* 多文化共生社会の礎を築く力、とは      『パワレルな知性』鷲田清一
 討議をし、物ごとの両義性をわきまえた対話(ダイアローグ)の中から、考えを変えていくことこそ、
多文化共生社会に必要となる。そのためには、「聴く力」と、人の気づきを「待つ力」が必要という。
自分の殻を自覚し、それを壊しつづけるため対話を続けること! ただし真当の対象と! ーその辺りからー
≪ 「多文化共生」とは、外国人との共生にかぎったことではない。たとえば、現代においては、さまざまな
 専門家の知見はきわめて先進化し、細分化されているため、専門家と一般市民の間には「異文化」といってよい
ほどの間隔がある。医療、地域環境、食の安全の問題など、どれをとっても、最先端の専門家の知見は、
素人が聞きかじっただけではわからないほど高度化している。だからこそ、専門家と非専門家のコミュニケも、
じつは「多文化共生」の課題の一つなのである。 そのために不可欠なのは、対話である。
ただし、それは「ディベート」ではなく「ダイアローグ」としての対話。
ディベートとダイアローグの違いについて、平田オリザが、次のようにわかりやすく教えてくださった。
< ディベート(討論)においては、対話の前と後でじぶんの考えが変わったら負けだ。逆にダイアローグでは、
 対話の前と後でじぶんの考え方・感じ方が少しも変わっていなかったら、対話をした意味がない> と。
すべてを白と黒で割りきり、正しいことと間違ったことを峻別しなければ気が済まない思考スタイルの持ち主は、
異なる文化や思想をもつ相手とディベートはできても、ダイアローグはできないだろう。
 ただし、ここでいう「ダイアローグを通じて考えを変える」とは、無節操に自説を曲げることではない。
じぷんの考えを絶対視せず、別の視点、他者の視点からも考える複眼的な柔軟さをもつこと、ひいては、
物ごとの「両義性」をわきまえ、一つの単純な見方に凝り固まらないことである。
 そして、これからの多文化共生社会を生きてゆくうえで、ダイアローグとしての対話をする能力は必須のカに
なってゆくだろう。その能力をそなえた人こそ、唯一これからの時代の「熟成した市民」なのである。
 では、真の対話力を鍛えるために何をすればよいか。抽象的な言い方になるが、「聴くカ」と「待つカ」を鍛える
ことから始めるべきだとわたしは考えている。いまの社会の評価制度においては、人の話を聴くこと、人の気づきを
待つことは、能力として評価されない。しかし本来、「聴く」ことも「待つ」ことも、広義のホスピタリティ
(人をもてなす)の中核をなす大切な営みであるはず。それは一言でいえぱ(他者に)「時間をあげる」ということ。》
▼ ゼミの教授が、そうだった。まず、自分で考えること、人の意見を聞くこと、そして、気づきを待つこと。
 真なる知恵は、内側から涌き出るまで、それに気づくまで、考えて考えて、悶絶をした後でこそ出るもの。
決断の前にしなければならないことと同じ。「聴く力」は、人だけでなく、読書を通して著者のいわんとする意を
聴く力もある。更に心の奥底の声を聴く力も、それにあたる。知恵は、パワレルの知性の礎から生まれ出る。
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4562, ポタリ、ポタリ、ポタリかな!
2013年09月12日(木)
   * ポタリ、ポタリ、ポタリかな!
