよいが、現象の
マイナス部分を見て見えないという、欠点がある。その蓄積が大失敗に繋がる。自分のことか?・・ いや、貴方も!
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3882, 閑話小題
2011年11月11日(金)
    * カラスの怒り
 一月ほど前の話になるが、信濃川の大橋を自転車で走っていると、橋の下から飛んできて欄干にとまろうとした
カラスと50センチ位の間近かに鉢合わせをした。カラスは不意をつかれヒックリ返って橋の下の方に落ちていった。
しかし体制を立て直したのだろう、30Mも行かないうちに自転車の数メートル先の欄干に止まって羽をいからせ
威嚇してきた。それを4度も繰り返したことから、怒り心頭が分った。 カラスにも人間のような意地があるようだ。
散歩などで時おり威嚇してくることがある。 黒色系の服装が刺激するのだろう。 鳥は、人間が思っているより
遥かに頭がよい。それもカラスは、地元密着で多くの知識の蓄積がなされている。 人間社会との微妙な距離を守り、
共存している。土鳩とカラスと雀は世界の街の何処にでもいる鳥である。
   * オリンパスの飛ばし
 オリンパスの飛ばしと英国人社長の解任事件、英国の優秀な人物を社長にしたのはよいが、その男は一神教の堅物。
彼を引き上げた実力者の意図と違った行動を始め即刻、首なった。 ところが、その英国人が内幕を暴露をし、世界的
なニュースになってしまい実力者の元社長は追放され、司直が入る可能性が出てきた。これが現在、伝わってくる情報。 
飛ばしは、粉飾決算の手法の一つ。それが銀行と証券会社主導かが問題視されている。飛ばしは日本だけの慣習なのか?
世界共通の手法かは分からないが、これを切欠に、次の飛ばしの会社が槍玉になってくる。次は、どの会社かは情報筋は
分かっているはず。 この事件はアメリカにとっても、大きな日本バッシングのネタになる。今度は、オリンパス
買収される側になる? 一英国人からみた、日本の経営的慣行は、非常に歪んで見えるのだろう。
それが白日に曝されるのだから・・ アメリカは、TPP交渉に日本を引きずり出す絶好のネタとして、
最大限、使ってくるはず。
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 3517, 不況景色とは、こんなもの? −1
2010年11月11日(木)
  * 繊維業界の不況景色とは?
 昨日の朝のNHKニュースのレポートで岐阜を中心とした繊維不況の実態を映し出していた。デフレに対する
人件費の削減のため、中国人を研修目的の名目で入国させて何とか凌いでいたが、研修目的という題目の低賃金が
法律で禁止されることになり、先行き真っ暗という。ついに、来るところまで来てしまったという深刻なもの。
30年前に5年近く実家の衣料量販店をたずさわり、岐阜や広島などの生産現地に仕入れに行っていたこともあり、
その深刻度が直に伝わってくる。現在は業種は変わってもほぼ同じような問題で地域経済は喘いでいる。住宅も、
車も、電気製品も、エコポイント制度による前倒し需要で何とか今年は凌いできたが、問題は来年はどうなるか?
である。前倒し需要の反動がモロに日本を覆うことになり、来年は更に冷え込みが大きくなる。考えただけで
恐ろしい。また消費税の増税も待ったなし、ときているし、さらにTPP(環太平洋湾自由貿易)で、農業も
例外なく自由化されれば、日本の農業は大打撃を被ることになる。もし参加しないなら、日本経済そのものが
壊滅的打撃になる。 一昨日の同じニュースのレポートは、目と耳を疑う内容。「風俗嬢の派遣会社に一般主婦の
応募が急増している」という。顔を隠しているが、サラ金の借入れが厳しくなって、手っ取り早い風俗に昼間
行っているという。週に4〜5日、6時間で月40万になるという。 朝のNHKが放送する内容ではないが、
時代は、そこまで深刻ということ。もう自明になったが、民主党に政権を取らせたことが間違い。今年の暮れか
来年早々、政変で自民党民主党の小沢派が大同連合をつくり、この難局を乗り越えないと、国家破綻が現実的に
なってくる。 アメリカのCIAは、あらゆる手を使って阻止してくるが、それしかない。 
まったく、どうなってしまった日本よ!
