「嘘みたいな本当の話」

[哲学 心]
 
   * 「嘘みたいな本当の話」の書き方     『嘘みたいな本当の話』 内田樹高橋源一郎:選者
 この内容に似たテーマの文章を幾つか書いてきた。空中離脱や、ジンバブエの鉄橋からのバンジージャンプや、
意味ある偶然の一致の経験、などなど。それもあってか、もの足りないが、その軽さと、切口も悪くはない。
投稿された中での選定の基準のひとつは、「奇妙な後味の残っているもの」と、「そういうことってあるよね」
感のあるものという。 これは随想そのものにも言えるが。例えとして、次の古典的なショートショートが良い!
≪「地球最後のの男が、最後に残ったシェルターで、いま死を迎えようとしていた。すると、ドアをノックする
音がした。」これを選者の内田樹が読んだのが、中学校の時で、半世紀も忘れてなかった。そして、いまでも、
「人間とはあらゆる修辞的装飾を剥ぎ取った場合に何ものか」という定義を試みるとき、この条件設定をしてしまう。
それだけこの「奇妙な味」は僕の中に内面化してしまったことになる。
 もうひとつ、「そういうことって、あるよね」と言うのは人間の可能性を押し広げる、重要なキーワード。
「成瀬さんて、空中浮揚するらしいよ」「うん、そういうことってあるよね」 そういう感じで使います。
 ・・・ つまり、「奇妙な後味」も「そういうことって、あるよね」も、どちらも自分が「人間とはこういう
ものである。世界はこういうもので成り立っている」とリアルかつクールに考えていることの「ちょっと外側」
を感じさせ、結果的により精密に、かつ奔放に自己観察をするきっかけになるものだということになる。・・ ≫
▼ ものを考えたり、文章化をする時、この二つの基準が、何が大切かを考えさせる。「嘘みたいな本当の話」
 のネタは、考えれば幾らでもある。モノゴトをじっくり観察すれば、何事も「嘘みたいな本当の話」になる。
問題は、気づくか気づかないだけ。だから精密に、奔放に観察するしかない。そこに、奇妙に味わいが出てくる。
「本当のような嘘の話」が、小説だが、その間逆をショートショートで書くのだから、それなりの観察が必要だ。
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4583, 2050年の世界 ー12  
2013年10月03日(木)
         「2050年の世界 ー英『エコノミスト』誌は予測するー」〜英『エコノミスト』編集部 (著)
  第十三章 貧富の差は収斂していく ーのまとめーより
・格差は二つの格差を考える必要がある。すなわち、各国間の格差と、それぞれの国の中での格差だ。
・各国間の格差は、一九九〇年代まで開く一方だった。一九世紀の最も富裕な十ヶ国の一人あたりの所得は、
 最貧十ヶ国の六倍にすぎなかったが、二〇世紀の最後になると、最も富裕な十ヶ国の一人あたりの所得は、
 最貧十ヶ国の四〇倍を超えるようになった。これは、北米と欧州の経済成長がこの間急激で、
 他の地域が停滞していたからである。
・一九七八年の中国、そして一九九〇年代初期のインドの経済改革の開始が各国間の所得格差解消への転機となった。
 一九九〇年以降、新興経済国の大多数がアメリカより急速に成長し、キャッチアップのペースが上がってきている。
・そして今後も、欧米や日本などの国々が高齢化による財政の悪化に苦しみ、低成長を余儀なくされることを
 考えれば、出生率が高く人口の配当が大きいアフリカを含む新興経済国との差はますます縮小し、
 世界的な規模での貧富の差は縮小する。
・しかし、一九九〇年代から先進国を中心に起こったのが、国内における格差の拡大。
 アメリカのジ二係数は一九七〇年代中期の○・三一から、現在○・三八まで上昇している。
 ドイツやスウェーデンでも国内の格差は広がっている。その理由に共通しているのは富裕層がかってない規
 模の収入を得るようになってきていることだ。
・富裕層の所得が爆発的に増大した理由に、トップ層の職業の収入がグローバル化による
 市場の拡大で増えたこと、そして金融業の異常ともいえる肥大化があげられる。
