* 地球システムと、人間圏     『コトの本質』 松井孝典
 10年ほど前、著者の本で、「地球をシステムとして捉る」の新鮮な切口は、今でもハッキリ憶えている。
人間圏から宇宙、地球、自然をみるだけでなく、宇宙の彼方から逆照射で地球を見直し、その中の一部としての
人間圏、社会、文化文明を捉える考え方は、秘境ツアーから得た感覚と似ていた。 それまで、そういう見方が、
無かったことになる。仏教では、阿弥陀如来思想が、似ている。グーグルアースで、ネットで気楽に地球の
彼方から星座や、銀河、惑星、ブラックホールなど、宇宙の彼方まで見ることが可能である。
また、彼方から太陽や地球を見ることができる。  ーその辺りからー
≪ 地球とは何ぞやの本質はシステムにあると思ったときに、人間まで含めて考えなければいけないことに
 気づきました。いまの地球システムを考えてみれば、人間もその構成要素のひとつに入るはずですから。
というわけで、この頃から、人間や文明について、学生の頃のように観念的にではなく、私自身の独自の視点から
考えることが始まりました。地球をシステムとして考える視点から、その中で人間をどうとらえるか発想でき、
「人間圏」という概念が生まれてきました。人間圏という概念を導入すれば、文明論から環境論から人間論まで
何でも語れるじゃないか、ということ。人間圏を思いついた時、まったく新しい人間論も語れるようになりました。
人間圏という概念は、これまで誰も指摘していません。 これも、衝突脱ガス、水蒸気大気とかと同様、私の
オリジナルなアイデアです。それは文明論や地球環境問題を語るうえで、なくてはならない概念です。 ≫
▼ 人間圏をつくりあげ、絶対と考えてきた人類が、ここで、大きな曲り角にきている。
 20世紀まえからの右上がり経済の共同幻想や、西洋文明的進化が絶対だ、という考えである。
今だに〔新成長戦略〕など戯言を政策目標にしているアベノミクスが、その典型。しかし、アメリカの
実質的占領国の日本は、アメリカとの共同幻想を共にするしかない事情もある。 私見になるが、人間圏には、
上から? 白人圏、アラブ人圏、東洋人圏、黒人圏があって、白人が、富の多くを支配している。それ以前に、
動物圏も、同じ。それが、あからさまに残っているのがインドであり、その根が差別を公認するカースト制。
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4566, 変えてみよう! 記憶とのつきあいかた ー2
2013年09月16日(月)
             「変えてみよう! 記憶とのつきあいかた」高橋 雅延 (著)
   * 経験も、その記憶も、受け止め方ひとつ
 どうも、家庭に引っ込むと単調な日々になる。 好きなことだけが出来るため充実感はあるが刺激がない。 
で、週一のシネマと、TVの映画、ドラマの再放送、プロ野球、録画のボクシング、インターネットとブログの
日々になる。これもいいが、平穏のため、フラッシュバックが多く出てくる。現役なら、現実の刺激がそんな記憶を
瞬時に飛ばしてしまう。が、現在はそれがないこともあって、振り回される。それも一瞬だが。 
人生の後半になるほど、思い出されてくるのが、20歳代のフラッシュバック。封印していた記憶が次々と出てくる。 
そんな折、図書館で見つけたのが、この本。「実は、私たちは不確かな記憶に振り回されている」とある。 
 20歳代は自立の時節で、卒業、就職、結婚など人生の大きな決断時、そのため記憶が鮮明になる。
30〜40歳代も密度は濃厚だったが、社会的な基盤が出来ていた。それもあり不安定の20歳代の方が新鮮になる。
 「社会背景と、時代背景、そして家庭に恵まれていたこともあって、私には良い記憶が多く、良い人生だった」と
信じていた。しかし「人間は、嫌な記憶より良い記憶が残すように出来ている」とすると「私だけが特に良い思い出、
良い経験を多く積んできたわけでない」ことになる。「良いこと一つに、嫌なこと一つ」を、「良いこと二つに、
