大相撲が日本人力士の大麻吸引で、ますます面白くなってきているが、
「大相撲って実のところ何だ」というと、いかに曖昧である。
「国技」? 法的には何もない。ただ税金は全面的に免除されていて、理事以上の利権のネタでしかない。
スポーツ、武道、格闘技それぞれの一面を持っているが、何か違うのである。
歌舞伎のようにチョンマゲを頭の上に乗せて、神主姿の行事が仕切り、その周りを審番が勝負を見守る。
政の神事の時の余興で力自慢をしたのが由来という説と、朝鮮から入ってきたモンゴル系民族が
騎馬で日本を制圧、その時にモンゴル相撲も入ったとも考えられる。その面では天皇と深い因縁がある。
神前の儀式での力自慢が徐々に見世物としての芸能になり、大相撲になったのである。

力自慢には、それぞれ大名などの贔屓がついたのがタニマチとして現在も残っている。
相撲部屋とは、その力自慢を囲い込んでいたところ。元々、そう上等のものではない。
その歌舞伎+格闘技+興行の混ざりこんだ男芸者衆の芸事?に、近代を持ち込んで批判すること自体がおかしい。
国技、神事とか、真面目な顔をして説いているのは、大相撲パラサイトの飯の種。
八百長など、当たり前のこと! これは芸事。 まともに勝負をするから最近、怪我人が多くなったのである。
フェアだというが、それは欧米の考えでしかない。
プロレスの観客は、あれは芝居ということを知ったうえ、悪役をどう倒すかの物語を楽しんでいる。
相撲も真剣勝負の妙味もあるが、力士の15日間の勝敗の星勘定と昇進、陥落の物語を楽しんでいる。
初場所では朝青龍という名ヒール役の復活の物語を喜んだのである。

神事、国技というなら、外人を入れるべきでない。
面白くするために必要なら、国技などという名をすてるべし。
税金を払うべし。そして、横綱審議会とかいうのを即刻止めるべし。
恥ずかしげもなく、よく出てくる姿は微笑ましくもあるが。
息抜きの話題には丁度良いが・・・レベル的には週刊現代のネタというところだ。

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