・ただし、こうした国内の貧富の差の拡大を上回る速度で、世界の途上国の経済拡大が起こり、
 それらの国々に住む人々の所得が増大するので、全体としては、世界的な規模で貧富の格差が縮小する。
・全世界の中流階級集団は、現在の五億人未満(世界人口の七%)から、二〇三〇年には一一億人超
 (世界人口の一七%)に膨らみ、二〇五〇年の時点でさらに増えているだろう。
▼ 欧米に、それ以外の地域の人々が近づくのはグローバル化のプラス面である。 現在の先進国のような
 「上層・3%、中流・30%、その他」に世界の階層は、変化していく。しかし問題は、その他の67%の人たちが、
三分の一の生活実態が情報化で見えること。3%の上層は、それを和らげる政策を取りざるを得なって、下流から
中流への移動を計るしかないので、世界は徐々に良くなっていく? それは楽観的見方だが、どうだろう。
移住が比較的簡単になり、豊かな地域に貧しい人たちが移住するため、国家内格差は大きくなっていく。 
国内の貧富の差の拡大を上回る速度で、世界の途上国の経済拡大が激しくなっていく。それは40年後ではなく、
現在、起きている問題である。ドバイの都市建設の労働者がインド、バングラデシュからの臨時雇用で、
現地人との差は大きい。また、北朝鮮の政治体制が、その典型。弱肉強食が社会の発展の原動力なら、
貧富の差の収斂は、人類の永遠の課題になる。
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4208, 異郷日記 ー三鷹‘蝦蟇屋敷’界隈
2012年10月03日(水)
  * 三鷹‘蝦蟇屋敷’界隈             「異郷日記」西江雅之
 何処にでもありそうな話だが、フィールドワークの言語学者が書くと、これほど面白い物語になる。
私の去年春の見切りに対する尾ひれ羽ひれの話も大方、想像できる。だから城下町の地元に帰って来てからは
徹底的なアウトサイダーを決め込んだのは、そのためだ。片田舎の城下町‘蝦蟇屋敷’界隈の話の縮小版が、
そのまま以下である。  ーその辺からー
≪ その後、わたしは"なごみ"の常連のようになった。掘っ立て小屋といってもよいような雑な造りの店内には、
 粗末な木製の椅子がわずか七つ、いつも下駄ばきの大塩さんがカウンターの内で、ガス台の傍に置いた小さな
椅子に俯き加減の姿勢で座っているだけで満杯といった極く小さな店である。客層は平均年齢五〇歳。なかには
口の悪い強烈な酔っ払いも多かったが、誰もが一国一城の主を自負しているような人物で、政治や文学、演劇など
について、相手構わず勝手なことを話していた。 ・・・(中略) その"なごみ"の大塩さんが店から
ブイと姿を消したのは、わたしが蝦墓屋敷に住みついてから数年経ってのこと。常連の一人から聞いた話では、
ある夏の日の夕方、一杯飲みに行こうと思い立って店に行くと、入り口が閉まったままになっている。
しばらく時間をおいて再び店に行っても、入り口は閉まったままである。休業の張り紙もなく妙だと思ったという。 
その数日後、大塩さんは幾駅か離れた町の病院で発見された。彼はそこで亡くなったのである。身元が分からない
まま亡くなったので警察沙汰になり、やっと身元が判明したということだ。この出来事を巡って、近隣の飲み屋
では当然のことながら盛りだくさんの噂が出た。真相を知っている者、真相を知りたいと思う者。好奇心に
駆られた連中が、一時的に増えた。それだけで売上げがあがったと言われた店もあるらしい。自殺説も多い。
不治の病に悩んでいたという説、発作的な行為だったという説、皆が知らない所で何者かに脅かされていた説、
陰で巨額の借金があって悩んでいたという説、およそ皆が思いつく説が出揃ったころ、話題は自然に消えた。
わたしは彼の死の原因はまったく知らない。しかし、巷の隅で彼の死が話題となったころ、引越しの初日に。
なごみを紹介してくれた"稲穂"の女主人に路上でバヅタリ出会った。「あら!」と言うなり、「あなたも大
変だったでしょう。数十万円の借金が、一瞬のうちにパーになってったんですものね」と切り出した。
