2004年02月19日(木)
1051、TVが面白いー銀座ホステスの面接

先日、BSTvで放送した「ニューヨークのデート・カウンセラー」を取り上げたが、
翌日も面白い人間模様を見ることができた。銀座の有名クラブのママ三人が[銀座ホステス]
希望者との面接であった。現役ホステスや女子大生と面接をして、気に入ればその場で採用をする。
三人の応募者とも採用をされたが、なかなかの迫真の内容であった。
 銀座ママの質問内容はやはりシビアである。
 ・何故銀座ホステスになりたいのか
 ・どういうスキルを持っているか
 ・男(ひも)がいるかどうか
 ・本人の頭の回転と品性  等々を、質問をしながら見ている。
生き馬の目を抜くような世界で生きてきているママは、華やかな背後にあるドロドロした激しい
競争社会を知り尽くしている。そして、その華やかさを求めてきた女達の行く末を多く見ている。
その一人のママに、最近本を出した[双子屋]の妹の方の「ますいさくら」が出ていた。
その本を図書館で借りてきて読んだが、虚飾は虚飾でしかなかった。

希望者の三人というと、キャバクラのナンバーワンの、見るからに「お水の女」の人と、32歳の子持ちホステスと、
現役女子大生(現在京都でアルバイトでホステスをしている)が面接希望者であった。
面接を通して、それぞれの人生がだんだんと浮かび上がってくる。
水の世界は、好きで入る人、生活の為に入る人、自己逃避の為に入る人、興味本位と色いろある。
やはり水の適正というのがあるのだろう。夜の世界ほど虚と実がはっきり分かれている世界も珍しい。
店サイドは一夜の虚を売るのが仕事。お客は、その虚を解っていて買いに来る。
身体を売るわけでなし、男女の微妙な遊びを売る「クラブ」という商売は世界中で日本しかない特殊のものだという。

銀座の高級クラブといえば、座って5〜10万?という世界。そこで満足をさせて帰ってもらうのだから、
ホステスの人選も非常に難しいはずだ。その面接を(演出部分もあるとしても)TVの番組みに仕上げるから驚きである。
これも情報化の一つであろうか。こんなの見て感心しているのだから、自分の程度が知れるが!
何でも見てやろうというのがモットーと思いつつ、真剣にみてしまった。

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