「2050年の世界 ー英『エコノミスト』誌は予測するー」〜英『エコノミスト』編集部 (著)
   第十四章 経済とビジネス ーのまとめ
・一九五〇年代の統制資本主義の時代にはマイナーな理論とみられたシュンペータの理論は、その後の現実の歴史によって、
 最も影響力のある経済理論に押し上げらた。
・一九五六〜八一年までは、『フォーチュン』誌が選ぶ五〇〇社のリストのうち、年平均で二四社が脱落していた。
 一九八二〜二〇〇六年には脱落組が四〇社に増えいる。
・ことにインターネットの発明・普及によるグローバリゼーションはシュンペータの言う創造的破壊のスピードを高めている。
 想像もできない技術革新により、これまでのビジネスのやり方が陳腐化し、固執していた企業は淘汰され、新企業が生まれる。
・製造業では、大量生産の方法が開発された一九二〇年代以来の、大きな技術革新よってその現場は変貌をとげるであろう。
 可能性があるひとつの技術として 3D印刷技術があげられる。
・他にも、あらゆる物がネットと常時接続するようになり、、そのネットワークがわたしたちの生活を変える。
 ロボットの技術革新によってこれまで人間にできなかった作業ができるようになる。あるいは電子秘書の機能を持つ
 自律型のソフトウェアができることで、仕事の効率化が起きるなど、様々な技術革新による経済の変化が予想される。
・先進国にいちはやく追いつきたいという新興国経済の要求も様々な技術革新を生むだろう。一気に九〇パーセントもの
 コストを削減するような工程の開発によって、先進国の商品市場もがらりと変わる。
・契約型の雇用者が、複数の企業にみずからの技能を売るようになるなど、会社の形態もより複雑化することになる。
・様々な技術革新にともない、グローバル市場においては、知識階級に富が偏在するようになり、労働者の勤務は
 グローバル化によってより過酷化する。
・しかし総じて言えば、「資本家の功績というのは、女王にもっと絹の靴下を供給することではなく、それを女子工員たちの
 手が届く場所に持ち込んだことにある」とのシュンベーターの言葉どおりに、人々は創造的破壊の荒波のなか恩恵を受ける。
▼ 工程といえば、隣家のプレハブ住宅工事。まず3〜4Mの杭打ち工事。ビルや工場建設などの基礎工事を住宅に応用。
 ミニ杭の打ち込みから三週間、一切の工事がなく、その後、床底の部分を小さな重機で二日間で掘り込み、そこに
プレハブの床と杭を結び始める、ビル工事の小型版である。  パソコンを手の平に押し込んだスマートフォンの普及で、
世界は創造的破壊で大きく変化を始めた。「まさか、一番かたいビジネスと思っていた事業が、この結果になるとは!」が、
全てのビジネスで生じてくる。 情報化は創造と破壊のサイクルを短くするが、消費者にとってはプラスになる。
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4206, 閑話小題 ーキモカワキャラ
2012年10月01日(月)
    * キモカワキャラ
 TVで石破幹事長を評して「キモカワキャラ」と言っていた。的確な一言フレーズを作るもの。顔はコワモテだが、
一度話し始めると、ソフトで、そのギャップが可愛らしく見える辺りを凝縮した言葉。本人が聞いたら傷つくだろう。
考えてみれば中年から熟年の何割かのベビーフェイス顔は、この言葉に当てはまる。この言葉から連想できるのは、「キモバカキャラ」
「イモカワキャラ」「キモカマキャラ」「キモマジキャラ」「キモギャルキャラ」などある。 角栄は、ギタギタしていて汚職
利権漁りのイメージが強いので「キモギタキャラ」。 ネット社会のB層には、的確な「一言フレーズ」で如何に発信するかだが、
虐めに使われるから問題になる。 この一言フレーズで切り捨てられ、切り捨てるのが現代である。  
   * ギリシャ、イタリアは近未来の日本?