 4月〜11月の8ヶ月間、毎朝一時間、4年続けて雨の日以外、合計一万キロ以上も乗り続ければ、自らを
ポタリスト(ポタリング=自転車散歩)と宣言してよいだろう。 4年前になるが、「電動アシストのMTB
(マウンテンバイク)が、格安で、スポーツチェーン店から(通販)売り出される」という新聞記事を読み買う
ことにした。 そして乗って仰天! ママチャリを年に1〜2度しか乗ったことのない私が、その日を境に、
冬季間と雨天以外は、ほぼ毎日12キロは乗っている。 自転車で15分の距離に信濃川があり、二つの大橋を
一周して帰ってくると丁度一時間、早朝の運動に最適である。ある本に、「江戸時代に舟に車輪をつけた陸舟車
というのが試作されたのが第一号」とあった。さしづめ電動アシスト自転車を舟とすると、エンジン付きカヌー。
手で漕ぐか、脚でペダルを踏むかの違いになる。 この自転車に出会うまでは、自宅から300M先にある栖吉川の
土手を30年近くウォーキングをしてきた。ところが、道路拡張工事で散歩道が数年間も交通ドメになった
タイミングに、電動アシストのMTBを購入。一気に、4キロ程先の信濃川まで行動パターンが広がった。 
電動アシストのうえ、MTBの車種が良かった。 軽くて、小さくて、小回りがきいて、6段変速ギア。 
変速ギアのついたスポーツ自転車も一度も乗ってないうえに電動アシストである。驚くのは当然である。 
 東京在住の学生時代のゼミの後輩がカヌーの愛好家で、数年前、車にカヌーを積んで新潟にきて、阿賀野川
河口と、寺泊の浜辺で同乗させてもらったことがある。それもヨットカヌー。彼の別荘が川口湖にあり、長年、
乗りこなしていた。羨ましいと思ったが、今さら私には無理。 そこで、スポーツ自転車を陸のカヌーとみたて、
電動アシストにすればよい。早朝、電動アシストの力を借りて、信濃川の土手を飛ばすのも快感。 
乗っていると、自分がいかに軽く小さい存在で、空中遊泳をしているような感覚になる。現在のものも限界に
近づいてきたので、消費税のアップ直前の来春2〜3月に、もう一台を買う予定にしている。クロスか、
折りたたみのMTBか、電動のついてない10数万の高級車か? それまで半年間の選定が楽しめる。
これを購入すると胸を張って、「古いMTBと、クロスバイクの二台を持っているポタリスト」と宣言ができる。
車やオートバイで高級車といえば数百万だが、自転車では、30〜50万も出せば超高級車、十数万なら
高級車になる。ーブログ内の検索で、以下のような文章があったが、時間の経過とともに内容が濃くなっている。
一つのキーワードで検索で過去分を拾うと、書き遺した価値が味わえる。
肌で風を切ると、頭が冴えてくるのも良い。 低空の飛行艇のようにも・・・ 少しオーバーか!
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2013/07/29
スポーツ自転車の勧め! ー4               
   * マウンテンバイク     「自転車で痩せた人」高千穂 遙 (著)
 私が現在乗っているのがマウンテンバイク。 舗装されてない山道などを走るため、特徴は丈夫かつ軽快さである。
ただ値段の安さに惹かれ買ったが、私の毎朝のコースからみて、これがベスト。小さく軽いのがよい。
  ーそこで、ウィキペディアで調べると、以下のとおりー
《 1970年代後半にアメリカ合衆国カリフォルニア州サンフランシスコ郊外のマリン郡で、ヒッピー達がビーチ
 クルーザーや実用車などに太いタイヤをつけ、急勾配の山を下りタイムを競った遊びが始まりと言われている。
同時期に北カリフォルニアでも同じ遊びが発生していた。初めは手作りだったが、一つのジャンルの大量生産で
一般に広がっていった。 マウンテンバイクの定義は、【 荒野、山岳地帯等での高速走行、急坂登降、段差越え
などを含む広範囲の乗用に対応して、軽量化並びに耐衝撃性、走行性能および乗車姿勢の自由度等の向上を図った
構造の自転車のこと。舗装路でも広く利用されており、 用途によって様々な形態が存在する。】である。 
 マウンテンバイクは、クロスカントリーバイク、ダートジャンプバイク、ダウンヒルバイク、プレイバイクなどがある。
クロスカントリーバイク= 山道の長距離走行に特化したバイク。
  軽量なフレームに軽量なサスペンションフォークが組み合わされ
・ダートジャンプバイク= ジャンプスタントに特化した、BMXに近いバイク。
 小さめで取り回し易いフレームが、堅牢なクロモリか、十分な補強を施したアルミニウムで作られる
ダウンヒルバイク= 山を下り降りる事に特化したバイク。
 数メートルの崖を飛び降りるなど過酷な環境に耐える強度が必要。
・プレイバイク= 2010年頃よりジャンルが定着し始めたMTBとBMXをミックスさせたバイク。・・・ 》
▼ 以上だが、MTBポタリングに手軽な自転車で、軽快さが良い。それとママチャリと同じく、普段の生活でも
 使えるマルチのところがよい。親が、このタイプを少年用に買うことが多いこともあり、HCの自転車売場では、
