最近になって、『男はつらいよ』のシリーズの再放送を見なくなったが、
以前は、再放送の度、何度も観ていた。もちろん48作の全部を観ている。
TVの再放送を含め平均3回を観たとして、150回は観たことになる。
特に浅丘ルリ子の、リリー役ものは、5〜6回以上は観ていた。この映画が
始まった1969年は、新社会人として、四日市、神戸、桑名と、転勤生活の中で、
家族の温みを寅さんの実家の団子屋の中に温みに求めていたようだ。 
精神分析医と、『男はつらいよ』の山田洋次監督の対談が、なかなか面白い。
  * 寅は「基底欠損」   <山田洋次名越康文 対談>より
≪ 山田:寅は「人間というのはこんなにみっともないよね」という恥部も
 見せてくれる。自分が食る分のメロンがないというだけで、「どうせ俺はね、
 この家では勘定に入れてもらえない人間だからな」と言って大ゲンカしたり。
名越:有名なメロン騒動ですね(第15作『寅次郎相合い傘』)。『男はつらいよ
 を全作観て、僕は寅さんの中にとめどないブラツクホールのようなものを
 感じました。寅さんを心理分析すると、99%は温かいものでできているけれど、
 残りの1%に、ダークマダーのようなものがギューッと凝縮されている。
 それは下手したら温かい99%を無にしてしまうようなすごい闇です。
「俺の気持ちをわかってくれ!」という精神的な甘えも強烈で、カッとして暴れる
 こともしょっちゅう。じゃあなぜ寅さんにこのような攻撃的なエネルギーが
 生まれるのかと考えた時、「基底欠損」という精神分析用語がハッと頭に浮か
 びました。幼い頃、親に甘えても受け入れてもらえなかった。おっぽいが十分
 に吸えなかったとか、抱っこしてもらえなかったとか、満たされるべき欲求が
 満たされなかった。そういう根本的な愛情や安心感の欠如が、大人になって
 から甘えたり、無理を言うことにつながってしまう。寅さんもそうすることで、
 親に拒絶された「欠損」を埋めようとしているんじゃないかと解釈したんです。
山田:とても面白いですね。「基底欠損」という言葉を初めて聞いたし、そういう
 心理学的なことは何も知りませんでした。だけど、寅みたいな人間はどこか心
 の中に空洞があるんだろう、そういう人間って、赤ん坊の時がひどく不幸
 だったと考えて、寅が産みの母に捨てられたという設定にした。≫
▼ 私の母親が、世にも珍しい<ママ父>虐めの被害者。その恨み辛みを、
 ことあるごとに聞いていた。 3人の子供を残して逝った父親の後添えに、
祖母は男後家と再婚、八百屋を維持した。その義父との間に4人の子供が
できたが、義父は徹底して3人を虐めたという。祖母も、男後家の関係上、
3人には冷たくせざるを得く、一番末の母は、幼児の頃から、両親の温みを
知らないで育った。その為、自分の子供に対して、どう愛情を与えて育てて
よいのか、知る由もなく、それが、母親の「基底欠損」である。当然、その
子供も、基底欠損になる。多かれ少なかれ、何れも、それを持っている。
両親の温みの実感が無いのも辛いものがあるようだ。  〜つづく