 ギリシャ、スペイン、そしてイタリアで起こっている恐慌に近い事態は、近将来の日本? 5〜6年先の日本の事態。南欧の近未来には、
何かのキッカケで凄惨な国家破綻になる可能性がある。それでも、国民は国家に頼るしかなく、急激な締めつけに反発、事態は悪化を辿る。 
それは日本も同じ。スペインの25歳までの若年労働者の失業率が過半数を超えているというが、現に日本の高卒、大卒の三分の一が
正規社員の就職が出来ず、就職したとしても三年もしないうちに三分の一は辞めてしまうため、若者の半分はフリーター状態。 
将来の日本が思いやられる。60才以上が預金総額の6割を持ち、40才以下が、その10分の1の6%しか預金がないため、消費は減る一方。
適齢期の女性の結婚相手の収入希望が6百万。そんな相手は少ないため未婚が増加している。厳しい時代になったもの。互いに自己限界の
設定をシビアにすればよいものを、と思っても「たった一度の人生に誰かが何処かで待っている」という洗脳がなされて抜け出せない。
隣国に中国、韓国があり、競争相手は韓国男性、中国女性になりつつある。2ランク上なら、私なら考える。
   * つれづれに
 血圧が、毎日通っているスポーツジムにあるため計る習慣がついている。毎日、大きくブレルため、高血圧かどうか戸惑っている。
また運動する前と後と、食事の直後では20は違ってくる。120〜160前半、平均すると135で、高血圧かどうか微妙である。
中高年の八割が高血圧というから、一般からすれば平均だろう。 冬時期を除けば一日三時間も運動をして、この数値。
晩酌を減らせば、直ぐに下がるのは分かっているが・・ これも以前に書いたことだが、今、自然に頭に浮かぶことは、こんなこと。
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3841, 閑話小題
2011年10月01日(土)
  * まず、50冊の本を業者に送付
 iPadなどのタブレットPCの普及と同時に、手持ちの本をデジタル化をする動きが出てきている。本の裁断機と
自動スキャン機を買って、手持ちの本を一万冊をiPadに入力した人の「iPadバカ」という本をネットで購入し、読んだが、
その手間など自分には無理と諦めていた。ところが、最近、マスコミで、「スキャンの代行業者が出現、出版元や作家からクレーム」
という報道を知り調べたら、業者は溢れるほどあった。裁断機とスキャンを準備し、ネットで誘導すれば誰でも何時でも参入できるからだ。
半月前に思い切って、まず50冊を選定し、いざ業者に送ろうかとしたが、何かが引っかかって、箱につめたままにしていた。 
ともかく50冊をと思い切って業者に送付した。一週間後には完成するが、送ってしまった本は、二度と戻らない。 
それが正しい判断かどうかは、一年後にならないと分からないこと。とはいえ本棚に並んでいても、それが図書館にある本と、
何処が違うのかというと、あまり違わないことも事実。金を出して読んだ本は本気で読むから買うのである。本棚に置いておくのは、
それと時を共にした愛着と、再読するため。それがパソコンに入っただけと、割り切ってしまえば良いだけだが・・・ 
考えあぐねて、とにもかくにも送付することにした。
  * つれづれに 一昨日は、中学校の同期会
 中学校の同級会が開かれ出席してきたが、今年に入って二回目である。出席は11名。この数年は、年に二回は開かれている。 
春から私の生活圏が小さくなった分、それはそれで有難い。 あいも変わらず女性は元気が良い。 帰ってみれば午前様。
店は何処もガラガラで、よくやっていると老婆心が出るほど。 男5人の出席のうち、中小企業の社長は3人。背中の重しが取れた分、
天使のように気持ちが軽くなった。 そのため現役の人と接すると、何かエネルギー負けを感じるのは仕方がない。プラマイ、ゼロ。
一線で働くということは、それ自体が歪みの増大になっていることに、最近になって気づいた次第。 それが個性でもある。
 ところで高校の同級会、去年も、今年も開かれてない。一昨年、私とM君が幹事で、恒例でその年の幹事が次の幹事を指名して
持ちまわるシステムになっているが、任命責任がないでない。この時期は、むしろ行われないほうが良い。娑婆はシャバシャバか!
