1月14日 1969年

11時過ぎに起床。 食後、卒論の最後の仕上げだ。 16時に酒井君がくる。
佐藤の友人で早稲田の男で何か気が合う。酒を買ってきて、佐藤と三人で飲む。
酒井君に「私は防御が強すぎる。そして直に針を出して、人から自分を守ろうとする。
如何でもよいことまでも突き詰めてしまうと。自分をあまりに大事にしすぎだと。もっと自分を下から見るべきか。
・「観念構成のために最もよい燃料は経験である。 直接的な経験は一番上等な燃料になる。
 こういう経験はいつまでも身についてくるし、必要な時にはドンドンでてくる」
・「賢人の最も美しいあり方は、きわめて控えめな言葉を使って、きわめて強烈なことを言うことにある」
・「自分自身の考えを信じること、人知れず深く考え、自分にとって真理であることは全ての人にとって