・・・・・・
5194,千年ぶりの「大地動乱期」に入った日本列島
2015年06月04日(木)
   * 「南海トラフ巨大地震」について、
 2011年の東日本大震災以後、日本列島はいつ、どこで地震や噴火が起きて
もおかしくない「活動期」に再び入った。13年には小笠原諸島西之島近くで
海底噴火があり、溶岩は島をのみ込んで陸地を広げてきた。昨年は御嶽山噴火が
あり、57人が死亡。阿蘇山の噴火もあった。御嶽山噴火から半年、その間に
噴火が次々と起こっている。これは「大地変動の時代」が始まったといことか?
 火山学者で京都大教授の鎌田浩毅が、『新潮45』の去年の11月号や、近刊
地震と火山』で、1100年前の貞観地震から、大噴火と、「南海トラフ地震」の
可能性を取り上げている。被害は東北大地震の10倍以上と。 〜その内容とは〜
≪「南海トラフ巨大地震」は、10年ほどの誤差があるにせよ、地球科学的に
 発生時期が予測出来る唯一の巨大災害で、その予測は2030年代。
現在は2015年だから15〜20年後になる。 1100年前の地震
869年 貞観地震三陸沖)M8.4 大津波
878年 相模・武蔵地震(関東諸国大地震)M7.4 直下型
887年 仁和南海地震南海トラフ沿い)震度7 巨大津波が発生。
 この貞観地震が3.11に似ていて、9年後にそれぞれ起こった。
これを単純に現在にあてはめると、2011年(3.11の年)の9年後2020年は
東京オリンピック、9年後は2029年に南海トラフという計算になる。・・
 「3・11」以降の日本列島が千年ぶりの大変動期に突入したことは、日本人の
共通認識として必要なことではないかと考えている。二〇三〇年代に起きる
可能性の高い南海トラフ巨大地震は、一〇年ほどの誤差があるにせよ、地球科学
的に発生時期が予測できるほとんど唯一の巨大災害である。こうした、言わば
「虎の子」の情報を活用し、必ずやって来る激甚災害を迎え撃たなければならない。
南海トラフ地震が首都圏を直撃した場合には、国家機能が麻痺する恐れもある。
さらに江戸時代のように、巨大地震の数ヶ月後に富士山が大噴火した場合には、
地震と火山災害が同時にもたらされることになりかねない。
事実、両者の複合災害によって幕府がしばらく疲弊したことが記録に残っている。
南海トラフ日本列島で生きのびる巨大地震が「3・11」の20兆の損害より一桁
大きいダメージを与えることは必定で、日本経済が破綻するだけでなく世界金融
危機を招くと予測する専門家も少なからずいる。今後の日本にとって喫緊の課題
は、その激甚災害をいかにして減らすかである。こうした大きな流れの状況下で、
今回の御嶽山噴火が起きたのである。地球科学者としての視点からは、大地が揺れ
火山が噴火する現象は、日本人にとって避けられない事態である。今後、災害に
対する正確な知識を事前に持ち、ネットを活用しながらリアルタイムで情報を
得つつ、刻々変化する自然現象に向けて手を打たなければならない(拙著
地震と火山の日本を生きのびる知恵』を参照)。 加え、過度の不安に陥って
しまうのではなく、「正しく恐れる」ことも求められる。今回の噴火をきっかけ
として、我々の大地が千年ぶりの変動期に入ったことを、読者の方々の人生と
仕事のスケジュールに組み込んでいただきたいと切に願う。≫
 また、「サンデー毎日」緊急報告の下では、こう書いている。
≪ 御嶽山噴火は『大動乱時代』の幕開か?
 地球科学者たちは、3年半の東日本大震災以後、日本列島の地盤が長期的に見て、
変動期に入ったことを、各種の観測でつかんでいた。いわば、「3,11」が引き
起こした1000年ぶりの『大地動乱の時代』である。 御嶽山が活動期に入り、
富士山や箱根山などの活火山の地下にあるマグマが、いつ活動を再開しても
不思議ではない状態にある。過去の歴史を振り返ると、海域でマグニチュード9
という巨大地震が発生すると数カ月から数年以内に、近隣の火山の噴火を誘発
する事例がある。20世紀以降、全世界でM9クラスの巨大地震は6回起きたが,
その全てで、地震の数日もしくは数年後に噴火が発生。 869年に起きた
貞観地震」と極めてよく似ている。9世紀には、地震と火山の多い特異な
変動期にあったが、それは貞観地震をきっかけに始まった。3,11以後、
日本列島は9世紀同様の『大地動乱の時代」に入ったに違いない。・・ ≫
▼ 爆発的な噴火を起こした鹿児島県の口永良部島。噴火直後に火砕流が発生、
 海岸線にまで到達した。気象庁は、噴火警戒レベルを3(入山規制)から、
5(避難)に引き上げ、町は全住民に避難指示を出した。レベル5に引き上げ
られたのは、気象庁が平成19年に噴火警戒レベルの仕組みを導入して初めて
のことだ。桜島阿蘇山箱根山など全国各地で火山活動が活発になっている
日本列島。日本人の特性、喫緊の問題以外は楽観的で、「正しく恐れる」こと
から目を背ける性向がある。リアルなドラマ仕立ての『日本沈没』の様相に!
5年後には、東京オリンピックもあることだし、起こった時は、起こった時と!
・・・・・・
4829,「事業人生を決心して45年」の語り直しー7
2014年06月04日(水)
   * 出口王仁三郎の虎穴問答
 ここで大きな問題を起こしてしまった。ナンバーツだった取締役人事部長と
社長と対立の真中に立たされた。新入社員教育以来、私に目をかけてくれ、
自宅に招かれたり食事をしていた部長と接しているうちに、私主導で同期生会を
つくることになった。今から考えてみるとA部長の誘導があったが、それは後に
なって気づいたこと。 何度か会を重ねている内に、「県知事でも招待するか」
という話になって、A部長に相談に行くと「県知事とは懇意にしている」という。
その辺から配送センター所長が、そんな会を作らせてしまった責任問題も加わり、
明らかに社長直の、会潰しが始まった。組合の温床になる恐れと、明らかに
部長派閥の一つと見たのだろう。 県知事からOKの返事を貰っていたので
途中で、今さら止めるわけにいかず。何人かが会そのものを止る動きが出てきた。 
私の立場が、東レの所長と人事部長の関係で、預かりの中途半端な立場で、
非常に弱い。いつ、首になるかもしれない中、その人事部長が辞めてしまった。
その中で、何とか県知事招待の会が開かれたが、その後、知ったことが、県知事
招待の献金の相場が当時の100万(現在では7〜8百)など、私に知る由がない。
それらのストレスで、大酒を飲んだ末に、寮内で、人をはばかることなく、
