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2001年06月11日(月)
「49」一期は夢 ただ狂え
世の中はチロルにすぐる チロリチロリ
何ともなやなう 何ともなやなう 浮世は風波の一葉よ
何ともなやなう 何ともなやなう 人生70古代稀なリ
ただ何事もかごとも 夢幻や水の泡
笹の葉に置く露の間に あじきなの世や 夢幻や南無三宝
燻む人は見られぬ 夢の夢の夢の世を 現がおして
何しょうぞ くずんで 一期は夢よ ただ狂へ
ー 閑吟抄ー
470〜480年位前、
富士山の近くに庵を開いていた名も知らぬ男が古今集をまねてつくった歌の一つ。
‘人生など一瞬でしかない。なら狂ったようにしたいことをして生きたいものだ’と言う内容である。
今年の年賀状にこの一節を載せたほど、感じろところがあった内容だ。500年前この無名の男の人生
‐過去に何があったのだろうか? 今500年の時空を越えて、激しく共感するのはなぜか!