2006年09月13日(水)
1989, 地元・中堅企業が二社倒産
              (\ Y /)(\ Y /)オハヨウ! ♪
ー石橋組の倒産ー
 一昨日の朝の新聞を見ると、柏崎のゼネコンの石橋組の倒産を報じていた。
公共事業の軸足をアパートの建売建設に移動しようとしていた矢先という。
新潟駅前に更地があるので、何回も営業から電話があった。
「アパートを一括借りをするので建設をしないか?」という話である。
「この厳しい環境で20年~30年会社が存在するの?」とも聞けなかったが・・
家内が柏崎出身ということもあり、石橋組のことはよく知っていた。
柏崎原発工事で潤っていた時期もあったようだ。60億の負債という。
   
    建設マフィアのシステムの崩壊で、地方の公共事業で潤ってきた建設業は音を立てて崩壊を始めた。
    さらに公共事業が10年前に比べ60%も減ったというから、よほど自力がないと生存できなくなってきた、
    ということ。 新潟県は、農業の自由化と重なって体力が激減している。

ーボン・オオハシの倒産ー
 その夜、帰宅してTVのニュースをみたら、今度は長岡の焼きたてパン屋のチェーン店の
ボン・オオハシの倒産を報じていた。最盛期に50店も出店していて華やかな時期もあった。
最近あちこちの店を閉鎖をしていたが、まさか倒産とは驚きである。

   自宅近くに7~8年前、焼きたてパンの繁盛店が引っ越してきた。
   それまでは住宅街にあったが、あまりの繁盛のため近所の苦情が多くあり、
   500m先から近くの大通りに引っ越してきた店である。
   家族経営の店だが、パン職人の典型の親父さんを中心に一生懸命に働いている好感の持てる店である。
   朝6時半に開店するが、丁度散歩の途上あるので店の事情が見えてくる。
   引っ越してきた2〜3年は車で店の前の道路は一杯になったが、この数年来は客が激減してしまった。   
   見ていて気の毒なほどである。 美味しいが、2〜3割は高い! 
   至近距離の200m先にに地元のスーパーが開店してから、更にお客数が減ってしまった。

ボン・オオハシの倒産の理由は、ハッキリしている。最近開店するスーパーは焼きたてパンの店をテナントに入れてくる。
そのテナント化を目指すべきであったが、既存のフリー・スタンディング店があるので出店しづらかったのだろう。
さらに最近は醗酵後に冷凍できるようになってしまった。(以前は冷凍生地を一度解凍した後、発酵させた)
そのため低投資で冷凍パンが気楽にスーパーの店頭で焼けるようになった。
これでは、中途半端なチェーン店では対応できなくなるのも必然。

   ユビキタスなどの隠れたIT化がもたらした技術革新もある。
   その流れについていけなかった事例と言えよう。全く他人事ではない!身に沁みる問題だ。
   合わせ鏡で、わが姿をみるにうってつけである・・昨夜のニュースで地元のスーパーの原信が支援をするという。
   「そんなことができる立場?」と思うことだが、惣菜売り場の一つとしてノウハウに魅力?があるというのか? 
    城下町・長岡的な恩情の世界でないと思うが・・・
                               \(^▽^*)バイ!
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