一晩中、号泣をした。泣いても泣いても涙が湧き出ることを初めて知った。
後年、映画で知ったが、刑務所入所の初日に、囚人が一晩中、号泣するのが恒例
という。 泣き終わって割り切れたのか、まず自から、その会を止めることにした。
 その頃、近くの書店で手にしたのが、大本教出口王仁三郎の特集の雑誌。
そこに、大本教の弾劾裁判での、王仁三郎の「虎穴問答」があった。
あまりに大くなった大本教に、当時の政府が徹底した弾圧、裁判にかけられた
王仁三郎が、戦時体制を虎に喩えた虎穴問答である。虎穴に落ちてしまった人が、
助かるために、どうすればよいか? を裁判長に問いかけをする。ーネットからー
《 ▽ 大阪控訴院での裁判長との虎穴問答−「人虎孔裡に墜つ」という禅問答
王仁:「一人の人間が虎の穴へ落ち込んだ場合どうしたらよいか。
  裁判長、あなたはどうお考えになりますか?」
・裁判長:「自分は法律家だからわからないが、どういうことなのか?」
王仁:「人間より虎のほうがつよいから逃げようとすると殺される。
 刃向かっていっても同じことだ。ジッとしていても虎が腹がへると殺しにくる。
  どっちにしても助からない。けれどひとつだけ生きるみちがある。
  それは食われてはだめだ。こちらから食わしてやるのだ。食われたら
  あとにはなにも残らんが、自から食わしてやればあとに愛と誇りとが残る。
・裁判長:「うーん」 と嘆声を漏らした。
王仁三郎は、この問答で大本事件を語ったのである。 そして、この問答が
  事件の一大転機をもたらした。》
 この逸話を、自分の立場になぞらえて、その会を止めたが、この経験から
多くのことを学んだ。当時の私は、良くいえば純粋、悪くいえば無知蒙昧。 
が、その後の人生で、節目時の決断に、この経験が、大きく影響をしていた。
「駄目だと思ったら、自ら喰われてやること! 三年前も、最後の最後に、
『自分から喰われてしまえ!』という内語が、後押しをした。「逆境には根を、
順境には枝をはれ」というが、逆境こそ力が蓄える!・・傷だらけの上だが。
・・・・・・
4462, 99・9%は仮説、ですか〜 −4
2013年06月04日(火)
     「99・9%は仮説 ー思いこみで判断しないための考え方」竹内薫
   * 第3章 仮説は一八○度くつがえる
 東北大震災による大津波で、原発安全神話が一瞬にして崩れ去った。
絶対安全は仮説でしかなかったのである。その事実の前で社会は直ぐに手の平を
返す。私も、あり得ない震災クラスの9・11テロ、リーマンショック、3・15震災で
呆気なく会社が倒産。その辺りは実感している。‘まさか!’が現実に有得ること
を父と自分の経験から学んでいたので、幾かのシェルターを組み込んでいたので
何とかなった。現在の「現在の健康が目先続いていくだろう」という前提も仮説。
全てが一瞬で崩れ去ってしまう。ただ少し早いか遅いか。ーその辺りを抜粋ー
≪ ひとくちに仮説といっても、みんなが正しいと信じているものから、
 ほとんどの人がまちがいだと決めつけているものまで、実にさまざまな種類が
あります。仮説には、白から黒までの幅広いグラデーションがあるのです。
この章では、そういった仮説の信じがたい大逆転劇をみていきましょう。・・・
「医学界の負の遺産ロボトミー」。エガス・モニス(1874〜1955)という
ポルトガルの医者が、1949年度のノーベル生理学医学賞を「ある精神病において、
ロボトミー手術の治療的価値を発見したことに対して」受賞した。
(この年に湯川秀樹博士が「中間子論」でノーベル物理学賞を得た。)
 ロボトミー手術とは、一口に言って脳の前頭葉の切除手術である。
モニスは、1935年に人間に対して、この手術を始めた。そのきっかけは、
1935年のロンドンでの神経医学会でカーライル・ヤコブセンとジョン・フルトン
という人が、「チンパンジーロボトミー手術を行ったら凶暴性がなくなった」
という報告を行ったのだが、それを聞いていたモニスがロボトミー手術を
精神病患者に応用することを思いつき、すぐ自分の患者に対し手術をした。
 これは、現代から考えると、まったくありえないこと。モニスは
「この前頭葉切除は、非常に簡単な手術である」といっていきなり数十人の
手術をした。当時は、たとえば統合失調症躁うつ病に対し、効果的な治療法
がなかったから」という。1952年のクロルプロマジンに始まった薬物療法
進歩によりロボトミー手術の評価は一変した。結果的には、ロボトミー手術と
いうのはとりかえしのつかない治療法だった。世論が180度変わってしまった。
1946年までに一万人が、この手術を受けている。・・・≫
▼ 時の政権の政策も仮説の典型。政権が変われば一八〇度覆ってしまう。
 イラク戦争フセインの科学兵器疑惑に、CIAの間違った調査でイラク
攻撃を仕掛けた。これも、持っているという仮説の上で、調べた結果である。
人生を振る変えると、当てにならない仮設を信じて生きてきた。私だけでなく、
すべての人に言えるから、諦めがつくが、それにしても、である。
逆に過去の色いろな場面で、違った仮説で判断していたら、如何だったか?
という仮説も立つ。考えて仕方がないが、なるようにしか、ならなかった、
ということ。それにしても、大半の人の仮説は楽観的過ぎる!
・・・・・・
4088, 老いの見本帳ーダークサイト −8
2012年6月4日(4月)
       「老いへの不安 歳を取りそこねる人たち 」春日 武彦 (著)
  * 老いと鬱屈   
 私の嫌いな言葉に「世間」がある。日本の社会は、「世間」という言葉と視線
に常に怯えて暮らしている。属している社会が固定化されているほど、そこには
難儀なものを抱えたグロテスクな世界ができている。それで、一生何も出来ない
で死を間近にしたときに、その正体に初めて気づくのである。 その不快な毒を
体内に蓄積して、ただれている世間という虫。シラミである。老化は、否が応でも
毒が蓄積されている。そう、世間の一員に陥っていく。だから、熟年になったら
群れてはならない。  ー次の箇所は、老いの屈託を巧妙に表現している。
≪ 老いは、人生経験を積むことによって「ちょっとやそっとでは動じない」
 人間になっていくこととは違うのだろうか。難儀なこと、つまり鬱陶しかったり
面倒だったり厄介だったり気を滅入らせたり鼻白む気分にさせたりするようなこと
への免疫を獲得していく過程ではないのか。難儀なことを解決するのか、避けるか、
無視するのか、笑い飛ばすのか、それは人によって違うだろうが、とにかく次第に
