* 75歳が死の目安が、一致して
 前回、葬式で連合いを亡くしたばかりの同級生のことを書いた。私が「75歳を死亡年齢に目安に、歯医者以外、
病院に行かないことにしている」と他の級友から聞いて、曰く、「数年前に、ある病院で検査をしたところ、肝臓に、
オデキがあると言われ、肝臓ガンと覚悟を決め、親戚を集めた家族会議をして、生前葬の案も出たが、その前に、
別の病院で検査を勧められ、再検査をしたところ何もなかった。それから、一切の検査をしないことにした。
母親と父親の死亡年齢を合計して、半分にすると75歳。その年齢の目安と、病院に行かない方針が同じことに、
驚いた」と。 しかし、死や、生についての知識を持っている様子がなく、漠然とした不安が全体を覆っていた。
少しでも、その類の知識を持ったと持たないとでは雲泥の差になるが・・ 
 私の平均余命が11年。そのうち介護年齢が9年、寝たきり6年とすると、決して長寿は、私らしくない。
下手に治療で死にそこなうと、薬の逆効果で、拷問のようは束縛の寝たきりか、痴呆症が出てくる。
ならば、出たとこ勝負。75歳を目標、目安にした。その分、運動量を多くして、食生活を気をつけているが、
いざ、末期の余命を告げられ、目先は後悔をして逝くことになっても・・ 死に方、自分の選択も有りである。
   * つれづれに
 ー「事業人生を決心して45年」の語り直しーをテーマに、回を重ねて書いているが、思いもよらない当時の記憶、
40数年前の出来事が、昨日のように、次々に連動してフラッシュバックしてくる。それだけ、激しい日々だったが、
封印しておいた記憶を見つめ直すのは、当時の自分を慰め、癒すと同時に、多くの過ちを知り、後悔も出ることになる。
それは、それぞれの行蔵から、自省をすることにもなる。私は何をしてきたのだろう? 「面白かった!」だけでは
済まない、未熟な己が、厳然と、そこにいる。神様は、人生を自省させるため、老後という余白を人生に与えたようだ。 
 私を含めた大部分には、基礎教養の絶対量が足りてない。だから「死ぬまで勉強」が必要になる。周辺を見わたすと、
それが分かるが、自分自身になると分からないのが人間の性。 「羯諦 羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提薩婆訶」=
「往ける者よ 往ける者よ 彼岸に 往ける者よ さとりよ 幸いあれ 」。 「往ける者よ」を「過ぎ去りし日の自分」
に置換えて、青き者よ、幸いあれ!と、祈り直すしかない。 成るほど、私は、こんな人間だったのか!と・・ 
 南無阿弥陀仏の念仏は、そのためある! 私もお近い ようで? 「では、皆様、さようなら!」これ辞世の言葉?
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4480, 宇宙に外側はあるか
2013年06月22日(土)
   ー内容紹介ー        「宇宙に外側はあるか」松原隆彦 (著)
◎ 私たちの住んでいるこの宇宙がここに確固として存在している、つまり唯一絶対の存在である、ということは
 疑いようもなく当たり前のことだと思われるでしょうか。実は、現代の物理学の知識をもってこの宇宙を眺めてみると、
 そんな基本的なことさえも疑わしくなってきます。いま、人類の宇宙を見る目は大きく開かれつつある。
 宇宙の何がわかっていて、何がわかっていないのか? 宇宙の全体像とは?  宇宙の「外側」とは? 
