587, 方針について

  • 2002年11月21日(木)

ある経営セミナーでなるほどとイヤに納得をした事があった。
「経営方針とは何々をするというのではなく、何々は絶対にしないという事である」
非常に解りやすいし、ずばり本質をついている。枠をハッキリ明示して、エネルギーの分散を避けることだ。
何かをする為には何々を守るためには何々はやらないという事を明示しておく事だ。
家訓などはそういえばそうだ。 住友の家訓は「浮利を追わず」がその典型だろう。

父は「無借金経営」であった。
家訓は
・請け判はするな
・実力以上のことをするな
質実剛健ー贅沢するな
・肩書きを求めるな−ライオンズやノータリンクラブにはいるな!
 2代目が家を潰してしまうのは、家訓をふみはずてしまうケースが多い。
 家訓に縛られて何もしないのも問題だが。 老舗や名家は代々続いたその家訓が光り輝いている。

・・・・・・・・・