2005年08月16日(火)
1596, 概念とは

随想日記を(旅行以外は)必ず書き続けると決心して4年3ヶ月経つ。
その日以来、一日単位の柱がこの随想日記を書き上げることになった。
散歩をしていても、寝ていても、全てこの日記を書き上げることが中心である。
膨大な集中力とエネルギーを使う。
そこまでして何で書き続けるのか?
充実感があるからだ。また、ギリギリのところが面白い。

随想日記とは何かと考えてみると、ミニ物語を創りあげることである。
そのミニ物語も語り続けると、その連続が物語になっていく。

概念は、単語ー> 単文ー> 複文ー> 段落ー> 文章ー> 物語ー>
思想ー>となっていく。
論理的構造をつくることが、概念化ということになる。
過去の歴史上膨大な数の言葉の構造化がなされてきた。

言葉は、空間の存在や事象を命名しただけでなく、
時間の流れについても識別し、過去、現在、未来と命名した。
そして、未来に死に死にゆく存在である事実に気づき、
それが不安や悩みを持つようになる。
これが実存の不安である。
この不安が人間の不幸を生み出す原因になる。
仏教でいうところの煩悩であり、聖書の中でいう、
アダムとイブが禁断の実を食べてしまったことになる。

毎日ミニ物語を創っていると、言葉の構造化の作業がいかに大事かよく解る。
またテーマの選定が難しい。それさえできれば、あとは言葉の構造化の作業になる。
人間は、人生をかけて自分の物語を創りあげていく。
自分の夢、そして目標を追い求めるプロセスを通して物語の創作をする。

夢と志ー意志・意思こそ、人間の根本であり、
言葉の構造化のテーマに、例えることができる。
思いは、言葉の構造とイメージからできている。

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