丈夫でない見た目だけMTB風のチャリが並んでいる。そのため愛好家は「モドキ」とか「ルック車」などと呼んでいて、
良いイメージはない。その見分けはデザインで直ぐ分かる。また「悪路走行禁止」と書いてあるのもある。
私のようなスポーツ車初心者に向き。 まずは軽く小回りがきき、乗りこなしがスムースが入口になる。
 次は、クロスバイクにするつもりだが、折畳み式も捨てがたい。 スポーツジムと、家でパソコンか、TVか、
読書になりがちな生活の中で、これはソロで出来る手軽な趣味になる。 早朝に加えて午後からのポタリング
習性も悪くはない。それと現在、ジムや、図書館への移動に使うことも考えてよい。趣味としてポタリングにすると
なると、違った切り口が出来てくる。それより、まず事故に気をつけなくては。これまで色々なマウンテンバイクを
見て、デザインが違うとしか思ってなかったが、実は、使用目的が違っていたのである。
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スポーツ自転車の勧め! ー3 ー2 ー1は、
字数制限でカット(バードウォッチにコピー)          
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2013/06/25
電動アシスト自転車に乗って、はや4年
 電動アシスト自転車を乗って3年8ヶ月になる。ーまずは、その時の文章より 
   ー3131,期待どおりの電動自転車 2009年10月31日(土) 
≪ 注文をしていた電動自転車が一昨日届き、昨日の朝、さっそく試乗した。自宅は長岡駅裏から徒歩10分にあるが、
 長岡駅前から歩いて20分のところにある大手大橋まで12分で着いた。信濃川を渡ったところのジャスコに15分、
ユニ系SCのアピタまでは20分。そして、その先にある長岡大橋から駅前近くまで戻って、家に着いたのが50分後。
万歩計をみると2500歩になっていた。50分というと5500歩になるから、半分近くになる。
疲れは、ウォーキングと同じぐらい。 これまでは月に一〜二度ママチャリに乗るぐらい。一日一万歩を目指している
ので、自転車にはほとんど乗ることはなかった。そのためスポーツタイプで、6段切り替えで、かつ一対二のアシストの
自転車を乗った驚きは大きい。一対二のアシストというと、人が一の動力をかけると二倍の加速がかかる。 
自転車は発進時の加速と、登り坂に力を要するが、その時にペダルに力が二倍加わるのは、何か異様な感がする。
コースは線路の下をくぐる地下道の登りとか、信号待ちの後の加速とか、大きな橋までの登り坂とか、起伏がある。
そのストレスがゼロで、平らの道路でペダルをまわす時の加速も三分の一で済むのだから、非常に楽である。
 ところで、通販で注文して送られてきた電動自転車を組み立ててくれた長男が「すぐに、盗まれるよ!」という
のも分かる。小型のためボックスカーに、簡単に乗せる事が可能だからである。一年ほど前に、家内に電動自転車を
買おうかどうか相談したら、「友達が買って直ぐに盗まれてしまった。あと数年先がよいと思うよ」といって、
買うのを止めた経緯もあった。スーパーや、駅前などは当分は置けないが、その時はその時。≫
▼ これを書いた翌日から25年続けていた早朝ウォーキングを、ポタリング(ミニサイクリング)に切り替えた。
 同じ一時間で、コースは東バイパスから、長岡大橋を渡って、日赤前の土手を通って、大手大橋から、土手を走り、
長岡大橋に戻り、同じコースを逆コースで帰ってくる。 冬期間(12〜3月)と雨天を除くと、ほぼ毎日、乗っている。
大よそ、年に200日として7百回以上、一日、14キロで1万キロ、地球を半周も走ったことになる。
 スポーツチェーンのネット販売で59800円で買ったが、中国産だが私にとって大当たり。現在は値下げで49800円。 
もうボロボロだが、何とかあと一年使って買換えるつもり。まず故障するのはブレーキと、蓄電池周りの固定器具。
 パンクは三月に一度ぐらい。来年には、一ランク上のナショナルのものを買うつもりだが・・  
自転車には、シティ、クロス、ロード、マウンテンタイプなどがある。 私のは車輪の小さなマウンテンタイプ。
来年の購入予定はナショナルのクロスタイプのもの、どうなることやら。iPodで音楽を聴きながらの早朝
サイクリングは良い。雨が降ると溜息が出るほど。最近の週末は天気の具合をみて、昼も同じコースを走っている。
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2013/03/27
閑話小題 −つれづれに
 * 先週から早朝の信濃川一周のポタリングを始めたが、ほとんど散歩する姿はないのは寒いためだろう。
分厚い手袋と耳あてをし何とか寒さを凌いでいるが、日々暖かくなっている。慣れてしまえば最上の習慣である。
毎日15キロ、一年200日として三千キロ。三年間で9千キロ走ったことになるが、自転車はボロボロになって当然。
リチウム電池は、当初一回の充電で二日持ったが、劣化で一日が限度。この買換は一年後の予定?だが、持つか?