 人類はどこまで宇宙のことを知ることができるのか? 現代宇宙論のフロンティアへと旅立つ一冊。
◎ 目 次 第 1 章 初期の宇宙はどこまで解明されているか
    第 2 章 宇宙の始まりに何が起きたのか
    第 3 章 宇宙の形はどうなっているのだろうか
    第 4 章 宇宙を満たす未知なるものと宇宙の未来
    第 5 章 宇宙に外側はあるか
▼ 宇宙論を分かりやすく解説してあって、私のように最近、興味を持ち始めた素人向けの本。
  村山斉著「宇宙は何でできているのか」と「宇宙は本当にひとつなのか」のフォローに丁度良い内容。
 村山斉の著書は、明快で分かりやすいが、それでも一歩も二歩も踏み込んだ内容だが、この本の第1章から第4章までは、
 宇宙論の優しい入門のあらまし。第5章で、マルチバースがあるかないかに触れているが、ハッキリした説明が無い。
 私のような入門者にとって第1〜第4章の方が、噛み砕いてあって、分かりやすい。
  村山斉の二冊を含めた三冊が私にとっての宇宙入門書になるが、としても何がなにやらである。 プロローグに 
≪ 現代宇宙論が明らかにしたことの中で最も大きな驚きのひとつは、「宇宙は永遠不変のものではない」という事実です。
 約137億年前に宇宙の始まりがあるという「ビッグバン理論」が確立したことで、このことが明らかになった。
 この宇宙に「始まり」があることがわかると、根源的な疑問がたくさん湧いてきます。≫ がある。
 ーその疑問とは、
「宇宙はどうして始まったのか」
「宇宙が始まる前は何だったのか、宇宙が始まる前の宇宙は宇宙ではないのか」
「宇宙に始まりがあるなら、宇宙に終わりもあるのか」
「宇宙に終わりがあるとすると、宇宙の終わりの後には何があるのか。次の宇宙が始まるのか」
「そもそも、始まったり終わったりするような宇宙はどこに存在するのか。この宇宙よりももっと大きな、
 何か得体の知れないものの中にこの宇宙があるのか」 等々である。
  マルチバース、それも10の5百乗の宇宙の存在の可能性には驚いた。村山斉著「宇宙は本当にひとつなのか」に
 詳しく書いてあるが、コペルニクスの地動説と同じ位の驚きを与えた根源的な問題である。そうこう考えると、
 再び、人間原理の問題の戻ってきざるを得なくなる。 宇宙は面白い! 宇宙お宅のブログにはビックリ。
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4106、私は完全な本 "日本の自殺 'ー9を作った
2012年6月22日(金)
   * 情報の洪水が人間を劣化させる
  これが書かれた37年前にはパソコンとインターネットが世界中にこれほど普及するとは思ってもいなかっただろうが、正に現在、
 情報の洪水が世界を覆い、個々人の判断を狂わせ地球規模の集団自殺の様相になっている。その大混乱の一つが、この金融恐慌であり、
 世界経済は溺死状態?にある。今後10〜20年は、このカオスは続き、その行く末は誰も分からない。下記の部分が、日本だけでなく、
 地球規模のカオスになっているから、ことは深刻。 情報機器とネットの進化が、文化、文明レベルで世の中を変えてきた。
【◎ 第一に、われわれは人間経験全体のなかに占める直接経験の比重が相対的に低下し、それに代わって、マス・コミュニケーションの
 提供する情報を中心とする間接経験の比重が飛躍的に増大したことに伴うさまざまなマイナスの副作用について検討しておかねばならない。
 一般に情報量の増大といわれているものは、人間経験との関連でみるならば、このように各個人の経験世界というものが、ますます大きく
 他人の経験に依存するようになるということにほかならない。 マスコミを通じて与えられる間接経験の世界は、一方ではあまりにも
 混沌として脈絡がなく精神分裂症の様相をすら呈している。他方でマスコミの提供する膨大な情報によって見せつけられている世界の、
 安直なトータル・イメージは、情報の質が悪いと現実世界とは似ても似つかない虚構の世界となる危険がある。知力を高めるために
 作られたはずのマス・コミによって人間がだまされ、知力を低下させられ、真実の視界が妨げられるという皮肉な現象が生ずる結果となる。
◎ 情報化の代償の第二は、情報過多に伴う各種の不適応症状の問題である。高速度に流れる大量情報が、人間の脳の情報処理能力を大幅に
 上まわった場合、人間はしばしば情報過多の神経症状に陥る。 短絡型、自閉症型、分裂症型という三つのタイプのものがある
◎ 情報化の代償は第三に、情報の同時性、一時性と関連している。 社会の変化のスピードが早くなると、人間と情報との関係が極めて
 一時的なものになってくる。このような現在(1975年当時)の情報環境の下では、新奇な情報を極端に求める傾向が強まっている。
 膨大な現在進行型の情報の氾濫なかで情報のライフ・サイクルは短縮化し情報は消耗品化し、情報使い捨ての傾向が極端になってくる。 
 大量高速情報から自己を防衛するひとつの安易な適応方法は、忘れぽっくなること、つまり健忘症になることであり、歴史的な連続性の
 感覚を喪失して刹那主義的な生き方を採用することである。
