2006年11月15日(水)
 2052, 新潟は今・・
       (+>∀<+)ノ おぁはは〜ようさん!

このHPを見ていれば解るように地方経済は重苦しい状態がつづいている。
首都圏のような明るさの気配は全くない。駅前ホテルと飲食店、そしてタクシーは特に地方の景気に敏感である。
目立たないが、飲食店の廃業の話が連日のように入ってくる。
一ヶ月ほど前には新潟駅から直通のワシントンホテル(300室)の撤退のニュースである。
シーズンが変わる度に、夜の繁華街の人通りが少なくなっている。

    もう誰も不景気とボヤク人もいなくなった。その中で一部だけ良い店があるからだ。
    今風にして、ほんま物を廉価にして、互いの姿を見えないようにした隠れ居酒屋は、
    それなりに入っているからだ。 それが出来ないところは自然消滅しかない。

ところで、新潟市内のタクシー業界では来春から一斉に完全歩合給に入るという。
もし事実なら、タクシーの運転手も暇で仕方がないとぼやいてはいられない。
長岡でも新潟でも給料の話すると「固定給12〜3万+歩合給=15~6万円で、
手取り13〜4万。それに、家内のパートで8万円、合計20万で親子3人で暮らしてますよ。
今さら働くところも無いし、辞めても直ぐに誰かが入ってくるし・・」という返事が返ってくる。
それが来春から完全歩合給になるというから、運転手も目の色が変わりざるをえない。
「個人タクシーが成り立っているのだから、完全歩合給も成り立つはず」という理屈も成り立つが・・・

    15年ほど前に、札幌でタクシーに0時ごろに乗ったとき、運転手に「深夜の勤務は幾らほど出るのか?」
    と聞いたところ、その返事に一瞬にして酔いが醒めてしまったことがあった。
   「札幌はね~、最悪の景気なの。私も問屋を倒産させてしまってね〜
    最後の生き残りをかけて運転手をしているの。といって今さら正社員じゃ無理なの。
    夜のタクシーは、殆ど私と同じ立場の中途半端の中年が小金を稼ぐため、
    タクシー会社と契約して夜間だけ車を借りているの。 客を拾えなければ収入はゼロだから必死。
    何処で客を拾うか、ハンターと一緒で勘が頼りなの。とにかく生きていかなくてはならないからね〜辛いよ!」

今でも、その時の情景をリアルに憶えている。完全歩合制は、それと同じ状態に全ての運転手がおかれることである。
固定給のベースを割る車が出始めてきているのだろう。数年前から始まったタクシー自由化と、不景気が背景にあるのだろうが。
私自身を考えてみても、タクシーを乗らなくなった。飲んでも、酔いさましのため、酔いの勢いを借りて歩いて帰ってくる。
十年ほど前から、特に古町の飲食街に行かなくなってしまった。 高いし、以前ほどホステスのプロも少なくなったし、
タクシー代はかかるし、機会そのものも少なくなった。新潟駅前で一軒の店に3時間ほど粘って帰るのが殆んどである。
まあ、燃やせば骨も残らないほど飲んでしまったし・・・
               (。^0^。)ノサイナラ!
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