嫌なこと一つ」に、記憶を修正してきた。これは意識をすれば可能である。やけ酒を飲まないで、祝い酒や楽しい
酒なら飲む習慣も、その一つ。「悲観は感情、楽観は意志」という言葉もある。これも意志で可能である。 
それより、普段から上機嫌でいられる環境をつくっておくことである。 その点、御隠居は良い。
ご隠居の強みに、「嫌なことはしない、好きなことだけをする」がある。趣味、道楽の生活を日々心掛けることが
御隠居の勤めと割り切ればよい。しかし年齢を重ねると、病気や老人性鬱など、過去からの色いろな返り矢が、
次から次へと飛んでくる。その結果、何時の間にか、暗い捻た老人になっている。
「ご覧の通り、そのまま結構」で、まずは自分を納得させるしかない。
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4191, 閑話小題 ーカテゴリーキラー
2012年09月16日(日)
   * カテゴリーキラー
 自民・民主の対立軸の間に、地方の首長が平成の維新と名うって「日本維新の会」を立ててきた。
既存の党に新しい時代の改革が不可能と見た堺屋太一などの識者などが、大阪市政、大阪府政を建て直した
松井府知事、橋下市長を中央政治の改革に担ぎだしてきたもの。この良さは、既存政治のしがらみがないこと。
流通業界は、こういうのをカテゴリーキラーという。既存の流通経路とは全く違うバイパスをつくってしまう
やり方で、既存の百貨店と一般小売店という流通経路に対し、スーパー、量販店、コンビニなどを、これまでと
違った立地に新たに出店する方法。さらに最近では、その流通経路に対し全く新しいカテゴリーキラーが出現。
ネット販売である。 先日、歯ブラシを見に電器チェーン店に行ってきたが、ネットで買えば25パーは安いことを
知ってのこと。そこには若い子連れの家族がいた。私と同じで、そこで商品の品定めをしているだけ、買うのは
ネットの様子。今では、多くがスマートフォンを持ち、その場でネット価格を調べることが可能になっている。
店は現物をみるショーウインドウとして割り切っている。恐ろしい時代である。それと、酷似しているのが、
日本維新の会である。それにしても自民、民主? 
  * 近所の人の突然死
 一昨日のこと。朝の10時前に自宅の数軒先に救急車がきた。一軒おいた所は5軒の小さなフクロ小路に
なっていて、家内が言うに、「殆どが80歳以上の老人の独居暮し」とか。10年前にも誰かが救急車で運ばれて
いったことがある。「この暑さ、熱中症で誰かが倒れたのだろう」と気に留めなかった。 その直後に家内は
スポーツジムに出かけていった。今年は私の家が班長の番もあり、その家の隣家の人が、その報告に来た。
その話によると「 一人暮らしの89歳の老女で、一キロ先に娘夫婦が住んでいて、その娘が亡くなっていた
母親を見つけて救急車をよんだが、故人はTVを見ていた状況で、梗塞だった。昔からいうポックリ病死である。
静かな住宅地で比較的住みやすいところ。その中で、振り返ると、けっこう、それぞれの家庭事情が垣間見れる。 
数年前の三条の洪水で東北電力の御主人が流され亡くなったとか、病気を苦にした自殺をしたとか、
旦那が女をつくり出ていったとか、あげればキリがない。そういう私も去年の春、何で!
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3826, 閑話小題
2011年09月16日(金)
  * 血圧か〜
 スポーツジムで血圧を測りだしてから一月ほどたつ。130前後から150後半が、このとこの数値。 
以前から、この位だった。気にすれば気になるし、気にしなければ別に問題はない。 体重は、二十年、標準を
保っているし、食事も気をつけている。ただ酒量が多いことが問題。親戚で脳卒中で寝たきりだった人は少ない。 
ほぼガンか老衰で亡くなっている。でも、そろそろ血圧も、血糖値も気にしなければ! ところで、一昨日の運動
を終えた直後で158、昨日はリクライニング室のマッサージの直後のためか128。高いのか?こんなものか? 