うろたえなくなり頼もしくなっていくことこそが、老いの喜ばしい側面ではないか
とわたしは思っていたのだった。 だが、世の中にはまことに嫌な法則がある。
嬉しいことや楽しいことに我々の感覚はすぐに麻痺してしまうのに、不快なことや
苦しいことにはちっとも馴れが生じない、という法則である。不快なことや苦しい
事象は、砒素や重金属のように体内へ蓄積して害を及ぼすことはあっても耐性は
できないものらしい。 だから老人は欝屈していく。歳を取るほど裏口や楽屋が
見えてしまい、なおさら難儀なものを背負い込んでいく。世間はどんどん
グロテスクになっていき、鈍感な者のみが我が世を謳歌できるシステムとなり
つつある。・・・老いても鬱屈や煩悩は蓄積していくばかり、難儀なことには
事欠かない。しかし遅かれ早かれ、この世界のほうを、さながら迷子みたいに
置き去りにしてやれるのである。・・・ ≫
▼「嫌な法則がある。嬉しいことや楽しいことに我々の感覚はすぐに麻痺
するのに、不快なことや苦しいことにはちっとも馴れが生じない、という法則
である。」は、正に人間の不幸の起因である。それを打ち消す方法は数多あるが、
その毒は体内に蓄積し、さらに体外に放出する。そして、マイナスの循環で、
体内の毒は、ますます濃くなっていく。この本は、その見本帳でもあるため
面白いのである。これまで見てきた身近な老人に、酷似しているため妙に馴染む。
そして本格的に一歩ずつ仲間入をしていく。それならば老いは鬱屈するものと
初めから割り切って孤立していた方が良い?
 ・・・・・・
3722, ジャズについて −14
2011年06月04日(土)
          ー 「音楽の本」三枝成彰著 より
   * ージャズ・ボーカリストー 
 《 ビリー・ホリデイからカサンドラ・ウィルソンまで 》
【 ジャズの歴史とジャズマンについて、その流れを追ってきたが、
 ジャズ・ボーカリストを簡単に触れておこう。 
・ジャズ・ボーカリストといえば、誰もがまず思い浮かべるのは、
 ルイ・アームストロングと、「暗い日曜日」「奇妙な果実」が知られている
 ビリー・ホりデイ(一九一五〜一九五九)であろう。三〇年代の小コンボを
 バックにした珠玉のような名唱、スターダムにのぼりつめた四〇年代、酒と
 麻薬で声をつぶしながら深い感動を誘う五〇年代の円熟。
 「ビリー・ホリデイは、それが自分の人生のように歌った」といわれ、
 その技巧以上に、ひとつひとつの歌詞に込められた万感の思いを、じんわり
 聴き手の魂の奥底まで響かせたポーカリストである。
・歌も人生も劇的だったビリー・ホリデイと対照的に、エラ・フィッツジェラルド
 (一九一ハ〜一九九六)は、抜群のリズム感とまるで楽器を思わせるボーカルが
 特徴で、ジャズ・ポーカリストのトップとして長くその地位を維持した。 
 大作「ソングブック」(五九)など、どれをとってもほれぼれする美しさである。
サラ・ヴォーン(一九二四〜一九九〇)も、エラ・フィッツジェラルドと双壁を
 なすモダン・ジャズ時代の女性ジャズ・ボーカリスト。四五年にソロシンガー
 として独立。五十年代には、トランペットのクリフォード・ブラウンと組んで
 名作を発表し、七十〜八十年代にかけては、ピアノのオスカー・ピーターソン
 らをバックに名唱を残している。
・カーメン.マクレイ(「九二二年〜九四)、アニタ・オデイ(一九一九〜)といった
 シンガーたちの名前も忘れられない。サラ・ヴォーンも含めて、彼女たちの
 スタイルには、多かれ少なかれ・ビリー・ホレデイの影響がうかがえるのは
 もとより、ルイ・アームストロングが完成させた‘スキャット’というジャズ
 ならではの歌唱法も受け継いでいる。
・ほかにも取り上げなければならないジャズ・ボーカリストは多いが、最後に、
 カサンドラ・ウィルソンである。ちょっとドスの利いた声は好みが分かれが、
 『ニュー・ムーン・ドーター』(九五)は、サウンドもボーカルもじっくりと
 聴き惚れるしかない傑作。まさしくブラック・ミュージックの新しい帰結
 として、カサンドラ・ウィルソンに耳を傾けることを勧める。】
▼ ジャズについては、他の音楽と同列に聴いていたが、この本で取り上げて
 いるジャズマンの名前は、知っていた。私のような、音楽に疎い者でも知って
いるのだから、ジャズは、TVなどを通して私たちの生活に入り込んでいる。
学生時代に、暇を持ちあませて、ジャズ喫茶などで屯しているうち、
知らないうちに接していたのである。
  ・・・・・・・
3357, つれづれに ー閑話小題
2010年06月04日(金)
  * 日銀短観 新潟県の景況感が四半期、ニケ月連続全国最低
 新潟県日銀短観で、新潟県といえばだいたい中位の上であった。
しかしリーマンショック以来、右下がりに転じ、ついに二期連続で全国最低に
なったと地元紙が報じていた。私が地元経済が異常に悪いといい続けてきたが、
過剰反応でないことが実証された。 まずは公共事業天国だったのが、
「鉄から人へ」とへ国家政策が変わった。農業も、輸出産業関連も最悪、日本で
一番早く、恐慌の影響をモロに受けているのが実情である。元もと新潟県人は
質素倹約をモットーである。不景気となれば、その本領が直ぐに出てくる。
  * 県立近代美術館には、驚いた!
 一昨日、「奈良の古寺と仏像」展が長岡の県立近代美術館で開催されている
ので、行ってみた。期待には反しなかったが、それより初めて入った県立近代
美術館の豪華というより、豪奢な建物には驚いた。半年以上前から、冬と春先を
除いて、早朝、電動アシスト自転車で二つの大橋を一周するのが日課になっている。
そのコースの土手にそれがあるが、空気が違うのである。 肯定的にみれば、
これ位は市の格からいって当然?、しかし程度を遥かに超えている。
ゼネコンの税金収奪の姿といって過言ではない。戦後バブルの饗宴の建物である
  * 鳩山から管に
 鳩山と小沢が辞任、次は管副総理が首相に決定する。 当初の予定通り。 
これで、小沢も選挙に専念できるし、新しい体制で選挙に向うのはベストの
判断である。 管も、果たして一国の首相に相応しいかというと、これまた
不安が残る。  (字数制限のためカット 2012年6月4日)
・・・・・・・・・
2982,超円高社会ー 5
2009年06月04日(木)
* 食料自給率40%は本当か?
 第7章 市場を毛嫌いする官僚システムの罪と罰 
          ー『食料自給率40%の世論誘導』には驚きである。