◎ 情報化の代償の第四は、以上のようなマイナスの副作用とも密接に結びついているところの、情報受信と発信との極端なアンバランス。 
 本来、人間の思考能力や創造性は受信と発信の反復を通じてはじめて可能となるものであるのに、この思考のプロセスをじっくりと
 通過させないために、短絡型の、論理的思考力のない人間が量産されてくることにもなる。
◎ 情報化のマイナスの副作用は、第五に、マス・メディアによる異常情報、粗悪情報の過度拡散傾向となって影響を与えている。
 情報化の代償、弊害について累々と述べているが、これは情報過多の問題なのか、質の悪い情報を発信し、それも何も考えずに受信する
 ことの 問題なのか、それとも膨大な粗悪情報がマス・メディアを媒介として流され続けることが問題なのか、いろいろと考えさせられる。】
 ▼ 情報の洪水は、それに対処可能な人と、そうでない人との情報格差を生み出している。それは脳力と貧富の差に直結することになる。
  それは劣化だけでなく、悪用で社会をいとも簡単に騙せすことが可能になった。反面、電子知能は飛躍的に進化している。
  世界中の身知らずの個々人がネットで結ばれ知恵と情報の共有が可能になってきた。それは一時代前からみたら、SFの世界の様相である。
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3740, 閑話小題
2011年06月22日(水)
 ◆ 長寿の秘訣
 先日のNHKで 腹7分目の猿と 腹いっぱい食わせた猿を20年実験した映像があった。腹一杯の猿の半分が死んでいるのに対し、
空腹の方の猿は八割が生存するという。それにしても、隣り合わせの檻に入れられた二匹の猿の姿の差に愕然としてしまった。
全ての生き物に、ある遺伝子のスイッチがあり 飢餓状態の方が健康にいいという内容であった。 101歳のアメリカ人男性は
二十歳の頃から食事制限していて外見は70〜80歳ぐらいに見えた。 小食粗食は、身体に良いとは頭では知ってはいたが・・・ 
TVでも、実際にモニターが数人、三割カットした食事を7週間で試みた結果、遺伝子のスイッチが入った結果を出ていた。
これを健康食品で可能かを取り上げていた。レスベラトロールという物質が、遺伝子にスイッチを入れるという。最近、コマーシャルで
目にする「ブルーベリー」などに含まれているという。 これを飲み続けると長生き出来るというなら、小食を心がけた上に、
これさえ飲んでいれば長寿になるようだ。私のように食事に、ある程度の満腹感がないと食べた気がしないのは、長生きは出来ないか。
 ◆ 一メートルと、一kgの基準の割り出し方
 やはりTVの番組で知ったことだが、「一メートルは北極から赤道までの1万、その延長上の南極までで、2万。
一周で4万分の一が一(キロ)メートルの基準値になっている。 また一キロは一リットルの水の重さが原点という。これも初めて知ったこと。
といことは、私の重さは、1・8Lのボトル32本分になる。そんなものなのか。
 ◆ 65歳以上の人口比は?
 2010年度の65歳以上の高齢者は前年より46万人多い2944万人(総人口比23.1%)と過去最高を更新した。
40年前の1970年度で、7・1パー、1980年度で9・1、90年度で12パー、2000年度で17パー、そして、去年で23・1パーセントになった。
何と、40年で3倍以上になったことになる。大よそ14人に一人から、4人に一人になってしまった。65歳になった現在、私より若い人は
4分の三になってしまった。これは、欧米の16パーセントを遥かに超えた数字である。 2020年には、30パーセントに近づくと言われており、
その年金だけで国家の財政は成り立たなくなる。恐ろしいことに、これは欧米社会も、今まで経験をしたことのない事態。
日本経済の不振も、この辺にある。とはいえ、アジアなどから、どんどん外国人を移住させるのも、問題が出てくる。
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3375, 大相撲の野球賭博について
2010年06月22日(火)
 大相撲が野球賭博で再び大問題を引き起こした。 不祥事が年中行事になっている。野球賭博覚醒剤とか、
一般の世界では有りえない事件が続くと、芸能ごとの別世界と思わざるをえない。大相撲は元もと神事の余興で、
神社で力自慢が祭りに競ったのが始まり。そこには当然、ヤクザまがいの連中が多かった。 
 (次数制限のためカット 2012年6月22日)
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3000、3000回か〜
2009年06月22日(月)
この随想日記が3000回になった。1000回、2000回の時ほどの感慨がない。
書き続けることに慣れてきたのだろう。 誰に頼まれたわけじゃなし、ただ習慣だから続けているだけ。
(次数制限のためカット 2012年6月22日)
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1000, \(~o~)/千日の随想日記!