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3142, 最近、いやに時間が短く感じるが
 2009年11月11日(水)
 齢を重ねるごとに、あれだけ長く感じていた1年があアッという間に過ぎ去る。
還暦を過ぎてから、それがますます激しくなっている。 日常生活に大きな変化がないためだろうが。
年齢を重ねるほどに、時が経つのが早くなるのは万国共通のこと。 これは実験でも検証されており、
「数十秒から数時間という経過時間を被験者に評価させると、加齢に従い短い時間を報告する」という。
また、苦しい時間はユッタリ流れ、楽しい時間は短く感じるのはどうしてか?などを突きつめると面白いはず。 
 「大人の時間はなぜ短いのか」一川誠著に、時間に影響を及ぼす主な要因としては
  次の4つが挙げられていた。
・身体の代謝= 代謝が高まると時間をゆっくりに感じる。1日の内でも代謝の関係で午前がゆっくりで
 午後が速く感じられるようだ。 代謝は加齢に伴い低下する。年を取るほど時間経過を速く感じる一因となる。
・心的活性度=緊張や興奮によって時間経過は速く感じられる。実験では逆にクモ恐怖症の人をクモと
 一緒の空間に閉じこめると時間が長く感じられたという。
・時間経過への注意= 時間を気にすると長く感じられる。時間経過への注意が時間を分節化してしまい、
 分節化された時間帯の数を多く感じることで、長いと感じるという仮説がある。時計を度々見ると長く感じる!
・他の知覚様相の状態= 広い空間では時間はゆっくり。刺激が多い時間は速い。 
 受け取る情報に脈絡やまとまりを感じていると速く感じる。目や耳で感じる印象と物理的実在のずれは案外に
 大きいことがわかる。時間感覚のずれも錯覚の一種としてとらえている。 今後、研究が進んでいけば、
 錯視パターンのように、人間の時間経過を操作する技術が発見できるのかもしれない。人間には心地よいと
 思える「精神テンポ」が備わっているとか。
ーー
なるほど、どれもこれも、納得できるものばかり。分子の一年を、生きてきた分母で割ると、その分母が大きく
なる分、導き出された答えは小さくなる、すなわち短く感じると単純に考えていたが、他にも多くの要素が
あるようだ。肉体の新陳代謝のテンポや、齢をとるごとに刺激の感受性が少なくなるのも理由。要は老化現象で
時間が短く感じるということか。 長い時間をかけて、人間は自然とユッタリ身構えるようになる。
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2777, 仮説思考 −4
2008年11月11日(火)
 棋士の読みの一手は、仮説思考そのものである。 次の文章で、そのことを上手く表現している。
制限時間のかなで、判断しなくてはならないから、一瞬の仮説思考が必要になる。 
羽生は、ここで「直感の七割は正しい」といっている。面白い確率だが、彼の天才的な能力だから七割なのだろう。 
共同体の中で、共同幻想を持って、そのことすら気づいてない我われは、仮説の世界で生きているようなもの。
棋士の目で経営アドバイスをすれば、良い助言が出来るだろうに。
 *天才棋士は一瞬で打ち手を絞り込む
  P−32
 プロ棋士羽生善治は稀代の天才棋士であることはいうにおよばないが、仮にビジネスの世界に進んでいた
としても、かなりの確率で成功を収めたに違いない。なぜ、そんなことをいうかといえば、それは羽生が仮説思考の
達人だからである。羽生の棋風はオールラウンドで幅広い戦法を使いこなし、終盤に繰りだす妙手は「羽生マジック」
と呼ばれる。「マジック」の使い手ということになるが、こちらも妙手の秘密について著書「決断カ」で言及している。  
 羽生は将棋で大事なのは決断力だという。すなわち意思決定だ。決断にはリスクを伴うが、それでも
「あとはなるようになれ」という気持ちで指すのだという。そのときの意思決定を支えているのが仮説思考である。  
 将棋には、ひとつの局面に八○通りくらいの指し手の可能性があるが、その八○をひとつひとつ、つぶさに
検証するのではなく、まず大部分を捨ててしまう。八○のうちの七七、七八については、これまでの経験から、
考える必要がないと瞬時に判断し、そして、「これがよさそうだ」思える二、三手に候補手を絞る。これはまさに
仮説思考だ。八〇のうちから、よさそな三つの答えを出す。そして、その三つについて頭の中に描いた将棋盤の中で
駒を動かして、検証する。大胆な仮説を立てて、「これでよいのではないか」と指しているのだ。 
羽生は「直感の七割は正しい」ともいっている。直感は、それまでの対局の経験の積み重ねから、「こうういう
ケースの場合はこう対応したほうがいい」という無意識の流れに沿って浮かび上がってくるものと思う、と羽生はいう。 