先日、公営の小さなジムにある測定器では120だった。状況により大きく左右するようだ。脳卒中で半身不随は
辛いだろう。頭は全く変わらないというし。 大学時代の少しメタボ気味が二人、半身不随になってしまった。
  * パソコンゲーム
 これまでゲーム歴は、ソニーPSPと、学生時代のパチンコ(数ヶ月に一度位)以外、ほぼない。
ここでiPadを購入したおかげで、さっそくフリー(無料)のゲームを幾つかダウンロードして使いだしたら、
これが面白い。午前中はスケジュールに追われているが、午後は時間がタップリある。 それでも仮眠をしたり
読書やネットで時間をとられるため、夕食後からTVを見ながらゲームに嵌っている。2〜3時間は時間がたつのを
忘れてしまうほど。止めようと思っても、もう一回、もう一回と延々と続けてしまう。これを幼児の頃から
楽しんでいたら、現実で自分をゲームの主人公にした夢の追及とか、目標のため目先の苦労をすることなど避け、
ゲームで達成感などを味わった方が遥かに楽に思えるのだろ。 なるほどバカになるわけだ。
  * ど忘れ
 数日前に、以前に一度『哲学人』を、この随想日記に書いていたことに後になって気づいたばかり。
ところ再び昨日の朝、三年前の同月同日に、全米NO1の弁護士の著書『議論に絶対負けない法』の感想文がある
のに気づいたしだい。これまでも、せっかく書き上げた後、何か書いていたような気がしブログ内検索で書いて
いたことが判明し、没にしたことは何回もあった。しかし二回もたて続きに気づくとは、やはり少し変か? 
やはり年齢のなせること? 書いたと同時に、ハッキリいって内容は一年後に、ここで再読する以外は皆無。
その分、後で読むと面白いが・・・ 
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3461, 純粋持続 −1
2010年09月16日(木)
 ベルクソンの「純粋持続」の考察が面白い。 まずは、ウィキペディアで、「純粋持続」を検索した。
 * 粋持続と真の時間
【たとえば、音楽の旋律にゆだねた意識内容は、それを逆向きにしたり、こま切れにしたりすることはできない。
このように概念や言葉から離れて内省に専念すると、そこに意識の直接与件として、ひとつの流れを感じる。
その流れは、計量不可能性、不可逆性、連続性、異種混交性を特徴としており、止めようなき自発、能動によるもの。
これをベルクソンは「純粋持続」と呼んだ。この純粋持続は、空間的に表現できるものではない。というのも、
空間化とは数学的な抽象であり、測定可能、可逆的、均質的、受動的なものとなって、それはもはや流れの連続
ではなく、点の継起となってしまうからだ。したがって古典物理学の(線形的)時間は、真の時間ではない。】
 〜〜 以上が、純粋時間の要点だが、
 我われのいう時間は、あくまでも決め事でしかない。日常生活でアナログ時計や、手帳やカレンダーなど空間に
時間帯が印刷され、それを見て日程をたて、お互い、そして自分自身、その約束事に従っている。それを真の時間と
勘違いしている。 しかし、人間の意識に流れる時間とは、それとは違うのは誰も直感で知っている。
日常生活の便利さに惑わされて、意識の時間が持つ性質を忘れている。人間が作った約束事の「空間的かさぶた」を
剥がしてみると、そこには本当の時間が姿を現すかのようである。その「本当の時間」を「眠った時間」の状態から
分かりやすく説明するためベルクソンは「純粋持続」と呼んだのである。 豊かさとは、そのような「純粋持続」を
如何に確保できるかにある。たしかに、私が秘・異郷旅行にはまるのは、その時間を濃度深く確保できるからである。
空間移動で、その色濃く感じる空間から感じ取ることが果たしてベルクソンの、それと「純粋持続」と言えるかだが。
 人間は定期的季節の変化から、一年という周期を経験的に知り、それを、それぞれ季節3ケ月、さらに三等分して
一月、そして一日、という単位を作っていった。農耕にとって、それが大きく役立った。しかし、それは人間が
作った約束事でしかない。人間の心の時間は、それ以前から現在に至るまであった。
その時間こそ真の時間と看破したのである。    ー つづく
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3086, つれづれにー 閑話小題
 2009年09月16日(水)
  * 9・11から8年が経った
 このHPを開いて4ヶ月後に9・11テロが起こった。先日で丸8年になる。昔といえば昔だが、
8年で時代は大きく変わった。アフガン戦争、イラク戦争、そしてインドネシア沖の地震ミャンマー
サイクロンに、中国・深釧の大地震、地元では中越地震、柏崎・刈羽地震、去年の9・15金融恐慌と、
世界は大きく変わってしまった。直近では、衆院選挙での自民党の壊滅的敗北である。これが21世紀のようだ。
更に情報化の進展が我われの生活を根本から変えている。5〜6年前からブログが飛躍的に普及、個人がそれぞれの
情報を発信し始めた。 これに携帯電話にデジタルカメラやビデオが取り込まれ、現場から瞬時に情報発信が可能に
なったのである。 地球上にネットという別世界が新たにできて、それが現実世界に大きく影響を始めてきたのである。 
この想像を絶した情報化はSF作家の小松左京をして、「SF作家の我われさえ追いつけない事態」と言わせるほど。 
日本は冷戦終了後、それまでの冷戦の恩寵と、その結果としての世界第二位の経済大国の立場はもろくも瓦解した。
人口の本格的縮小も重なり年々、経済などのダウンサイズが始ったのが、この不況である。
  * 民主党が政権を取るとどうなる?