あと一年で4年で一万二千キロ、地球の4分の1周を走ったことになるのだから良しとするか。
 * 一昨日、カラスの交尾をみた。ポタリングの何時ものコースの通りの脇の花壇にいたカラスに、
小さなカラスが舞い降りてきて尾っぽを向けて羽根をそば立てて小さくうずくまった。そこにオスが・・ 
メスからの求愛である。これで春の訪れを知るとは・・・
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2012/08/21
つれづれに
   * 大手大橋にて
 先週土曜日の早朝、何時ものようにポタリング(ミニ・サイクリング)の大手大橋で、ヒキチャリをしながら
歩いていると、後ろから声をかけたれた。車椅子に乗った隻手の男性で、恐らく交通事故で右腕を根元から切断、
下半身麻痺で自走式車椅子である。私の電動アシスト自転車に興味を持ち声をかけてきた。電動アシスト自転車
如何に良いか説明すると、自分の車椅子が電動切替え式で、背後に電動モーターがついていて時速6キロという。
何度か薄暗い中、かなりのスピードで走っているのを見たことがあった。人それぞれの運命と人生がある。 
ところが昨日の朝、いつものコースの信濃川の土手を走行していると、屋根つきの休憩所で30歳前後の男女二人が、
その電動の車椅子を畳んでいた。本人は不在で、まさか聞く訳もいかないし、そのまま遣りすごしたが。
その前に何か(熱中症とか?) あったのだろう。ポタリングを始めて4年目になるが、続けていると色いろある。
そういえば、雀が少なくなった。去年の大雨で河川敷の雑草地に水が使ったせいだろうか。
燕も少なくなった。多いのはカラスだけ。 
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2012/06/15
閑話小題 
  * 自転車のパンク
 4〜11月まで八ヶ月間、毎朝一時間もポタリングをしていると、年に二回はパンクをする。
たまたま土砂降りの時にパンクをし、ズブ濡れで自転車を引いて帰って来たこともある。それも付きものと
割り切っている。一回のパンクの修理代が千〜千二百円で、店によって違う。 昨日もパンクをしたので
近くの自転車屋で修理をした。世間話に、市内の自転車屋の数を聞いたところ、「百軒あった店が今では
三十軒になってしまった。4kのため次世代が店を継ぎたがらない」という。店売りの自転車はHCや、
スーパーが大量販売するため、価格競争に負け、修理だけとか。 パンクの修理時間は平均、20分。
それで千二百円は悪くないが、私の見立てでは一日4〜5人。奥さんがパートなら兼業商家なら何とか?