つれづれに

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他のブログ
http://www.enpitu.ne.jp/usr5/54909/
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今日のYoutube

 昨日の午後は、シネマ、『エンド・オフ:キングダム』を観てきた。評価:90点。
エンド・オブ・ホワイトハウス』 の続編だが、ロンドンの名所を面白いぐらい
破壊する。 なぜか、主人公と、大統領だけは死なないという安心感がある
ので、観ていられるのだろうが、内容はど派手なドンパチで、面白い。
 夜は久々の飲み会。22時に帰ってきた。

≪ http://end-of-kingdom.com/
全世界で爆発的大ヒットを飛ばした『エンド・オブ・ホワイトハウス』待望の続編!
今回の舞台はイギリス・ロンドン。“現代最大の敵=テロリズム”との壮絶な闘いを
描く、アクション超大作が誕生!≫




・・・・・・
3722, ジャズについて -14
2011年06月04日(土)
          ー 「音楽の本」三枝成彰著 より
   * ージャズ・ボーカリストー 
 《 ビリー・ホリデイからカサンドラ・ウィルソンまで 》
【 ジャズの歴史とジャズマンについて、その流れを追ってきたが、
 ジャズ・ボーカリストを簡単に触れておこう。 
・ジャズ・ボーカリストといえば、誰もがまず思い浮かべるのは、
 ルイ・アームストロングと、「暗い日曜日」「奇妙な果実」が知られている
 ビリー・ホりデイ(一九一五~一九五九)であろう。三〇年代の小コンボを
 バックにした珠玉のような名唱、スターダムにのぼりつめた四〇年代、酒と
 麻薬で声をつぶしながら深い感動を誘う五〇年代の円熟。
 「ビリー・ホリデイは、それが自分の人生のように歌った」といわれ、
 その技巧以上に、ひとつひとつの歌詞に込められた万感の思いを、じんわり
 聴き手の魂の奥底まで響かせたポーカリストである。
・歌も人生も劇的だったビリー・ホリデイと対照的に、エラ・フィッツジェラルド
 (一九一ハ~一九九六)は、抜群のリズム感とまるで楽器を思わせるボーカルが
 特徴で、ジャズ・ポーカリストのトップとして長くその地位を維持した。 
 大作「ソングブック」(五九)など、どれをとってもほれぼれする美しさである。
サラ・ヴォーン(一九二四~一九九〇)も、エラ・フィッツジェラルドと双壁を
 なすモダン・ジャズ時代の女性ジャズ・ボーカリスト。四五年にソロシンガー
 として独立。五十年代には、トランペットのクリフォード・ブラウンと組んで
 名作を発表し、七十~八十年代にかけては、ピアノのオスカー・ピーターソン
 らをバックに名唱を残している。
・カーメン.マクレイ(「九二二年~九四)、アニタ・オデイ(一九一九~)といった
 シンガーたちの名前も忘れられない。サラ・ヴォーンも含めて、彼女たちの
 スタイルには、多かれ少なかれ・ビリー・ホレデイの影響がうかがえるのは
 もとより、ルイ・アームストロングが完成させた‘スキャット’というジャズ
 ならではの歌唱法も受け継いでいる。
・ほかにも取り上げなければならないジャズ・ボーカリストは多いが、最後に、
 カサンドラ・ウィルソンである。ちょっとドスの利いた声は好みが分かれが、
 『ニュー・ムーン・ドーター』(九五)は、サウンドもボーカルもじっくりと
 聴き惚れるしかない傑作。まさしくブラック・ミュージックの新しい帰結
 として、カサンドラ・ウィルソンに耳を傾けることを勧める。】
▼ ジャズについては、他の音楽と同列に聴いていたが、この本で取り上げて
 いるジャズマンの名前は、知っていた。私のような、音楽に疎い者でも知って
いるのだから、ジャズは、TVなどを通して私たちの生活に入り込んでいる。
学生時代に、暇を持ちあませて、ジャズ喫茶などで屯しているうち、
知らないうちに接していたのである。

 ・・・・・・・
2981,超円高社会 ー4
 2009年06月03日(水)
日本国家の財政が破綻しているのは「短式簿記方式のため」、
という論は知ってはいたが、この書に明快に表現してある。  
  ーまずは、その辺の部分をコピーしてみたー  
 * 日本国家が借金漬けの元凶は単式簿記のため
今の政権=自民党公明党に多額の借金を貸込んでいるのが、我われ国民。
この政府が抱える本質的な欠陥は、会計に単式簿記を採用していることである。
大福町会計あるいは家計簿方式といってよい。この元では、税収と借り入れを
区別することなく【歳入】と一括りに計上する。国債の利子支払いを、元金の
償還と区別も出来ず、国民に対する社会保障の支払いや公共事業などと一括して
【歳出】の一言でまとめてしまう。そういう把握しか出来ない法人である。
何故今でも行われているか。理由は簡単。明治政府が発足した時には、日本では
複式簿記を知らなかっただけ。何故に、それを改定しようとしないのか。
その方が政権を持っているほうが都合がよいからである。社会保険庁の帳簿の
改竄も、原理的に見抜くことが出来なかったのは、それゆえである。中部国際
空港を作ったのは、トヨタである。これまでは巨大公共事業は、予算も目標期日
もオーバーするのは当然と思われていた。今の大福帳会計の政権法人が行う限り、
ほぼ全ての公共事業が、必ず予算も期日もオーバーする。ところが、トヨタ
引き受けた中部国際空港は、驚くべきことに、目標よりも実際の開港が一ヶ月も
早く前倒しされた。しかも予算は7680億円に対して、実に1000億円も下回り、
国民の負担を節約されたのである。関西国際空港の惨状を見れば、トヨタ
凄腕はいっそう明らかである。関西空港は当初予算1兆676億円に対して、
1兆4582億円と、実に37パーセントもオーバーしていた。理由は他にも
多くあるだろが、最大の理由は、民間企業が複式簿記を採用しており、赤字と
黒字の理由を把握する能力が備わったいた点に求められるのではないか。 
(字数の関係でカット2012年06月03日)
.........