わたしには話の脈絡がまるで掴めない。だが、話を聞いていると、‘なごみ’の主人は人知れずかなり
多額の借金を何人もの常連からしていたらしかった。そして、わたしもその被害者の一人とされたのだった。
「借金のことなど、あの店で聞いたことは一度もありませんが」と、わたしは言った。「そうですか、あの方、
やはりお金を借りられそうな人を選んでいたんですね」と、"稲穂"の女主人は、なんだか私が金のない人物で
あることを確認したかのように言った。それは事実だが、とにかく大塩さんからは借金の話など聞いたことがない
のも確かだ。しかし、もし噂が本当だとしたならば、いつ見ても同じような質素な服を身につけ、今にも壊れそうな
粗末な丸椅子に腰を下ろし、無口に客に応対していただけの人物が、何百万円という金を如何なる目的で、
誰のために手にしていたのかは不思議である。その後、ほどなくして、同じ路上で出会った飲み仲間から
「知ってますか?"稲穂"のママが亡くなったんです」と、話しかけられた。わたしは彼女の死因も知らない。
どうやら持病が元で、病で亡くなったらしい。 ≫
▼ 地元から車で一時間半に高田城下町や、新発田城下町がある。そこでは昔からの生活があり、土着の人間関係が
 長い町の歴史とし脈々と続いている。そして私の住む町の長岡城下町も同じである。 新発田出身者がUターンで
帰り地元に住み、新潟で仕事をするとしたら、当然、地元の人間関係に深入しないのが生活の知恵。それと同じ
パターンを私も新潟で仕事、住むのは長岡にと、当然とってきた。しかし、仕事を終え、長岡だけの住処になると、
そこは、江戸時代からの血筋とか何とかの暇人の小さな人間関係が続いている、がんじがらめの蝦蟇屋敷界隈。 
上記のような魔女狩りの噂話の丼池。そこは地元民の全世界、象の皮膚のヒダ世界の中。 
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3843, 閑話小題
2011年10月03日(月)
  *  つれづれに ー老後とは
母親が38歳、父親が42歳の時に生まれたため、子供の時から二人の壮年から老年への移行期の姿を見てきた。
家は商売をしていたので、まず生存をしていくベースを確保する必死さが幼児の頃から生で伝わっていた。
生まれた時から毎日が戦争の真っ只中のような日々。 サラリーマン家庭からみたら異状の生活環境である。
ある意味、60年たった現在、やっと緊迫した日々から開放された日々。 逆に生涯殆ど勤め経験がなく、
独立独歩で生きてきたため、緊迫感が少し薄れただけで、勤め人が定年後に感じる「自由の不自由さ」は全くない
のも事実。 家に一日中居ても、家内の視線以外には、何の抵抗感も、何をして良いのかの戸惑うことも、
皆無である。元もと、商売上の付き合いも最小にしてきた上、肩書きを持ったら誘いがくるような慈善団体に
入ったこともないし、その中で威張ったり、競う相手の存在も殆ど居ない。 自分が自分であるために妨害する
ものは初めから振り捨ててきた。それが多くの人たちに誤解を与えてきたが、自分が自分であることの方が
良いのは、長年の読書で分かっていた。そのためか、この生活の変化に大した違和感は少ない日々になっている。 
  * ゴッドファザー
 ゴッドファーザー を一昨日、WoWoWで日本見た。30数年前の封切りを映画館で見てから、TVで何度か見ているが、
その年齢ごとに受けとめ方違ってくる。ギャング映画だが、権力の集中と決断をテーマにしたマネジメントそのもの。 
封切当初は、そのギャング世界の迫力と殺しあいの生々しさに世界中が驚きに沸きかえった。人生経験を積んだ後に
みる、二代に続くマフィアのボスの物語は、また違って見えてくる。 事業の立ち上げと、その盛衰を経験してみると、
あの緊迫感は事業とて同じこと。 現在では家具とか、装飾にも目がいくが、ファミリーの人間模様が面白い。 
映画そのものは、やはり名作中の名作。7〜8年に一度は再放送されるが、名作は何度見ても、その都度、新鮮である。
