ある時間の断片ー22〜24歳の日記

2月5日 1969年11時に「価格理論」の試験であった。あれだけ必死の勉強をしたが、満足がいかなかった。 帰りは、川崎と一緒だった。帰寮後は、今日の試験のショックでやる気が起きない。 いや、昨日のこともあるか。産関論の試験勉強をする。あまり熱…

2月4日 火曜日 1969年朝8時半、母屋から電話で起こされる。誰だろうかと、思ってでると中条さんだ。 アルバイトで知り合った人だ。石原慎太郎と美濃部の都知事選挙で、数日間宣伝カーでマイクを ガナッタ連れであった。数日間、そのアルバイトからの…

2月3日 月曜日 1969年12時過ぎ起床。 14時に学校に向け出発。学食で食事をしていると,深井がくる。 昨夜、彼のことを考えたばかりなのに、すぐに会うとは。 試験(価格理論)はまあまあの内容であったが、もっとできたはずだが。 帰りは川崎と兼…

2月2日 日曜日 1969年 13時まで就寝。 それから夕方まで勉強をする。夜、市川さんが部屋に来る。有神論、無神論を議論する。 その系統は、彼の得意分野でコテンパンにやられる。 中途半端な知識が露呈してしまった。 新約をギリギリのところで読んだ…

1月31日 金曜日 1969年8時に起床。起きるのがやっとであった。最後の授業の人事管理である。武沢先生の授業はこれでおしまいである。 ゼミの高木と喫茶ウィーンに行く。彼はこのところ角が取れてきた。面白い奴であった。スウェーデンに恋人がいて、 一緒に…

1月30日 木曜日 1969年午後、本を読んで過ごす。夕方、予告なしで実家の会社の支店の女店員が二人訪ねてくる。 面食らってしまう。私の常識では考えられない。仕方がない、すぐにホテルを予約をしてやる。 寮にいた佐々木さんと高橋を誘い新宿で食事。その後…

1月29日 1969年 水曜日朝10時に学校へ行く。寝過ごしてしまった。川崎と事業部で会う。そこで少し話をする。 彼から今日の分のコピーをもらう。午後帰寮する。その後ゼミのレポートを書き上げる。 その後価格理論をやるが、あまりはかばかしくない。夜半の三…

1月27日 月曜日 1969年 1 昼過ぎの2時に起床。 TVをみて、風呂に行く。21時から翌朝の4時まで勉強。 あと一週間で最後の試験に入る。 意外と内容は難しい。 そう簡単に卒業はさせてくれない。

1月26日 日曜日 1969年12時起床。 市川さんと食事に行く。この人、理系がお医者さんのお守りの営業をさせられているためか、 理詰めで社会を理解しようとしている。人間の、いや社会の、いや自身の嫌らしさを知らない。 その後読書をする。夜、レポートの作…

1月25日 1969年朝、千葉の甥っ子の「ムーちゃん」がTVに出るという。ロンパールームという番組で30秒位話をする。 物怖じしないところがよい。一年間、姉のところに居候をしていたので、弟のような存在の子だ。 午後、価格理論の補講に出席。解ったような…

1月24日 金曜日1969年「勇気を出そう、肉体はどんなに弱くとも精神で勝ってみせよう。 いよいよ25歳だ。 一個の男の力の全てが示される年齢に達したのだ」 ベートーベンの言葉だ。 人事管理の授業に出席できず。終了後にやっと着いた。 昼飯をとった後、ゼミ…

1月23日 木曜日 1969年8時起床。登校後、産関論の授業に出席。この授業は、これが最後だった。 その後、川崎と喫茶店に行く。 午後は価格理論に出席。帰寮後、合気道のOB会出席迷ったが、 結局欠席にした。18時から一時間、産関論のレポートを纏める。 21…

2004年01月23日(金) 1024, 22歳の日記−2何回か書いた事があるが、ゼミについて考えてみる。この時期は、武澤ゼミと寮とクラスメイトなどの 過去4年間の友人が、ほとんど全てを占めていた。特に武澤教授の影響が大きいことが、この日記か窺い知れる。 ゼミ…

1月22日ー水曜日 1969年10時に学校に到着。崎と会う。次に河村に帳面を返す。そして産関研究所に行きレポートの為の資料を借りる。 東武百貨店でコピーをとる。 昼過ぎに寮に帰る。市川さんが部屋に来る。 会社が平日だが休みのようだ。 彼と話をする。何…

1月21日 1969年14時に学校に着く。しかし図書館はいっぱいで座る席がない。仕方なく帰ろうとすると、 深井とバッタリ会う。30分位話をしていると石川と宮崎もくる。彼等とその後に話をする。 その後1人で、新宿の紀伊国屋に行くが思った本がない。17時…