 民主党が鳩山政権として発足するが、どうなることか? 面白いといえば、面白い。
闘う相手は自民党ではなく官僚というから尚のこと。 検察を使おうにも、彼等こそ一番の悪巣。ここで日本も
大きく変化するのは間違いはないが危うさも出てくる。民社党も批判しているうちはよいが、今度は責任政党に
立場が変わってしまう。二大政党は、交互に政権交代すること自体がよいのだから、目先を心配することはない。
  * 9・15リーマンショックから一年
 昨日で、リーマンショックから一年が経った。見るところ三割の経済規模がダウン。緊急輸血で何とか恐慌一歩
手前で踏みとどまっているが、現場段階では上っ面な回復としか感じられない。メーカー段階では、3分に1に
ダウンしたのが、2分の1になった位でしかない。これも、何時まで続くか分からない。元に戻ることはない
という上で、経営戦略を根本から練り直さなければなるまい。超大型地震は起きてしまったのである。
津波の本体がくるのは、これからである。それが分かってないのでは? 日本は長期停滞で神経が麻痺している。
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2721, BOAが、メルリ・リンチを買収!
 2008年09月16日(火)
バンク・オブ・アメリカが、メリル・リンチを買収!というニュースが入ってきた。シティバンクが倒産レべルの
ニュースより大きい。(シティは倒産してないが)それも、リーマン・ブラザーズと天秤にかけて、メルリ・リンチを
買い取ったというから驚きである。しかも選択されなかったリーマンの方が倒産というから、なお衝撃が大きい。
しかし、そのツケの支払いは日本国民にも覆いかぶさってくることは明白。アメリカの、というより世界の金融の
再編成に入ったということになる。1929年の大恐慌より、深刻な事態というが、その大きなウネリが姿を現した。
ニュースで100年に一度の金融のニュースといっていたが、その通り。日本では、三菱・UFJ銀行が、野村證券
買収したような出来事である。リーマンは野村證券の2・6倍というから、世界に及ぼす影響は計り知れない。
サブ・プライム問題の深刻度からして、おこるべくして起こったことである。 5年から10数年前まで、日本を
買い叩いていたアメリカ金融機関が、脳梗塞・脳血栓で半身不随になったと例えられる。もちろん日本の十数年前
よりも根は深い。崩壊という表現も過激ではない。アメリカの三大自動車メーカーが、ほぼ死に体状態から考えて、
世界的な混迷期に入ってしまった。先週受けた経営セミナーの先生が言うとおりである。証券会社の一位・ゴールド
マンサックス、二位・モルガン・スタンレー、三位・メルリチンチ、四位・リーマンブラザーズ、五位の
ベアーズ・スターンズ(この春にモルガンに救済合併)。この三位から五位が異変をきたしたのである。
どうなっているのだろう。今年に入って、三位から五位が消滅したということになる。ここにきてアメリカの
航空会社、自動車、そして金融と、異常事態に入ったということになる。アメリカ経済の崩壊というと、ドル安圧力が
当面は強まるだろう。その行き着く値段が60円。それが近日か3年先かは分からないが。そして一度下げておいてから、
再び回復するだろう。何故なら、ドルはアメリカが輪転機で刷っただけの偽札もどき紙切れでしかないからだ。
一番影響を受けるのは、資源のない、紙切れを掴まされた日本、中国、インドである。いずれにしても、大恐慌への
テンポが速すぎるようだ。世界中が震撼としていることは事実である。今日からの為替と株価がどうなるのだろうか。
それにしても、あの首相候補の5人の漫画的なパフォーマンス、何をしているのだろうか、この国は! 