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3476, 秘・異郷ツアー、よもやま話 ー12
2010年10月01日(金)
  * 次のツアーの選定の仕方
 ツアーの選定を、どのようにして決めるのか? その都度に選定のプロセスがある。
多いのが直近に行ったツアー仲間の情報と、自分が、その時点で行きたいところを数ヶ所あげて、
その資料を集め情報を得るところから始る。 まず直近に行って良かった周辺を探すことが多い。
エジプト・トルコが良かった直後にイスラエルが面白い!と聞いて資料を集めて決断。
そして、次はシリア・ヨルダン・レバノンのコースを決めるとか。
インドに行って、ネパールに行き、その後、中国のウィグル地区からカラコルム・ハイウェーを通ってパキスタンに抜け、
アフガンの国境の麻薬通りに行くコースの順に行ったりとか。一ヶ所から周辺の二ヶ所を選ぶケースが多い。
それを結んで行くと、それが世界一周コースになったりする。スペインも中央、南、北スペインの三ヶ所だったり、
オーストリア、スイス、北イタリアも、そうだ。 南米も、同じ理由で行き先を決めていった。
 情報は、その都度行ったツアー仲間と添乗員が、その最大の情報源になる。他の人も同じこと。従って聞くほうも
聞かれる方もオープンになる。 国内では単に自慢話になるが、旅行先では情報交換クラブ仲間になる。
インド派、アフリカ派、欧州派、南米派、遺跡派、シルクロード派など、その人により違ってくる。
万遍なく行っている人は、「旅行道派」ということになる。 私の経験からすると、一度行って良かった処に
通い詰めるのも良いが、やはり万遍なく色いろな世界を見ておいたほうが良い。TPOSが良いこともある。
ある人が、これから世界中を10回行くとしたら、どのような場所を選ぶとしたら、
《 南米三ヶ所、アフリカ三ヶ所、カナダ、ウィグル・カラコルム、北スペイン、スイス》と答える。
それか、船旅で100日間世界一周のコースがあるが、あれでも良い。そこに行ってから付け足しをするのも
合理的である。 一人150万が高いか、安いかを如何に判断するかだが。集中の妙である。
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3101,返済猶予法案の成立から見えてくること! −2
2009年10月01日(木)
 返済猶予法案の成立が現実味を帯びてきた。無理だろうという一般的な見方だったが、面白くなってきた。 
実際のところ、こうでもしないと中小企業はもたない、と前回書いたとおりである。
新聞やマスコミの論説などからして実態の厳しさが分かってない。「昭和初期の恐慌ほどではない」とか、
藤井財務大臣が言っているが、その数倍の津波が来ているのが理解できない?のである。 
(字数制限のためカット2011年10月1日)
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2736, 正直こそ、最大の正当防衛
2008年10月01日(水)
 議論に絶対負けない法 −4          読書日記
学生時代に、「青雲寮」(25人)という名の寮に4年間いた。 三日前にも40年ぶりに訪ねた夢をみた。
夢の中の寮は部屋も40年前のままだったが、古くて瓦解する寸前の汚い風景。そこで初めて知ったのが、自分の見たことのない世界。
今回は夢がテーマではないので詳細は書かないが、北は秋田から南は福岡までの人種を知った。こでまず驚いたのがウソを平気で言う
何人かの人である。8人兄姉の末っ子のため、ウソなど必ず見抜かれることを体験上知っていた。しかし、それは私だけの話し大体、
15%の割りでいた。(もちろん、ウソを付く程度のレベルで言っている。人を陥れるために付くウソを平然と言うと人種のことである)
正直であること、それが一番の自然体ということは、特に母から常日頃いい聞かされてきた。 だから、それが当たり前ということは、
圧縮された異種の人間の集合体ではベースではないことを、そこで知った。しかし長い人生を歩いて、正直こそ一番の力になることを知った。
反面、正直とウソさえ知らない人種がいる。 それは無知の人間である。 ただ親の価値観を引き継いで、その価値観の中で生きていて、
その価値を疑ったこともない人たちが大部分だろう。 自分もそうなのだろう。
その価値観に従うことが正直なのだろうから何がなんだか分からなくなる。
 −次の箇所が、そのあたりの人間の歪みを、言い表している。
 p−93
私たちは子供のころから本当のことを言いなさいと諭され、人生のさまざまな場面において「正直は最良の策」だと
確信するようになった。 だが、一生のあいだに、真実を語る事に、ほとんど上達しない。
おかしなことに、私たちの社会は正直であることを奨励しない。 大学に「真実を語る法」と題する講座はない。
「うそつき自主治療協会」など、というものもない。 真実を語る人だと自称する人には一度もお目にかかったことはないし、
もし自分の言うことは全部本当のことだという人がいたら、私はくるりと向きを変えて逃げ出すだろう。
私たちは幼いころの経験から本当のことを言うとたいていは罰を受けると学んだ。
本当のこと書うと、負けるか、拒否されるか、追い出されるかだ。 悪いことをして、それを正直に告白すると、
たとえ悪気がなく些細なことでも、たいがいは罰を受ける。自分が怖いと思ってることを正直に言うと、馬鹿にされる。
(字数制限のためカット2010年10月1日)
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2007年10月01日(月)
2372, 人は60歳で何をしたか
                  ー読書日記
 「人は60歳で何をしたか」藤原治・著 文芸春秋
何度もここで書いたことだが、50歳になった時、はたと今後如何に生きようか? 
一年考えた末に、「この十年で、60歳以降も含めた全ての人生を生きよう」という結論に達した。そして、そのつもりで生きてきた。
現在に至って、このコンセプトは正解だったと自己満足をしている。これは他人が評価する問題ではない、自分自身のことである。
昨年の一月に還暦を迎えた時に「この10年間の生き方は満足できたが、次の10年をどのように生きようか? 