1月20日 1969年 12時起床。午後本を読んでいると、市川さんが会社を途中で引けてくる。 お茶を飲みながら話をする。何か俗人もよいとこだ。仕方がないのだろう。 その後風呂に行き、食事をする。突然、ある女性のところに手紙を書きたくなる。 まあ何も…

2004年01月20日(火) 1021, 22歳の日記半年近くつづいた22歳の日記もあと一ヶ月足らずで終わろうとしている。 丁度、昨日と一昨日の辺りの日記が内容としてピークのようだ。 この日記を読むと頭が痛くなるので、 当日分を書くとき以外読まないことにして…

2005年01月20日(木) 1388, 23歳の日記−1011月2日 1969年 今日ひらめいたが、一年早く会社を辞めて大学に入リ直すのはどうだろう。 初めの予定は、二年後に実行の予定であったが。 来年の二月で辞めて、どこかの大学に 再編入するのはどうかということだ…

1月19日 1969年11時起床。12時半に、聖心女子大に向けて出発する。明美とトツに会う。 明美から招待券二枚が送ってきて寮の佐藤と出かけた。晴海もチッラと見る。 「アンドロマック」という演劇であった。その中でエルミオレを演じた人が素晴らしい演…

2005年01月19日(水) 1387, 23歳の日記−9 ー10月1日 1969年 店の大改装で、関西地区で初めての靴売り場の責任者になる。 開店で死ぬほどの忙しさである。 新しい部門ということで全員が注目を浴びている。 岡田卓也社長も、この売り場まで見に来てくれて …

1月18日 1969年 9時半目覚める。二日酔いもよいところだ。やっと起きて、横浜さんのところを出る。 直接学校へ行く。田島と学食でばったり出会う。昨日はゼミに出てこなかった。 彼が言うには卒論を出せなかったということで、ゼミを辞めたと言う。 二日…

ー1月17日 1968年午後一時にゼミに出席する。今までのゼミの反省と総括をする。 私の意見は「週2日を週一回にしたのが問題ではなかったのか?」 であった。全体的に同調されたようだった。 石川君と私の卒論の発表会的なところもあった。 その後ゼミの連…

1月16日 1969年9時起床。10時前に大学にいって卒論提出。万歳!これで頭を痛めていた難問をクリアーする。 内容は満足のいく半分のできであった。あれだけ努力をして、内容はこのレベルでしかない。 基礎ができてなかったのだろう。あちこちの文章を切…

1月14日 1969年11時過ぎに起床。 食後、卒論の最後の仕上げだ。 16時に酒井君がくる。 佐藤の友人で早稲田の男で何か気が合う。酒を買ってきて、佐藤と三人で飲む。 酒井君に「私は防御が強すぎる。そして直に針を出して、人から自分を守ろうとする。…

2005年01月14日(金) 1382, 23歳の日記ー8 ー9月01日 1969年雲屯庵にきている。学生時代にいた司法試験のため、一人きていた三条の高橋さんがいた。新井石龍禅師と早速話しをする。 私「いや〜、世の中こんなに厳しいとは思ってもいませんでした!理屈と…

ある時間の断面 1月13日 1969年12時半に起床。午後、姉の優子さんのところに電話をする。今月中に清書をしてもらった金を払いに行くと約束をする。 川崎から電話でスケートにいけなくなったと電話が来る。夜、先輩の永田さんが部屋に遊びに来る。 二人…

1月12日 1969年・「想像は知識より重要だ」アインシュタイン ・アイデアを多く出す為の価格表ー 一つ出すたびに二倍の価格になる。人をバカにする方法のアイデアを10個を10分で書き上げよ! という設問を考えてみる。 1、TVをなるべく多く見る。 …

1月11日 1969年12時に起床。ジャスコオカダヤに論文を提出をする。一安心をするが今ひとつ満足のいくものではない。 午後は安心感からか漫然とTVを見て過ごす。間中のブーちゃんが帰省から戻ってくる。 彼と少し話をする。何かイヤにソフトになりビッ…

1月10日 1969年 10時起床。 朝食後、12時過ぎに学校に向かう。13時にゼミに行くが、4年で出てきているのが私だけだ。 武澤先生が急用で欠席であった。半分遊びで、助手の横浜さんと30分ほど議論をした。その後、3年全員と喫茶店へ行く。 皆で子…

1月9日 1969年 9時起床。 1時45分のの汽車で帰る予定が雪の為に15時に延ばす。 正子さんのところに行くと、2千円の小遣いをもらう。正子さんは話が面白い。型にはまってないのがよい。 独創的で、自分の哲学を持っている。15時の列車にのり、19時…