そういえば私の学生時代の友人がBOAにいたが、どうしてだろうか。クールなハッタリの大きな男だったが。
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2007年09月16日(日)
2357, ギリシャエーゲ海の旅 −3  Good☆':.*^ヾ('c_'ヽ,,)*.:'☆Morning
  ー旅行の雑感ー
*今回の旅行で、地中海と中近東一帯でイラン・イラクを除いて、エジプト、ギリシャ、ローマ、オスマントルコ
メソポタミア、 イスラエルの遺跡を巡ったことになる。 そうすると、数年以内にイラン・イラクイラクは無理)
に行くのが目標になる。  (字数の関係でカット 2012年09月16日)  
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 2006年09月16日(土)
1992, デジタル一眼レフカメラ −3          (。^0^。)オッ(*^○^*)ハ〜
一番肝心の「写真の具合は?」ということに言及していなかった。写真は見ての通り全く別物である。
例え話でいうと、ハイビジョン液晶TVと、今までのブラウン管の地上放送Tvの差と同じといってよい。
【字数制限のためカット2010年9月16日】
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2005年09月16日(金)
 1627, 自分の死ー日野敬三 対談集 −1
先年、亡くなった日野敬三の対談集「創造する心」が深い内容である。
癌から脳出血まで、次々と死に至りかねない病の中で書いた文章は、一言一言が胸に刺さるようである。

(字数の関係でカット 09年09月16日)                          ーつづく
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2004年09月16日(木)
1262, 書いてなかった旅行記 −1
 ーカナダ旅行記
過去の旅行記は殆んど書いてきた。しかし先日、地域別ごとに旅行記を纏め直していて、カナダと、ハワイと、
中国(桂林・香港)の旅行記が書いてなかった事に気づいた。 そこで早速、書くことにする。まずはカナダである。 
カナダは二回行っている。 一回目を書いてみる。 この旅行は、トロントと、その近くにあるナイアガラと、
ロッキー山脈と、バンクーバーと、その近郊のブッチャーガーデンを巡るコース。ナイアガラはNHKの特集を
見ていたが、実際見てみて「こんなものか!」と少し失望したのが実感であった。しかし、ボートで近くの滝の
カーテンの迫力は実物ならではの迫力があった。この旅行のハイライトはロッキー山脈のジャスパー国立公園
飛行機の乗り継ぎなど、かなりの強行軍で、バスでジャスパーについた時には疲れのため熟睡をしていた。
ふと目が覚めると今まで見たことのない裸の大きい山が展開していた。変な夢を見ていると思いつつ、再び目を
開けると、どうも夢でない。そこは私の知らない別世界であった。 それからは、次から次へと見える光景に
目が釘付けになってしまった。これまでの自然のパノラマを見るのは生まれて初めてであった。
日本でも黒部渓谷や立山など、多くのパノラマを見てきたが、そこで見たものは全く違うものであった。
「なんだ?!こりゃ!」と息を呑む景色が次々展開しているのだ。「こんなところが、地球にあったんだ?
知らなかった!」「これを見るまでの人生と、この後の人生は全く違う。家を売ってでも見るべき価値はある!」
等々の感激が、ロッキーにいる最中次々と出てくるのだ。この時から、旅行は大自然派になってしまった。 
自然の美しさを、これだけ数日に渡って味わって見たのは初めて。自然が自然と、神々しい姿を創りあげたのだ。 
山々の神々しさ、そして空の青さ、湖のエメラルドグリーンの美しさ。そこに住む地リスの愛らしさ。
あちこちで見ることができた熊とヘラ鹿。 はじめて見るものにとって、そこは違う惑星の景色である。
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2003年09月16日(火)
895, 超一流選手の共通項
 ー世界柔道選手権とプロボクシング世界タイトル戦-
 この五日間の世界柔道選手権が面白かった。昨日まで5日続けて男女の八階級と団体戦の試合があった。
 (字数制限のためカット2011年9月16日)
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521,「世の中を良くする為には」
 - 2002年09月16日(月)
昨日の昼、何げなくみた映画のなかで、薬中のホームレスが橋から飛び降りようとする見しらずの女性を
助ける時の言葉がよい。「なぜ助けようとするのか?」という瞬間の問いに、「自分を助けてほしい、
貴女を助ける事でしか今の自分を救われない!  (字数制限のためカット2013年9月16日)