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2012/04/14
閑話小題
  * ポタリングを再開
 早朝のミニ・サイクリング(ポタリング)を再開した。冬期間を除いた4月〜11月の間、一時間かけ
信濃川の二つの大橋を一周する。6時過ぎから7時過ぎにかけての時間帯だが、何とも清々しい。電動アシスト
自転車の効能で、午後の二時間のスポーツジムを加えると、三時間も運動している。 平坦な習慣の組み合わせ
のためかアッという間に一週間が経ってしまう。 電動アシスト自転車の使用目安を5年と決めているので、
半分使え終えたことになる。電動自転車は、お薦めである。手段(自転車)が、目的(朝の運動)を変えてしまう
(ウォーキングからポタリングへ)典型的事例になる。これからはスマートフォンタブレットPCの普及が、
ビジネスや生活パターンを根こそぎ変え始めているが、手段の進化は、人間生活を間違いなく良くしてくれる。
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2011/11/08
閑話小題 ー自転車からの風景
  * 焼鳥屋、鳥梅
 私の幼稚園の頃の、一番初めの友達が、近くの焼き鳥屋の息子であった。
幼稚園の一年間と、小学校の二年の三年間である。ある日の午後、そこに遊びに行くと、今から思うと
焼鳥の串さしの仕込みを、御父さんがしていた。子供なりに、仕事の場には近づいてはならないことは知っていた。
ところが手招きをして、その一本の焼き鳥を差し出してくれた。 そして、食べて驚いた。その美味いこと。
ガムのようで噛んでも噛んでも、噛み切れないが、その味わいと香りは、今でも強烈な記憶として残っている。
その後、成人になって長岡にUターンをしてから1〜2度、飲みにいったことがある。私の幼馴染は何があったか
分からないが、店から引退し、姉さんと、奥さんが店に出ていた。その店の前を二月ほど前に早朝のポタリング
帰りに通ったら、店の看板が無くなっていた。そこで、姉さんらしき女性が、店の前で掃き掃除をしていた。 
そこで、長岡の夜の博士と自認している?人に、聞いてみたところ、「この春に閉店したが、その閉店の日に
行ってきた。姉さんも高齢と不景気で止め時と言っていた」という。
それにしても、幼稚園時代の記憶の原点の一つの店が閉店とは、時代の変わり目である。
・・・・・・
3777, ポタリング
2011年07月29日(金)
  最近、面白い言葉ーポタリングを知った。 −ネット辞書によるとー
【 ポタリングとは、自転車でぶらつくことを意味する和製英語で、観光名所などに自転車を用いる「
 散歩」的なサイクリングをいう。 散走とも言う。サイクリングの一種で、散歩程度に軽く走ることをいう。】
中高年のオジサンが、行く当てない風にママチャリに乗っているのとは、チト違うようだ。毎朝、ウォーキング
代わりに、信濃川まで一時間、自転車で散走をしているが、サイクリングというには違和感があったが、適切な
ポタリングという言葉があった。「ちょっとポタリングしてくる!」なら、丁度よい。自転車は野球帽を少し
深めに被っていれば目だたないし、人は気に留めない。また電動アシストなら、エネルギーは普通の自転車の
三分一か、五分の一で済む。 近くのSCや図書館に気楽にいけるのも良い。この御陰で生活が一変した。 
イメージとして、サイクリングは、中・長距離の場合に使い、目的は自転車に乗る方のニュアンスが強い。
またツーリングは、長距離で、自転車で旅行をする場合につかう。
 東京など密度の濃い都会の二時間の散策なら、かなりの場所に行くことが出来る。 現在、早朝の信濃川
ポタリングが主だが、今度は午後などに折りたたみ自転車を車に乗せて日本海沿岸をポタリングするのも面白そう。
そうこう考えると、周囲に面白いことは、山ほどある。ただ気づいていないだけである。ベストの敵はベターというが、
その通り。それにしても「ポタリング」という語感がよい。 これから少し与太るで、「ヨタリング」という
言葉も浮かんでくる。陰鬱の時、少し与太らないとやってられない。 でも、自重の時期である。 
で、自転車でヨタルしかないか。 少し離れた場所のポタリング用に、もう一台、安い折りたたみでも買うか? 
でも、車で一時間で何処かあるのか考えると?
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2011/09/24
ツール(道具)について考えてみる ー1
 電動アシスト自転車を使い始めて二年になるが、その日から日常が変わってしまった。
足馴しに自転車で自宅から20分ほどの信濃川の長岡大橋から大手大橋を一時間ほど一周してみたが、
自動アシストのためペダルを踏むストレスが半減。そのためか信濃川一周のポタリングが快適であることに気づいた。 
空気が新鮮で、野鳥が多く飛び交い、川幅が広く、流れが緩やか。そこから見る360度の視界がまた良い。
川向こうから街中に向かう長岡大橋の上からのパノラマはライン川の風景に決して劣らない。 それと何より、
自宅の生活圏から一歩外に出た開放感が良い。 自宅近くの栖吉川を30年近くウォーキングをしてていたが、
丁度その頃に工事で遠回りをしないと何時ものコースを行けないこともあって、切り替え時だった。 以来、
12月から3月を除いた連日、信濃川周辺のポタリングは日常生活の大きな柱になっている。
新たな手段が生活を変えてしまった。