 2003年12月30日(火)
 一昨年の5月2日から今日の12月30日までは973日である。更に旅行をして休んだ一日分を加えると約35〜40が合わない。
  (次数制限のためカット 2012年6月22日)
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2636, ミラクルターキー
2008年06月22日(日)
 wowowで放映しているユーロサッカー(欧州サッカー選手権)が面白い。ヨーロッパのナンバーワンを決めるもので、
四年に一回開かれている。昨夜は準々決勝で、クロアチアとトルコ戦があった。私は、あまりサッカーには馴染めてないが、
サッカーにかかわらず準々決勝からは、みることにしている。 どの競技も順々決勝が一番面白い内容になるといわれている。
やはり期待したとおりに、面白い内容であった。 トルコは、このシリーズで、逆転劇で奇跡的に勝ち上がってきたという。
昨日たまたま終了の30分前にチャネルを回したら、0対0で熱狂的な場面。もちろんライブである。延長戦の最後の一分にクロアチア
一点を入れた。 誰もが流れからみてもクロアチアの勝利と信じていた。終了時間を明らかに超えていたが、たまたまトルコの攻撃だった為、
試合がそのまま行われていた。そしてトルコの放ったシュートが入ってしまった。ミラクルシュートとは、こういうのをいう。
実のところ、時間終了間際のミラクルシュートを見たのは始めて。0対0の試合の最後の一分で互いに点数を入れるのをライブでみるのも初めて。
それも互いに際どいシュートが何度も入りそうになった試合であった。そして、最後はPK戦でトルコの勝ちであった。クロアチアにとって
99�勝っていた試合、何人もの選手が悔し涙を流していた。ユーロサッカーはワールドサッカーの合間の、オリンピックの年に開かれる。
欧州にとっては、ワールドサッカーや、オリンピックとは違うプロ筋の中味の濃い試合が多い。その後、巨人対ソフトバンク戦と、
女子バレーの日本対トルコ戦を観ても面白くない。当然だろうが。 会場の熱気が違うこともある。現在、準々決勝のロシア対オランダ戦を
現在見ながら、この文章を書いているが、圧倒的におしていたロシアがたて続きに二点を入れ三対一になって勝ったところである。
ちなみにオランダは、今年の優勝候補で、圧倒的な強さで勝ちあがってきた。終了時間は6時12分である。 
それにしても国内リーグとはパスやシュート鋭さが全く違う。ライブのサッカーの試合を見ながら、書くのも面白い!
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2007年06月22日(金)
2271, 腕時計
 最近、ネットで腕時計を買った。メーカーはカシオで、型落ちの58�OFFの2万円前後のもの。前の腕時計のベルトが壊れたので
自分で修理をしたが、それも限界になったので買い換えることにした。(それは、たまたま帰省してきた息子にプレゼントした・・・)
10万位と思ったが、やはり高い?ものを買う気にもならない。時計については、基本的に機能を優先して、他人が見て安物に見えなければ、
それでよしという主義。 その分、家内がブランドものを買ってくれる。(もちろん家内自身のものだが)
学生時代に「男たるもの、ブランド物など、人の上に立つものは身に付けるべきでない。 特に時計は、注意すべし!」と経営学者の
野田一夫教授の授業中のお言葉が、いまだに頭に残っていることもある・・・といって、一日数十回は見るもの、良いにこしたことはない。
前回の腕時計はカシオの「電波修正機能」と「ワールドタイム機能」が付いたものだったが、非常に便利であった。特に電波修正機能は
正確な時間に絶対的に信頼でき、ギリギリの列車時刻の数秒単位の際どい時など非常に有効だった。「ワールドタイム機能」も海外の先々で、
数秒で時間修正できたのも良かった。最近のものは、さらに太陽光エネルギーのソーラーや、幾つかの時刻アラーム、高度計、温度計に、
万歩計も付いたものもある。私が買ったものには、前の機能にソーラーと、幾つかの時刻アラームが付いたもの。三十歳代にハワイに行った時
ロンジン」の二十万位の時計を買って、10数年間使っていたことがあったが、高いものを身につける気持ちが理解できた。 
しかし何度か修理をしたが、その値段が高い。それなら機能的なものを数年単位で買えかえる方が私には合っていると、
カシオのデジタル時計に切り替えた。それ以来、カシオのファンになって5〜6年ごとに買え替えて、4代目になる。