2617, 消費社会から格差社会へ -1
2008年06月03日(火)
「消費社会から格差社会へ―中流団塊下流ジュニアの未来」
            三浦 展 (著), 上野 千鶴子 (著)
とにかく面白い本である。社会学部出身ということもあり、その系統の本を40数年
読み続けてきたこともあるが、最近の格差社会については、非常に興味があった。
下流社会」の著者が対談の一人で、かつ上野千鶴子は私が20代の頃から、本を
目にしていた。この二人の対談なら面白くないわけがない。
面白そうなところを抜粋して、感想を書いてみる。

・上野が(今の「下流」と言われるコミュニケーション能力の低い、ノイズに弱い
若者が出てきたことに対して)「『日本の保守本流が望んだとおりの国民形成を、
あなたたちは3世代に渡って達成したじゃありませんか。
これこそあなたたちが望んだ結果ですよ』って、『教育基本法改正』なんて言って
いる自民党のオジサンたちに言ってやりたい気分ですよ」
~感想ー強烈な皮肉が政治家と現代の若者、それも下流社会の若者に対して
言いあてている。反面、ノイズの向こう側には彼らの好む音楽などの世界もある。
これで対人恐怖症とか、トラウマとかいって、社会の面倒な世界を拒否する。
  
団塊中流で、団塊ジュニア下流
  ~感想 これもまた、大方三分の二が団塊世代中流、そのジュニアが
 下流である。何故、そうなったか、時代がそうさせただけである。
・三浦 「堤清二が破滅型経営者で、西武破綻は起こるべくして起こった。
  ~感想  堤義明は、どうだったか? 似たようなものか。

・{中村うさぎ何故ショッピング中毒になるかというと、何ものでもない自分が、
 女王様になれるから。うさぎが、自分のことを『女王様』といったのは象徴的
 でしたね。ショッピングも、そのものを買った瞬間、ガラクタになってしまう。
 アルコール依存症や薬物依存症と同じ一種の病気として『消費』は「もっと刺激を」
 とエスカレートしていくわけ。渋谷の「109」が「表参道」、「ユニクロ」が
 「プラダ」になり、「エルメス」になっていくのです。消費によって人は王様に
 なれるのです。でも、誰からも感謝されない。存在としては必要とされない。
 それが消費の限界です。 それに気づいた人が、消費以外の何かを探し求めた。
 それが自分探しである。}-上野
  ~~感想ー 突き詰めると、記号の消費でしかないのでは?という見方が面白い。
 「ブランド」というマーク=記号を消費し、王様気分になっている幼稚さ、
 精神症は、言いえて妙である。

・国家の安楽死説ーグローバリズムで外国人が来てもらわなくてよいようにするには、
 景気を悪くすれば良い。不況になれば潮を引くように自然に居なくなりますよ。
 逆に言えば、外国人が来ている間は、その社会が経済的に魅力があるということです。 
 そういう豊かな社会で育った子供達が競争力を無くすのを別に抵抗することは無い。
 {平和に滅びていってくれれば」というのが私の説です。ー上野
  ~感想ー ここまで書くだけ社会が変になっているのだろう。
   情報化に適応できないからである。   ~つづく
                         
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2007年06月03日(日)
2252, ビョーキな人々探訪記 -2
       o(゚∀゚)o オッ ヽ(゚∀゚)ノ ハー

恋愛依存症の人といえば、過去に多く見てきた。 私の知る限り10~20人に、
若いときは5~10人に1人というところか? いや実際は、もっと多い
のかもしれない。恋愛依存症とは聞こえが良いだけ、色気違いじゃないかい?
でも、ある時期誰もなってしまうから、他人を責めることは出来ない。
これに絞るのも人生、楽しいのだろう。

美人に人間性が良いのが多いのは、女性の職場で確認済み。
例外は何処にもいるが、バランスー平衡感覚は顔に現れるということ?か。
とにもかくにも「色気違い」を「恋愛依存症」とは面白い。
ヤリマン、アゲマンの凄いのは、何処にでもいるが、いざ自分が出会ったら
腰?が引ける。腰から下はコントロールが効かないから困ったものだ。 
しかし出来ないヤツほど、解ったことを言う!

 恋愛依存症など、憧れてしまう! まったく!
何ごとも巧くこなせれば、楽しいものだ。負け犬の遠吠えか、悔しいが!

恋愛依存症の女
  ::*゚(愛´3`愛)/゚*;;。
ー出会った瞬間に、頭の中で鐘が鳴るー キンコンカン ドッキン(?∀?)ドッキン

島村洋子;恋愛の快感はさ、全肯定の快感なの。もう大好き!何をしても好き!
 ダメなところも好き!君のその汚い部屋も好き!みたいな。 
中村;言われたことないな。部屋はかたずけろ!とは言われるけど。
島村;それはダメ。相手のすべてを肯定しなくては。あった瞬間に 
 全肯定のドアがバーッと一気に全開する・・・それが恋愛の醍醐味さ!
中村;しかし肯定できない部分があるでしょ。どんな男にも、鼻毛が出てたり。
島村;そんなの、全然。私が切ってあげるわ、その鼻毛ー!
中村:すげぇー、でもさ、人間、恋愛の場数を踏むと、男に対する幻想も
 薄れるんじゃないの。
島村;うすれないね。だって、それが恋なんだもの!恋は幻想だから。
 相手は王子様だよ。          愛してるょハニー(●≧3≦)王子様
中村;どんな王子様だよ。
島村;私の王子様よ!男って「俺像」を大切にする生きものじゃない?
 その「俺像」の幻想を、私も共有してあげるの。凄い凄い、あなたは凄いと。
中村:つけ上がるんじゃない、男が。
島村;いや、いい男になっていくよ、これが。6段しか跳べない跳び箱も、
  7段跳べるようになるよ。 あげまん効果よ。そうやって男は良くなるし、
  こちらも幸せだし。 いいことずくめでしょう?