そのコンセプトを一年間考えよう」と決めた。 正直にいうと、その満足できる結論は出ていない。 しかし大よそ考えたのは
「この十年生きてきた中で、やり残したことが幾らでもあったはず、それを追求だけで幾らでもあるはず、それを探せばよいだけ」である。
「やり残しを探し、一つずつ潰していく」しかし50代のコンセプトからみると、何か攻撃的ではない。50代のそれは好きな
世界秘境ツアーを可能な限り行けばよいし、嫌なこと、嫌な人間のいるところに、一切顔を出さなければよかった。 
秘境・異郷旅行を徹した?上に、このHPの文章を遺言と思いを書き足せば良かった。他に身体に害にならない程度に美味い酒を
楽しめばよかった。これまで読みたかった本は幾らでもあったが、それを読めばよかった。その結果、60歳になった現在、
何か張りが無くなってしまった。この10年の間、少し無理してきたこともあり、唯我独尊の生き方でもあった。
50歳で人生の元は取った実感があったし、60歳で人生の余白も埋めた実感を持てた。そこで、他の同じような年代の人は如何なのか、
気になりだした??(いや、それより60歳代のコンセプトを満足してなかった!からだ)ところが面白いもので、丁度良い本を
図書館で見つけたのが、これである。それを読むと、60歳の地点で色いろな人生の立ち向かい方があるのに驚かされた。
意外に老成している内容が多いのには驚いたが、えり抜かれた人は当然ながら、それぞれの人生に最大限の努力をしている。
この本を読んでみて、小さな世界に満足していた自分の卑小さが合わせ鏡のように見えてくる。
生きてきたようにしか、その後も生きられない。それでも真摯に生きてきた人は、その後の人生でも枯れるのではなく、
むしろ成長しているのが解る。次回からは、その印象的なところを抜粋しながら考えてみる。、
同じ歳とはいえ、比べようもない相手ではあるが、自分が情けないような、悲しいような気がする。これは生まれた天分だから、
仕方ないとしてもである。二度とない人生、一日一生の思いを更に深くすれば良いのだが!
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2006年10月01日(日)
2007、「私」のための現代思想 −5          おはよ〜!(*^ワ^*)i
  第二章 「私」はどこで、どのように生きているのか
(字数の関係でカット12」年10月01日)
   ー バードウォッチに転載!
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2005年10月01日(土)
1642.マグロ屋福助ー亭主・宗親の独り言・・1
 1, 人生を見せてもらいました!      宗親
居酒屋を二十数年も経営をしていると、社会の裏表が見える。
人生を人の数十倍、いや数百倍も見たように思える。
・数年前まで羽振りの良かった人が、今は乞食をしているとか。
・あのお客が会社の金を使い込んでいたとか。
・がんで亡くなったとか。
・かけ落ちをしたとか。
・実の娘に手を出し、子供ができたとか。
・遠くの親戚から、思わず数億の遺産が転がり込んだとか。
ここで書けないような犯罪の話の内容を聞いた。それらを中心にボチボチ書いていくつもりだ。
まあ人間は酒が入ると、人間性が丸出しになるし、幼稚になるからね!
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2004年10月01日(金)
1277, [人生の目的]ー五木寛之著ー読書録
 数年前に話題になった本だが、当時あまり興味を示さなかった。先日、たまたま図書館にあったので借りてきて読んでみた。
幼児期のころから、かなり厳しい生活体験をしている為、書いてあることは暗いが、しかし重い。
彼のーあとがきにかえてーの一文が、全てこの本を伝えている。
ーー「人生に決められた目的はない、と私は思う。しかし、目的のない人生はさびしい。寂しいだけでなくて、むなしい。
むなしい人生は、なにか大きな困難にぶつかったときに、つづかない。人生の目的は、「自分の人生の目的」をさがすことである。
自分ひとりの目的、世界中の誰ともちがう自分だけの「生きる意味」を見出すことである。変な言いかたになるが、
「自分の人生の目的を見つけるのが、人生の目的である」と言ってよい。そのためには、生きなくてはならない。
生きつづけてこそ、目的も明らかになるのである。「我あり、ゆえにわれ求む」というのがわたしの立場だ。
  (字数の関係でカット08年10月01日)
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2003年10月01日(水)
910, 人生の縮図
 先日、ある世界を垣間見た。といって書くには、あまりにシビアな世界であった。しかし、それを書くのが随想日記の真骨頂である。
(字数の関係でカット08年10月01日)
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デフレと対策  2002/10/01
現在上手くいっている店を見ていると、やはりデスカウントの業態の店である。
それも思い切って、20年前か25年前のプライスを打ち出しながら、現在の嗜好を取り入れた店や会社だ。
衣料品は20年前の半値以下の商品が多くなってきた。自転車も、半値か四分の一だ。 電気商品もしかりだ。