こんなこともいっている。「判断のための情報が増えるほど正しい決断ができるようになるかというと、必ずしも
そうはいかない。私はそこに将棋のおもしろさのひとつがあると思っているが、経験によって考える材料が増えると、
逆に、迷ったり、心配したり、怖いという気持ちが働き、思考の迷路にはまってしまう。将棋にかぎらず、考える
力というのはそういうものだろう」 将棋の対局の軽験をビジネスの経験に置き換えても同じことがいえる。
ビジネスにおいても問題の原因と解決策について、あらゆる可能性を考えるよりも最初に焦点を絞って飯説を立てる
ことが大事というのは、これまで述べてきたとおりであり、それは、経験に裏打ちされた直感力、勘によるものだ。
 −−−
 羽生棋士の話より、多くの仮説から瞬時に一つを選ぶ‘決断’の重要性を教えられる。
 孫子の兵法で「巧遅より拙速」というが、そのためには高度の経験の蓄積を必要とする。 何事も同じである。 
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2007年11月11日(日)
 2413, 反転 ー闇社会の守護神と呼ばれて −1           (ォ'`ョゥ)
この本を読んで俗にいう娑婆のことを多く学ぶことができた。
バブル当時まで、元の住友銀行が大阪検察の幹部との定期的な会を開いていたことは周知の事実である。 
これは検察が定年退職をして弁護士になる時に、銀行の取引先を紹介してもらう見返りに、その銀行に対して
逮捕者は出さない取り決めだという。かなり強引な手法も検察がついているから好き放題できたと、この本にあった。
やはり本当だったようだ。 地検も法務省の一機関でしかないということだ。それにしても、恐ろしいことだ。 
人間がいるところ仕方がないのか?ーその部分を抜粋してみる。 「反転」 田中森一
ー地検特捜の恐ろしさー
 ーP、178〜179ー
平和相銀事件の本質は、岸組による恐喝事件だったはずだ。 それが銀行側の特別背任にすりかわった。
本来、被害者が加害者になったようなものだ。その事件が、住銀の首都圏侵攻に大きく貢献したのは間違いない。
結果的に、われわれ検事は、都心の店舗をタダ同然で住銀に買い取らせるために捜査をしたようにも見えた。
伊坂はすでに亡くなっているが、古巣の検察にこんな騙し討ちのようなことをやられて、死ぬに死に切れなかった
のではないだろうか。 この平和相銀事件を体験し、私は東京地検特捜部の恐ろしさを知った。
事件がどのようにしてつくられるか。いかに検察の思いどおりになるものか、と。
《字数の関係でカット2008年11月11日11日)              ○´・ω・]ノヂャァネッ
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2006年11月11日(土)
2048, あたりまえなことばかり −4
     b(^o^)dおっ W(^O^)Wはー♪   ー 読書日記
「生死を問う?ー何のためにいきるのか」は哲学上の大テーマである。
このコーナーでも何回も取りあげてきたが、私が一番好きなのは、フランクルである。
「人生に何を求めるか?ではなく、人生が何を私に求めているか?を問うてみよ」である。
      以下字数の関係でカット(2013年11月10日)
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2005年11月11日(金)
1683, ザ・マインドマップ−1               −読書日記
ブザンのマインドマップに関しては、「頭の良くなる本」「自分が天才に思える本
」「人生に奇跡を起こすノート術」
 《字数の関係でカット2009年11月11日11日)
・・・・・・・
2004年11月11日(木)
 1318, ベスト・エッセイ集ー2
 橋本元首相が、数年前に大手術をしたことは、ニュースで知っていた。
以下字数の関係でカット(2013年11月10日)
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2003年11月11日(火)
 951, 衆議院総選挙の結果を考える
 終わってしまえば、こんなものだろうというのが選挙の結果である。もう少し、投票率がアップするのでは
と思っていたが、それにしても低すぎる。総括として「二大政党のカタチが、でき始めた選挙」であった。
 以下字数の関係でカット(2007年11月10日)
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577, 一人旅

  • 2002年11月11日(月)

 (次数制限のためカット 2011年11月11日)