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*今回の危機の一連で三菱UFJが大損、三井住友は軽微
副島: 今回の三菱UFJは悲惨です。
実質破綻している2大住宅公社フレディマックとファニーメイの紙切れ債権が3・3兆円もある。
その上に、モルガン・スタンレー救済の為に九千五百億円も供出させられた。これに比べて三井住友は意外と被害がなかった。
アメリカ住宅公社では、たったの2000億円である。英国バークレーに一千億円の出資をしたが、もしかしたら一兆円かも?
今度の金融恐慌が拡大したら、生き残るのは大手ではゴールドマン・サックスとJP・モルガン、ウェルズ・ファーゴ銀行。
シティバンクは危ない。
解)「落ちてきたナイフは掴むな」というが、三菱UFJは掴んでしまったのか?
勝ち組、資産家、大企業をターゲットにしてきた銀行。今回をもし無難に乗り切ったら、世界にアップスケール出来たはず。
そうは問屋が卸さないということか。
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*大暴落の時は、「20分の1の原理」が働く。
副島: モノの値段はどこまで下がるか。清算する時の本当の値段はいくらか。
私は、10年前に、「20分の一の原理」があることに気づいて本に書きました。
捨て値で処分する時は、元値の10分の一か、20分の一になるのです。
一億の不動産とか株が値崩れをしたら、500万円になるのである。博打で張った金は二割を残して損切りをする。
二割なら再起が出来る。一割は厳しい。だから7〜8割引で何とか回収する。モノの本当の値は20分の一である。
解)何事も同じで、見切り千両である。特にレバレッジで膨れ上がった金融は、決して大げさな原理ではない。
毒入り債権を見れば解ること。今は、大暴落、恐慌である。ということは、金か何かに買え替えて、20分の一になった
優良株を探せばよいことになる。 それは中国の企業の中だろう。
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*ユダヤ教の本質は合理にあり
副島:ユダヤ教の本質はラチオ(合理)とリーズン(理性)にある。
この二つを突きつめると、突きつめると同じことだそうで、語源が同じで「合理」に行き着くのです。
君の意見は合理的だね、というのは、「インプットより、アウトプットが大きい」ということです。
だから、「報われる結果」が100を入れたときに、200,300でなければならないのです。
だからラチオとリーズンは「利益の法則」ということです。
それを人間行動に移し替えると金儲けのための合理的行動になるのです。
解)ラチオとリーズン、この二つの言葉こそ西欧社会の底流の思想、そうユダヤ教思想である。
それが露出しているから、ユダヤ人は嫌われてきたのである。しかし、イスラム教の教会の上に立つ
天に向かって三つの球を突き刺している槍のようなもの。あれをラチオとリーズンと見る解りやすい。
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