2002年12月23日(月) 
619,パタゴニア旅行記ー6

今回の添乗員が過去の添乗員の中でベストの人であった。大手銀行のリストラ組で、その後事業を起こして失敗。
バックの力と自分の力の差を読み違えたと言っていた。「バックとは何か?」の問いに、資金力と答えた。
それにしても、彼の知識量と見識の高さに驚いてしまった。
これで添乗をどん底で経験すれば、人生という意味で大きいものを掴むことができるのではないか?そう甘くはないが。
前回は南アフリカ、今回の南米のパタゴニア、次回はウイーンの新年の恒例のウイーンフィルの観賞の添乗だそうだ。
仕事はテキパキとかたずけるし、質問には何でも完璧に答えるし。凄い人がいるものだとつくづく感じ入った。
特に英語がぺらぺらでイギリスに長年駐在していたようだ。
リストラでこういう人が多く職を失ったと思うと経営者の責任も甚大とつくづく思う。
話しが違うが、秘境の旅で一人参加の人が多い。そのエネルギーに驚かされるし、
何か余白を埋めに来ている人が多い。ある人が何気なく言っていた。
[[帰ったら死ぬ心配をしなくては!いろいろの問題を引き出しの中に
ギュウギュウに押し込んで出かけてきた。帰ったらそれが待ち構えている」人生の圧縮された言葉だ。

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