2003年09月05日
(金) 884, マンション事情

 先日、新潟市内のマンションを見てまわった。 モデルルームを見るかぎり、
マンションはなるほどすばらしい。ここで住んでもよいかな〜というのが幾つかあった。
 マンションは宝石を買うのと同じで、買った時が一番の高値のとき。買った後は、急カーブで価値が限りなく落ちていく。
一戸建て住宅にもいえるが、デフレの時代は更にこれが加速される。
純朴な庶民に夢を売っているのだということが、よーく解った。結婚に似ているが、全てにいえることだ。

 マンションの売れ行きを見ているかぎり、恐慌の世界とは程遠いようだ。
新潟市内に、いつの間にか多くのマンションが建っていた。そして、その殆どのマンションの完売には驚いた。
一戸建てなら、数十?の頭金が必要だが、マンションならそれが必要がない。
ローンで三十数年の延払いが可能で、アパートの家賃を考えれば目先安く感じる。
売る方からみれば、最高の営業ネタになる。払う方は30年以上縛られてしまうことになる。
以前はやったジュエリーの世界に似ている。売りつけてしまえば、10年・20年以上経った時の商品価値に責任ない。
20年以上経ったマンションを見れば、それが良くわかる。マンションも毎年のように、ドンドン進化していくのだ。

 しかし、マンションの良さもある。一戸建住宅のメンテや町内の付き合いやゴミ掃除などから開放される。
また比較的良い立地に住むことが可能になる。 何事も 一長一短である。
結婚相手と同じで、そう簡単に変えられないから事前調査が十分に必要だ。実際住んでみないと解らないことが多い。

 しかし、私みたいなマンション嫌いでも、実際住んでみたいと思うのだから若い人にとっては魅力があるのだろう。

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