島村;話は変わるけど、よく「美人に意地悪が多い」っていうけど、
 でも、本当に根性の悪いのって、不細工な女に多いと思わない?
中村;確かに、美人は実は謙虚ですよね。でも、お高くとまっている
 印象があるじゃない。美人というだけで同性から反感を買うってのを
 自分で知っているじゃない。でも、やっぱり同性に好かれたいと思ってて、
 そうすると自分の放漫さを常にチェックするシステムが発達するのよ、
 きっと美人は。
島村;そうそう。だから美人にいい人が多いと思うな、私は。
中村;ブスってけっこう可哀想でさ、何をしても突っ込まれないから。
島村;私はね、ブスというか中央にいない人は、けっこう隅々まで見ている
 と思うんだ。だから、修学旅行などに行くと、クラスの中心人物、
 明るい人や美人は観光地で楽しいことしか覚えてないの。
 でも、ブスの人って「あの時の旅館のシーツが良くなかったよね」とか、 
 つまらないことを覚えているじゃない。    
島村;犬もそう。不細工な犬は、間違いなく噛み犬。
 可愛い犬は、本当に従順なの。でも、不細工な犬は、不細工な犬という
 だけで、噛むみたいな、もう悪循環。不細工な犬ほど可愛がってやら
 なくては。だから、私が思うに、本当の愛犬家は噛み犬を飼うべきです。
中村:じゃあですね。島村さんも本当に男が好きなら、噛み犬みたいな男と
 ばかり付き合ってあげるべきじゃないですか。
島村;そりゃ私もそういきたいけど、そこまで手が回らないのよ。
 だって、まだ美男に満足してないもの。
中村;ゲテモノにいくには、フグを食いすぎて、飽きてからというわけね。
             (_ _|||)
 中村の対談後の感想・・
恋愛は幻想だ。幸福な幻想にドップリ浸る甘味な時間が過ぎると、
我々は途端に醜いエゴイストと化す。お互いの幻想を押し付けあい、
縛りあい、ついには傷つけ合って絶望する。それを何度か繰り返し、
中村は恋愛という名の幻想に、慎重に距離を置くようになった。
むろん、自分を傷つけたくないからだ。
そして、そんな自分を「大人」と思っていた。
だが、島村洋子は、それを幻想と知りつつ、愛しいと思う。
だって、人生はすべて幻想だもの。   萌(?´∀`?)え
人を愛する幻想は、中でも一番素晴らしい幻想だもん。
彼女は、その幻想を自分の宝物にしまう。
いつかこの世を去る時、この宝物の中身は、彼女の魂と一緒に
キラキラと天に昇っていくだろう。   
 ー ホンジジャ色気違い諸君、天国で! ヾ(・ω・`)ノバイ
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2006年06月03日(土)
1887, 100曲CD
           ォ'`ョ━━(。・∀・)ノ゙━━ゥ★
最近、100曲CDをたて続けに買っている。3千円前後というのが気楽で良い。
還暦の時に祝いで2セット貰ったものを含めて7セットになる。
事務所の数軒先にある石丸電気のソフト館に100曲CDの特設売り場があり、
そこが買うか、Web上のアマゾンで買う。
一年前に(私にとって)高価のコンポを買ってから、就寝時は必ず聞きながら
寝入る習慣になった。コンポの横にセットを置いて順番に聞いているが、寝入り時
のクラシックは気持ちを豊かにさせてくれる。土日は居間に移動してTVの合間に
BGMとして聞いている。 クラシックのある生活というところか。
丁度その折、この毎日新聞/文化欄の What’new が正に自分にとってピッタリ
の内容の記事があった。小市民的の典型だが・・・ この値段(一曲30円)だから
こそクラシック・ビジターでも聴いてみる気になる。この記事を見て、さっそく
6月の21日発売予定の「スウィング100」を買う気になってしまった。

 ー以下は、その記事をネットでコピーしてみたー
ほわっつにゅう?:100曲CD競争、過熱 各社が発売、伸び続ける
売り上げ  <最新エンタメ事情 What’s new?>
  --   
 レコード店に入って昨年来気になるのが、大きく「100」「200」
など数字がプリントされたCDボックスセットのコーナー。
東芝EMIが6枚組3000円で発売した「ベスト・クラシック100」で
火がついた廉価CDセットは、他社・他ジャンルにまで広がり、
レコード店の大きなスペースを取るまでになった。その裏側は……。
                           【川崎浩】
 ★昨年の「ベスクラ」から火
(以下、字数の関係でカットー2008年6月03日)

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2005年06月03日(金)
1522, 将来の不安

将来に対して誰もが漠然とした不安感を持っている。
特に激動期において、大きな不安が曇り空のように横たわって見える。
ある哲学書に面白いことが書いてあった。「将来の大きな不安は、現在が
不安定である投影でしかない。このことに気がついてないことが大きな判断
ミスを犯してしまう。将来のことは、現在考えている予測や不安とは全く違う。
いや、明日のことでさえ。問題は現在の不安定が前向きかどうかである。
将来の不安は、今の問題の不適合(目をそらしている)でしかない」という主旨。

準備を含めると、26歳の時から新事業を幾つか立ち上げてきた経験から、
不安に対しては自分を上手くコントロールをしてきた(せざるを得なかった)。
最善を尽くしたつもりの計画を実行するにあたっても、不安はつきものである。
その不安感を、逆にエネルギーの元にするしかない。一人震えていても仕方がない。
事前に考えていることと実際は違うが、その違いに出会った場面でフィード・
バックするしかない。いま一つは目標と目的が明確でないことも不安要素になるが、
その信念への揺さぶりと考えるしかなかった。不安になったら、最悪を想定して
紙に書き出してみた。そのプロセスで問題に対して冷静に考えることになる上に、
客観視を持つことになる。