今までで、一番気に入ったのが、二代前のカシオの「秘書?機能付きデジタル時計」である。録音しておいた内容を、設定した時間に話す
機能の付いたもの。これは非常に便利で面白い時計であったが、今はもう廃盤になっていた。
  (次数制限のためカット 2012年6月22日)
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2006年06月22日(木)
1906, エピソードで読む西洋哲学史 −1
                    PHP新書 堀川哲著  長岡中央図書館6月11日 ー読書日記         
書店で面白そう!と立ち読みをした本を、図書館で見つけた。 よくあることだが、こういう時はうれしいものである。
早速借りてきて読んでみたが、あまりに面白い。蔵書と書き込みの必要性を感じ、さっそくネットで注文をした。
難しそうな先哲達の生々しい姿をエピソードを通してみると、等身大に見えてくるからよい。
  まずはカバー裏の ー内容紹介であるー
デカルトからウィトゲンシュタインまで哲人たちの生い立ち、女性関係、死に際までの逸話を紹介している。
ヘーゲルマルクスは私生児の存在を暴かれ、ルソーは五人の子捨てを告発された。
ウィトゲンシュタインは同性愛が執拗に調査され、サルトルの不倫遍歴は、愛人ボーヴォワールに暴露される。
 また、ニーチェは発狂して死ぬまでの十年間、ほとんど廃人であったという。 さらに、カント、スピノザホッブス
ヒューム、ハイデガーフロイトなど、思想史を彩るスーパースターたちの私生活をのぞき見れば、意外な素顔が隠されていた!?
 彼らは、不条理な世界と人生をどのように理解し、渡り歩いたのか。生い立ち、学歴、異性関係、挫折体験、死に際などの逸話を
拾い集め、その思想のルーツを探る。終章では、現代アメリカを代表する哲学者・リチャード・ローティノーム・チョムスキー
ジョン・ロールズなども取り上げている。近代から現代に至るまで、約四百年の潮流が手に取るようにわかる、おもしろ哲学入門。】
 これを読んだだけでも、この本の面白さが解るだろう。ーはじめにー の内容がさらに面白い! その一部を書き出してみる。
≪ルソーは、まだ8歳になるかならないかのとき、30歳ほどの女性に体罰を受け、それが『性的快感』(マゾ的快感)の始まりであった、
と「告発」する。その快感が忘れられなくて、おかげで人生狂ってしまった、と書く。そして自分を曝け出すことによって、ルソーはまた
マゾ的快感を経験する。こういう告白タイプ、ほかにはキエルケゴールやショーペンハウアーなどもそうである。  ・・・・略
誰もそう希望すると思うけれど、私たちは自分の人生を自由に選ぶことはできない。ぱっとしなくても、いま与えられたものから人生を
はじめるほかはない。それに、ウィゲンシュタインのように、ヨーロッパ有数の大富豪の家庭に生まれても、 つねに自殺の誘惑に
苦しめられた人間がいるわけだ。彼は4人の兄がいたが、そのうち3人自殺をしている。彼自身は哲学のおかげで自殺をかろうじて免れ、
癌で死ぬことができた。与えられた状況、与えられた自分の容姿と才能、まずこれで人生をはじめる。誰もそうするしかない。
そして、この不条理な世界と人生を考え、理解し、それと和解するしかないのである。不満たらたらで、人生を呪ってみても、
私たちは決して幸福になることはできない。その意味で、誰にとっても、どこかで「解脱」が必要になる。 そういう時期が来る。≫
 (次数制限のためカット 2012年6月22日)
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2005年06月22日(水)
1541, わたしの酒中日記−9
 金沢ー5   ー1972年5月某日
先日、東京の東京女子医大に父を見舞う。 その数日前に一番上の姉の正子さんから電話があり、「父が癌で手術することになった。
しかし悪性で長くて一年」という。看護をしていた母の話だと、10時間以上の大手術だったそうだ。執刀が、有名な中山先生だと聞いた。
この会社も数ヵ月後に辞めて、「千葉の千城台の土地」で、何か事業を始めることになるだろう。
(次数制限のためカット 2013年6月22日)
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2004年06月22日(火)
1176, 哲学について −8
 ー現代の哲学−1
ギリシャの国家都市が衰退した後、ふたたび民主的とよばれる社会が出てくるのは18世紀のフランス革命アメリカの建国である。
  (次数制限のためカット 2012年6月22日)