2003年01月27日(月)
663, 小売業売上げの推移

朝日新聞の経済欄で、百貨店とスーパーの「既存店の売り上げ」
が6年連続前年割れと出ていた。
グラフで見る限りの6年間のダウンの数字合計が約20?であった。
これを見る限り既存店の多くの店が赤字という事になる。
それも開店した2年目からの店と、勝ち残っている店の平均値である。
これではスーパーなどは新規の店を出し続けないと維持できない。
百貨店は老人狙いやの詐欺商法!!やブランド商法で何とか数字をつくっている?

大雑把にいえば、デフレの値下がりに比例しているともいえる。
ここにきて更に10?以上の売り上げダウンというから、
殆ど限界を超えている。厳しい中どうしているのだろうか?
他人事でないが。うがった見方をすればあくまで発表している数字、
実際はこんなものでないはずである。

業種は違うが、街中で見かける自動車の主体が「軽自動車」になった。
以前はマイナーの立場で、スズキやダイハツが隙間を狙い特化していたが、
今や大手の売れ筋の主流になっている。一台あたりの単価が大きく下がっている。
総売上は大幅に下がっているはずだ。

医療費の3割負担や実質賃金ダウンで更に財布を締めるのは当然のこと。
更にイラク戦争朝鮮半島の緊張が高まれば、消費に更に水をかける事になる。
何がおきてもおかしくない事態になってきた。
恐慌はそれまでの売り上げの7割まで下がるそうだ。
その事態になった時の体力が、弱体した日本に残っているか心配だ。
  マクロの経済政治を考えると、マイナスしか考えられないのが現状である。

・・・・・・・・・