果たして「世界恐慌の一丁目一番地」に入ったのだろうか
1929年より数段大きな恐慌とはいっているが・・・。
で、どうか?といえば、既に「世界恐慌の一丁目一番地」に入ってしまっている。
それは想像を絶する規模であり、10年近い期間は続くことになる。
それも歴史上最大の規模であり、人類のありようも変える転換期である。
世界貿易の八割りを占める20Gサミットの国が世界非常事態宣言をして、銀行閉鎖、
全ての資産を差し押さえなど、国家管理をする位の可能性もある。
新たな新札に切り替えて、裏づけは金と原油と幾つかの穀物などにして、それに応じて国家が
為替を決める方法などが考えられる。 しかし現実に可能かというと疑問だが、非常事態には非常手段もあり?。
この月末・月初の大きな倒産は無かったが、今年からは数年にわたり本格的な倒産が起こる。
失業率は十数パーセント、失業者が数百万人という数字が踊る日々になると覚悟するしかない。
他人事ではない、全ての人が、ホボ全員が何らかの形で影響する異常事態である。
昨年の10・11・12月の三ヶ月の日本のGDPが昨年対比が11・4パーセント減とあったが、 
これは世界恐慌に入ったというサインである。
 
日曜日の夜にTVで派遣社員の厳しい現状をレポートしていた。人間にとって自分の仕事があることが基本。
それが無くなり、収入とストックが無くなると、気持ちが荒んでくる。 一度、ルートから離れると、
二度と元には戻れないのが現実。 先週の月曜日に録画をしていたNHKスペシャルの派遣の現状のレポートを
昨日見たが、一つの派遣の仕事を椅子取りゲーム的に狙う現実は、あまりに寒々しい。
今週の週末の土・日のNHKの夜のゴールデンタイムに二日続けて、不況と失業の問題を放映するようだ。 
 しかしこれが現実である。 
毎日暗い話しばかりで少しは楽しい話?をしろよ! だって? それなら・・
アメリカの金融崩壊と、日本の勝ち組と称してきた惨状を見ているだけで楽しくて楽しくて!
雪崩に巻き込まれて全てを失うのは分かっていても、楽しい!ザマ〜ミロが裏腹の気持。特に地方からみえばだ。
そうとも思わないと暗くなってしまう。 ネロによって焼きうちにあって炎上しているローマを、丘の上から
興奮して見ている小市民の気持ちである。 20世紀末にソ連を初めとした社会主義という幻想が崩壊、そして解体。
21世紀初めには、アメリカを代表とした資本主義、新自由主義の崩壊を見れたのは最上の幸せかもしれない。
ただし日本も私たちも全て失ってしまうが、それもまた仕方が無い。この年になれば古米とミソ汁だけで充分。
 それとネット社会を代表とした情報社会を見れたことも大きい。 数千年の歴史をパノラマのように観たようだ。

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