2007年07月02日(月)
2281, 大学下流化時代
                   才ノヽ∋― (≧ω≦*)♪ !!
   図書館から借りてきた数ヶ月前の月刊誌に「大学下流化時代」という特集があった。
  (中・高校生の質の低下は知っていたが)大学生の質の劣化を露骨に分析してあった。
   現在の社会や経済と同じ現象が大学でも生じていると思えば納得する。これでは中国・朝鮮・インドに
   将来、追い越され、さらに遅れをとるのは必然と考えざるをえない。 恐ろしい現実を知った。

 ー要約をすると・・・
大学進学率が10〜20㌫の時代は、東大・京大をはじめとするエリート大学に中堅上流大学の
学生文化が上位同質化をしていた。ところが、30%を超え、さらに50%を超えた現在、
中堅上流大学が下位同質化になってしまった。
中堅上流の大学そのものが学生消費者主義への迎合やポピュリズム大学改革で、下流化して負け犬になってしまった。
もはや東大・京大等の一部エリートと、中堅上流校以下は分断してしまい、ほとんどの大学が下流に陥ってしまった。
これは非常に日本の将来に暗雲が立ち込めた事態である。

仏国の大学生を例にみると、文化資本の形成にあたっては学校効果よりも家庭効果が高い。
つまりどんな大学で学んだかより、家庭の文化資本の多寡によって本人の文化資本形成が
左右されるということである。日本は逆で、家庭の文化資本によるより、学校文化によって
文化資本が形成される度合いが強い。とすれば、日本における文化資本形成における
せっかくの学校効果を、近年の下流化が根こそぎ破壊されていることになる。
負け犬キャンパス文化の上限が中堅大学にせりあがり、彼らはこうした文化に浸っているので、
「これでいいのだ」文化によって、負け犬の道を意識しない。こうした事態ははなはだ深刻である。
    −−−
    以上であるが、大学も20対80から、5対95の分断化が進んでいる。
    そこまで、日本は絶望的な状況なのか! 私立では慶応だけが抜きんじて、早稲田以下に差を
    つけてしまったというが、そこでも同じ現象が生じているのか?それとも、ブランド戦略の差なのか?
    それと、現在短大を含めた大学生が51・5㌫、高専・専門校生が25㌫というのも、
    知ってはいたが、改めて実態を確認すると問題の深さに驚いてしまう。          
                           ´・ω・]ノヂャァネッ
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