これはマイナス思考のようだが、実際はプラス思考になる。
問題の中心点にマイナスの視点から突き詰めることになるからだ。
とことんマイナスを考えれば、漠然とした不安を具体的に想定することになる。
その過程で、プラスの視点が自動的に出てくる。それをしないから中途半端の
ところを行ったりきたりする。そこまで考えてないから不安が出てくる。 
プラス思考と軽く言うが、マイナス思考を背後に持ってないプラス思考は
中味は薄い。だから不安感が付きまとうのだろう。

将来への不安感は、現在の変化への不適合の自己逃避がもたらすものである。
変化への不適合が将来の不安の問題に摩り替わってしまう自分の
心理を全く気がつかないのが、自滅というカタチに自らを導いていく。
将来が不安であればあるほど、現在の問題の中心点にエネルギーを
集中しなくてはならない。 むしろ人によっては自滅も必要な時もあるが。

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2004年06月03日(木)
1157, 60対10の法則

1昨日、NHKのTVを見ていたらニューヨークの市警が
取り入れた「60対10」の法則の取り締まり方法を紹介していた。
「10?の地区を集中して取り締まれば,60?の犯罪を未然に防ぐことができる」
という法則を使って、ニューヨークの犯罪を激減させた事例を紹介していた。
 これは「80対20の法則」の応用であろう。
20?の要点に80?の要素が集中しているというのを、もう一ひねりをして
10?の要点に60?の要素が集中しているという原理だろう。
20?の半分の10%で60?なのだから、さらに効率的になる。

本でいうと、「目次」と「前書き」と「終わり」と、太字と図と箇条書きの
ところが20?の要点とするなら、「前書き」と「終わりに」と箇条書き部分が
半分の10?としてみるなら、そこに60?が含まれているという見方だろう。
その本によって、使い分ければよいことになるが。

犯罪のように80?より、60?の防犯の方が現実的なケースの方が良い場合がある。
100?使わなくてはならないケースもあり、ケースバイケースである。
80対20という法則だけでなく、60対10の法則もあるということを頭にあればよいが。
200?で100?の効率の場合が必要な場合もあるから念のために!
仕事や受験などのように効率を求められている場合、平気でこれをする
場合がある。人生はこの場合の方が多いから困ったものだ。経営もマイナス10
にエネルギーを集中して気がつかないから、本当に困ったものだ。
誰だそのバカは? 自分のこと?

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2003年06月03日(火)
790, 産能大学講義

何事も経験と、会社のコンサルトをしてもらっている林さんの産業能率大学
授業の臨時講師を受ける事にした。授業70分のうちの60分が持ち時間であった。
場所は新宿より箱根に向かう小田急電鉄で一時間のところにある伊勢原である。

 気楽な気持ちであったが、二日前に講義をいている夢をみた。
あまりにも力みすぎ空回りをして一人芝居をしている夢であった。何処かで緊張
していたのだろう。ゆっくり話すのがコツというが、力みを抜く事を忘れてしまって
空回りをしてしまった夢だ。

 ところが当日は緊張感はゼロであった。「相手は学生で、実体験をそのまま
実感で話せば問題はないだろう」という気持ちと十分の準備があった為だ。
いざ壇上に上がって驚いた、学生のほうが緊張をしているようであった!?
抽象的な話しばかりの授業が多い中、具体的な異様な?話に逆に興味を持って
くれたようだ。まあ実務家の話は聞いたことがないから、珍獣でも見ている
気分ではなかろうか。

 出席者は50人位で、女学生が半分近くいた。
私語をする学生はゼロ、少し居眠りをしている学生が2名いた。
講義は先日のレジメどおりに進めたが、カタチ、心観学術態、好きな事を
今のうちに見つけて職業にしなさい、ダンスと歩行、般若心教を暗記しなさい等を
話している時は全員の目が光っていた。「私の人生で得たエキスを誰か一人でも
理解してくれればよい」という気持ちが少しは伝わったようだ。しかし禁止用語
も使っていたようだ。また大学で講義など変わった貴重な経験を一つしてみた。
そして面白い経験であった。

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2002年06月03日(月)
426,富豪の館

昨日、ラーメン屋で見た週刊誌に、マリナーズイチローの屋敷が載っていた。
2億5千万にしてはプールはなかったが、豪華な建物だった。南ベトナム
行った時、サイゴンの元南ベトナム大統領府が公開されていた。
やはり広大で豪華なものだった。その時の説明で、豪邸の条件の話しが面白い。
 1、映画館を備えている事ーいつでも見たい映画をすぐ見れる状態
 2、プールがあること
 3、バーがある事ーホームパーテーが開ける事
さらにヘリコプターの離発着の機能がついていれば、さらによしという。
大統領府にその条件が揃っていた。ホームバーと映画館は一般の家庭に形を
変えて入りこみつつある。TVのホームシアターでいつでも見たい映画を取り
込める時代の到来だ。 プールだけは無理のようだ。以前の日本では大きい庭
と池と茶室、法事や正月に親戚が集まった大きい部屋だ。
こんなものより自由に世界を飛び廻っているほうが好きというのも、
「物より事の時代」のせいか!

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2001年06月03日(日)

昨日ホームセンターのムサシの外食部門のやき肉の店の‘赤大門’に行った。
‐大ジョッキーの生ビールとカルビ定食とカルビとロース四品で2100円。
二人だから一人1000円あまり!安いと思った。長岡の郊外に焼肉の店が
ここで増えた。日本人は誰かがやるとそれに集中してしまう。

焼肉は5~10年前までは3000円以上だった。
それが合理化により半額ちかくなってきたため、新しい客層が増えてきた。
目安のカルビ680~780円が350~500円に下がってきた。
焼肉や同士の闘いは高額の店をますます追い詰めていく。
 ‐写真日記に撮ってあります。
-2004年6月3日記ー
先日いったら、その店はもう潰れていた。
狂牛病騒ぎでお客が激減したのだろう。