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3478, 15年前の韓国・国家破綻のすざましさ! ー1
2010年10月03日(日)
 ある月刊誌の「15年前の韓国・国家破綻のすざましさ」の実態のレポートを読んで愕然とした。
 「今すぐ取り組め生活防衛のための五箇条ー韓国に学ぶ国家破綻の恐ろしさー」
 15年前にIMFの管理下の置かれた韓国の姿は、日本の近将来図とみるべきだろうか。まずは、その一部から・・・
・韓国経済は、急成長していて1995年にはGDPの実質成長率が9%。だが、アジア通貨危機の波をモロにかぷり、
 98年には一ドル700ウォンだった通貨が、97年夏には900ウォンまで下落、11月には1000ウォンを
 突破し、98年には2000ウォンにまで下落した。三分の一である。
・この時、韓国には30ほどの財閥があったが、韓宝、起亜、三美など名だたる財閥が次々と破綻。
 さらに、銀行も次々と破綻して約半分になり、残った銀行でも、従業員の半分をリストラする過酷な再建策を断行。
・企業も約半数が破綻し、何とか残った企業でも大幅なリストラが行われたので、失業者は150万人を超えた。
・混迷した状況にさらに拍車をかけたのが、IMF(国際通貨基金)の財政再建策。 破碇した韓国経済はIMFの管理下に
 置かれ、IMFから金を貸じてもらい、その代わりに緊縮財政を迫られた。IMF財政赤字を減らして為替を安定させる
 ため金利を上昇させたので、韓薗経済は大不況に突入した。健康保険などの社会保障は機能していたが、健康保険
 対象外の病気が多くあったため、収入が激減し家庭では病院に行くのをあきらめる人が急増。
 病院は患者が激減し、背に腹は代えられないと24時間診療する病院も出てきた。
・通貨が下落したことで、輸入に頼るガソリン・軽油などが暴騰したため、車に乗らない人が増えて道路は閑散。
 寒い中、灯油価格も高騰したので、人々は寒さに震えた。
・大学を卒業しても就職先がないので、そのまま大学院に進んでキャリアアッアする学生が急増したために、
 それまでガラガラだった大学院の入学競争率が二倍に跳ね上がった。
・いっぼうで、会社をクビになり、再就職もできず犯罪に手を染めるサラリーマンも急増。治安は極端に悪化し、
 詐欺も横行。混乱と不安が増す中で、テレビからは娯楽番組が消えた。こんな大変な時に不謹慎だという
 投書がテレビ局に殺到したからだ。破綻から一年間は、先が見えない中で、庶民の顔からも笑みが消えた。
 ▼ この続きは次回として現在の円安で300円になるというと、まさかと誰もが思うが、韓国では既に
 起こってしまった現実である。失業者も日本の人口の半分として、日本で300万人というと、これまた
信じられない数になる。日本の政治も経済も自己コントロール不能となれば、韓国と似た道を歩くしかない。
金利も今のところ1〜2パーセントだが、これも何時どうなるか分からない。隣国と臨戦状態の韓国と海に囲まれ
ノンビリ構えている日本と、あまりに違う。  ーつづく
・・・・・・・
3103, 終わりなき旅
2009年10月03日(土)

 「心に残るとっておきの話ー第九集」 
    ー終わりなき旅ーより
 これを読んで、深い何かに覆い包まれたような気になった。頭に残ったまま私の言葉で、その内容を書いてみる。
≪ ツアーに参加しようと飛行場に向かったが交通渋滞でギリギリに飛行機に乗ることになった。殆どの同行の人の
 顔も知らないまま飛行機の席に座ったところ、近かくの席の60代の初老の夫婦が赤ちゃんの世話をしていた。
孫にしては両親がいないのでオカシイとは気になりだした。スチュワーデスが声を掛けたが、赤ちゃんを見て変な
顔をして行ってしまう。周りの人も何か変な雰囲気。そして飛行機を降りたところで、その赤ちゃんをみたら、
何と人形だった。そのツアーの人たちは気持ちが悪かったのだろう、誰も近くに寄らない。ところが食事のおりに
同席したところ、その初老の人が「変だと思うんでしょうね」と、事情を話し始めた。「二人とも教師だったが、
なかなか出来なかった赤ちゃんが、やっとのことで授かった。ところが直ぐに亡くなってしまい、 そのショックで
妻は自殺を図ったりした上に、精神を病んでしまった。 その精神治療のために医師と相談した上に、せめての慰み
にと人形を身代わりにして10年、衣服を替えたり、食事をしているふりをしたり、生きているように扱ってきました。
何で、こういう話をするかというと、あなたが初めて食事で同じ席についてくれたからです」という。
それを聞き返す言葉がなかった。≫ 
▼ 大筋は、こういう内容である。何か、その二人の姿が目に浮かぶようである。 今でも何処かに三人で旅行して
 いるのだろうか。ツアー、それも秘境ツアーには、色いろな人と出会う。 人生の甘いも辛いも味わいつくし、
さて、あの世に行く前にチョッコラ世界の果てでも行ってみるか、みたいな人とか、博識の人とか、色いろな人生を
背負ってくる人が多い。この二人の背負った運命と、ツアー舞台の組み合せが、何とも悲しみが直に伝わってくる話。
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2738, フォードが4ドル、GMが9ドル!
 2008年10月03日(金)
 アメリカ株式市場で史上最大の暴落で金融恐慌の様相を示してきた。この影響で世界中の株価が暴落を始めている。
それにしても、火の手のまわりが早いのに驚かされる。今回のサブプライム問題は1〜2年で収束するほど生易しくない。
火の手が早まれば銀行閉鎖など何が起こるか分からなくなる。アメリカは、この火消しにドルの輪転機をフル回転すしかない。
その結果、金融破綻というハイパーインフレが待っている。欧州では、次から次へと銀行の国有化が始ったというし、
取り付けが静かに進んでいる。金融システムの崩壊は、まず弱者に皺寄せがくる。 一波として大量の倒産が数ヶ月後に始る。
身一つで山の上に逃げなくてはならない具体的な行動とは、金を買うぐらいのことしか思いつかない。
情報化社会は以前のような情報コントロールが不可能になる。今年に入って、悲観的な本を何冊か読み、資産防衛セミナー
で知ったことは、あまりに危ない世界経済の実態。この半月だけでも、劇的な世界の銀行の破綻と、再編成が生じている。 
これは既に金融恐慌である。世界恐慌に入ってしまったと仮説をたてて、現在の動きをみると、一連の動
   (字数制限のためカット2010年10月3日)
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2007年10月03日(水)
2374, 人は60歳で何をしたか −3                 
  「人は60歳で何をしたか」藤原治・著    ー読書日記
著者・藤原が60歳の時に「人は60歳で何をしたか」の本の準備をしてことになり、それ自体がユーモアに聞こえてくるし、
本人が一番勉強になったはずである。それにしても、選りすぐった人たちとはいえ、そのエネルギーは強い。
(字数制限のためカット2012年10月3日) ブログーバードウォッチの転載
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2006年10月03日(火)
2009, ドイツ病に学べ
    (。^0^。)ノ オッ(*^○^*) ハ〜 ヨウ
毎日新聞」の日曜日(10月01日)の、ー本と出会う=批評と評論ー の「ドイツ病に学べ 」の評論がよい。
「日本に次いでGDP世界第三位を誇ったドイツが、EUのお荷物となっている」
 というニュースは何度か目にしてきた。その詳細が現地に住んでいた著者の眼で書かかれている。
*その惨状といえば、19パーの消費税、実質16パーという高失業率、リストラ、旧東独の苦闘、 
高い給料と強すぎる労働組合、旧東欧諸国に逃げ出す企業、年金制度、等々 問題が山積みである。
「まだまだ日本は、ドイツに比べたら恵まれている?」とさえ思える。しかし、現在の日本に酷似している
から驚きである。それにしても、東西冷戦時代の優等生だったドイツと日本の凋落は激しい!
(以下は字数の関係でカット08年10月3日)